宇宙を舞台にしたアニメでおすすめは?人気ジャンルの魅力や登場キャラも
宇宙が舞台のアニメは昔から大人気ですが、本記事ではそうした「宇宙アニメ」の中から特におすすめの作品をまとめてみました。現在までに作られた古今東西のSF・宇宙アニメの名作を40本選りすぐり、ランキング形式であらすじや作品の魅力をお伝えしていきます。
目次
宇宙アニメのおすすめランキングTOP40~31!魅力やキャラも紹介
ほとんどどんな表現も可能なアニメの世界で、想像力を強く刺激する「宇宙」は特に人気のテーマです。古今東西さまざまな名作が作られてきましたが、本記事ではその中からおすすめ作を40本を選んでランキング形式で発表します。まずは40~31位のタイトルを紹介しましょう。
40位:21エモン
宇宙がテーマのおすすめアニメ、40位は『21エモン』です。藤子・F・不二雄のSF漫画を基とする本作は、異星との交流が進んだ21世紀を舞台にしています。主人公の21エモンははやらないホテル「つづれ屋」の跡取りですが、パイロットに憧れ仲間と共に宇宙へ飛び出します。藤子・F作品らしいとぼけたギャグだけでなく、ハラハラやドキドキも味わえる魅力あふれる名作です。
39位:宇宙パトロールルル子
39位の作品は、『宇宙パトロールルル子』です。主人公のルル子は宇宙パトロールの父を持つ点を除きごく普通の女子中学生ですが、ある日突然臨時の宇宙パトロール隊員に任命されてしまいます。かくして学業や恋にいそしむ傍ら、宇宙犯罪者たちを取り締まるルル子の活動が始まる…というのが本作のあらすじです。主人公ルル子の勢いあふれるキャラが魅力の作品となっています。
38位:宇宙海賊キャプテンハーロック
38位の名作宇宙アニメは、『宇宙海賊キャプテンハーロック』です。松本零士のSF漫画が原作の本作は、地球に見切りをつけた少年台羽正が宇宙海賊であるキャプテンハーロックの船に乗り込み、彼らと共に異星人との戦いに挑むという内容となっています。クールでスケールの大きな主人公ハーロックと、彼に目指すべき男の姿を見る少年台羽との関係などが魅力となります。
37位:翠星のガルガンティア
37位にランクインした宇宙アニメは、『翠星のガルガンティア』です。舞台となるのは陸地のほとんどが水に没した未来の地球で、そこへ遥か彼方の星系からロボットに乗った主人公レドが飛来します。戦争に明け暮れていたという彼は、ヒロインらとの出会いを通じ次第に人間らしさを取り戻していく…というあらすじになります。SFロボットアニメですが、異文化間のコミュニケーションが丁寧に描かれている点や、魅力的な女の子キャラも見どころとなります。
36位:宇宙戦艦ヤマト2199
1974年の『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした作品が、こちらの『宇宙戦艦ヤマト2199』です。基本的なストーリーは74年のオリジナルと同じですが、女性乗組員の人数が増えたり最終決戦の描かれ方が変わるなどの変更点も多々あります。また、旧作の矛盾点が解決されている点も注目ポイントになります。さらに、古代に好意を持つ女性キャラが増えるという現象も生じました。
35位:無人惑星サヴァイヴ
35位の『無人惑星サヴァイヴ』は、2003-04年に放送されたSFアニメです。宇宙コロニーの学校に向かうはずが、事故で未開の惑星に放り出されてしまった少年少女らのサバイバルを描く物語となります。基本的に明るい内容で安心して見れるのが魅力で、それぞれ問題を抱えていた7人の主要キャラが徐々に成長し、立ち位置が変化いく点も面白さのポイントとなっています。
34位:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
34位にランクインした名作宇宙アニメは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』です。「宇宙世紀」作品とは世界観を異にする本作は、腐敗した体制に支配された地球圏と、その余波で混乱する火星という舞台設定を前提に展開されます。戦いが日常という世界で、必死に生き抜こうとする主人公たちの姿が魅力的な作品となっています。
33位:機動戦士ガンダムSEED
続く33位もガンダム関連の作品で、『機動戦士ガンダムSEED』です。プラント(スペースコロニー群国家)と地球連合間の戦争が続く中、中立国コロニーに対し行われた連合軍の秘密兵器奪取作戦によって戦いに巻き込まれていく主人公キラ・ヤマトらの姿を描きます。原点回帰が目指された本作は、明快なストーリーで初心者が入りやすい上に、5種類のガンダムが見れる点も魅力となっています。
32位:無限のリヴァイアス
名作宇宙アニメランキング32位は、1999-2000年に放送された『無限のリヴァイアス』です。何者かの襲撃を受け、宇宙艦艇に逃れた航宙士養成所の少年少女らが繰り広げる逃亡劇を描きます。閉鎖空間で巻き起こる生々しい争いは見ていて辛いものですが、極限状態の人間の心理をリアルに描き切ったという点で高く評価する向きも多くなっています。
31位:ほしのこえ
31位には、新海誠監督の短編SFアニメ映画『ほしのこえ』が入りました。危険な地球外生命体との接触が果たされた未来世界で、宇宙と地球の間で離れ離れになってしまった少年少女の交流を描きます。ほとんどの制作パートを監督1人でこなしたという事実もさることながら、何と言っても主人公ミカコとノボルのやり取りのせつなさが本作の最大の魅力ポイントになります。
宇宙アニメのおすすめランキングTOP30~21!魅力やキャラも紹介
名作宇宙アニメの魅力をランキング形式でお伝えしていますが、続いては30位以下の発表に移ります。洋の東西を問わないラインナップがそろいました。では30~21位のランキングを見てみましょう。
30位:フューチュラマ
おすすめ宇宙アニメの30位に入ったのは、『フューチュラマ』です。こちらは『シンプソンズ』のクリエイター陣が制作したSFアニメで、誤ってコールドスリープされた主人公が千年後に目覚め、惑星間運送会社で働くことになるという物語です。主人公フライを始めとしたユニークなキャラたちが繰り広げるブラックユーモアにあふれたドラマは、本国アメリカで大人気となり熱狂的なファンを生みました。日本ではディズニー+で視聴可能です。
29位:スペース☆ダンディ
29位の名作宇宙アニメは『スペース☆ダンディ』です。渡辺信一郎監督が手がけた本作は、まだ見ぬ新種の宇宙人を求めるハンター・スペース☆ダンディ一行が繰り広げるドタバタを描きます。いいかげんな半面お人よしでもある主人公ダンディやポンコツロボのQT、無駄飯食らいのベテルギウス星人・ミャウなど個性的なキャラが大挙登場する楽しいSF作品となっています。
28位:ドラゴンボールZ
宇宙アニメランキング28位には、『ドラゴンボールZ』がランクインしました。本作は原作漫画の「サイヤ人編」以降の内容が描かれます。物語は地球を飛び出して宇宙規模のスケールとなり、星々を巻き込む壮大な戦いが展開されるに至りました。魅力は何といっても、主人公悟空らが繰り広げる大迫力の戦闘シーンです。
27位:Classroom☆Crisis
27位の宇宙アニメは、『Classroom☆Crisis』です。本作は、火星の都市・東京都「霧科市」にある「霧科科学技術学園」のとあるクラスに1人の転校生がやってきたことで展開されるドラマを描きます。徐々に明らかになっていく物語の全貌や二転三転するストーリー、詰め込まれたさまざまな要素などが本作の魅力です。
26位:無責任艦長タイラー
26位の『無責任艦長タイラー』は、吉岡平のライトノベルシリーズ『宇宙一の無責任男』を原作とするOVAです。舞台となるのは地球と他惑星との間で戦争が続く未来世界で、主人公ジャスティー・ウエキ・タイラーは不真面目な動機から地球軍に入隊します。ラッキーが重なって駆逐艦の艦長となり、その後も次々に武勲を立てていくいいかげんな主人公を始め、彼を取り巻くキャラが全員個性的で魅力あふれる面々というのが本作のセールスポイントです。
25位:テラフォーマーズ
名作宇宙アニメランキング25位には、同名の漫画を原作とする『テラフォーマーズ』が入りました。26世紀の未来を舞台に、かつてのテラフォーミング計画により火星で進化したゴキブリ「テラフォーマー」と人類の戦いを描きます。テラフォーマーに対抗するため、昆虫人間の手術を受けさせられた主人公たちの想像を絶する苦闘ぶりが本作の見どころとなります。
24位:YAT安心!宇宙旅行
24位に入った『YAT安心!宇宙旅行』は、1996年から97年にかけてNHKで放送された宇宙アニメです。手軽な宇宙旅行が実現された未来を舞台に、宇宙旅行会社でタダ働きしながら行方不明の父親を探すことになった主人公の姿を描きます。優しくまっすぐな主人公ゴローのキャラ造形や、回を追うごとに謎が明かされるストーリー展開などが本作の魅力となっています。続編として、『新YAT安心!宇宙旅行』も放送されました。
23位:マクロスF
宇宙アニメランキング23位の『マクロスF』は、『マクロス』シリーズ生誕25周年記念作品にあたります。全宇宙へ大規模移民船団が送り出されている近未来、その1つである「マクロスフロンティア」の人びとが危機に立ち向かうさまを描きます。本作には「ランカ・リー」と「シェリル・ノーム」の2人の歌姫が登場し、その魅力で大きな人気を得ました。彼女たちが歌った楽曲もヒットを飛ばしています。
22位:革命機ヴァルヴレイヴ
宇宙アニメのおすすめランキング、22位は『革命機ヴァルヴレイヴ』です。宇宙に進出した人類が2大勢力に分かれて争う中、主人公は中立国で平和を謳歌していました。しかし一方の勢力から突然の襲撃を受け、成り行きで謎のロボットに乗り込むも、そのせいで肉体が「マギウス」という人ならざるものに変化してしまう、というあらすじです。テンポのよいストーリー展開や練られた設定、迫力ある戦闘シーンなどが魅力の良作となっています。
21位:宇宙船サジタリウス
宇宙アニメの名作紹介、21位は1986-87年に放送された『宇宙船サジタリウス』です。イタリアのSF冒険漫画を原作とする作品ですが、内容はオリジナル色の強いものとなっています。宇宙輸送業が中心の「宇宙便利舎」という零細企業に勤めるトッピーとラナの2人のパイロットを主人公に、彼らがさまざまな冒険を繰り広げるさまを描きます。
仕事と家庭の間での板挟みなど、子供向けアニメながら大人の悲哀をたっぷり詰め込んだ作風は、幅広い世代から人気を集めました。ちょっと頼りないけどまっとうな正義感の持ち主である主要キャラたちの姿や、彼らが遭遇する冒険もとても魅力的です。OPとEDのテーマ曲も時代を超えて愛されています。
宇宙アニメのおすすめランキングTOP20~11!魅力やキャラも紹介
21位までの発表が済みました。果てしない大宇宙を舞台とするアニメのランキングは、まだまだ続きます。20位以下にランキングされたラインナップを紹介していきましょう。いずれも魅力的なキャラやロマンがぎっしり詰まった名作ぞろいで、なつかしい作品から比較的新しいものまで、バラエティ豊かな顔ぶれとなっています。
20位:スペースコブラ
宇宙アニメランキングの20位に入ったのは、寺沢武一の人気SF漫画を原作とするテレビアニメ『スペースコブラ』です。本作は伝説の宇宙海賊コブラが長年の潜伏から復活し、再び宇宙を股にかけた冒険に飛び出す姿を描きます。左腕に仕込んだサイコガンを操り、どんな状況でも余裕の笑みを浮かべて軽口を叩く鋼の男コブラと、その相棒で気品あふれる女性型アーマロイド・レディの活躍に胸躍る快作です。宿敵クリスタルボーイとの死闘も見逃せません。
19位:ロケットガール
19位に入った『ロケットガール』は、野尻抱介のSFライトノベルを原作とする宇宙アニメです。失踪した父親を追ってソロモン諸島のある島までやってきた女子高生のゆかりは、なぜかそこで宇宙飛行士の訓練を受けさせられることになります。しぶしぶ引き受けたゆかりでしたが、次第に周囲の熱気に巻き込まれて…というのがあらすじになります。テンポの良いストーリー運びと、コミカルな中に熱さを含ませた作風が魅力の一作です。
18位:宇宙ショーへようこそ
19位には、2010年公開の映画『宇宙ショーへようこそ』がランクインしました。自然豊かな村川村に暮らす5人の子供たちは、夏休みの合宿で集まった際犬の姿の宇宙人「ポチ」と遭遇します。ポチの誘いで月面都市を訪れ、珍しい事物に興奮する子供たちでしたが、その陰では困った事態が進行していました。序盤からテンポよく進行していくストーリー運びや作りこまれた映像、メインキャラである子供たちの友情と成長に引き込まれる一作です。
17位:楽園追放 -Expelled from Paradise-
おすすめ宇宙アニメランキングの17位は、人気脚本家・虚淵玄が脚本を手掛けたSF映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』(2014)です。本作は人類のほとんどが肉体を捨て電脳世界で暮らす世界を舞台に、謎のハッカーを追うため「マテリアルボディ」をまとって地上へ降り立った捜査官アンジェラと、現地捜査員ディンゴの姿を描きます。ツンデレヒロインと反骨心あふれるバディという魅力的なキャラ造形に加え、当時最新の3DCGで描かれたビジュアルが今見てもかなりのクオリティで圧巻です。
16位:レベルE
16位には、冨樫義博の人気SF漫画を原作とする『レベルE』が入りました。本作は日本の山形県を舞台に、宇宙人をテーマとするエピソードをオムニバス形式で語る作品となっています。一貫したストーリーはないものの、狂言まわし的なキャラとして登場するのが「バカ王子」ことドグラ星第1王子のバカ=キ=エル・ドグラになります。天才的頭脳と性悪な根性の持ち主である彼が、単なる悪戯や暇つぶしのために巻き起こす騒動が見どころとなります。
15位:トップをねらえ!
宇宙アニメの名作を紹介していますが、15位は1988-89年に制作されたOVA『トップをねらえ!』です。庵野秀明の初監督作として知られる本作は、消息不明になった宇宙戦艦艦長の父を探すことを夢見る少女・ノリコを主人公とするSFロボットアニメです。前半のノリコが特訓で成長していくくだりは、往年の熱血スポコンものそのままのノリで軽く楽しめます。一方後半はハードなSFテイストが全体を支配していき、やがて壮大で熱いエンディングを迎えるという、さまざまな味わい方が可能な作品となっています。
14位:宇宙のステルヴィア
14位の『宇宙のステルヴィア』は、2003年に全26話が放送されたSFアニメです。本作は、来るべき超新星からの衝撃波による大災害を防ぐため、人類の生活圏を守る目的で作られた「ファウンデーション(宇宙ステーション)」を舞台とします。主要キャラはそこで教育を受ける少年少女たちで、本作は宇宙規模の大災害回避を背景とした学園ドラマという色合いが強くなっています。主人公たちが友情や恋で悩み、成長していくさまが一番の見どころとなります。
13位:モーレツ宇宙海賊
13位の名作宇宙アニメは、『モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)』です。原作は笹本祐一の小説『ミニスカ宇宙海賊』になります。主人公は鯨座宮たう星系海明星(うみのあけほし)に暮らす女子高生茉莉香で、ある日彼女は死んだ父が宇宙海賊船「弁天丸」の船長だったことを知らされます。本作は、弁天丸の海賊活動継続のため船長に就任することになった茉莉香の姿を描く物語です。明るく前向きな主人公茉莉香のキャラや、凝った作りのSF設定などが魅力の作品となっています。
12位:シドニアの騎士
12位には、二瓶勉の人気SF漫画を原作とする『シドニアの騎士』がランクインしました。対話不能の生命体によって地球が破壊され、生き残った人類は小惑星規模の宇宙船「シドニア」で旅立ちます。主人公はその船内で人知れず暮らしてきた少年長道(ながて)で、彼がロボット兵器「衛人(もりと)」のエースパイロットとして活躍するさまを描くのが、本作の内容です。緻密に構築された設定や迫力のバトルシーン、ラブコメ要素を含んだキャラ同士の関係性など見どころ盛りだくさんの名作となっています。
11位:機動戦艦ナデシコ
11位にランクインした宇宙アニメは、『機動戦艦ナデシコ』です。1996-97年にかけて放送され、人気を博したSFロボットアニメになります。22世紀末の太陽系を舞台に、謎の兵器群「木星蜥蜴」の支配下にある火星人類の救出を目的に建造された、実験戦艦「ナデシコ」の活躍を追う内容となっています。本格SF設定やリアルロボット路線と同時にラブコメ要素を含む点などが魅力の作品で、主な登場キャラは、主人公でコック兼パイロットのアキト、その幼馴染で初代ナデシコ艦長ユリカなどとなっています。
宇宙アニメのおすすめランキングTOP10~4!魅力やキャラも紹介
宇宙アニメの人気作・名作をランキング形式で紹介していますが、いよいよここからはTOP10圏内に入っていきます。数ある宇宙モチーフの作品の中で上位10本に入ったのは、一体どんなタイトルなのでしょうか。早速10位から見ていきましょう。
10位:天元突破グレンラガン
宇宙アニメランキング10位となったのは、2007年のロボットアニメ『天元突破グレンラガン』です。シリーズ構成中島かずき、監督今石洋之のコンビで作られた本作は、地下で暮らす少年が小さなドリルと巨大な顔を見つけたことをきっかけに、次々に襲い掛かる危機へ立ち向かっていくという内容になります。主人公は気弱ながら強い意志を持つ少年シモンで、銀河規模にまで至る彼の成長ぶりを追っていくのが本作最大の見どころになります。また、彼を導く兄貴分カミナの男気溢れる熱血漢ぶりも必見のポイントです。
9位:アルドノア・ゼロ
9位は『アルドノア・ゼロ』です。ストーリー原案虚淵玄、キャラデザ原案志村貴子という本作は、火星での古代文明テクノロジーの発見を発端として地球側と火側星が対立しあう世界を舞台とします。主人公の1人である日本の高校生伊奈帆は、成り行きから火星の皇女アセイラムを保護しロシアを目指すことになります。一方もう1人の主人公である火星の少年スレインは、2つの世界の戦争を止めようと奔走するのでした。機転を利かせた戦闘や、それぞれの側の大義に葛藤するキャラの心情描写などが見どころとなります。
8位:カウボーイビバップ
8位には、渡辺信一郎監督の『カウボーイビバップ』がランクインしました。1998年に放送された本作は、2071年の太陽系を舞台に「カウボーイ」と呼ばれる賞金稼ぎたちの活躍を描く内容となっています。主人公のスパイクは、普段は気だるげな言動を取る一方で、荒事や危険な状況を楽しむ謎多き男です。
そして彼の周りを固めるのは、いかつい風貌ながら几帳面な性格の持ち主である相棒ジェット、美貌の元イカサマ師フェイなどの面々になります。本作はこれら魅力的なキャラによるクールなドラマや音楽で大人気となり、海外でも話題を呼びました。
7位:銀河鉄道999
宇宙アニメおすすめランキングの7位は、『銀河鉄道999』です。松本零士の人気漫画を原作とする名作で、テレビアニメに加えて劇場版も数本作られました。銀河系の各惑星をつなぐ超特急「999号」に乗り込んだ少年鉄郎と、謎の女性メーテルの旅の様子を描きます。機械の体を手に入れることを夢見る鉄郎は、星々をめぐり経験を重ねるうちに、大人の階段を上っていきます。本作はそうした成長譚が一番の見どころですが、それを見守るメーテルのミステリアスな美女ぶりもまた、絶大な支持の要因となっています。
6位:プラネテス
おすすめの宇宙アニメ、6位には幸村誠の人気漫画を原作とする『プラネテス』が入りました。物語の舞台となるのは、地球と宇宙空間を人びとが行き交う2070年代の世界です。その中で主人公のハチマキこと八郎太は、軌道上にあふれ問題となっているスペースデブリ(宇宙ゴミ)を回収する仕事に就いています。本作はSF作品ではありますが、派手なアクションよりも家族や自然、正義や信念といったテーマに誠実に向き合う姿勢で幅広く愛されています。
5位:銀河英雄伝説
5位に入ったおすすめ作品は、『銀河英雄伝説』です。田中芳樹のSF小説を基に作られた本作は、遠い未来の銀河系を舞台として、2大勢力の争いをそれぞれの陣営の英雄の姿を通し描きます。主人公の1人は、銀河帝国に属し「常勝の天才」の異名を取るラインハルト・フォン・ローエングラムで、もう1人は自由惑星同盟に属し「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーになります。壮大な艦隊描写や知略を尽くした戦闘場面が必見のポイントです。
4位:機動戦士ガンダム
ランキング4位のおすすめ宇宙アニメは、『機動戦士ガンダム』です。「リアルロボットもの」の先駆けである本作は、「ジオン公国」を名乗り独立を宣言したスペースコロニー・サイド3と地球連邦間の戦争に巻き込まれていく人びとを描く作品になります。主人公は流れでガンダムパイロットになってしまった少年アムロで、彼が経験を重ね、次第にニュータイプと呼ばれる存在に覚醒していく様子が一番の見どころとなります。当初の予定と異なる最終回も見逃せません。
宇宙アニメのおすすめランキングTOP3!魅力やキャラも紹介
おすすめの宇宙アニメランキング、ついに残るは3作品のみとなりました。果てしない宇宙の星々のように膨大な数にのぼる宇宙アニメの、TOP3は一体どういったタイトルなのでしょうか。それでは3位からご紹介します。
3位:彼方のアストラ
おすすめ宇宙アニメ、第3位にランクインした作品は『彼方のアストラ』です。時は2063年、惑星キャンプを過ごすはずだった高校生たち9人は、謎の球体により宇宙空間へ放り出されます。絶望的な状況の中、帰還のために9人が一致団結していく、というのが本作のあらすじです。リーダー格でサバイバルのノウハウを身に付けたカナタ以下、それぞれのキャラが力を合わせ苦難を乗り切るさまや、遭難の裏に隠された陰謀が明らかになっていく展開がスリリングで引き込まれます。
2位:宇宙戦艦ヤマト
宇宙アニメランキング2位には、アニメブームの原点ともなった『宇宙戦艦ヤマト』が入りました。異星人の侵略で滅亡の危機に瀕した地球を救うため、遥か彼方のイスカンダル星を目指す宇宙戦艦「ヤマト」の戦いを描きます。壮大な物語と共に、艦長の沖田十三、若き戦闘班長の古代進、古代と恋仲になる生活班長の森雪など魅力あふれる主要キャラの存在も絶大な人気の要因となりました。
1位:宇宙兄弟
宇宙アニメランキング、第1位は小山宙哉の漫画を原作とする『宇宙兄弟』です。主人公である六太(ムッタ)と日々人(ヒビト)の南波兄弟は、幼い頃宇宙飛行士になることを誓い合いますが、早々と夢を叶えた弟に対し兄の六太はうまく行かない日々を過ごしていました。その六太の元に、ある日JAXAから宇宙飛行士選抜の書類審査通過通知が届いて…というのが物語の発端です。
少しずつ夢に近づいていく六太と一足先に月へ挑戦しようとする日々人の強い絆や、その周囲の個性的な面々、宇宙飛行士についてのリアルな描写など、見どころ満載のおすすめ作品です。
宇宙アニメに対する世間での評価や人気
世の中のアニメファンが「宇宙アニメ」に対しどのような印象を抱いているのか、X上の投稿を拾って検証してみました。さまざまな意見が見られましたが、その中の代表的なもの3つをご覧ください。
こちらの方は「一番好きな宇宙アニメはプラネテス」と述べています。本作をめぐっては元JAXA職員のつぶやきが原因での騒動も持ち上がりましたが、エンタメ作品として非常に優れているのは多くの人が認めるところで、実際に幅広い層からの支持を得ています。
こちらの方は具体的な作品名は挙げていないものの、ストレートに「宇宙アニメが好き」と述べています。宇宙を舞台とする作品がTVアニメの草創期から作られていることから見ても、当ジャンルが多くの人に訴えかける力を持つことは明らかです。
最後は「宇宙アニメは苦手だがヤマトは面白い」と述べる意見です。ややもすると取っつきにくくなることもある宇宙アニメですが、『宇宙戦艦ヤマト』はメカやヒロイズムの絶妙なカッコよさで多くの人の心を捕らえました。今でもその力は衰えていないもようです。
宇宙が登場するアニメやSF作品は名作ばかり
宇宙アニメのおすすめ作品についてのランキングをお届けしました。このように、宇宙をテーマとする作品は古今東西数多く作られており、その中にはアニメという表現自体を代表するような名作も少なくありません。広大な宇宙へ思い切り想像の翼を広げたいという方は、ぜひ本記事のランキングを基に、好みの作品を探してみてください。
この記事のライター
だいじろう
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。