【スラムダンク】山王戦は漫画の何巻から?あらすじや結末も紹介
『スラムダンク』の山王戦は、原作最後の試合でした。たくさんの名言や名シーンが生まれた山王戦は、『スラムダンク』の漫画では何巻に描かれているのでしょうか。また、山王戦のあらすじや結末、名言や湘北メンバーのその後も紹介しています。
目次
【スラムダンク】山王戦とは?
山王戦とは、『スラムダンク』で描かれた最後の試合です。広島インターハイ2回戦で、主人公の桜木花道が所属する湘北と山王工業高校が対戦しました。『スラムダンク』の原作漫画は湘北対山王の試合で、終了してしまいました。アニメの最終回ではインターハイ出場決定で終了してしまったので、山王戦は描かれませんでした。
スラムダンクの山王戦とは?
原作漫画最後の試合となった山王戦。『スラムダンク』の山王は、インターハイ3連覇中の強豪校です。そんな強豪校と2回戦で当たってしまった湘北。誰も湘北が勝つとは思っていませんでした。この試合では絶望的なムードからの追い上げ、桜木のケガ、ライバル流川から桜木へのパスなど、感動するシーンが盛りだくさんです。
スラムダンクの概要
『スラムダンク』は、 井上雄彦による漫画作品です。1990年から1996年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていました。主人公の桜木花道が、バスケットボールを通して成長していく姿が描かれています。その後アニメ化にもなり、『スラムダンク』はますます人気になりました。その人気は原作が最終回を迎え、アニメが終了しても衰えることはありません。そして2022年に映画が公開されることも発表されました。
スラムダンクのあらすじ
不良少年だった桜木花道は、赤木晴子に誘われ、湘北バスケ部に入部します。一目惚れした赤木晴子が目当てで入部したバスケ部ですが、桜木花道はどんどんバスケにのめり込んでいきます。キャプテンの赤木に指導され、同じ1年生の流山からは刺激を受け、桜木花道は急成長していきます。そして湘北バスケ部のメンバーは、全国制覇を目指します。
【スラムダンク】山王戦は漫画の何巻から?
『スラムダンク』の山王戦は、多くのファンが感動した試合です。そんな山王戦は、漫画では何巻から描かれているのでしょうか。単行本、完全版、新装版ごとに紹介します。
山王戦は単行本の何巻から何巻まで?
『スラムダンク』の単行本では、山王戦は25巻~31巻まで描かれています。前半戦が25巻と26巻で、後半戦は27巻~31巻です。『スラムダンク』は試合が主人公以外の目線からも描かれており、様々なエピソードが入るので、試合はとても長く描かれます。そして山王戦は、後半戦にとてもボリュームがあり読み応えのある内容です。
山王戦は完全版の何巻から何巻まで?
『スラムダンク』の完全版では、山王戦は20巻~24巻まで描かれています。前半戦は20巻、後半戦は21巻~24巻までです。完全版は単行本よりも大きく、A5版です。より迫力さが伝わり、カラーページも収録されています。
山王戦は新装版の何巻から何巻まで?
『スラムダンク』の新装版では、山王戦は16巻~20巻まで描かれています。前半戦は16~17巻、後半戦は18~20巻までです。大きさは単行本と同じです。コンパクトに収納できるので、今から『スラムダンク』の漫画を購入するならば、新装版がおすすめです。
【スラムダンク】山王戦のあらすじやメンバーをネタバレ
『スラムダンク』原作漫画の最後の試合となった山王戦。山王戦はどんな試合だったのでしょうか。山王戦のあらすじや結末、出場メンバー、モデルとなった高校を紹介していきます。
山王戦のあらすじと結末をネタバレ
山王戦は湘北の奇襲から始まりましたが、後半戦に入ると点差は20点で、山王がリードしています。しかし山王のエース沢北に苦戦していた流川も反撃。三井もスリーポイントを決め、徐々に点差が縮んでいきました。チームを盛り上げたのは桜木でした。しかしこぼれたボールを拾おうと追いかけた桜木は、机に背中をぶつけてしまいます。
ベンチに下げられた桜木ですが、再びコートへ戻ります。残り24秒で湘北が遂に逆転。会場も盛り上がります。しかしまた山王が逆転。残り時間もあと僅かですが、流川へのパスが通りました。しかし囲まれてシュートが打てない流川の視線の先には桜木。流川からパスをもらった桜木のシュートが決まりました。湘北は王者山王に見事に勝利しました。
山王高校のメンバーやキャラ
- 深津一成 常にクールな山王のキャプテン。ポジションはポイントガード。
- 河田雅史 すべてのポジションをこなす、オールラウンドプレーヤー。
- 松本稔 どこでもエースを張れると言い切る選手。ポジションはガード。
- 沢北栄治 山王のエース。高校ナンバーワンプレイヤー。
- 一之倉聡 チーム随一のスタミナと忍耐力の持ち主。ディフェンスのスペシャリスト。
- 河田美紀男 河田雅史の弟。関取のように大きい体だが、気が弱い。
- 野辺将広 チームで2番目に背が高い。リバウンド力が魅力
『スラムダンク』の湘北と感動的な試合をした山王。沢北は2年生ですが、1年生の時から山王のエースを務めています。『スラムダンク』は個性的なキャラが多いのですが、山王のメンバーも負けてはいません。
山王高校のモデルとなった高校
『スラムダンク』の山王高校は、モデルとなった学校があります。それは「秋田県立能代工業高校」です。山王高校はインターハイを3連覇している強豪校ですが、モデルとなった能代高校は、それよりも凄い記録を持っています。史上初の3年連続「三冠」を達成しています。三冠とは、「インターハイ」、「国体」、「全国高校選抜」を制することです。 1年間だけでも制することが困難な三冠を、3年連続達成しています。この時のメンバーに田臥勇太(たぶせゆうた)という選手がいました。それが山王の沢北のモデルと言われています。
【スラムダンク】山王戦の名言
『スラムダンク』には多くの名言が存在しますが、山王戦でもたくさんありました。山王戦の名言をいくつか紹介します。どの名言も、感動的な場面で生まれたものでした。
名言①「左手はそえるだけ…」
左手は添えるだけ・・・
出典: magmix.jp
残り数秒で試合終了。このままでは湘北は負けてしまいます。その時、エース流川へのパスが通りました。しかし流川は敵に囲まれ、シュートが打てません。その時に視界に桜木が入りました。流川がボールを持った時に、桜木がぶつぶつ言っていたのがこの名言です。そして流川から桜木へのパス。パスを受けた桜木は、見事にシュートを決め、湘北が勝利しました。犬猿の仲だった桜木と流川がタッチをするシーンは、『スラムダンク』屈指の名シーンです。
名言②「オヤジの栄光時代は…」
オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか? オレは………オレは今なんだよ!
『スラムダンク』の名言の中で、最も人気が高かった名言です。こぼれたボールを追いかけて背中を打ってしまった桜木は、ベンチに下げられてしまいます。試合には出さないと安西先生に言われてしまった桜木。しかしこの試合に掛けている桜木の意思は固く、安西先生に思いをぶつけて言ったのがこのセリフです。
名言③「静かにしろい…」
静かにしろい。この音が…オレを蘇らせる。何度でもよ
出典: magmix.jp
スリーポイントシュートを決め、湘北の勝利に貢献してきた三井。三井の得点力がなければ、湘北の勝利は難しいです。しかし三井は体力不足が弱点。山王戦でも体力がもたず、バテてしまいます。そんな三井を見て山王のメンバーも、三井はもう限界だろうと思っていました。しかし三井に流川はパスを送ります。すると三井は今までバテていたのが嘘のように、スリーポイントシュートを見事に決めます。ボールがゴールネットに入る音を聞いて、三井が心の中で言ったのがこのセリフです。
名言④「大好きです…」
大好きです。今度は嘘じゃないっす
桜木はダンクを決めましたが倒れてしまい、ベンチに下げられます。ぶつけた背中の痛みで意識が朦朧とする桜木は、今までの出来事を思い出していました。初めて晴子に声を掛けられた時に、晴子の関心を引こうと「バスケットが大好き」と答えた桜木。その時は当然嘘でした。しかし今は違います。不意に立ち上がり、晴子に言ったのがこの名言です。『スラムダンク』ファンが、感動したシーンです。
名言⑤「『負けたことがある』と…」
『負けたことがある』というのがいつか大きな財産になる
出典: magmix.jp
インターハイ常連校の絶対王者である山王。無名の湘北に負けてしまいます。今回のメンバーは、山王の歴代チームの中でも「最強」と言われていました。まさか負けるとは思っていなかった山王のメンバーに、重いどんよりとした空気が流れます。この名言は、ロッカールームに帰る途中に、山王の堂本監督が言ったセリフです。
【スラムダンク】山王戦や最終回のその後
山王戦で勝利した湘北でしたが、その後の試合は『スラムダンク』の漫画でも描かれることはありませんでした。ただ次の試合は「ボロ負けした」と文章で書かれただけです。ケガをした桜木はどうなったのでしょうか。気になる『スラムダンク』の最終回のその後を紹介します。
最終回のその後①桜木花道
『スラムダンク』の桜木は、まだリハビリを続けています。晴子とは手紙のやりとりをしています。バスケをやるためにリハビリを頑張っている桜木。そんな桜木の復帰を晴子は心待ちにしています。
最終回のその後②流川楓
『スラムダンク』の流川は公園で自主練習を終え、自転車で学校へ向かいます。耳にはイヤホンを付け、英語を聞いています。流川は将来、アメリカでバスケをする時のために英語を勉強しているようです。
最終回のその後③赤木剛憲
『スラムダンク』の赤木は小暮と一緒に授業を受けています。しかし赤木はバスケがしたくて仕方ありません。そんな赤木に小暮は「バスケ部を見に行こう」と誘いますが、「そんな中途半端なことはできないと」赤木は断ります。小暮はよくバスケ部に顔を出していますが、赤木は行きたい気持ちを抑えて我慢しているので、ストレスがたまっています。
最終回のその後④宮城リョータ
『スラムダンク』の宮城は、湘北のキャプテンになりました。宮城は授業をサボって、屋上で本を読んでいます。それはリーダーシップについての本でした。宮城は鬼キャプテンになろうと勉強していたのです。もしかすると赤木以上の鬼キャプテンになるかもしれません。
最終回のその後⑤三井寿
『スラムダンク』の三井は3年生ですが、引退はしませんでした。赤木の抜けた穴を埋めようと、早朝からシュート練習をしています。三井は全国で活躍し、大学の推薦を貰うのが目標のようです。
【スラムダンク】山王戦は映画で描かれる?
『スラムダンク』の山王戦は、映画で描かれるのでしょうか。『スラムダンク』最後の試合となった山王戦。感動も多かったこの試合を映像で見たい、数々の名言を聞きたいというファンも多いでしょう。山王戦を大きなスクリーンで見られたら、迫力があって感動も大きいはずです。
山王戦はアニメで放送された?
『スラムダンク』の山王戦は、残念ながらアニメでは放送されませんでした。『スラムダンク』のアニメは、神奈川県の予選までで終了しました。名場面が多い山王戦を、アニメでも見たかった人は多かったでしょう。しかしアニメでは原作にはない、オリジナルストーリーが描かれました。インターハイを控えた湘北のために、陵南と翔陽の合同チームが湘北と練習試合を行うのです。練習試合とはいえ、夢のようなチームに喜んだファンは多かったでしょう。
スラムダンクの映画公開が話題に
『スラムダンク』の漫画は1996年に終了しましたが、いまだに人気は衰えません。そしてなんと、映画になって帰ってきます。『スラムダンク』の映画は2022年12月3に公開予定です。タイトルは『THE FIRST SLAM DUNK』。映画館では湘北メンバーが描かれたポスターも飾られました。
山王戦はスラムダンクの最新映画で描かれる?
映画の『スラムダンク』は、内容はまだ明らかにされていません。しかし山王戦が描かれるのでは?という声も上がっています。その理由がいくつかあります。特報で『スラムダンク』の映画の映像がほんの少し流れたのですが、桜木の髪型が丸坊主だったのです。桜木が丸坊主になったのは、インターハイ予選決勝リーグの初戦、海南との試合後でした。そして湘北のユニフォームが赤、円陣を組んでいるメンバーが山王戦と一致、アニメで描かれていないからなどの理由が上げられます。
【スラムダンク】山王戦に対する世間での評判や人気
『スラムダンク』最後の試合となった山王戦。名言や名シーンがたくさんありました。そんな山王戦を世間では、どう思っているのでしょうか。SNSから声を集めてみました。
桜木は赤木晴子目当てで始めたバスケでしたが、すっかりバスケに夢中です。バスケの素人だった桜木ですが、今では湘北の中心メンバーになっています。ずっと桜木の成長を見て来たファンにとって、山王戦は涙必須の試合です。
山王戦をアニメで見たいという方は、とても多かったです。今の技術でアニメ化したら、さらに迫力ある映像になるでしょう。そして映画館の大きなスクリーンで見たら、感動も大きいはずです。
2022年12月に公開される映画は、『THE FIRST SLAM DUNK』となっていました。「FIRST」ということは、おそらく次もあるでしょう。今回の映画が山王戦の前半、次の映画が山王戦の後半が描かれるのではという意見がとても多かったです。
【スラムダンク】山王戦は単行本では25巻~31巻だった
『スラムダンク』は単行本、完全版、新装版の3種類あります。完全版はカラーページがあったり、新装版はコンパクトに収納できたりと、それぞれの良さがあります。山王戦は、ずっと『スラムダンク』を見続けたきたファンにとっては感慨深く、感動する試合です。アニメ化を望んでいる声も、とても多かったです。映画はどんな内容か分かりませんが、もう一度原作を読んで見るのもいいかもしれません。
この記事のライター
ささめ
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