【斉木楠雄のψ難】登場キャラまとめ！名前の由来は？物語のあらすじも

『斉木楠雄のψ難』は週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画でアニメ化や実写化もされました。登場するキャラが皆個性的であることも人気の理由の一つとなっています。この記事では『斉木楠雄のψ難』に登場するキャラ達の名前の由来や個性、作品のあらすじ等を紹介していきます。キャラやあらすじについて詳しく見ていく前に、まずは『斉木楠雄のψ難』の作者や作品概要について押さえておきましょう。

『斉木楠雄のψ難』の作者は埼玉県出身の漫画家である「麻生周一」さんです。麻生さんのデビュー作は第64回赤塚賞に準入選した作品でもある『勇者パーティ現る』で、2006年の「週刊少年ジャンプ」の34号に掲載されています。その後はいくつかの読切を掲載後、2007年に麻生さんの初めての連載作品である『ぼくのわたしの勇者学』を連載開始しました。趣味はダーツ・ゲームで本名は公開されていませんが、2019年に「でんぱ組.inc」に所属している「古川未鈴」さんと結婚をした事を発表しています。

麻生周一さんは2010年に「少年ジャンプNEXT」に読切『超能力者 斉木楠雄のψ難』を掲載しました。その後は2011年に「週刊少年ジャンプ」で不定期に同作品の連載を7回行った後、『斉木楠雄のψ難』とタイトルを変更して2012年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始しています。2018年までに連載した後、4コマや「ジャンプGIGA」に完結編を載せて完結しました。作中での話は◯χとカウントされていて、単行本は26巻と0巻が刊行されています。また、アニメや小説化だけではなく実写映画化もされました。

斉木楠雄のψ難のアニメの放送は2016年7月に開始しています。原作と同じく話数は◯χとカウントされていて、全部で24χが放映されました。2018年1月に第2期が放送を開始し、24χが放映されています。2期放送終了後に新作アニメの制作が発表され、2018年12月28日に年末特番として完結編の2χが放送されています。その後、2019年12月30日に「Netflix」でψ始動編10χの配信が開始され、原作のほぼ全編がアニメとして放映された事になりました。

ここまでは『斉木楠雄のψ難』の作者や概要について解説を行ってきました。あらすじ等を説明する前に、主人公の「斉木楠雄」が在籍するPK学園の2年巛（3）組のキャラを中心に、作中によく登場する個性の強いキャラ達についての解説や名前の由来等を一覧にして紹介していきます。

斉木楠雄（さいき くすお）は斉木楠雄のψ難の主人公で、作中では狂言回しやツッコミ役も担当しています。胎児の頃から超能力を持っていますが、強力すぎてデメリットも大きく使い勝手は良くありません。この事から「生まれつきすべてを奪われた人間」と自称しています。ピンクの髪の毛に緑の眼鏡、頭部には超能力を抑制する装置が取り付けられており特徴的な外見をしていますが、超能力で目立たないようにして超能力者である事を隠して生活をしています。超能力者と知っているのは家族を含む極一部だけです。

性格は好物や嫌いな物が関わらなければ冷静で、多少捻くれてはいますが困った人間を見捨てられない優しい性格をしています。作中では、超能力を使用して密かに人助けを行っています。作中では超能力で女体化もしていて「斉木楠子」という名前がありますが、遭遇してしまったクラスメイトには「栗子」と名乗っています。スイーツや特にコーヒーゼリーが好きで、嫌いなものはゴキブリ等の虫です。名前の由来は、心霊学や心霊研究という意味を持つ「サイキックス」で、実写版では「山崎賢人」さんが演じています。 

燃堂力（ねんどう りき）は斉木と同じ2年巛組に在籍するキャラです。何も考えていないため、斉木のテレパシーでも考えを読む事ができません。義理人情に厚い性格で、斉木を「相棒」と呼んでいます。筋肉質で背も高く、ケツアゴに金髪のモヒカン、左目に傷という強面な見た目であるため、多くの同級生からは距離を置かれています。学力は低く音痴でもありますが、身体能力が非常に高く、料理や家事は得意です。「念動力」が名前の由来で実写版では「新井浩文」さんが演じました。

海藤瞬（かいどう しゅん）は高校から中二病を発症し、漆黒の翼というキャラを演じている2年巛組の男子生徒の1人です。力を封印しているという設定で腕に包帯のようなものを巻いています。教育ママである母親の影響で学力は高く容姿も性格も良いため異性にはモテますが、方向音痴・不器用・運動音痴等欠点も多めです。守護霊はチワワでジャンプや少年コニャックを好み、魔眼探偵ジョーカーの主演を務めている「六神通」のファンです。「瞬間移動」が名前の由来で実写版では「吉沢亮」さんが演じています。

灰呂杵志（はいろ きねし）は斉木達クラスの学級委員長を務めていて、人望も高いので名実共にクラスのリーダー的な存在です。身体能力も高く成績も高い順位を残す文武両道な生徒で斉木も一目置くほど人柄も良いのですが、信条が「never give up」であり物事を根性で乗り切ろうとする等非常に暑苦しい部分が存在します。また、同じく高い身体能力を持つ燃堂をライバルだと思っていますが、燃堂側からは意に介されていません。「パイロキネシス」が名前の由来で、実写版では「笹原秀幸」さんが演じています。

鳥束零太（とりつか れいた）は霊能力を持つキャラで、幽霊達から斉木の事を聞いて弟子入りするために斉木の前へと現れました。その後、PK学園に家庭の事情で2年＋（2）組に編入しています。ルックスは良いため転校直後は守護霊を言い当てて人気を得ていましたが、鳥束のナンパでスケベな性格が知れ渡った後は女子に嫌われています。斉木は鳥束の性格を「済んだ目をしたクズ」と嫌ってはいますが、異能者としては同情をしています。「取り憑かれた」が名前の由来となっています。

照橋心美（てるはし ここみ）は斉木楠雄のψ難のメインヒロインで、その美しさは周囲の男性だけでなく女性までもが「おっふ」と奇声を上げてしまうほどです。男性を思い通りに動かす事に快感に感じる等黒い部分を持ちますが、完璧な美少女を演じるための努力は惜しまないため斉木も一目置いています。夏休みに偶然出会った斉木が照橋の思う通りに動かず、それ以来、彼女は斉木の事を徐々に意識するようになりました。「テレパシー」が名前の由来で、実写版では「橋本環奈」さんが演じました。

夢原知予（ゆめはら ちよ）は2年巛組の生徒の1人で、ボブカットとカチューシャが特徴のオカルト部に所属する女子高生です。勉強は苦手ですがコミュニケーション能力が高く、性格も裏表が無いためか女子の友人が多いです。ただ、ロマンチストな部分があり惚れっぽい所は「生まれたてのひよこ」と喩えられるほどです。斉木楠雄のψ難作中でも好きな相手が途中で何人も変わっていますが、最後は修学旅行で助けてくれた海藤へと好意を持つようになりました。「予知夢」が名前の由来となっています。

目良千里（めら ちさと）も2年巛組に所属している生徒の1人で、おさげと眼鏡が特徴の女子生徒です。登場キャラの中でも非常によいスタイルを持っています。同じクラスの夢原知予とは仲が良いです。病弱の母親や幼い姉弟をアルバイトをいくつも掛け持ちをして養っていますが、生活は非常に貧しいです。貧しさから草や雪を食べるあるためか、かなり強靭な胃腸や歯を持っていて食べ物が絡んでくると性格が変わります。斉木の活躍で途中から父親と一緒に暮らせるようになりました。「千里眼」が名前の由来となっています。

窪谷須亜蓮（くぼやす あれん）は、斉木楠雄のψ難の原作65χで2年巛組に転校してきた男子生徒です。転校する前は関東一の暴走族の12代目総長を務めていたヤンキーでした。転校を機にヤンキーから足を洗おうとして服や髪型を改めましたが、最終的には全校生徒に正体がバレてしまっています。元ヤンキーであるため喧嘩は強く、格闘ゲームも得意でバイク好きでもあります。「透視（クレヤボヤンス）」が名前の由来で、実写版では「賀来賢人」さんが演じています。

才虎芽斗吏（さいこ めとり）も斉木楠雄のψ難の原作114χで、照橋へプロポーズするため2年巛組へと転校してきた男子生徒です。プライドが高く傲慢な部分を持つ上超一流財閥の御曹司のためか指揮能力が高いです。登場直後は圧倒的な財力を背景に同級生を買収しようとしましたが逆襲されています。その後は才虎が転校すると聞いた燃堂が泣いたのを見て転校を辞める等、買収や横暴さは控えめとなりました。また、「花虎」という名前の虎を飼っていますが偶に反抗されています。「サイコメトリー」が名前の由来です。

相卜命（あいうら みこと）は斉木楠雄のψ難162χで2年巛組へと転入してきた、斉木以外では唯一の超能力を持つ女子生徒です。超能力は他人のオーラを見ることや占いに長けていて、斉木とは別ベクトルの超能力者となります。PK学園に転校してきた理由も占いで相卜の運命の相手がPK学園にいると出てきたからであり、斉木が超能力者である事を知って好意を持つようになっています。金髪で褐色肌を持ち陽気な性格をしていてギャル語を喋っていますが、他人に独特なあだ名をつけています。「命・卜・相」が名前の由来です。

ここまでは斉木楠雄のψ難に登場する個性的なメインキャラ達を紹介してきました。しかし、作中で登場しているキャラには例え出番が少なくても強い個性を持つキャラも多く存在しています。ここからは、メインキャラではないものの強い個性を持つキャラ達を紹介します。名前の由来についても分かってる範囲で解説します。

明智透真（あけち とうま）は斉木楠雄のψ難の原作210χで転入してきた男子生徒で、斉木とは小学2年まで同じ小学校に通っていた元幼馴染です。頭の回転が早くてセリフの量が多く、喋りながら別の事を考える事が可能で斉木のテレパシーが通じにくいです。幼い頃に斉木に助けてもらった事があり、斉木の事を超能力者ではないかと疑っていました。斉木は過去改変をして超能力者である事を隠そうとしましたが、最後は素直に話しています。斉木が超能力者である事を知る数少ないキャラの1人で、「透明」が名前の由来です。

「高橋」は2年巛組に在籍するキャラの1人で、タラコ唇と緑色のアフロという特徴を持つキャラですが運動能力や学力は低く、個性もかなり薄いためモブ扱いされる事もあります。家族構成は両親と弟が1人います。同じクラスの「村田修二」と「横田邪我（よこた じゃが）」とはよく行動を共にしている友人同士で、後に3人揃って才虎の子分となりました。また、読切版には瓜二つのキャラが登場していますが全くの別人という事が判明しています。

村田修二（むらた しゅうじ）は高橋や横田とよく行動している2人の友人というキャラで、2年巛組に在籍している生徒の1人です。才虎登場後は高橋や横田と一緒に子分となっています。8月24日生まれのA型で、情報収集やIT関連を得意としています。

「松崎」はPK学園の体育や生活指導の教師を務めているキャラです。ジャージを常に着用し偶に竹刀も携帯している事もあります。校則違反者には厳しく接しているため生徒達からはあまりよく思われていませんでしたが、内面では生徒の事を大切にしている事や律儀な事が知られてくると松崎の事を慕う生徒も見られるようになってきました。弱い者の味方でもあるので、斉木からは信用されています。実写版では「鎌倉太郎」さんが演じていて、2年巛組の担任という設定が追加されています。

佐藤広（さとう ひろし）は野球部に所属している2年＋組の男子生徒です。学力から家族構成や思考等の全ての面で連載していた当時の男子高校生の普通を体現しているキャラで、その普通ぶりは周りの環境にも影響を与えるほどです。佐藤自身は普通でしかない自分に劣等感を感じていますが、普通に憧れを持っている斉木にとっては憧れや強い関心を持っているキャラです。斉木楠雄のψ難作中では準レギュラーと言われる程出番はありますが、佐藤と斉木は直接関わった事はありません。

鈴宮陽衣（すずみや ひい）は斉木楠雄のψ難の原作257χから登場した2年＋組の女子生徒で、アホ毛と不幸体質の特徴を持つ女子生徒です。不幸は周りの者を巻き込んでしまいますが、鈴宮自身は単なるドジだと思いこんでいます。不幸体質の原因は守護霊にあり、鳥束によって守護霊が改心しましたが不幸体質についてはその後どうなったのかは分かっていません。作中では佐藤に好意を寄せられていますが、涼宮自身は様々な事柄が重なった事で鳥束に対して好意を寄せています。

梨歩田依舞（りふた いむ）はPK学園1年生の女子生徒で金髪のツインテールを持つ美少女ですが、異性から注目を浴びたがり思い通りにならないと感情的になってしまう部分を持っています。中学では多くの男子を自身の美貌で虜にしていましたが、PK学園では照橋という圧倒的な美少女が在籍していた事により存在が霞んでしまいました。その後は「斉木を好きになる」「照橋に惚れる」「六神通のファンになる」等、キャラが迷走しています。「タイムリープ」が名前の由来となっています。

ここまでは数多くの個性的なキャラについて見てきました。ここからは斉木楠雄のψ難のあらすじや見所をチェックしていきましょう。また、あらすじが理解しやすくなるように斉木楠雄のψ難の世界観についても解説します。

あらすじを見ていく前に、まずは『斉木楠雄のψ難』の世界観について押さえておきましょう。『斉木楠雄のψ難』の舞台は2010年代前半の日本で、作者の麻生周一さんの作品である『ぼくのわたしの勇者学』の5年後の世界だと麻生さん自身が発言しています。作中では斉木の超能力である復元能力で年度末になる毎に1年間時間を戻しているため時間が経っておらず、マインドコントロールによってケガの回復速度や髪の毛の色等現実での日本との矛盾点が解決されています。また、作中に登場した超能力者は斉木と相卜の2人だけです。

PK学園に通う高校2年生の「斉木楠雄」は強大過ぎる超能力を隠して普通の高校生として過ごしています。しかし、斉木の周囲には非常に強い個性を持つキャラクター達が多く集まっています。今日も斉木の周囲では厄介事や面倒事が起こり、斉木は自身が超能力者だとばれないように正体を隠しながら超能力を使い事態を解決していくというあらすじになっています。

斉木楠雄のψ難は1話完結型のギャグ漫画です。個性が強いキャラクター達や、その個性が強いキャラクター達の起こすトラブルに主人公・斉木楠雄の冷静な対応がシュールなギャグとして成り立っています。作中での話はテンポ良く進み、斉木自身の突っ込みやあらすじ等の解説もあり初見でも分かりやすくて見やすい点も斉木楠雄のψ難という作品の大きな見所の1つとなっています。

ここまでは、斉木楠雄のψ難のキャラやあらすじについて解説してきました。ここからはアニメ版『斉木楠雄のψ難』で主なキャラを演じた声優について紹介します。個性的なキャラ達をどのような声優が演じたのか見ていきましょう。

斉木楠雄の声を担当しているのは、青二プロダクションに所属して声優や歌手・ナレーターとして活躍する「神谷浩史」さんです。千葉県出身で茨城県で育ち、1994年に『ツヨシしっかりしなさい』の「アベックの男」が声優としてのデビュー作です。『ハチミツとクローバー』の「竹本祐太」、『軌道線ガンダム00』の「ティエリア・アーデ」、『夏目友人帳』の「夏目貴志」、『物語』シリーズの「阿良々木暦」等のキャラを演じています。

燃堂力の声を担当しているのは声優や歌手として活躍している「小野大輔」さんです。演技の幅が広く、「おのでぃ」という愛称で親しまれています。デビュー作は2002年の『フルメタル・パニック』の「小林」役です。『涼宮ハルヒの憂鬱』の「小泉一樹」、『進撃の巨人』の「エルヴィン・スミス」、『ジョジョの奇妙な冒険』の「空条承太郎」、『AIR』の「国崎往人」等のキャラを担当して活躍しています。

海藤瞬の声を担当しているのは、声優の「島﨑信長」さんです。宮城県出身で趣味は料理やお菓子作り、ゲームです。2009年に『戦場のヴァルキュリア』の「ヘルバート・ニールセン」役で声優としてデビューをしました。『銀の匙 Silver Spoon』の「相川進之介」、『ダイヤのA』の「古谷暁」、『暗殺教室』の「二代目 死神」、『Fate/Grand Order』の「藤丸立香」、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の「ユージオ」等を担当しています。

灰呂杵志の声を担当しているのは、声優の「日野聡」さんです。2000年の『ERV緊急救命室』の吹き替えで声優としてデビューしました。アニメの声優としてデビューしたのは2003年の『一騎当千』の「周瑜公瑾」役です。『灼眼のシャナ』の「坂井悠二」、『-NARUTO-』の「サイ」、『とある魔術の禁書目録』の「浜面仕上」、『オーバーロード』の「モモンガ/アインズ・ウール・ゴウン」等のキャラを演じています。

鳥束霊太の声を担当しているのは、声優や歌手として活動する「花江夏樹」さんです。神奈川県出身で、趣味はカラオケとゲームです。2011年に『ゴールデン☆キッズ』の「俊太」役で声優としてデビューしました。『ダイヤのA』の「小湊春市」、『東京喰種トーキョーグール』の「金木研」、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の「ビスケット・グリフォン」、『ブラッククローバー』の「リル・ポワモルティエ」等を演じています。

照橋心美の声を担当しているのは、声優の「茅野愛衣」さんです。東京出身で、散歩やカフェ巡りを趣味としています。2010年に『怪物王女』の「紗和々」役で声優としてデビューしました。『ちはやふる』の「大江奏」、『夢喰いメリー』の「橘勇魚」、『氷菓』の「伊原摩耶花」、『ノーゲーム・ノーライフ』の「白」、『この素晴らしい世界に祝福を!』の「ダクネス」等を演じています。

夢原知予の声を担当しているのは、声優や歌手として活躍する「田村ゆかり」さんです。趣味や特技はお菓子作りや猫寄せ・リボン結びで、福岡県出身です。1997年に『マクロス・ジェネレーション』の「パッセル」役で声優デビューし、2001年から歌手活動を開始しています。『魔法少女リリカルなのは』の「高町なのは」、『ひぐらしのなく頃に』の「古手梨花」、『ノーゲーム・ノーライフ』の「ジブリール」、『-NARUTO-』の「テンテン」等を演じています。

目良千里の声を演じているのは、声優や女優・歌手の「内田真礼」さんです。趣味は旅行・日本文化に触れる事・スヌーピー・銀歯・アメコミヒーローや野球観戦でホークスファンです。声優としてのデビューは2010年の『ぼく、オタリーマン』で、女優としては2012年・歌手としては2014年にデビューしました。『中二病でも恋がしたい!』の「小鳥遊六花」、『ノラガミ』の「壱岐ひより」、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の「カタリナ・クラエス」等を演じています。

斉木楠雄のψ難の連載中に人気投票は2回行われました。しかし、1回目の人気投票が行われたのはまだ登場していないキャラがいる2013年です。2回目の人気投票はアニメ化記念で行われましたが、前日に作者の周囲の人物に聞きこまれた人気投票であり総投票数は非常に少ないです。しかし、多くのキャラが登場した後の人気投票はweb上等の非公式でしか行われていません。今回は、様々な人気投票の結果をもとに人気キャラのTOP3を紹介していきます。

人気キャラの3位は「窪谷須亜蓮」です。web上での人気投票では高い順位を獲得していますが、第1回の人気投票では登場していなかったためかランキングに名前はありません。第2回では6位という結果に終わっています。人気の理由は、「男気がある」「かっこいい」「内面もイケメン」等です。また、担当声優の細谷佳正さんのヤンキーボイスも人気のある理由の1つとなっています。作中では海藤瞬と仲が良く、2人の関係性も一部の女性ファンから支持されています。

人気キャラランキングの2位は「海藤瞬」です。第1回人気投票では2位・第2回でも3位と個性が強い登場キャラの中でも高い順位を維持し続けている他、web上の人気投票でも高い順位をキープし続けています。残念なイケメンと言われていますが、作中では危険を冒して友人を守ろうとするなど根っこの所で善人だという点が人気の高い理由の1つです。

多くの強い個性を持つキャラ達が登場する中、ほとんどの人気投票で1位を獲得しているのが主人公の「斉木楠雄」です。人気のある理由としては、割と常識人であり苦労人気質ですがおせっかいと言えるレベルで人がいいことが挙げられています。そんな斉木も虫が苦手だったり少々面倒な所があったり、好物の甘い物が絡めば暴走してしまったりと少々ポンコツな面も存在しています。いい所も悪い所も両方合わせて好感を持たれているキャラです。

斉木楠雄のψ難でメインヒロインとされているのは「照橋心美」です。しかし、2013年に「ジャンプBOOKストア!」で行われた「3作のヒロイン壁紙をバレンタインプレゼント」という企画で『ニセコイ』『To Loveる -とらぶる-ダークネス』の2つのラブコメ漫画に並んでプレゼントされたのが「斉木楠子」の壁紙でした。この事は作者も聞いていなかったため驚き、楠子の人気は登場直後から高かった事もあり一部の読者は「楠子がヒロインでいいんじゃないですか」という発言をしている人もいました。

斉木楠雄のψ難では、名前もつけられていないようなモブキャラまでもが非常に強い個性を持っています。このように名前の無いモブキャラが個性を持っていると作品が面白いと感じるという意見や、1人1人に強い個性やストーリーをつけるような作品だからこそ好きだという意見もありました。

度々開催される人気投票では、他の作品のキャラや作中で登場した様々な物に票が入る事があります。斉木楠雄のψ難の第1回人気投票は特にひどく、「殺せんせー」「ゴキブリ」「メテオ（ただの石）」「斉木のメガネ」等様々なものに複数の票が入っています。また、10位には「コーヒーゼリー」11位に「守護霊・チワワ」が入っていて、灰呂等の比較的登場率が高い一部のキャラよりも上となっていたりします。

斉木楠雄のψ難の実写版は評価自体は高いとは言えず、原作の個性の強いキャラの再現も難しかったのか似てないキャラも少なくはないです。さらに、原作とキャラや設定が違っているキャラも存在しています。しかし、実写の中でも再現度の高いキャラや評価できる部分も確かに存在していて、特に燃堂の再現度は非常に高く多くのファンから評価されています。

この記事では、斉木楠雄のψ難の各キャラの個性や名前の由来、あらすじ等について解説してきました。斉木楠雄のψ難のキャラ達は、名前も無いようなモブキャラですら非常に強い個性を持っています。そういったキャラ達に加え、1話完結であらすじの解説がある等わかりやすいストーリーも人気の理由となっていました。また個性の強いキャラが多いためか、人気投票では様々なものに票が入れられていました。そんな中でも、主人公「斉木楠雄」は非公式・公式関わらず人気投票で1位を取り続ける人気キャラとなっています。