【BLEACH】天鎖斬月の能力や強さは？始解と卍解時の差も調査

『天鎖斬月(てんさざんげつ)』は主人公である黒崎一護の卍解であり、『BLEACH』の人気を決定づけた必殺技でもあります。圧倒的な強さとカッコよさでファンに絶賛されていて、『BLEACH』の中でも最も人気の高い技といっても過言ではありません。ここでは黒崎一護の卍解である『天鎖斬月』の基本的な情報をまとめていきましょう。

卍解は『BLEACH』の中でも欠かせないキーワードであり、護廷十三隊との戦いで習得した必殺技です。卍解がなければ『BLEACH』はもっと早く終わっていただろうと言われるほどのアイデアだったともいわれています。いまでは漫画・アニメファンでは知らない人がいない必殺技となっていて、特に黒崎一護の卍解『天鎖斬月』はかっこよさや強さの面でも圧倒的な支持を誇っています。

黒崎一護は『BLEACH』の主人公であり、初登場時の年齢は15歳、身長は174セン、体重は61キロ、血液型はAO型、誕生日は7月15日、星座は蟹座と公表されています。 空座第一高校に通っている高校生であり、  有沢竜貴、石田雨竜、井上織姫などとは同級生で同じ高校に通っています。父親は町医者の黒崎一心、母親は若くして亡くなった黒崎真咲、さらに遊子と夏梨という妹がいます

黒崎一護は幼少期から幽霊を見ることができる少年でした。死神である朽木ルキアとの出会いで、空座町の死神代行として活動するようになります。斬魄刀の始解名は『斬月』であり、卍解は『天鎖斬月』です。元々父親は死神であり、母親は滅却師、母親が生前に虚に襲われているため『虚化』することもできるなど、その潜在能力は計り知れません。

黒崎一護の斬魄刀は始解の状態ですでに異形です。かなり大きく、一護の霊圧の大きさが分かる斬魄刀となっています。剣八との戦いで本当の意味での始解に成功し、斬魄刀の名は『斬月』であることが判明します。父親である黒崎一心の斬魄刀は『円月』であるため、血縁関係にある者同士は斬魄刀や始解の状態も似てくると考えられています。一護の斬魄刀『斬月』は常に始解状態の『常時解放型』と言われる斬魄刀であるため、始解に解号は必要ありません。

卍解は『天鎖斬月』であり、卍解すると始解時よりも大きさが小さくなるという珍しい卍解です。斬魄刀は黒刀に変わり、日本刀のような形状になります。始解時から服装も変化し黒衣を纏い、それも含めて卍解であるという事が明かされています。『天鎖斬月』の神髄はスピードであり、そのスピードは白哉以上であるとされています。

黒崎一護が卍解を修得するきっかけとなったのは『朽木白哉との決戦』です。朽木ルキアを取り戻すために隊長格の白哉との戦いは避けられませんでした。尸魂界(ソウル・ソサエティ)に入ってから急激に強くなっていた一護ですが、それでも白哉の足元にも及びませんでした。そして四楓院夜一から始解では愛に手にならず卍解を修得しなければ白哉には勝てないと言われてしまいます。

夜一との修行でも卍解習得はかなり難しく、これまで順調に成長してきた一護ですら苦戦していました。『死神として頂点を極めた者にのみ許される』とされていますが、一護はルキアの処刑前に間に合わせるために、自らを追い詰め続けて極限状態でついに卍解を修得します。そして、白哉との最終決戦で卍解『天鎖斬月』を披露するのでした。

ここでは卍解『天鎖斬月』の必殺技を見ていきましょう。一護の卍解はスピードこそが能力の神髄になっていますが、その他にも圧倒的な霊圧を生かした攻撃や一護の高い潜在能力ならではの必殺技を数多く見せています。特に人気が高いのは『月牙天衝』であり、一護の代名詞的な技として知られています。『天鎖斬月』は各エピソードでも切り札的な役割を果たしているので、作中でも最も重要なアイテムとなっています。

天鎖斬月の必殺技『月牙天衝(げつがてんしょう)』は黒崎一護を代表する必殺技です。『月牙天衝』は霊圧を飛ばす斬撃技であり、一護の膨大な霊圧があるからこそどんな敵にも通用する必殺技になっています。虚化した状態の黒い月牙天衝は十刃が使う本気の虚閃『黒虚閃』に似ていると言われています。父親である黒崎一心も『月牙天衝』を使うことができるため、血縁によって受け継がれた技であると考えられています。 

自らの霊力を斬魄刀に喰わせて、超高密度に練り上げた霊圧を放出する技です。斬撃を巨大化させて周囲を切り裂く『斬月』の唯一の技となっていて、この技のみでこれまでの敵と戦ってこれたほど一護のよりどころとしている技として知られています。 月牙天衝はただの技ではなく、様々な可能性を秘めた技であることが知られていて、藍染を倒す切り札にもなっています。

藍染との戦いで見せた必殺技は『無月』です。『無月』は黒崎一心に授けられた『最後の月牙天衝』であり、完全に『崩玉』と一体化した藍染ですらも相手にならないほどの強さを見せました。『最後の月牙天衝』は一護自身が月牙になることであり、術者が刀と一体化することで驚異的な力を持っています。 一時絶大な力を手にする代わりにその代償もかなり大きいことでも知られています。

修得するためには2000時間以上の斬月との対話を必要としていて、 本来であれば数十年かけて修得する技となっています。『無月』の状態では一護は包帯に覆われていて、左手は刀と同化しています。技を発動させると、周囲を巨大な漆黒の斬撃を発生させ、藍染の本気の破道でも一瞬でかき消してしまう程の威力を見せています。そして、発動した者は死神の力を失ってしまいます。

一護が最期に見せた必殺技は『ユーハバッハを倒した斬月』です。二刀一対となった斬月は卍解状態になると大刀となり滅却師の由美を連想させるような形状にも見えるなど様々な要素が交じり合った『天鎖斬月』となりました。しかし、それでもユーハバッハには通用しませんでした。

その時、天鎖斬月は再び変化を見せます。その姿は初期の『斬月』を思わせる姿であり、ついにユーハバッハを倒すことに成功します。一護の死神の能力と滅却師の能力、そして虚の能力を混ぜ合わせた『斬月』は一護が作中で最後に見せた技となりました。

ここでは『天鎖斬月』の能力や強さについて見ていきましょう。『天鎖斬月』は一護の圧倒的な才能を具現化したような卍解のため、藍染やユーハバッハをも倒すことができる可能性を秘めた卍解です。そのため『天鎖斬月』は他の斬魄刀にはない能力が数多く秘められていて、『天鎖斬月』は圧倒的な潜在能力を持っています。斬魄刀を創る刀神ことに二枚屋王悦ですら『斬月』の特殊性に言及したほどです。

『天鎖斬月』は圧倒的な強さを見せる卍解であり、特に必殺技である『月牙天衝』は強力で、本気になるとあたり一帯を吹き飛ばすほどの威力を見せます。『千年血戦篇』で習得した『真の天鎖斬月』による『月牙十字衝』は滅却師の精鋭部隊である『星十字騎士団(シュテルンリッター)』の一員でも大ダメージが避けることができなかったほどの破壊力を見せていました。

『天鎖斬月』はスピードこそがその能力の神髄です。一護の圧倒的な霊圧を内部にとどめ、卍解最大戦力での超速戦闘を可能にした身体能力強化型の極致とも言える能力です。隊長格の中でも砕蜂や夜一に匹敵するスピードを持つ白哉ですら捉えることができないほどのスピードを見せます。スピードを生かした戦闘スタイルは一護の身体能力の高さを存分に行かせる能力として最適な卍解と言えます。

『天鎖斬月』はシンプルゆえに強力という卍解ですが、弱点も少なくありません。その最たるものが『特殊な能力』がないというものです。卍解すると特殊な能力を持つ斬魄刀も多く、浦原喜助の卍解『観音開紅姫改メ』や涅マユリの卍解『金色疋殺地蔵（こんじきあしそぎじぞう）』など単純な戦闘力が劣っていても逆転することも可能なほど特殊な能力を発揮する斬魄刀も多くあります。

その一方で、黒崎一護の卍解『天鎖斬月』は身体能力を前面に出した卍解です。そのため特殊な能力の付加はなく、身体能力で劣るような相手には惨敗してしまう事も少なくありません。ウルキオラや藍染などの実力で上回られている相手には『天鎖斬月』の良さが行かせないため、最大の弱点は『特殊能力がない』という点と言われることが多くなっています。

『天鎖斬月』は非常に希少性が高い卍解です。始解状態でもその大きさや威力、霊圧などが珍しいと言われていましたが、卍解『天鎖斬月』はさらに希少です。まずは大きさが珍しく、卍解して小型化する斬魄刀はかなり珍しいと言われています。白哉ですら驚きを隠せないほど珍しく、その『小型化する』という特徴が圧倒的なスピードを生み出していました。

さらに『真の天鎖斬月』になった時には二刀で一対の斬魄刀となっていて、これは京楽春水と浮竹十四郎の二人だけしかいないと言われていた部類の斬魄刀です。これは山本元柳斎重國ですら驚いていた事実なので、『斬月』は三本目の二刀一対の斬魄刀という事になります。こうした希少性は死神と滅却師、虚と様々な力が混ざり合っているからこそ、現れている特徴となっています。

ここからは『天鎖斬月』から『真の天鎖斬月』の誕生までを見ていきましょう。『天鎖斬月』はいまだに発展途上の能力であり、その力は一護が思っているよりも強大なモノだったことが藍染やユーハバッハとの戦いで明かされます。特に『千年血戦篇』では一護の『斬月』が重要なキーワードとなっていて、『真の天鎖斬月』になるまでの過程が濃密に描かれて好評を博しました。 

『真の天鎖斬月』は『千年血戦篇』で登場した一護の斬魄刀『斬月』の真の形態であり、ユーハバッハを倒すための切り札となっていました。これは一護の斬魄刀は実は本当の斬魄刀ではないという衝撃の事実や一護の出生の秘密なども明かされていて、『真の天鎖斬月』を手に入れるためには一護がこうした自身のバックボーンを理解する必要がありました。そして一護が自身の出生の秘密と向き合った時、『真の天鎖斬月』を手に入れることになります。

ユーハバッハとの一度目の対峙を経て、折れてしまった天鎖斬月を治す必要がありました。しかし、『すべての斬魄刀を創った男』二枚屋王悦によって一護の斬魄刀は二枚屋王悦が作ったものではないことが明かされます。そして、一護は父親である黒崎一心から母親が滅却師であることや自分の中に虚の力が宿っていること、そしてこれまで『斬月』と思っていた者はユーハバッハの残滓であったことを知ります。

そして、一護は自分が滅却師の血を引いていること、虚が自分を守り続けてくれていたこと、さらに両親の自分への想いなどを知った一護は再び二枚屋王悦に会いに行きます。一護はついに自分の斬魄刀のもとになる浅打を見つけ、二枚屋王悦によって新たなる斬魄刀『斬月』が作られていきます。そして完成した『斬月』は虚と死神を象徴するような二刀一対の斬魄刀に生まれ変わったのでした。

新たな斬魄刀を手に入れて零番隊との修行を終えた一護はユーハバッハたちの二度目の瀞霊廷侵攻に参戦します。そこで見せたのはこれまでにはないほどの強さでした。二本の斬魄刀を使いこなす一護ですが、ユーハバッハとの戦いでは卍解を披露します。卍解した『真の天鎖斬月』はこれまでにない大刀に変わっており、ユーハバッハとの戦いでその真価が問われることになりました。

二刀流になった一護は虚と滅却師、死神の力をうまく使えることになり、その能力はかつての『天鎖斬月』をはるかに上回るモノでした。結果的にユーハバッハを倒すことができたので攻撃力などもかなり高いと見られていますが、ユーハバッハとの戦いでは早い段階で折られてしまったためにその本当の能力などは明かされることはありませんでした。

ここでは黒崎一護の斬魄刀の卍解『天鎖斬月』に対する世間での評判を見ていきましょう。『天鎖斬月』は『BLEACH』に登場する斬魄刀の中でもトップクラスの人気を獲得していて、ネット上でも高い人気を獲得しています。そのため『BLEACH』ファンからは『天鎖斬月』に関する感想や評価の声などは数多く見つけることができます。

天鎖斬月は圧倒的にかっこいい技としてアニメファンから絶賛されている技であり、そのカッコよさはネット上でも話題になっています。ネット上には『天鎖斬月とかかっこよすぎてやばい！』という声や『天鎖斬月かっこよすぎ』という声、『天鎖斬月のときの一護の斬魄刀かっこよすぎ』という声、『天鎖斬月はかっこよすぎて惚れたやつ』という声などがあります。

一護の卍解である『天鎖斬月』は圧倒的に強く、一護の必殺技として好評を博しています。数ある卍解の中でも『天鎖斬月』は修得間もないも関わらず、圧巻の強さを見せていて終盤でも大きな進化を見せました。ネット上には『天鎖斬月は初期の圧倒的な強さがあったよな』という声や『天鎖斬月は流石に強すぎた』という声、『天鎖斬月強すぎぃ！』という声などがあります。 

『天鎖斬月』のネーミングも最高という声もあり、数多くのオシャレな技が登場する『BLEACH』の中でもトップクラスのかっこいいネーミングと絶賛されています。ネット上には『月牙天衝といい天鎖斬月といいなんともネーミングセンスかっこよすぎな』という声や『天鎖斬月と月牙天衝ってネーミングは最高に好き』という声、『天鎖斬月とかいう響きがあまりにも完璧過ぎるネーミング』という声などがあります。 

今回は『BLEACH』の黒崎一護の斬魄刀『斬月』の卍解である『天鎖斬月』の基本的な情報、強さ、『真の天鎖斬月』について、ネット上の評価などを紹介してきました。黒崎一護の卍解『天鎖斬月』は数ある卍解の中でも希少性の高い卍解であり、シンプルかつカッコいい見た目もファンに絶賛されました。戦いにおいて切り札になることも多いので、黒崎一護の卍解『天鎖斬月』に注目して、『BLEACH』をお楽しみください。