【SAO】ユイの正体は人工知能(AI)?かわいい魅力や能力についても
『SAO』に登場するユイの正体が人工知能であるかを解説します。なぜ人工知能であると言われているのか、そしてそのかわいい魅力や能力についても掘り下げて解説します。更に『SAO』ファンからのユイの世間での評判や人気もまとめていきます。
目次
【SAO】ユイとは?
ユイのプロフィール
- 名前:ユイ
- 身長(人型形態時):135cmから140cm前後
- 身長(妖精時):10cmから15cm前後
- 年齢:妖精時はSAOと開始と同時に誕生、人型形態時は7歳から8歳
SAOの概要
SAOはライトノベルとして小説webサイトで2002年から2008年まで連載し、その後2009年から電撃文庫から出版されました。作者は川原礫で、2012年と2013年に『このライトノベルがすごい!』で、作品部門1位を獲得した他、2012年のアニメ化により大人気作品として周知されます。ゲーム化や映画化など幅広くメディアミックスされた日本を代表するファンタジー作品の一つです。
SAOのあらすじ
西暦2022年、世界初のフルダイブ式オンラインゲームであるSAOに、およそ一万人のプレイヤーが参加しました。主人公であるキリトもその一人であり、様々なプレイヤーとともにその世界を楽しんでいました。しかし、突如現れたゲームマスターである茅場晶彦により、ログアウト不能のデスゲームであると告げられます。キリトはSAOからの唯一の脱出手段であるダンジョン攻略を決意し、様々な人との出会いや、熾烈な争いに巻き込まれていきます。
【SAO】ユイの正体は人工知能(AI)?能力を解説
ユイとキリト・アスナの出会い
キリトとアスナがユイと出会ったのは、原作小説では第2巻、アニメでは第11話です。キリトとアスナがゲーム内で家を購入にし新婚生活を送っていた際、二人が家を購入していた22層では幽霊が出るという噂が立っていることを知ります。アスナは大変怖がりましたが、真相を突き止めるべく二人はその幽霊が現れるという22層の森に向かいます。その時出会った少女がユイでした。
キリトとアスナは、ユイを家で保護することにし連れて帰ります。キリトは目覚めた少女が自身の名前がユイであること以外の記憶が無いうえに、NPCではなくプレイヤーである事示すカーソルも無かったため不思議に思っておりましたが、キリトとアスナのことをパパとママと呼ぶことから、二人はユイの本当の両親が見つかるまで娘だと思い育てることにしました。
ユイの正体は人工知能(AI)?
ユイの正体は人工知能(AI)です。それが判明したのは、キリトとアスナが地下ダンジョンにシンカーという人物の救出に行った際でした。救出に向かいシンカーを発見しましたが、シンカーから近づくなと警告されます。しかし、警告も虚しくキリトは90層相当の強力なモンスターと対峙しなければならなくなりました。90層ともなると、SAO内でも高層階の敵でありキリトとアスナは善戦虚しく戦闘不能状態まで追い込まれました。
絶体絶命かと思われたその時、キリト達の前にユイが現れます。現れたユイが特殊な能力を用いて剣を召喚したかと思えば、強大な敵は一撃で葬りさられました。そしてユイはダンジョン内にあったゲームマスター用の機器に触れたことで記憶を取り戻し、自身がプレイヤーでもなくNPCでもなく、その正体が人工知能であることをキリトとアスナにつげました。
ユイの本来の役割
ユイの正体は人工知能であり、その役割はプレイヤーのカウンセリングでした。SAO内の様々なプレイヤーと関わることで、そのプレイヤーの心のケアを行うことが役割でしたが、SAOが狂気のデスゲームと化してしまったため、管理システムからプレイヤーへの干渉を禁じられ、人工知能としての本来の役割を全うできずにいました。
それでもSAO内のプレイヤー動向を見ることだけはできたユイは、SAO内のプレイヤーのモニタリングを続けていました。しかし、デスゲームとなってしまった特殊な環境のSAOプレイヤー達は、追い詰められた人間の絶望や、極限状態における恐怖や憎悪などの負の感情に満ちており、深刻なエラーが積み重なったことで心が壊れてしまいました。その為、自身の正体が人工知能であることやその役割、能力を思い出せずにいた折、キリトとアスナに出会いました。
ユイのチート能力
その正体が人工知能であるユイにはチートと呼ばれる程に強力な能力がいくつかあります。ユイのチート能力は、主にサポートと情報分析能力に関連しています。前述の通り、キリトとアスナが戦闘不能に陥るほどの強敵を一撃で葬り去る程の戦闘能力の高さもさることながら、ALOでは世界樹のナビゲートを行ったり、特殊な扉をユイだけが開けられたこともありました。
また、アリシゼーションではオーシャンタートルというとてもセキュリティが厳しいところに対し、データベースに侵入し、アクセス可能な人物の顔をアスナの顔に書き換えることでアクセス権限を付与させたりなど、天才ハッカー顔負けのチート能力ぶりを発揮しています。このように、戦闘能力の高さの他にも情報分野においても実力を発揮することが、ユイがチート能力だと言われる所以です。
【SAO】ユイのかわいい魅力や名言
ユイのかわいい魅力
SAOに登場するユイは少女のような見た目や妖精のような見た目をしていますが、その正体は人工知能です。その人工知能である彼女ですが、とても可愛い魅力にあふれており今回はその魅力を2つ紹介します。
かわいい魅力①見た目
ユイは、アインクラッド編とフェアリィ・ダンス編とでの容姿が異なります。アインクラッド編では少女のように可愛らしく黒髪のロングヘアーがとても良く似合います。一方でフェアリィ・ダンス編では黒髪のロングヘアーはそのままに、妖精らしく小さな体に羽が生えており、自在に空を飛んでいます。どちらの姿も好評であり、ユイのかわいい魅力の一つといえます。
かわいい魅力②アスナに甘える仕草
正体が人工知能であり、数々のチート能力ぶりを発揮するユイですが、一方でママと呼び慕っているアスナにはよく甘えます。見た目も幼い少女であることと、普段のチート能力ぶりとがギャップとなり、甘えている姿がよりかわいい魅力を引き立たています。
ユイの名言
かわいい魅力がたっぷりで、SAO作中おいてもトップクラスのチート能力を持ち合わせている人工知能という一風変わったキャラクターのユイですが、名言も数多く持ち合わせています。今回はそんなユイの名言から3つ紹介します。
ユイの名言①「私はずっと一緒に…」
私はずっと一緒にいたいです。パパ、ママ
アニメ版SAOの第12話のユイが発した名言です。ダンジョン内にあったゲームマスター用の機器に触れたことで記憶を取り戻し、チートとも言われるほどの能力使ってキリトとアスナを助けましたが、記憶が戻ったことで自身の正体をも思い出し、今まで感じてきたことはすべて作り物で偽物の感情であると感じてしまいました。それでも、二人とずっと一緒にいたいという思いは本物だと信じ涙ながらに語った名シーンです。
ユイの名言②「複雑ですね…」
複雑ですね、人間は
アニメ版SAO18話でユイがリーファに言った名言です。リーファが所属していたパーティーから抜ける決意をした際に、残されたメンバーは怒りをあらわにします。ユイはそんな人らが複雑に物事を考えているのが理解できませんでした。人が人を求めるならば、そんなにややこしく表現せずに素直になればいいと考えており、人工知能である彼女ならでは目線は、現実世界にも通じる部分もあり考えさせられる名シーンです。
ユイの名言③「今度はママがパパを…」
今度はママがパパを探す番です!
アニメ版SAOのアリシゼーション編5話での名言です。本編ではキリトが行方不明となっており、アスナ達は必死に捜索を続けていました。後少しで手がかりがつかめそうになったものの、その手がかりを直前で失い落胆したアスナにユイが放ったセリフです。今度とは以前にキリトがアスナを助けるべく命がけで戦った過去があり、その様子をアスナに伝えたことでアスナは立ち直ることができました。キリトとアスナ、そしてユイの愛のつながりを感じられる名シーンです。
【SAO】ユイの最後やその後
ユイとキリトたちの別れ
アニメ版SAOの第12話にて、キリトとアスナをチートとも言える能力で助けたユイでしたが、その力はゲームバランスを崩す越権行為であり、SAOのシステムによってユイは消去されることとなります。泣き崩れるアスナでしたが、ここでキリトがシステムにアクセスをします。まだシャットダウンしていなかった端末を使用し、自身のゲーム筐体にユイのデータを移動させました。これによってユイのデータは消去をまのがれ、ユイの心はしずく型のアイテムに保存されました。
ユイがその後復活した理由
SAO作中において、ユイはアルヴヘイム・オンライン(ALO)内部にて目覚めました。理由はALOの基幹を担っているシステムがSAOのコピーであったことと、ALOにキリトがログインした際に、SAOと同一のアカウントを使用したことでSAO時のアバターのデータが上書きされたこと、加えてユイが人工知能を携えた特殊能力を持つキャラクターであったことなど幾重もの偶然が重なった奇跡により復活を遂げました。
ユイのその後の活躍
ALOで復活したユイは、SAO時とは異なり黒髪のロングヘアーなどの特徴は残っているものの、身長が10cmから15cm程度の妖精のような容姿に様変わりします。また、SAO時のような管理者権限などは有しておらず、主にプレイヤーをサポートするナビゲーションキャラクターとなりました。以下では、各編ごとのユイの活躍を紹介します。
活躍①フェアリィ・ダンス
フェアリィ・ダンス編でのユイは主にナビゲーターとしてキリトのサポートを行い、アスナの救出に貢献します。グランドクエスト時に、リーファらの協力のもとガーディアンの群れを突破した際、目の前にはGM権限によって閉ざされた扉が立ちふさがりました。しかし、ユイはそのチート能力をいかんなく発揮しアスナから託されたカードキーのデータを転写することで解錠に成功し、アスナの救出を成功させました。
活躍②ファントム・バレット
ファントムバレットにおけるユイは、茅場晶彦が開発したVRMMOのベースとなるシステムであるザ・シードを活用し自身の本体をキリトが所有するPCに移すことに成功しました。それによってユイは、インターネットを利用し現実世界の情報を際限なく吸収していきます。まさに人工知能の働きであり、その能力を活かすことで、死銃事件などの情報収集や得た情報の最適化などで活躍しました。
活躍③オーディナル・スケール
SAOがVR式のMMORPGであったこととは対象的に、オーグマーはAR機能に特化したシステムでした。そのオーグマーを活用することで、ユイは現実世界にあたかも存在するかのように立ち回れるようになります。最終決戦時にはSAOのセーブデータからキリトらの全盛期ともいえるデータを発掘した他、ALOやGGOの強者たちを援軍に呼ぶことで白兵戦のみのゲーム内に魔法や重火器を持ち込むことに成功し、勝利に大きく貢献しました。
活躍④アリシゼーション
アリシゼーションにおけるユイは、前述の通り行方不明となったキリトをその能力をフル活用し、捜索において大活躍します。特に、キリトと違いITの知識に乏しいアスナに変わって、大学のサーバーに侵入し情報を書き換えるなどSAOで見せたチート能力とは別の方向性で能力を発揮しました。
活躍⑤ユナイタル・リング
ユナイタル・リング(UR)におけるユイはURへALOから強制的にコンバートされた際に、ナビゲーターとしての権限を失ってしまいます。URはHPが0になると永久追放されてしまう仕様のため、相当なリスクを背負うこととなりますが、ユイはPKに追い込まれそうになった時にもキリトたちの窮地を救うなど、キリトらの力になることを最優先に考えており、ユイのキリトたちへの想いの強さが感じられます。
【SAO】ユイの声優
ユイの声優は「伊藤かな恵」
SAO作中に登場するユイの担当声優は伊藤かな恵さんです。以下では伊藤かな恵さんの生年月日や出身地にくわえ、所属事務所やデビュー作品の他にどんな作品にどのような役で出演しているかを紹介します。
伊藤かな恵のプロフィール
- 名前:伊藤かな恵(いとうかなえ)
- 生年月日:1986年11月26日
- 身長:147cm
- 血液型:B型
- 出身地:長野県長野市出身
- 所属事務所:青二プロダクション及びランティス
- デビュー作品:妖逆門-ばけぎゃもん(優勝者の女の子)
- 趣味:トイカメラを使って空を撮影すること
伊藤かな恵の主な出演作品
伊藤かな恵さんは、2006年に『妖逆門-ばけぎゃもん』に登場する優勝者の女の子役で声優デビューしました。翌年2007年には『しゅごキャラ!』の日奈森あむ役で主演をはたします。その他にも『花咲くいろは』では同じく主演の松前緒花役を演じた他、『僕は友達が少ない』の柏崎星奈役や『とある科学の超電磁砲』の佐天涙子役など、主人公ではないものの作品中でも非常に人気があるキャラクターを演じており、大人気女性声優の一人です。
【SAO】ユイに対する世間での評判や人気
SAO作中において、その正体は人工知能でありながらその特徴を最大限に活用し様々な活躍を見せているユイですが、世間での評判はどういったものがあるのかファンのツイッターなどを中心に紹介します。
ユイは普段は可愛らしい少女の見た目や、小さくて愛らしい妖精の姿をしていますが、いざというときはその能力をいかんなく発揮し、反則級ともいえるチート能力で問題や障害の解決します。そのギャップがファンの間で人気を博しているようです。
ユイの黒髪ロングが好きだという意見もあります。可愛らしい風体と少女らしい性格がマッチしている他、そのキャラクターが人気声優の伊藤かな恵さんによる演技によって何倍にも魅力が増しており、ユイ目当てでSAOを視聴するファンがいほど好評のようです。
SAOのなかでもユイのストーリーが一番好きだという声もあります。ユイが自身の正体が人工知能であることを思い出し、今までの感情がたとえ作られたものだとしても、ずっと一緒にいたい気持ちは本物だと伝えたシーンは、涙なしには語れない名シーンです。他にも、落胆したアスナを叱咤激励するシーンなどSAO作中でも名シーンが多いことが人気の要因の一つのようです。
【SAO】ユイの正体は人工知能(AI)だった
SAOに登場するユイの正体は、ゲーム内のプレイヤーの心のケアを行う人工知能でした。しかし、可愛らしい少女のようなルックスと愛くるしい性格を持ち合わせているほか、いざというときにはその強力なチート能力で解決してしまうギャップが人気のようです。また人工知能であるがゆえに様々な人や物事に触れ成長していく姿に心をうたれるファンも少なくないようです。
この記事のライター
e.effort千葉
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