【ワールドトリガー】空閑遊真は主人公の一人！白髪の謎や強さについても

ワールドトリガーには、空閑遊真・三雲修（ミクモオサム）・雨取千佳（アマトリチカ）・迅悠一（ジンユウイチ）という4人の主人公が登場します。その中でも空閑遊真は単行本の第1巻の表紙に大きく描かれていて、三雲修と共に登場回数は多い方です。

空閑遊真は15歳にしてはとても小柄で、白髪に赤い目という特徴的な外見をしています。家族については過去の話で父親が登場しますが、母親については描かれていません。子供の様なかわいい見た目ですが、規格外の強さを持っています。

空閑遊真は、思った事を口にするサバサバした性格をしています。近界から来た為に常識も知らず、いきなりクラスメイトと喧嘩を初めてしまい、三雲修により助けられて、ワールドトリガーの舞台である日本の常識を教えてもらう事になりました。

ワールドトリガーは、作者の葦原大介（アシハラダイスケ）により2013年11号から週刊少年ジャンプで連載されていましたが、2019年1月号からは月刊誌のジャンプスクエアに移籍しました。2022年9月には25巻が発刊されていて、TVアニメやゲームにもなっています。三門市（ミカドシ）に突然異世界からの門（ゲート）が開き、侵略者が襲って来るようになったので、市民を守る為に戦う事になったボーダー達の物語です。

ワールドトリガーの舞台は三門市で、ネイバーと呼ばれる侵略者が現れた時には界境防衛機関ボーダーが市民を守ります。ボーダーの三雲修のクラスに空閑遊真という転校生がやって来ますが、実は空閑遊真はネイバーであり、父親の友人を探して三門市に来た事等を知り、三雲修は空閑遊真の面倒を見始めます。そして空閑遊真の強さもあり、一緒にボーダー玉狛支部へ入隊し、ネイバーと戦います。

ワールドトリガーの空閑遊真は、過去には黒髪・黒目だったようですが、三門市に来た時にはなぜ白髪になっていたのかを解説していきます。ずっと一緒にいた父親の謎についても考察していきましょう。

空閑遊真の父親は空閑有吾（クガユウゴ）で、過去には空閑遊真を連れて近界を旅していました。実は遊真の父親は旧ボーダーを創ったうちの一人で、ボーダーの隊員達のランク戦を考案しましたが、15年以上前にボーダーを脱退していて、理由等は謎のままです。ワールドトリガーの中で、はっきりとした外見の描写はされておらず謎の多い人物で、遊真の母親についても未だ語られていません。しかしその強さは、現在の忍田真史（シノダマサフミ）本部長と同じくらいと言われています。

過去の空閑遊真は自分の力を過信しており、父親の忠告を守らず近界の激しい戦いに勝手に参加してしまった時、ブラックトリガーの使い手に狙われて致命傷を負いました。しかし、かわいい息子を助ける為に、父親の有吾は自らブラックトリガーとなって、黒髪黒目の遊真の身体を封印して新しい身体を作り、塵と化しました。現在の白髪の遊真の身体は、この時に新しく作られたトリオン体なので、成長出来ずに幼くかわいい外見のままとなっています。

過去に遊真の父親が、自分が死んだら日本のボーダーへ行けと言ったので、当時父親のライバルであった最上宗一（モガミソウイチ）を頼って玄界へとやって来ました。しかし、遊真の本当の目的は、父親をブラックトリガーから蘇らせる事でした。

空閑遊真は、修の中学校のクラスに転入生としてやって来ます。最初から修が世話を焼いてくれて、席も隣になりました。遊真は日本の常識を知らず、100万円を街中で出してしまったり、車にすぐひかれてしまいます。喧嘩になると暴力的に解決したり、トラブルが多いので修が世話役を引き受ける事になりました。

ワールドトリガーにはたくさんのボーダー隊員が登場し、色々な能力と様々な武器を使用します。その中で空閑遊真の強さはどれくらいなのか、ブラックトリガーの能力である印についても詳しく考察していきましょう。

空閑遊真は幼い頃から父親と近界を巡っていたので、戦闘に慣れておりスピードもあります。ブラックトリガーを使用すると、ボーダーのA級隊員でも敵わない程の強さです。

迅悠一も、過去にブラックトリガーとサイドエフェクトを持っていました。実際に戦った事はありませんが、迅悠一が現在は持っていない風刃のブラックトリガーを使用した場合には、未来予知のサイドエフェクトもあり、迅悠一の方が少し強いかもしれないという意見もあります。

空閑遊真の持つ「黒指輪」は父親のブラックトリガーで、いつも人差し指にはめています。その能力は見た力をコピーする事ですが、その能力を更に増幅させ、印として使用します。

印とは、空閑遊真が使用するブラックトリガーの能力で、幾つかの印を合わせて使用する複合印と、同じ印を重ねて効果を強く発動させる多重印があります。遊真は戦闘中にこれらを上手に使用する事で、その強さを発揮しています。

弾（バウンド）は物体を弾き飛ばすので、これを利用して人間が高く飛び上がる事も可能です。敵の攻撃を弾いたりして混乱させます。かなり高速で物体が飛んで行くので、殺傷能力のある印です。

強（ブースト）は、トリオン体等を強化する印で、多重印としてより強く発動させる事も出来ます。離れた場所から、レプリカの子機を通して発動させている場面もありました。強印は他の印を強化させる為に使用出来るので、かなり使用頻度の高い印です。ちなみに多重印は、二重(ダブル)から七重(セプタ)まで使用されました。

門（ゲート）は、遊真ではなくレプリカ先生が使用した印になります。空間を操り物体をワープさせるゲートを作りましたが、詳細は不明です。レプリカ先生が、トリオン兵であるラービットのコピーを召喚した際に使用した印になります。

錨（アンカー）は、遊真がボーダーの三輪隊に襲われた時にコピーした能力で、トリオンの重みで相手が動けなくなります。発動するとトリオンの消費がとても激しいので、何度も使える印ではありません。単独で使用する場合は、直接対象に触れる必要があります。

盾（シールド）は盾の様に防御する能力で、防御する範囲を広げたい時には多重印として使用し、防御力を上げたい時には強と合わせて複合印として使用します。ボーダー隊員達の使う盾と同じく、手に持って使用する事が可能です。

鎖（チェイン）は鎖を作り出し、対象を拘束する事が出来ます。多重印で長くしたり、強印を合わせて強度を上げたりして使用しています。ワールドトリガーで最強クラスと言われるヴィザと戦った際にも、頻繁に使用していました。

響（エコー）は、微弱なトリオン波動を発して周囲の物体等の形状や距離等を感知します。瓦礫の隙間の様子を調べる際に使用しました。

射（ボルト）は三輪のレッドバレットからコピーした印で、ガンナーやシューター用のトリガーです。トリオンを飛ばして攻撃し、多重印で使用すると射程や弾数が上がります。強印と合わせてパワーアップも可能です。

ワールドトリガー初期で、空閑遊真はブラックトリガーを使用していましたが、三雲修や雨取千佳と一緒にチームを組む為にノーマルトリガーを使用するようになりました。ブラックトリガーは強すぎる為、一人で行動するS級隊員になってしまうからです。遊真が使用するノーマルトリガーは、他のトリガーに比べ軽量で自在に形を変えられる、スコーピオンという名前で、彼の戦闘スタイルにとても合っています。

ワールドトリガーで、非常にトリオン能力の高い人物はサイドエフェクトという超能力の様な感覚を持っています。しかし、空閑遊真のサイドエフェクトは後天的な物であり、父親のブラックトリガーで生かされた際に、父親の能力を受け継いだ物です。父親が言うには、嘘をついている人の口からは黒い煙の様な物が出ているそうで、嘘の内容が詳しく分かるわけではありません。

空閑遊真のレプリカとは、父親が作成したトリオン兵ですが人間を襲ったりはせず、遊真をサポートする為に作られた存在でした。遊真と常に一緒に行動して、生活から戦闘まで全てサポートする、高性能で優秀な多目的型トリオン兵です。

ワールドトリガーで、空閑遊真はかわいい外見の主人公ですが、ストレートな発言をします。遊真が発するかっこいい名言を紹介していきます。

空閑遊真は父親からもらったサイドエフェクトにより、人の嘘が見抜けるので、かわいい顔からは想像も出来ない鋭い指摘をして、相手を動揺させました。ファンからはかっこいいと言われています。

ワールドトリガー第1巻で、もう一人の主人公の修が言った言葉を、遊真が思い出しながら言った名言です。過去に自分のせいで父親を失ってしまいましたが、それを乗り越えて仲間を守ろうという気持ちが表れた言葉です。

遊真の家族同然の存在であるレプリカは、アフトクラトルの第二次大規模侵攻の際にみんなを守って、アフトクラトルの旗艦と一緒に去ってしまいました。自分は落ち込んでいる素振りを見せずに、悲しむ修を励ます為に言った名言です。

ワールドトリガーに登場するキャラクター達と、ネイバーである空閑遊真の関係性について紹介していきます。遊真の過去の回想で登場する父親や、ボーダーのかわいい女性隊員達との関係も解説しましょう。

ワールドトリガー第2巻では、遊真が初めて見る自転車に乗る練習を、雨取千佳が手伝いました。この後に2人は玉狛支部に所属し、三雲隊として一緒に活躍します。千佳のトリオン量は桁外れでネイバーに狙われており、そのせいで周りの人達を巻き込みたくないと思っています。千佳の外見は、遊真と同じくらいの身長140㎝と小柄でかわいいキャラクターです。

ヒュースはアフトクラトルの軍人で、第二次大規模侵攻の際に迅悠一と戦って捕まり、そのまま玄界に置き去りにされました。その後に遊真達が所属する三雲隊へ入隊し、アタッカーとして遊真とダブルエースになり活躍しています。遊真とはノーマルトリガーの強さでは互角と言われています。しかし困っている時でも、なかなか人に相談出来ない性格です。

空閑遊真の過去の話でも母親についてはまだ語られていないので、遊真は父親に育てられていたようです。変わった父親で、独自の感性で色々な事を遊真に教えていました。厳しい社会でもかわいい息子が一人で生きて行けるように、という思いが込められています。

小南桐絵（コナミキリエ）はボーダー玉狛支部所属のアタッカーで、遊真に摸擬戦で実戦訓練を行った師匠的な存在です。摸擬戦では9勝1敗という結果で、遊真にもその強さを認められています。普段は茶色の長髪ですが、トリガーを作動すると過去に登録していた情報で、肩より短いボブカットになるのが他の隊員とは違う所です。誰の言う事も鵜呑み（うのみ）にして信じてしまいますが、ファンからはかわいいと言われています。

迅悠一はブラックトリガーを所有するS級隊員でしたが、ブラックトリガーと引き換えに遊真を玉狛支部に入隊させたので、現在はA級隊員となっています。遊真達ネイバーを敵視せずに、友好的な関係を保つ存在です。少し先の未来が見えるサイドエフェクトにより、彼の言動は理解しづらいと言われています。

空閑遊真は15歳ですが、4年前の戦闘中に致命傷を負ってからは、身体の成長が止まったままです。精神は成長していますが、身体は子供という難しい役柄を担当したのはどんな声優なのか紹介していきましょう。

空閑遊真の声優は村中知（ムラナカトモ）が演じています。村中知は、少年役を得意としていますが、声優を始めた頃は女性役が多かったようです。声種はアルトになります。小さい頃に好きだった『美少女戦士セーラームーン』のセーラーヴィーナスに憧れて、声優になりたいと思いました。

小学4年生の頃から声優を目指していて、中学校ではコーラス部に所属し、劇団ひまわりの体験講座に参加して、舞台にも立っていました。その後、放送部が有名な高校に入学し、朗読部門に所属しました。特技はマッサージとジャズダンスで、資格は英語検定と漢字検定の2級、そして硬筆6段を持っています。

村中知の主な出演作品としては、『キラキラ☆プリキュアアラモード』の立神あおい・キュアジェラート役や、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の大和亜季役では歌も歌っていました。『オレカバトル』の俺牙ファイヤ役や、『ハイキュー！！』の月島蛍（ツキシマケイ）の小学生時代では、得意な少年役を担当しています。

空閑遊真はとにかく「かわいい」と評判です。話している時、急に口を尖らせたり表情豊かで、成長出来ない小柄な身体で、その強さとのギャップもあり、とてもかわいいと感じるようです。

ワールドトリガーでは、ストーリーが進む毎に新しいキャラクターが増えて行きますが、主人公の遊真と修の人気は衰えません。魅力的なキャラクターはたくさん登場しますが、やはりこの2人はワールドトリガーの核となる存在です。

ワールドトリガーのアニメでは、1話～3話目くらいにチンピラを相手に喧嘩をする場面の評判がイマイチな様ですが、修と遊真の考え方の違いを表す為に必要な場面となっています。そして遊真の過去と、ブラックトリガーの使い方が面白いと評判です。

ワールドトリガーの主人公の一人である空閑遊真は、とても不思議で謎の多いキャラクターですが、もう一人の主人公である三雲修とはとても友好な関係にあります。三雲修とは性格も強さもかなり違いますが、世話焼きだった父親に似た性格の修を気に入っているようです。遊真はネイバーですが、玄界の人間達に歩み寄り、人懐こい面を見せ可愛がられています。とても人気の高い空閑遊真の活躍に、今後も期待していきましょう。