【リゼロ】アルデバランの正体が確定した?スバルとの関係や声優も
「リゼロ」に登場するアルデバランは鉄兜で顔を隠した剣士で、非常に謎が多いキャラクターです。作中にちりばめられた様々な伏線から、ファンの間で彼の正体が考察されてきました。「リゼロ」に登場するアルデバランの正体や、彼を演じた声優について見ていきます。
目次
【リゼロ】アルデバランとは?
アルデバランは「リゼロ」に登場するキャラクターの一人です。常に鉄兜で顔を覆っているため素顔は分からず、過去なども含め非常に謎の多い人物です。しかし、性格は気さくで軽薄な態度をとることも多く、どこか掴みどころのないキャラクターです。
アルデバランのプロフィール
- 年齢:推定40前後
- 身長:173cm
- 体重:70kg前後
- 趣味:酒・昼寝・賭け事(弱い)
- 特技:日曜大工・似顔絵・手品・折り紙等
「リゼロ」に登場するアルデバランは通称・アルと呼ばれており、鉄兜に軽装、隻腕といった出で立ちをしています。青龍刀と、下級魔法である「ドーナ(土の壁を作る)」のみを行使し戦います。過去に王選の候補者の一人であるプリシラに拾われたことで、彼女の騎士として活動しています。
リゼロの概要
「リゼロ」は小説投稿サイト「小説家になろう」にて2012年から連載された「Re:ゼロから始める異世界生活」の略称で、2014年からはライトノベルとして刊行されました。2021年12月時点で累計発行部数は1100万部を突破しており、その高い人気からアニメ化もされています。「SUGOI JAPAN Award 2017」ではアニメ部門・ラノベ部門の2部門で1位を獲得するなど、高い評価を得ている作品です。
リゼロのあらすじ
引きこもりの少年、ナツキ・スバルはコンビニの帰りに不意に異世界に召喚されてしまいます。早々に命の危機に見舞われるスバルでしたが、ハーフエルフの少女・サテラに救われ、その恩返しをするために行動を共にします。物探しの最中、謎の襲撃者によって命を落としてしまうスバルですが、自身が偶然身に着けたタイムリープ能力「死に戻り」を使い、記憶を引き継いで過去へと時間を巻き戻すことに成功します。スバルはこの過去に戻る「死に戻り」の力を駆使し、異世界で冒険を続けていきます。
【リゼロ】アルデバランの正体を考察!スバルとの関係は?
「リゼロ」の作中でアルデバランの素顔や過去については謎の部分が多いのですが、一方で数々の伏線から少しずつ、彼の正体に繋がる情報が見えてきています。アルデバランの正体や、主人公・スバルとの関係性について考察していきます。
アルデバランの正体は異世界召喚者?
「リゼロ」の作中で、アルデバランがスバル同様に、異世界から召喚された人物であることが明らかになっています。アルデバランはスバルよりも過去の18年前に召喚されており、彼もまた異世界召喚自体の仕組みについては理解していないようです。
アルデバランは日本から異世界に来た?
アルデバランは自身を「東の果ての国からやってきた」と告げていますが、この発言からスバル同様、日本から異世界に来たのではないかと考えられています。ただ一方で、アルデバランが関西弁を知らないシーンもあったりと、スバルとは異なる世界や国の出身である可能性も捨てきれません。
アルデバランの正体はスバル自身?
「リゼロ」の中に描かれるアルデバランの言動から、彼の正体が「スバル自身」なのではないか、という説が浮上しています。スバルは「顔を指でかく仕草」が癖になっていますが、アルデバランにもこの同様の癖が見られ、加えて二人とも多趣味であるというところも共通しており、これらからスバル=アルデバランという説が有力となっています。
アルデバランの正体はスバルのコピー?
「リゼロ」では主人公・スバルが「死に戻り」の力を使って時をさかのぼることができますが、この際、「魔女の臭い」が強くなるという事実が明らかになっています。「死に戻り」の能力に副作用はないと思われていますが、実は何か弊害があり、それによって生まれた「コピー」のような存在こそがアルデバランである、という説も有力となっています。
アルデバランの正体はスバルの父親?
アルデバランは年齢が高いことだけでなく、主人公・スバル同様に日本から異世界に来た可能性が高いことが分かっています。スバルとも非常に波長が合う部分もあり、こういった側面から彼がスバルの「父親」なのではないか、という考察もあるようです。
アルデバランの正体に関する伏線
「リゼロ」の作中ではアルデバランの正体についての様々な伏線が張り巡らされており、これらの要素から読者や視聴者は彼の素性について考察しています。アルデバランの正体に関わってくる伏線について、それぞれ見ていきます。
伏線①魔女の残り香がする?
「リゼロ」の第三章にて、レムがアルデバランから「魔女の残り香」を感じ、スバルに彼を警戒するように告げるシーンがあります。スバルと同様に異世界に召喚された者であるという以上に、彼もスバル同様、なにか「魔女」に関する特別な存在であると考えられています。
伏線②プリステラでの行動
「リゼロ」の第五章にて、プリステラで戦いが起きた時、アルデバランの不穏な行動が目立ちました。プリステラでの戦いでは水門が開いたことで水が街に流れ込み人々が助かりましたが、ここまでタイミングよく事を起こすためには「未来」を知っている必要があります。また、アルデバランが十人会の暗殺を行った疑惑があったり、ベアトリスの力を復活させる手際が良かったりと、どこかこの世界や場面を知っていて行動している節があります。
伏線③ベアトリスへの呼び方
「リゼロ」の作中でアルデバランは、ベアトリスの事を「ベア子」と呼んでしまい、慌てて呼びなおしていました。「リゼロ」の中でベアトリスをベア子と呼ぶのは主人公・スバルだけであり、この言い間違いが彼とスバルに密接な関係がある事を示唆しています。
伏線④レムとラムに対する謎の言動
「リゼロ」の第三章に登場するシーンに、アニメではカットされてしまった重要な伏線が登場します。アルデバランが、スバルを迎えに来たレムのことを、彼女の姉のラムだと間違えるシーンがあるのです。加えてレムが生きていることを知った途端、なぜかアルデバランは苛立っています。「リゼロ」の第七章までアルデバランとラムが出会うことはないため、この一言は非常に不可解な伏線となっています。
伏線⑤400年前の魔女テュフォンを知っている?
「リゼロ」の作中でアルデバランは、400年前の魔女・テュフォンの事を知っていたと思われる発言を残しています。アルデバランは、テュフォンには何度挑んでも勝てなかったことを明かしており、彼女の事を知っているだけでなく、過去に戦いを挑んだ経験もあるようです。このことから、アルデバランはどういうわけか400年前の世界を体験しているということが明らかになっています。
伏線⑥名前の由来や星座との関係
「リゼロ」の主人公・スバルとアルデバランは、それぞれ「星座」をモチーフにした名前をしています。アルデバランとは元々、「おうし座」に位置する星で、その隣にある「プレアデス星団」の和名こそがスバルとなっています。アルデバランは通称「後追い星」と言われており、スバルの後に出現する星となっているのです。こういった名前の由来から、「リゼロ」に登場するスバルとアルデバランにも密接な関係性があると考えられています。
【リゼロ】アルデバランの声優
「リゼロ」はその高い人気からアニメ化されており、謎の人物であるアルデバランもアニメの中に登場しています。ここからはアニメ版「リゼロ」でアルデバランを演じた声優について詳しく見ていきます。
アルデバランの声優①藤原啓治
「リゼロ」にてアニメ初期にアルデバランを演じていたのは、声優の藤原啓治さんです。藤原啓治さんはその独特の渋い声から父親や保護者、チームのまとめ役といったポジションを演じることが多く、アニメだけでなく洋画などの吹き替えも数多くこなしています。
藤原啓治のプロフィール
- 出生地:東京都
- 出身地:岩手県
- 生年月日:1964年10月5日
- 血液型:A型
- 身長:175cm
- 体重:68kg
藤原啓治さんは声優のみならず、俳優、音響監督と幅広く活躍しており、芸能事務所「AIR AGENCY」を立ち上げ、代表取締役も務めていました。大学進学時、演劇の学校を発見したことで「こっちのほうがやる気が出る」と、父親の反対を押し切って演劇の世界に足を踏み入れました。
藤原啓治の主な出演作品
藤原啓治さんは非常に多くのキャラクターを演じており、なかでも「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしは非常に有名です。その他にも「鋼の錬金術師」のマース・ヒューズ、「交響詩篇エウレカセブン」のホランド・ノヴァクといったアニメキャラはもちろん、洋画「アイアンマン」では主役であるトニー・スタークの吹き替えといった、非常に重要なポジションのキャラクターを演じています。
アルデバランの声優②関智一
藤原啓治さんが癌のため死去してからは、アルデバラン役を声優の関智一さんが引き継いでいます。元々はゲーム「DEATH OR KISS」における代役だったのですが、その後も関智一さんが続投してアルデバランを演じています。
関智一のプロフィール
- 生年月日:1972年9月8日
- 出身地:東京都江東区深川
- 血液型:AB型
- 事務所:アトミックモンキー
関智一さんは幼少期から演技に興味があり、勝田声優学院や俳協ボイスアクターズスタジオといった養成所に通い、声優としてデビューしました。少年役や青年役、さらにはマスコットキャラクターのような非常に幅広い演技が特徴で、特にヒーローキャラクターの「雄叫び」や「叫び」といった演技を得意としています。
関智一の主な出演作品
関智一さんはシリアスな役からギャグ役まで非常に多くのキャラクターを演じており、「機動武闘伝Gガンダム」のドモン・カッシュのような熱血漢、「ジョジョの奇妙な冒険・6部 ストーンオーシャン」のプッチ神父といったクールな役、「呪術廻戦」のパンダ、「ふたりはプリキュア」のメップルといったギャグ要素もあるマスコットキャラと、演じるキャラの性格や年齢も多種多様です。
【リゼロ】アルデバランの性格や強さ
「リゼロ」に登場するアルデバランは非常に謎の多いキャラクターですが、ここからは彼の性格や強さについて見ていきます。特に彼の持つ「能力」は主人公・スバルとの奇妙な共通点を持っており、正体を考察する上での重要な要素となっています。
アルデバランはどんな性格?
アルデバランはどこか恐ろしい見た目をしていますが、一方で性格は非常に気さくで、どこかお調子者な一面も見えます。主人公のスバルともすぐに打ち解けるなど、フレンドリーな性格であることがうかがえます。
アルデバランの年齢は何歳?
「リゼロ」の作中での立ち振る舞いから、アルデバランの年齢はおおよそ40代であることがうかがえます。主人公・スバルに比べて異世界での経験も豊富であり、飄々とした立ち振る舞いも年長者ゆえの余裕であると考えられます。
アルデバランの強さや能力
アルデバランは元々、剣奴として戦いに明け暮れる日々を送っており、隻腕になったのも過去の戦いが影響しています。一本の青龍刀と下級魔法のみを使うスタイルですが、これまで生き延びてきたことから彼の戦闘能力は非常に高いものと考えられます。
アルデバランは過去に死に戻りを経験したことがある?
「リゼロ」の作中で、実はアルデバランも過去を繰り返すことができる「死に戻り」に近い能力を持っていることが明らかになりました。この共通した能力もまた、彼がスバルと密接な関係性があるという伏線になっていると考えられています。
アルデバランの死に戻りはスバルのものとは違う?
アルデバランの能力は「領域」と呼ばれる力を使って意図的に短い時間の「死に戻り」を発生させることができます。これを使って彼は過去に戻り、生き残るための最適解を見つけてきましたが、その発動条件などいまだなお多くの謎が残っています。
【リゼロ】アルデバランに対する世間での評判や人気
「リゼロ」の作中で、アルデバランはスバルや仲間達の窮地に颯爽と現れることが多く、その熱い展開に胸を打たれるファンも多いようです。一方で、アルデバランが狙いすましたようにピンチを救うことから、彼の素性を深掘りし考察するファンも少なくはありません。
「リゼロ」の作中にちりばめられた数々の伏線から、やはりスバルとアルデバランが同一人物であると考察するファンは多いようです。「リゼロ」という物語の中に、主人公であるスバルという存在が複数存在する可能性が濃厚になっています。
「リゼロ」はノベル版とアニメ版で改変されているシーンも多く、特にアルデバランに関しての重要な伏線がカットされていることを、不審に思うファンも少なくはありません。改めて内容を見返す事で、様々な発見がある緻密なストーリー構成も「リゼロ」の大きな魅力の一つです。
【リゼロ】アルデバランの正体は謎に包まれていた
「リゼロ」に登場するアルデバランは、飄々としたキャラクターでありながらも何か壮大な事実が見え隠れする、非常に謎の多いキャラクターでした。劇中での言動、能力、名前の由来など、彼と主人公・スバルの関係性が物語の鍵になってくると考えられています。
この記事のライター
創也慎介
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。