【東京喰種】佐々木琲世の正体を徹底考察!人気の理由や声優も紹介
『東京喰種』の佐々木琲世は『:re』の主人公として登場した人物ですが、物語が進むにつれて彼の正体が明らかになっていきました。本記事では『東京喰種:re』の佐々木琲世について、正体とそれに纏わる過去、キャラとして魅力的な部分やアニメの声優などをまとめました。
目次
【東京喰種】佐々木琲世とは?
『東京喰種:re』の佐々木琲世は作中前半における中心的な人物で、様々な魅力から人気を集めるキャラとなっています。そんな『東京喰種:re』の佐々木琲世のプロフィールを紹介します。
佐々木琲世のプロフィール
『東京喰種:re』の佐々木琲世は、4月2日生まれの22歳、身長170cm、体重58kg、血液型AB型の男性です。白と黒が混ざった髪が特徴で、2年前にCCGへやって来て、本真戸暁から教育を受けていました。基本的に温厚な性格で、駆除対象である喰種に対しても情を見せることがありますが、その一方で戦闘時には激しい一面を見せたり、過去20年間の記憶がないなど謎の多い人物でもあります。
東京喰種:reの概要
『東京喰種トーキョーグール:re』は、2014年から2018年にかけて『週刊ヤングジャンプ』に連載された石田スイの漫画です。2011年から2014年に連載された『東京喰種トーキョーグール』の2年後を舞台にした続編であり、ストーリーとしてはこちらで完結しています。アニメについても2018年に制作されており、『東京喰種』の第2期から続く、第3期及び最終章として原作漫画の完結まで描かれました。
東京喰種:reのあらすじ
佐々木琲世(ハイセ)はCCGに所属する一等捜査官でしたが、ある日にクインクス班のメンターとして任命されます。しかし、クインクスの面々はクインケを体内に埋め込まれた兵士であり、ハイセは彼らに振り回されながら過ごしていました。ハイセ達クインクス班はある喰種が関わる事件を捜査していきますが、その戦闘中に赫子を発動したハイセに異変が生じ始めます。
【東京喰種】佐々木琲世の正体や覚醒シーン
『東京喰種:re』の佐々木琲世はロゼ編から正体に関する描写が増えていき、戦闘面でも大きな変化が生じていきます。そんな『東京喰種:re』の佐々木琲世の正体や覚醒シーンについて紹介します。
佐々木琲世の正体は記憶のない金木研
『東京喰種:re』の佐々木琲世の正体は、2年前の梟討伐作戦で行方不明になっていた金木研です。有馬貴将との戦いで敗北した金木研は記憶を失ってしまい、嘉納によって赫包を移植されつつ、CCGの捜査官である佐々木琲世として仕立てられました。佐々木琲世の脳内には度々金木研の姿が現れており、戦闘時には仮面を被った姿でしたが、人間オークション編では子供時代の姿になっていました。
佐々木琲世の名前を付けたのは有馬
『東京喰種:re』の佐々木琲世という名前は有馬貴将が付けた偽名でした。CCGの捜査官である有馬貴将の正体はアオギリの樹を率いる隻眼の王で、梟討伐掃討戦において金木研の素質を見出し、殺さずに捕獲していました。そして、記憶を失っていたことから正体を隠すために偽名を付けて、自身の部下としながら裏では戦闘技術を叩き込んでいました。
佐々木琲世の覚醒シーン
『東京喰種:re』の佐々木琲世は月山掃討戦において、脳内の金木研が拒絶反応を起こし、そこへ叶が乱入して片腕を失う窮地に陥りました。しかし、有馬貴将の調教から暴走状態になり、金木研としての人格が表面に出て戦闘力が飛躍的に上昇し、今度は叶を圧倒します。その後、駆け付けたエトとの戦闘にも勝利しており、彼女の赫包を喰らったことでさらに強くなっています。
佐々木琲世の覚醒のその後
『東京喰種:re』の佐々木琲世は、金木研としての人格が覚醒したことで、ハイセとしての意識は眠りに付きました。これ以降は表面上、佐々木琲世として活動していますが、意識は完全に金木研となっています。そして、流島編において隻眼の王である有馬貴将と戦い勝利しましたが、そこで彼が遺した言葉から、金木研として隻眼の王を引き継ぐことを決意します。
その後①黒山羊を結成する
『東京喰種:re』の佐々木琲世が隻眼の王となってから半年後、「あんていく」の面々やアオギリ樹の生き残り、コクリア脱獄囚など、喰種や人間の協力者を集めて黒山羊(ゴート)を結成します。そして、CCGに対抗すべく行動を起こしていきます。
その後②トーカと結婚する
『東京喰種:re』の佐々木琲世は、金木研として霧嶋董香(トーカ)と再会した際、お互いの想いを伝え合って結ばれます。そして、最終決戦前にトーカは金木研の子供を身籠っており、間もなくして結婚することになります。最終決戦が終わった後には無事出産もしており、娘の一花と共に3人で暮らす姿が描かれました。
【東京喰種】佐々木琲世の人気の理由や魅力
『東京喰種:re』の佐々木琲世の正体は金木研ですが、キャラとしては金木研と分けて考えられることもあり、佐々木琲世としての魅力から人気を集めています。そんな『東京喰種:re』の佐々木琲世の魅力的な部分を紹介します。
人気の理由①料理上手
佐々木琲世の人気の理由その1は料理上手なところです。喰種捜査官という特殊な立場である佐々木琲世ですが、作中では家庭的な一面が多数描かれており、中でも料理の腕の良さはクインクス班内でも評価されています。しかし、自身は半喰種であるため、料理に手を付けていません。
描写としては「あんていく」でも料理上手だった金木研との関係性を匂わせるものでしたが、自らは食べられないはずの佐々木琲世がクインクス班のために料理を作る姿は魅力的に見えるファンが多かったようです。
人気の理由②クインクス班の母親
佐々木琲世の人気の理由その2は、クインクス班の母親のような存在であるところです。作中では自らを気遣ってくれる真戸暁のことを佐々木琲世の方が「お母さん」と呼んでいますが、クインクス班に料理を振舞ったり、班員を第一に思う点から佐々木琲世も母親のように見守る存在となっています。『東京喰種:re』の序盤ではあまり統率が取れていませんでしたが、徐々に深まるクインクス班の絆は魅力の1つでした。
人気の理由③かっこいい戦闘シーン
佐々木琲世の人気の理由その3はかっこいい戦闘シーンです。戦闘時にはCCGの武器であるクインケの【ユキムラ】《甲赫》と喰種の捕食器官である赫子の「鱗赫」を使用しています。特に鱗赫を発現している時は普段の穏やかな佐々木琲世から一変して、百足の別称を持つ金木研としての凶暴性が出た戦闘スタイルになります。そんな普段とのギャップが魅力となっています。
人気の理由④不安定なところもある
佐々木琲世の人気の理由その4は不安定なところもある点です。佐々木琲世はあくまで金木研が記憶を失った状態で作り上げられた人格であり、作中では金木研の意識が徐々に戻っていく中で苦悩する姿が描かれています。最終的には元の金木研に戻ってしまい、佐々木琲世としての人格は消えてしまいますが、佐々木琲世の時の人格が好きだったり、不安定な中で戦う姿が魅力的だったりと、別キャラと考えて推す人もいます。
【東京喰種】佐々木琲世の声優
アニメ『東京喰種:re』でも佐々木琲世は中心的な人物として活躍しており、金木研としての正体が明かされて以降の変化など、声優による演技が楽しめるようになっています。そんなアニメにおける佐々木琲世の声優を紹介します。
佐々木琲世の声優は「花江夏樹」
アニメ『東京喰種:re』で佐々木琲世を演じた声優は花江夏樹さんです。ハイセの正体である『東京喰種』の金木研から引き続き声優を担当していますが、ハイセとカネキの演じ分けにより、別人に聞こえるような演技をしています。
花江夏樹のプロフィール
花江夏樹さんは、神奈川県出身で、1991年6月26日生まれの声優・歌手です。高校時代に就職を目指して趣味の歌を仕事にしようと考えていたところに、アニメの再放送を見て声優を目指すようになります。そして、現在の所属事務所であるアクロスエンタテインメントのオーディションを経て、2011年に声優デビューを果たしました。その後、様々な作品に出演する一方で、テレビやYouTubeなどマルチに活躍していきます。
花江夏樹の主な出演作品
花江夏樹さんの主な出演作品としては、『TARI TARI』のウィーン/前田敦博、『ダイヤのA』の小湊春市、『アルドノア・ゼロ』界塚伊奈帆、『四月は君の嘘』の有馬公生、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のビスケット・グリフォン、『食戟のソーマ』のタクミ・アルディーニ、『斉木楠雄のΨ難』の鳥束零太、『政宗くんのリベンジ』の真壁政宗、『Fate/Apocrypha』のジーク、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎などがあります。
【東京喰種】佐々木琲世の主なクインクス班メンバー
『東京喰種:re』の佐々木琲世が面倒を見るクインクス班の主要メンバーは、いずれも強烈な個性を持っており、チームとしての魅力以外にキャラ単体の魅力でも人気を集めています。そんな『東京喰種:re』のクインクス班のメンバーについて紹介します。
クインクス班メンバー①瓜江久生
『東京喰種:re』の瓜江久生(うりえくき)は2月12日生まれの19歳で、身長173.5cm、体重60kg、血液型はO型の男性です。CCGアカデミージュニアスクールの首席で、普段は無口ながらも礼儀正しい人物ですが、実際は疑り深い性格かつ野心家であり、昇進を目指すためには仲間を利用するような厭わない人物でした。その野心は隻眼の梟であるエトの戦闘で殉職した父親の存在が大きく影響しています。
一方で、喰種捜査官としての鍛錬は怠らず、同年代に対抗心を燃やしながら努力を続けています。佐々木琲世がメンターとして加入した時点ではクインクス班の班長でしたが、オロチ編での行動から佐々木琲世の判断で一度落とされてしまいます。しかし、人間オークション編での戦闘を経て、性格や考え方も軟化していき、クインクス班の面々も仲間として認めるようになります。
クインクス班メンバー②六月透
『東京喰種:re』の六月透(むつきとおる)は12月14日生まれの19歳で、身長165cm、体重48kg、血液型AB型の褐色肌の女性です。クインクス班では過去の経緯から男装をしており、人間オークション編までは瓜江に女性と知られていませんでした。真面目な性格ながらも臆病な一面があり、佐々木琲世が加入した時点では赫子も発動できない状態でしたが、先の人間オークション編で能力を開花させます。
CCG第二アカデミー時代に講師をしていた佐々木琲世と知り合っており、先生と呼んで慕っていました。しかし、流島編でトルソーに攫われた際に、父親に虐待され、そこから両親を殺害した過去を振り返ります。その結果、トルソーを殺害して殺人鬼としての衝動が目覚め、普段の性格とは様変わりしながら暴走していきます。
クインクス班メンバー③不知吟士
『東京喰種:re』の不知吟士(しらぬいぎんし)は、3月8日生まれの19歳で、身長176cm、体重55kg、血液型A型の男性です。アホ毛の金髪と多数のピアス、ギザ歯が特徴ですが、派手な見た目に対して性格は実直かつ仲間想いであり、同時に繊細な一面もある人物です。また、妹であるハルがRc細胞過剰分泌症を患っており、高額な治療費のためにクインクスとなった経緯があります。
佐々木琲世がメンターとして加入した後からは信頼する相手として接しています。オロチ編では六月を庇うなど仲間を優先した行動から、佐々木琲世が新班長に任命されています。人間オークション編ではナッツクラッカーの討伐に成功しますが、彼女の死に際の言葉が頭に残り、暫くは悪夢にうなされます。それを克服した後、月山掃討戦では再び仲間を庇い、ハルを安楽死させるように最期の頼みを残して死亡しました。
クインクス班メンバー④米林才子
『東京喰種:re』の米林才子(よねばやしさいこ)は9月4日生まれの20歳で、身長143cm、血液型B型の女性です。CCGのアカデミージュニアスクールで適正率が高かったことからクインクスとなりましたが、自らの意志でなったわけではないため、普段は自室に引きこもりゲームばかりしていました。性格的にも自由かつ気まぐれですが、他のメンバーと比べて人間らしさに溢れていることから、可愛がられる存在となっています。
メンターとして入った佐々木琲世には説教されつつも、面倒見の良さから結果的に甘えられる存在になっており、作中では人間オークション編まで現場にすら現れていませんでした。そのため、実戦経験が乏しさから他のメンバーよりも戦力不足で、結果として月山家掃討戦では不知吟士を犠牲にしてしまいます。そこから考え方が変わり、訓練を重ねつつ、クインクス班の副班長になりました。
【東京喰種】佐々木琲世に対する世間での評判や人気
ここでは『東京喰種:re』の佐々木琲世について、世間での評判や人気を紹介します。金木研の正体を隠すための存在ですが、作中の中盤までは1人のキャラとして成立していたこともあって、佐々木琲世の存在や終わり方について様々な意見が出ていました。
『東京喰種:re』の佐々木琲世について、純粋に見た目が好きであるという意見が多数見られました。金木研の見た目は何回も変化していますが、その中でも佐々木琲世は人格的には別物であるためか、原作漫画だと金木研と別人に見えるような描写となっています。そのことから、金木研ではなく佐々木琲世として見た目が好きだという意見が出ているのです。一方で、金木研の人格が表に出た覚醒状態も好きな人もいました。
『東京喰種:re』の佐々木琲世について、作中の中盤で人格が完全になくなった点を残念だったり、寂しく思ったりする感想が出ていました。金木研としての人格が完全に戻った後は、佐々木琲世のフリをするだけで、序盤から見られた佐々木琲世らしさはほとんど消えてしまいました。元々が金木研であるため、死亡したわけではありませんが、1人のキャラとして見ていた人からすると消失感があったようです。
『東京喰種:re』の佐々木琲世と金木研について、アニメでの演技力について驚く声が上がっていました。記憶を失っただけなので、同じ声優が演じることになっていますが、金木研が表面に出た佐々木琲世など、微妙な変化についても演じ分けており、花江夏樹さんの演技力の凄さを感じた人が多かったようです。声の出し方についても佐々木琲世だった時の方が好みだったという意見がありました。
【東京喰種】佐々木琲世の正体は金木研だった
『東京喰種:re』の佐々木琲世の正体は、2年前の戦いで記憶喪失になった金木研であり、クインクス班の面倒を見る一方で、自分の中に眠る金木研の意志とのズレに苦悩する存在となっていました。作中では途中で完全に金木研へと戻ってしまいましたが、キャラとしては個別に見られるほど魅力ある人物として人気を集めています。そんな佐々木琲世としての活躍を漫画やアニメで確認してみてください。
この記事のライター
十文字猛
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。