【ワールドトリガー】那須隊はB級のかわいいガールズチーム！メンバーを紹介

ボーダーにはネイバーと戦う力を持った隊員が部隊を組むことが義務付けられており、そのほとんどが男女混合の部隊を構成しています。その中で那須隊はメンバー全員が女性でなおかつみんな美少女でかわいいガールズチームとして読者から注目されています。ここでは那須隊の概要についてまとめ、ワールドトリガーの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

那須隊は那須玲が隊長を務めるボーダー本部所属のB級部隊です。初登場時のランクは12位で、現在は8位につけています。シューターの実力派エースである那須玲を主軸に置いてアタッカーの熊谷が彼女を守りながら戦う戦術を基本スタイルとしており、加古隊に続く2つ目のガールズチームと称されています。

隊服は襟ぐりの広く開いたボディースーツタイプで、身体のラインがくっきり映るようデザインされています。配色は上が白で下は黒と紫になっており、デザインを担当したのは志岐とされています。隊室はテレビをゆったり見れるようなくつろぎの場になっています。本来は作戦会議のために利用される隊室ですが、那須玲が病弱であまり出歩けず彼女の自宅で行うことが基本となっているため、隊室は休憩室代わりに利用されています。

ワールドトリガー25巻時点で那須隊が結成された経緯は描かれていません。熊谷が志岐と日浦をスカウトしたことは明らかにされていますが、それ以外の情報は出ておらず初期メンバーの那須と熊谷が部隊を作った理由は不明です。なお、読者の予想で那須隊がガールズチームになった理由は志岐の異性恐怖症のせいではないかと言われています。

ワールドトリガーは葦原大介によってジャンプスクエアに連載されている漫画作品です。異世界からの侵略者・ネイバーと防衛組織・ボーダーとの戦いを描いたSFアクション漫画で、読切作品『実力派エリート迅』をひな形として2013年11号から連載が始まりました。2022年9月時点で単行本25巻までが刊行されており、人気に伴ってアニメ化や舞台化といったメディアミックスも多数展開されています。

三門市に突如異世界への門が開いてネイバーと呼ばれる怪物が現れると、それに対抗する組織・ボーダーが参戦しネイバーと戦って街の住民を守ろうとしました。その大戦から4年半が経った頃、人々の記憶からネイバーの脅威が薄れていったもののボーダーの戦いは依然続いていました。そんな時に三門市にやってきた空閑遊真はボーダー隊員の三雲修と知り合い、行方不明になった父親を探しに来たことを明かし物語が始まります。

ボーダー所属の部隊にはそれぞれ特徴や雰囲気が異なっており、先輩や後輩関係なくメンバー同士が気さくに話し合う明るい部隊がいれば、統率を重視した厳格でクールな部隊もあります。その中で那須隊はメンバー同士の仲が良く強さと華やかさを備えた部隊と称されています。ここからはワールドトリガーにおける那須隊メンバーのプロフィールや実力をまとめていき、部隊としての特徴についてまとめていきます。

那須玲は那須隊の隊長でシューターを担当しています。ボブカットの薄い色の髪が特徴的で、病弱な体質をしていますがトリオン体に換装すると身体能力が向上し安定した体質になります。普段は物静かで凛とした美少女の風格を出していますが、内面はとても仲間思いでメンバーのことを「～ちゃん」と呼びます。戦闘ではエースシューターとして活躍しており、合成弾を活かした立ち回りや個人技の強さが際立っています。

熊谷友子は那須隊のアタッカーを担当している美少女です。短い黒髪を前分けした容姿とボーダー内女性キャラの中で2番目に大きい身長をした男前な風格が特徴的です。見た目が美形なため迅からセクハラを受けていますが、拳骨一発で許してあげるような度量の広い人物でもあります。戦闘では那須玲の護衛役として動いており、十字鍔のついた弧月で捌きや返し技を得意としています。その実力はA級1位の太刀川からも一目置かれるほどの強さです。

日浦茜は那須隊のスナイパーを担当している美少女です。キャスケット帽子とおさげ髪が特徴的で、那須隊の中で一番明るく表情が豊かな性格をしており感極まった時は「どぅわあああ～！」と独特な泣き方をします。No.2スナイパーの奈良坂に師事していることから狙撃の技術が突出して高く、実戦では弾速が速いライトニングを使用して近接組の援護をしています。なお、家が引越ししなければならなくなったため日浦は那須隊を泣くなく脱退しました。

志岐小夜子は那須隊のオペレーターを担当している美少女です。前髪で隠れた右目と猫背気味な姿勢が特徴的で、陰鬱な雰囲気通りの引きこもりです。壊滅的に年上の異性が苦手でもあり、作戦会議の時に彼女だけはボイスチャットで参加しています。人間性や運動能力に問題がある一方でオペレーターとしての実力は優秀で、悪天候の中から相手のスナイパーの位置を即座に特定するといった活躍を見せています。

夏目出穂は那須隊の内定を貰っているスナイパーです。男気溢れる雰囲気とベージュの短髪をした容姿をしており、雨取の同期として知られています。那須隊にいた日浦が引越しのために脱退することになった時、次の後継として選ばれたのが夏目でした。スナイパーとして発展途上の身にありながら技術と射程、機動力において秀でた才能を持っており、いつかB級に上がった時に正式に那須隊に入ることになっています。

ワールドトリガーと言えば複数人の連携バトルが醍醐味であり、ボーダーに所属する部隊それぞれの強さや特徴はファンであれば抑えておきたい部分でしょう。那須隊はガールズチームという可愛らしい雰囲気とは裏腹にB級中位としての強さを持っており、作中でも様々な場面で活躍シーンが描かれました。ここではワールドトリガーにおける那須隊の強さや活躍についてまとめていきます。

那須隊の戦闘スタイルは那須玲が愛用する合成弾・バイパーを活かしたもので、その弾はリアルタイムで軌道を操る万能な強さを誇ります。本来シューターは単独で敵を倒すのに向いていませんが、バイパーがあれば敵のシールドを搔い潜り自らポイントを取れるようになります。基本戦術は那須玲を熊谷が護衛しスナイパーの日浦が後方支援を担当し、敵の隙をついて那須玲が攻撃を仕掛けます。

B級ランク戦の最終戦にて那須隊は諏訪隊と香取隊と対戦しました。序盤からアタッカーが1人ずつ落とされるほどの乱戦になり、じりじりとした削り合いの末、終盤では各チーム2人ずつ生き残った状態になります。予めマップを研究し最適な策を構築していた那須隊は、那須玲の置き弾・メテオラ（炸裂弾）と日浦の狙撃で若村を落とし、予想外の反撃によって那須令が落とされるも最後は日浦の狙撃が命中し勝利しました。これによって那須隊はB級7位となり初のB級上位入りを果たしました。

美少女だらけのガールズチームながら念願のB級上位入りを果たした那須隊ですが、結果を残せた一方で那須隊には今後乗り越えなければいけない試練が2つ存在します。今後那須隊に立ちはだかる壁として描かれるであろう2つの試練について、それぞれ詳細に解説していきます。

隊長の那須玲は病気がちな体質であり普段は自宅のベッドで過ごすことがほとんどです。トリオン体になれば運動能力を手に入れて持ち前の高い実力を発揮することができますが、ランク戦の後になると少し苦しそうな様子を見せながら椅子に座りこんでおり身体に負担がかかっていることが窺えます。その後の遠征選抜試験にも参加していないため、今後の那須隊は隊長の負担を考慮しなければならないでしょう。

引越しの件をどうすることもできなかった日浦はB級ランク戦をもってボーダーから離脱しました。ランク戦では彼女の活躍によってランク上位入りを果たしたわけですが、その日浦がいなくなってしまうことは部隊にとって大きな痛手となるでしょう。後任として夏目出穂が加入することが決まっているため、彼女を迎え新しい部隊になった時に方向性を改めて決める必要がありそうです。

アニメ版ワールドトリガーにおいて那須隊は回想シーンが多く追加されています。ランク戦の後に日浦と熊谷の「太った」「太ってない」論争から始まり、那須玲も巻き込んで枕投げをするなど、那須隊メンバーのプライベートが描かれました。また、あまりにキャラ人気が高かったためか第56話では水着シーンが追加されており原作ファンからも評判を受けました。

那須隊の戦い方は那須玲がエースと指揮官両方を兼任しているところにあり、彼女にかかっている負担がとても大きいです。他の部隊ではポイントを狙いに行くエースと全体の戦況を把握して指示を出す指揮官はそれぞれ別の人が担当することが多いです。那須隊の場合は那須玲の病弱体質も影響しているため、彼女の負担をいかに軽減できるかが部隊の実力アップに繋がりそうです。

ワールドトリガーはアニメ作品としても好評を呼んでおり、実際に第3シーズンが放送されるほどの人気を誇っています。原作漫画では感じることができないキャラクターの言動や名シーンでの声優の演技にファンは注目していることでしょう。ここではアニメ版ワールドトリガーにて那須隊のキャラを担当している声優についてまとめていきます。

那須令を演じている声優は桑島法子（くわじまほうこ）さんです。声優デビューを果たしてからすぐにヒロイン役に抜擢された才能の持ち主で、可憐な少女から大人な女性、時に少年などの男性キャラを演じられる多彩な演技力を誇る実力派です。ワールドトリガーでは那須玲の他に沢村響子も演じています。

熊谷友子を演じた声優は庄司宇芽香（しょうじうめか）さんです。青二プロダクション所属の女性声優であり、宝塚歌劇団に憧れていた影響で演劇の才能も持ち合わせています。代表作は『ゲゲゲの鬼太郎（第6作）』のねこ娘などです。

日浦茜を演じた声優は一木千洋（いっきちひろ）さんです。青二プロダクション所属の女性声優で、童顔な見た目から過去にアニソンガールズユニット・Trefleのメンバーとしてファンに親しまれたことがあります。代表作は『ディバインゲート』のラモラックなどです。

志岐小夜子を演じた声優は広橋涼（ひろはしりょう）さんです。実家が浄土真宗本願寺派の寺でありながら、親から好きなことをしていいと言われたことから声優を目指した志が高い声優です。ワールドトリガーでは志岐小夜子の他に帯島ユカリを担当しています。

夏目出穂を演じている声優は今野宏美（こんのひろみ）さんです。『ゲゲゲの鬼太郎（第5期）』の猫娘や『らき☆すた』の小神あきらを演じたことで注目を集めた女性声優で、子どものような可愛らしい演技で様々な美少女キャラを演じています。

那須隊のメンバーや実力、魅力などについてまとめてきましたが、ワールドトリガーファンは美少女しかいない那須隊に対してどのような印象を抱いているのでしょうか。ここでは那須隊に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

那須隊はかわいいガールズチームとして評判になっており、メンバー全員が女性であることや見た目が美少女であるところに人気が集まっていました。ボーダー所属部隊のほとんどが男女混合である分、女性だけで構成されている那須隊はより華やかに見えることでしょう。

那須隊のエピソードはどれも人気が高く、特にB級ランク戦の最終戦は多くのファンが感動していました。ランク戦が日浦を含めた那須隊最後の戦いとなり、最後の狙撃を日浦が命中させたシーンや、その後感極まって日浦が大泣きしたところはワールドトリガーの中でも屈指の名場面でしょう。

人気が高く好印象を抱かれている那須隊ですが、その割にグッズ展開が少ないと嘆いているコメントが見受けられました。ワールドトリガーのグッズ展開はアニメのシーズン2以降から活発化しており、あまりシーズン2に登場していない那須隊のグッズは控えめになっているのが現状です。

那須隊は美少女のみで構成されたB級のかわいいガールズチームでした。メンバー同士の仲睦まじい様子に好印象を抱くファンは多かったと思われますが、その分日浦が脱退してしまったことはとても寂しいことでしょう。今後は夏目を加えた那須隊が課題をどう克服していくのかという部分に注目しておきましょう。