【SAO】カーディナルはどのような目的を持っている?正体は?声優も紹介
『SAO』アリシゼーション編に登場するカーディナルについて考察します。カーディナルのプロフィールや正体、誕生した経緯や目的などを解説し、キリトとユージオとはどのようにして出会ったのか、『SAO』アリシゼーション編の概要やあらすじも紹介します。
目次
【SAO】カーディナルとは?
『SAO』のアリシゼーション編に登場するカーディナル(カデ子)とは一体どのような人物なのでしょうか。カーディナルがどんな存在かや見た目などのプロフィール、『SAO』のアリシゼーション編の概要やあらすじを紹介します。
カーディナル(カデ子)のプロフィール
『SAO(ソードアートオンライン)』のアリシゼーション編に登場するカーディナルは、ファンからは「カデ子」の愛称で呼ばれています。カーディナルは、アンダーグラウンドのカーディナルシステムのサブプロセスとして生きており、見た目は10代の少女でありながら実は200年以上も生きている存在です。
大図書館で過ごしてきたカーディナルは、アンダーワールドが作り上げた歴史や記録のシステムコマンド、アンダーワールドが仮想世界でありカーディナルシステムという自立型プログラムということも知っています。『SAO』のアリシゼーション編における重要人物の1人です。
SAOのアリシゼーション編の概要
『SAO』のアリシゼーション編は、著者は川原礫です。電撃文庫のライトノベルで9巻から14巻に収録されています。『SAO』は、2002年からオンライン小説として掲載されていました。その後小説として刊行され、2011年発行の「このライトノベルがすごい!2012」で作品部門ランキング1位を獲得しています。2017年で国内1300万部を突破し、世界13か国以上で翻訳されており、『SAO』は国内外問わず人気の作品です。
SAOのアリシゼーション編のあらすじ
キリトは、目覚めると仮想世界の中と思われる場所にいました。キリトは、記憶が曖昧でログアウトは出来ない状態でいると知り、その後1人の少年ユージオと出会います。ユージオと親交を深めたキリトは、この世界のことについて聞き出しました。ユージオは、この世界のことや幼馴染のアリスが幼いときに連れ去られたことを話します。人界の中心である央都セントリアに旅立つことを決めたキリトは、アリスの行方を捜したいと思っているユージオと共に出発します。
【SAO】カーディナルの正体や目的
『SAO』に登場するカーディナル(カデ子)は、少女のよう姿をしていますが200年以上も生きている人物です。カーディナルの正体や誕生した経緯、目的などを詳しく紹介します。また、アドミニストレータの正体やカーディナルとの関係も解説します。
アドミニストレータの正体
『SAO』に登場するアドミニストレータの正体は、公理教会の最高司祭であり、アンダーグラウンドのメインシステムで全ての事柄を管理している存在です。『SAO』のアンダーグラウンドのシステム管理者権限を持っていることから、アンダーグラウンドの人たちが逆らうことの出来ない人物でもあります。利己的な持ち主で、アンダーグラウンドに対して暗黒界人が人間に残虐行為を行うという実験をすることが目的です。
カーディナルの正体や誕生した経緯
公理教会にいた修道女見習いの少女であるリセリスが、カーディナル(カデ子)の正体です。フラクトライトを記憶しているライトキューブは、記憶容量に限界があり150年分の記憶しか保存できません。アドミニストレータは、利己的な考えから記憶容量の限界を回避するために、魂と記憶の統合をする「シンセサイズの秘儀」を行うことにしました。記憶を上書きコピーするために、公理教会にいた修道女見習いのリセリスに目を付けます。
リセリスに「シンセサイズの秘儀」を行った結果、魂と記憶を共有されたリセリスとアドミニストレータの2人がアンダーワールドの最高権限を持つという予想外の事態が起こりました。アドミニストレータはメインプロセスとして、修道女見習いのリセリスはサブプロセスとしての役割が与えられます。最高権限を持った修道女見習いのリセリスが、カーディナルの正体です。カーディナルは、アドミニストレータが行った「シンセサイズの秘儀」によって誕生しました。
カーディナルの目的
カーディナル(カデ子)の最終目的は、アンダーワールドの世界を無に還すことです。カーディナルには、アドミニストレータの間違いを修正する役割があります。そのため、アドミニストレータの人間に残虐の限りを行う実験をするという目的を止め、アンダーワールドを無に還そうとしています。
カーディナルにはもう1つ目的があり、人間のぬくもりを感じることです。200年以上の間、大図書館から出ておらず、人間のぬくもりが恋しくなっていました。人間と言葉を交わしたり、手を握ったりしたいと感じていたカーディナルの願いは、キリトによって叶います。
カーディナルが200年もの間大図書館にいた理由
カーディナル(カデ子)が200年もの間、大図書館にいたのは、アドミニストレータとの戦闘で追い詰められて大図書館に逃げたためです。カーディナルは、アドミニストレータと対決したことがありました。実力は互角ですが、アドミニストレータは大人の女性の姿、カーディナルは少女の姿をしているため、体格差が全く違います。アドミニストレータは体格差の違いに気付き、システムコマンドの禁止区域で有利に戦闘してカーディナルを追い詰めました。
大図書館まで追い詰められたカーディナルは、命からがら逃げ込んだのです。大図書館にはアドミニストレータは侵入できないため、カーディナルは大図書館で共に戦ってくれそうな協力者を探します。大図書館には、大量の書物が並び、アンダーワールドが創られた歴史やシステムコマンドの全てが分かる場所です。
【SAO】カーディナルの声優
『SAO』に登場するカーディナル(カデ子)の声優は、丹下桜です。丹下桜のプロフィールや主な出演作品について詳しく紹介します。
カーディナルの声優は「丹下桜」
『SAO』のアリシゼーションに登場するカーディナル(カデ子)の声優は、丹下桜です。愛知県出身で、声優の仕事以外にも、歌手や絵本作家として活躍しています。所属事務所は「ピクニック」で独特の可愛らしい声が特徴です。
丹下桜のプロフィール
独特の声にコンプレックスを感じていた丹下桜は、テレビ番組や映画などの作品を見て、声が活かせる声優を志します。短期大学に通いながら、声優養成所の東京アナウンスアカデミーの声優実践コースに入所しました。短期大学と養成所を卒業後は、「青二プロダクション」に所属し、1994年に『忍たま乱太郎』のユキ役でデビューしています。
丹下桜の主な出演作品
丹下桜の主な作品は、『忍たま乱太郎』のユキ役、『カードキャプターさくら』の木之本桜役、『無限のリヴァイアス』の和泉こずえ役、『プリンセスコネクト!Re:Dive』のイリヤ役、『その着せ替え人形は恋をする』の天花寺ミライ役などです。独特の可愛らしい声を活かすため、女性の声を担当することが多くあります。
【SAO】カーディナルの活躍や最期
『SAO』のアリシゼーションに登場するカーディナル(カデ子)は、キリトやユージオを助けたシーンで初登場します。2人との出会いや、カーディナルの使いであるシャーロットについて詳しく見ていきましょう。
カーディナルの初登場は何話?
カーディナル(カデ子)の初登場は、アニメでは「SAOアリシゼーション」第3期前半の12話で、ライトノベルでは12巻です。整合騎士に追い詰められたキリトとユージオを、カーディナルが助けたシーンにて初登場しました。
カーディナルとキリトとユージオの出会い
キリトとユージオは、セントラル・セカドラルの地下牢から抜け出し、アリスを助け出しに行きます。途中で整合騎士のエルドリエ・シンセシス・サーティワンに見つかってしまい、武器を持っていない状態のキリトとユージオは逃げました。整合騎士によって、追い詰められますが、2人の前に扉が現れ、逃げることが出来ました。助けてくれたのが、カーディナル(カデ子)です。カーディナルは、手招きして2人を大図書館に連れていき、通ってきた通路を掛け声1つで閉ざします。
カーディナルの使い魔はシャーロット
カーディナル(カデ子)には、使い魔のクモのシャーロットがいます。大図書館から出られないカーディナルに変わって、協力してくれそうなキリトを見つけ出してくれました。シャーロットは、キリトの周りでいつも見守って、ピンチの時には助けてくれます。キリトとユージオを大図書館の扉に誘導したのも使い魔のシャーロットです。手のひらサイズほどの大きさですが、アドミニストレータとの戦闘で、ソードゴーレムに立ち向かうために体を巨大化させて活躍しました。
カーディナルの死亡シーン
強力ですさまじい攻撃をするソードゴーレムが、300人の人間の集合体だと気づいたカーディナル(カデ子)は、殺人禁止の制約によって破壊できませんでした。キリトとユージオもソードゴーレムには敵わなく、カーディナルは全滅を確信します。キリトたちを助けるために、アドミニストレータに、自分の命と引き換えにキリトたちを助けて欲しいと提案しました。
アドミニストレータは、長年カーディナルを消したくても消せない存在だったため、カーディナルの提案を受け入れました。そして、カーディナルに激しい雷撃を打ち死亡させます。カーディナルは最後に、アドミニストレータの残虐行為を行う実験を阻止するために倒してほしいとキリトに願いを託しました。
【SAO】カーディナルに対する世間での評判や人気
『SAO』のカーディナル(カデ子)のファンは、「カデ子が可愛い」という評判が多くありました。少女の見た目をしているのに、知的な雰囲気をまとっているギャップなどがファンには人気なのでしょう。
カーディナル(カデ子)は、アドミニストレータの記憶容量の限界を回避するために「シンセサイズの秘儀」によって誕生した存在です。予期せぬ事態によって最高権限を持った人物が2人になってしまったので、ファンの中には悲劇によって誕生したと思ったのでしょう。
『SAO』に登場するカーディナル(カデ子)のファンは、アニメ版で登場を待っていた方もいました。出番は少ないですが、アリシゼーション編にとっての重要人物の1人であり、アンダーワールドの世界やカーディナルが誕生した経緯などを説明してくれる存在です。
【SAO】カーディナルの最終目的はアンダーワールドの全てを無に還すこと
『SAO』のアリシゼーションに登場するカーディナルの目的は、アンダーワールドを無に還すことことです。最高権限を持ったサブプロセスのカーディナルは、アドミニストレータの人間に残虐行為を行うという実験を阻止するために、行動しています。カーディナルの正体は、公理教会の修道女見習いの少女で、「セントラル・カセドラル」にある大図書館に200年以上いる重要人物です。
『SAO』のファンからは、「カデ子」の愛称で呼ばれいます。カーディナルの活躍は、アニメ版では「SAOアリシゼーション」第3期前半の12話、ライトノベルでは12巻で見られるので、是非チェックしてみてください。
この記事のライター
明石
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