【るろうに剣心】アニメの主題歌を一覧で紹介！劇場版や実写版の曲も

『るろうに剣心』は、和月伸宏さんによる作品です。和月伸宏さんは漫画家やイラストレーターとして、現在も活躍しています。東京都生まれの新潟県育ちで、新潟県立長岡高等学校を卒業しています。高校在学中に第33回手塚賞佳作を受賞し、高校卒業後に上京しました。それから小畑健さんや高橋陽一さんらのアシスタントを務めながら活動を続け、1994年に週刊少年ジャンプでるろうに剣心の連載を開始しました。

和月伸宏さんは、『サムライスピリッツ』や『ライジングサン』、『バーチャロン』などのゲームのファンです。特に『サムライスピリッツ』シリーズは、るろうに剣心に大きな影響を与えています。漫画では『ドラえもん』や『タッチ』、『幽☆遊☆白書』など、多くの作品から影響を受けているようです。基本的にエンターテイメントはハッピーエンドだという持論があり、るろうに剣心も登場人物の笑顔でラストを飾りました。

るろうに剣心は週刊少年ジャンプで、1994年から1999年まで掲載されていた漫画です。日本の明治時代を舞台に、剣客たちが激しい戦いを繰り広げます。テレビアニメや劇場版アニメ、実写劇場版など、複数のメディアに展開されている人気作品です。完結からしばらくして、「京都編」の5年後を描いた番外編がジャンプスクエアに掲載されました。その後「北海道編」の連載が決定し、番外編の続きとして物語が始まりました。

るろうに剣心のアニメは、1996年から1998年にかけて放送されました。その途中、劇場版アニメも上映されています。また、実写劇場版の制作も決定し、2012年に上映されました。実写劇場版では、主演の佐藤健さんが緋村剣心そのものだと話題になりました。

「人斬り抜刀斎」として恐れられていた緋村剣心は、これ以上人を殺さないことを誓います。剣心は人を斬れない逆刃刀を手に、困っている人々を救い続けていました。東京で神谷薫と出会った剣心は、薫が師範代を務める神谷道場のピンチを救います。剣心はそこから神谷道場の居候となり、明神弥彦や相楽左之助など、多くの仲間たちと出会います。抜刀斎だった頃の因縁による戦いに巻き込まれながらも、剣心は新たな行き方を模索していくのでした。

アニメるろうに剣心の記念すべきひとつめのOP主題歌は、JUDY AND MARYの「そばかす」です。この曲は、1996年1月10日に放送された1話目から、1997年2月5日の38話まで使用されました。この時代のアニメは、漫画の内容に合わせた独自のOP主題歌を使用することが多かったです。しかし、るろうに剣心では原作とまったく関係ない曲を使用し、このOP主題歌は大きな話題となりました。

「そばかす」はJUDY AND MARYの9枚目のシングルで、オリコン週間シングルチャートで1位を獲得した人気曲です。作詞はYUKIさん、作曲は恩田快人さんです。アニメとのタイアップが決まったことを突然告げられ、3日で書き上げた曲だそうです。

ただ、タイアップ作品のタイトルも内容も聞かされていなかったため、メンバーが知っていた『キャンディ・キャンディ』をイメージして作り上げたようです。そのため、軽快で明るいポップな曲調で、るろうに剣心のイメージとはまったく異なる曲が出来上がりました。

JUDY AND MARYは、日本を代表するロックバンドとして活動していました。1992年に結成し、1993年にメジャーデビューします。メンバーの恩田快人さんは、女の子がポップで切ないサウンドを歌うという構想をバンド結成前から練っていたそうです。そのため、JUDY AND MARYの曲は、特に若い女性から強い支持を得ていました。2001年に解散してしまいましたが、それぞれのメンバーはソロとして音楽活動を行っています。

るろうに剣心のアニメOP主題歌のふたつ目は、川本真琴さんの3枚目シングルである「1/2」です。こちらの主題歌は、1997年2月12日放送の39話から1998年4月14日放送の82話まで使用されていました。ひとつ目のOP主題歌である「そばかす」同様、原作の内容とは関係ない歌詞と曲調です。可愛らしい乙女心が伝わる歌詞と、スピード感あふれるメロディが特徴的な主題歌でした。

「1/2」は川本真琴さんが作詞・作曲を手がけた曲で、1997年3月21日に発売されました。売上枚数は73.1万枚で、川本真琴さんが発売した曲の中でも最高のヒット作です。「1/2」は他の歌手や声優からカバーされることも多く、中川翔子さんやカノエラナさん、川澄綾子さんらがカバー曲として発表しています。

川本真琴さんは日本のシンガーソングライターで、1974年1月19日生まれです。福井県福井市出身で、高校・大学と音楽科ピアノ科を専攻しています。「愛の才能」で1996年にメジャーデビューし、それから多くのヒット作品を生み出してきました。2000年代初めにはプライベートオフィスを設立し、メジャーやインディーにとらわれない形で活動を続けています。

るろうに剣心のOP主題歌はこれまで女性ボーカルが務めてきましたが、３つ目にして男性ボーカルが歌うOP主題歌になりました。CURIOによる「君に触れるだけで」は、1998年4月21日に放送された83話から1998年9月8日放送の94話まで使われました。95話にも使用されていますが、95話は未放送となっています。ただ、るろうに剣心のアニメ終了後、ソフト化して発売されました。

「君に触れるだけで」はNOBさんが作詞し、AJAさんが作曲した作品です。オリコンでは、最高で14位を獲得しました。これまでのOP主題歌同様ポップな仕上がりですが、最終章にふさわしい力強くてかっこいいメロディも楽しめます。OP映像と曲がマッチしており、軽快なリズムに乗って戦うキャラたちの姿も人気でした。

CURIOは日本のロックバンドで、1995年に結成されました。結成した年にBSヤングバトル近畿大会に出場し、準優勝しています。メジャーデビューしたのは1997年で、エピックレコードジャパンからシングル「ときめき」を発売しています。2003年に解散していますが、2012年に一夜限りの再結成ライブを行っています。その後も、少ない数ながらライブ活動を行っています。

アニメるろうに剣心の初代ED主題歌は、THE YELLOW MONKEYの「Tactics」です。非常にノリの良い曲で、るろうに剣心のイメージにぴったりはまっていました。このED主題歌は、1996年1月10日の1話から1996年5月1日の12話まで使用されていました。曲はもちろん、ダークな雰囲気のED映像が人気でした。

アニメるろうに剣心のふたつ目のED主題歌は、涼風真世さんの「涙は知っている」です。涼風真世さんはアニメの緋村剣心の声も担当していましたが、アニメの声とはまた違った歌声を披露してくれました。この曲は、1996年5月8日の13話から1996年10月16日の27話まで使われました。ED映像には本編のバトルシーンが用いられ、それもまた話題となりました。

「HEART OF SWORD〜夜明け前〜」は、T.M.Revolutionの3枚目のシングルです。るろうに剣心のアニメでは、1996年10月23日の28話から1997年2月5日の38話までと、1997年3月12日の43話から1997年5月28日の49話まで使用されていました。タイトルの「HEART OF SWORD」は日本語に訳すと「剣の心」となり、緋村剣心をイメージして作られた曲であることがわかります。

人気ロックバンドL’Arc～en～Cielによる「the Fourth Avenue Cafe」は、アニメるろうに剣心の4つ目のED主題歌に採用されました。この曲は1997年2月12日の39話から、約1ヶ月後の1997年3月5日の42話まで使用されていました。使用されていた期間が非常に短いですが、これは放送の途中でバンドメンバーが逮捕されたためです。メンバー逮捕後は、3つ目のED主題歌である「HEART OF SWORD〜夜明け前〜」に差し替えられました。

アニメるろうに剣心の5つ目のED主題歌である「It’s gonna rain!」は、雨の日の女性の不安定な気持ちを表現した曲です。ED映像でも途中から雨が振り出し、登場人物の物憂げな表情が描かれています。しかし、曲調はポップで意外と明るく、心癒されるような落ち着いたサウンドが楽しめます。

SIAM SHADEの6枚目のシングルである「1/3の純情な感情」は、アニメるろうに剣心の6つ目のED主題歌に選ばれました。放送された時期は、1997年11月18日の67話から1998年4月14日の82話までです。オリコンのシングルチャートで最高3位を獲得したヒット曲で、疾走感のあるメロディとインパクトのある歌詞が人気です。

アニメるろうに剣心の最後のED主題歌に選ばれた「ダメ！」は、現在ではBe-Bとして活動している和泉容さんが歌っています。使用された期間は、1998年4月21日の83話から1998年9月8日の94話までです。また、未放送分の95話にも使用されています。「ダメ！」は和泉容さんの13枚目のシングルで、サビのフレーズが特に印象的です。ED映像には、これまでアニメで流れたシーンがいくつも使われています。

劇場版アニメの『るろうに剣心-維新志士への鎮魂歌（レクイエム）』では、テレビアニメのED主題歌も担当したL’Arc～en～Cielの曲が使用されました。L’Arc～en～Cielの「虹」は7枚目のシングルで、活動休止から復活した最初の曲でもあります。バンド名の「L’Arc～en～Ciel」を日本語にした「虹」というタイトルからも、思い入れのある曲であることがわかります。いまだに名曲として語り継がれている、人気の高い曲です。

劇場版るろうに剣心-維新志士への鎮魂歌（レクイエム）のED主題歌は、アニメタルによる「永遠の未来」です。アニメタルは既存のアニメ主題歌をメタル・アレンジしてきたバンドですが、「永遠の未来」は彼らが初めて作ったオリジナルソングです。アニメタルの他の曲とは少しテイストが異なり、だいぶ落ち着いた曲調になっています。

るろうに剣心OVAの「星霜編」の主題歌には、笠原弘子さんの「愛しさの糧」が使用されました。星霜編は原作とはまた違ったストーリー展開で、緋村剣心と神谷薫が死亡するという悲しい物語になっています。笠原弘子さんの透き通った声による「愛しさの糧」は、悲しい物語の最後にぴったりの曲でした。

るろうに剣心のOVA「新京都編」前編の主題歌として使われたのは、住岡梨奈さんの「七色の風」です。本物の風を感じるような爽やかなサウンドが、心をスッキリさせてくれます。優しい曲調のED主題歌で、アニメの余韻を優しく包んでくれます。

るろうに剣心OVAの「新京都編」の後編では、引き続き住岡梨奈さんの曲がED主題歌として使われています。「七色の風」同様爽やかな曲調で、思わず口ずさんでしまいたくなる伸びやかなサウンドが特徴です。「feel you」は、住岡梨奈さんのメジャーデビューシングルでもあります。

るろうに剣心の実写劇場版1作目の主題歌は、ONE OK ROCKの「The Beginning」です。この曲は、ONE OK ROCKの約1年ぶりとなるニューシングルです。現在でもONE OK ROCKの代表曲のひとつとして人気で、YouTubeの公式チャンネルではMVの再生回数が1.7億回を超えています。疾走感のあるロックテイストな曲調が、実写劇場版るろうに剣心の世界観にぴったりでした。

るろうに剣心実写劇場版の2作目は、「京都大火編」です。この劇場版の主題歌には、ONE OK ROCKの「Mighty Long Fall」が使用されました。実写劇場版1作目とはまたテイストが異なっており、どことなくミステリアスな雰囲気が漂います。曲の入りは静かですが、サビには爆発的なサウンドが飛び出してきます。実写劇場版の緊張感を、そのまま表現した主題歌だといえるでしょう。

るろうに剣心実写劇場版3作目の「伝説の最期編」では、ONE OK ROCKの「Heartache」が主題歌として使われています。これまでの主題歌とは違い、バラード調のしっとりとした曲です。「伝説の最期編」では激しい戦闘に終止符がつき、緋村剣心たちが平穏な日常に戻っていきます。この「Heartache」により、剣心たちの戦いが終わったことを実感することができるでしょう。

るろうに剣心実写劇場版は、4作目と5作目をもって完結となりました。この最後の物語の主題歌として選ばれたのが、ONE OK ROCKの「Renegades」です。シリーズの最後を飾る曲にふさわしい、壮大な歌詞とメロディーが心に響きます。

るろうに剣心のアニメは過去にも放送されていますが、新たにリメイクされたアニメの放送が決定しました。放送時期は2023年で、フジテレビのノイタミナ枠で放送されます。ただ、放送される日付など、まだ詳しいことは発表されていません。

以前のるろうに剣心のアニメでは、主人公の緋村剣心を涼風真世さんが演じました。しかし、新アニメでは声優が変更となり、斉藤壮馬さんが剣心役を担当することが発表されました。涼風真世さんの中性的な声から男性の声に代わるため、イメージと異なるというファンの声もあります。しかし、PVを見た人からは、思ったよりも違和感がないという感想も上がっていました。

斉藤壮馬さんは、1991年4月22日生まれの声優です。山梨県甲府市出身で、81プロデュースに所属しています。早稲田大学に在学中、声優養成所に通って声優の仕事を学びます。しかし、学業との両立が難しく、一時期養成所通いを辞めました。大学3年のときに養成所に通い直し、ゲームの『剣と魔法と学園モノ。2G』で声優デビューしました。趣味は読書や楽器演奏、散歩、料理などです。

斉藤壮馬さんは『ハイキュー!!』に山口忠役で出演し、注目を集めるようになります。同じ年に放送された『アカメが斬る！』では、タツミ役で初主演を果たしました。その他の主な出演作品と担当キャラは、『骸骨書店員 本田さん』の本田さん、『ササキと宮野』の宮野由美、『ブルーロック』の千切豹馬などです。

るろうに剣心の旧アニメで神谷薫を演じたのは、女優の藤谷美紀さんでした。新アニメでは、声優の高橋李依さんが薫の声を担当します。高橋李依さんの薫は以前の薫の声と似ていて、女の子らしい可愛い声をしています。そのため、昔からのファンも、新たな薫に期待を寄せているようでした。

高橋李依さんは、1994年2月27日生まれの声優です。埼玉県出身で、所属事務所は81プロデュースです。声優ユニット「イヤホンズ」のリーダーでもあり、歌手としても精力的に活動しています。趣味はエレキギターやネイルアート、100円ショップ巡りなどです。声優デビューは2013年で、出演した作品はテレビアニメの『ステラ女学院高等科C3部』です。

高橋李依さんは神谷薫だけでなく、『トモちゃんは女の子！』の相沢智や『この素晴らしい世界に爆焔を！』のめぐみんなど、これから放送予定の多くのアニメへの出演が決定しています。これまでに出演した作品と担当キャラには、『ゆるキャン△』の斉藤恵那、『魔法つかいプリキュア』の朝日奈みらい（キュアミラクル）、『Re:ゼロから始める異世界生活』のエミリアなどがあります。

るろうに剣心の新アニメは、まだそれほど多くの情報が発表されていません。今のところ発表されているのは、緋村剣心と神谷薫のキャストだけです。それ以外のキャストや主題歌については、これからの公式発表を待つしかありません。

るろうに剣心の主題歌は、当時の人気アーティストによる楽曲が多く使われていました。そのラインナップを思い浮かべたとき、豪華なアーティスト陣に改めて驚く人も多いようです。名曲揃いであるため、一番を決められないというコメントもありました。

るろうに剣心は新アニメの放送が発表され、ファンの間でも大きな話題となっています。主題歌はまだ決まっていないため、何が主題歌になるか気になるファンも多いようです。今までに主題歌を担当したアーティストの名を上げる人も多かったですが、特にONE OK ROCKの主題歌を聞きたいというコメントが目立ちました。ONE OK ROCKは実写劇場版の主題歌をずっと担当してきたため、るろうに剣心の主題歌のイメージが強いようです。

アニメるろうに剣心の初代OP主題歌は、JUDY AND MARYの「そばかす」です。そのため、るろうに剣心といえば「そばかす」を思い浮かべる人も多いようです。ただ、「そばかす」はるろうに剣心の世界観に合わせた作品ではないため、新しいアニメの主題歌は別の曲にしてほしいという声もありました。

るろうに剣心のアニメ主題歌は、どれも素晴らしい曲ばかりです。いまだに人気がある曲も多く、いつまでも多くの人たちに愛され続けています。るろうに剣心のアニメや劇場版の作品を見るときは、ぜひOPやEDで使われている主題歌にも注目してみてください。