【ワンパンマン】メタルナイトはどのようなキャラ?正体から強さまで徹底解説
『ワンパンマン』に登場するメタルナイトは、S級ヒーローの1人で謎の多いキャラです。科学兵器による強大な軍事力を持つ一方、ヒーローらしくない冷徹な行動が目立ちます。本記事では『ワンパンマン』の謎多きS級ヒーロー・メタルナイトの正体や強さ、能力について解説します。
目次
【ワンパンマン】メタルナイトはどのようなキャラ?
『ワンパンマン』において、ヒーロー界の頂点に位置するS級ヒーローは1人1人個性的で、その行動方針も独特です。そこでまず、メタルナイトがどのようなキャラなのか、『ワンパンマン』の概要やあらすじとともに紹介します。
メタルナイトのプロフィール
メタルナイトは『ワンパンマン』に登場するS級ヒーローの1人であり、遠隔操作されたロボットとして表舞台では活動しています。初登場時はS級7位、その後S級6位になりました。S級ヒーローとはヒーローたちの頂点に位置する存在であり、その規格外な強さのみをもってランク付けされます。メタルナイトの能力と言えるのが、兵器による圧倒的な物量と火力による強大な戦闘力です。他方、ヒーローにはふさわしくない独断行動が多く、謎が多いヒーローとなっています。
ワンパンマンの概要
『ワンパンマン』は、もともとはONEさんによる漫画であり、ネット上で公開・連載されています。その後、ONEさんの漫画を原作として村田雄介さんが作画を手掛けたリメイク版が連載・書籍化されています。以降、村田雄介さんによるリメイク版をもとに、様々なメディアミックスに繋がっています。
ワンパンマンのあらすじ
『ワンパンマン』は、趣味でヒーロー活動をしている主人公サイタマが、様々なヒーローや怪人と関わっていく物語です。スキンヘッドという特徴的な見た目のサイタマは、筋トレだけで規格外の強さを獲得し、いかなる怪人もほぼワンパンだけで倒してしまいます。そのあまりの強さに虚しさを感じ始めている中、他のヒーローたちと関わり、多くの強力な怪人と戦っていき、少しづつ変化していきます。
【ワンパンマン】メタルナイトの正体や謎を考察
『ワンパンマン』のS級ヒーローは、それぞれ何らかの秘密や謎を抱えていますが、特にメタルナイトはその正体や謎に関して不穏な部分があり、もしかしたら敵ではないかと疑われてもいるキャラです。ここでは、メタルナイトの正体や目的、他のキャラとの関係性を紹介します。
メタルナイトの正体は敵?
メタルナイトは合理的で冷徹な行動方針を持ち、ヒーローらしくない振る舞いが目立ちます。そのため、メタルナイトがヒーローたちや世界にとって敵ではないかと疑われることにもなりました。特にS級ヒーローの駆動騎士はメタルナイトを悪の存在と認識しており、周囲に警告しています。ただし逆にそんな駆動騎士にも怪しさがあります。いまのところ、メタルナイトと駆動騎士、対立する2人のどちらが真の世界の敵なのか、判明していません。
メタルナイトは正体不明の組織の一員?
『ワンパンマン』の世界では、名称も規模も活動目的も不明な謎の「組織」が暗躍していることが示唆されています。その組織はロボットやサイボーグを利用することが多いようで、ここからメタルナイトもこの組織の一員ではないかと考えられてもいます。しかし今のところこの組織について正確なことはほぼわかっておらず、メタルナイトが関わっているという証拠もありません。
メタルナイトの素顔
メタルナイトというヒーロー名は通常、大量の兵器を備えて戦うロボットのことを指していますが、そのロボットを遠隔操作する存在もいます。それがボフォイ博士という科学者です。ボフォイ博士は、薄い白髪に出っ歯の老人という、いかにも科学者らしい外見をしています。彼本人が戦場に出ることはなく、表舞台にもほとんど現れず、ただ兵器を開発し運用することだけに徹しています。
メタルナイトの目的
メタルナイトは、クセが強いS級ヒーローの中でも最もヒーローらしくない行動が目立ちます。隕石落下事件、ダークマター襲来、ムカデ長老との戦い、怪人協会との戦いにおいて、メタルナイトは人命救助や怪人の討伐ではなく、ただ兵器の実験や素材の収集をするためだけに動いていました。これらの行動から、自身が保持する軍事力の強大化のみが目的だと推測できます。ただしその一方でヒーロー協会本部の復興と防衛に尽力もするなど、正確な目的はいまだ不明なままです。
メタルナイトと他キャラの関係
『ワンパンマン』に登場するキャラの中でもとりわけ謎の多いメタルナイトですが、他のヒーローたちとまったくかかわりがないわけではありません。特にロボットやサイボーグ関係のヒーローとは一定の関係性があります。
メタルナイトと駆動騎士の関係
同じくS級ヒーローである駆動騎士は、メタルナイトに対し明確に警戒心を抱いています。ジェノスにはメタルナイトに気を付けるように警告し、怪人協会との戦いにおいては、ヒーロー協会幹部セキンガルに対してメタルナイトの動向に気を付けるように忠告しています。ただし駆動騎士がメタルナイトの正体や目的をどれほど知っているのか、そして両者にはなんらかの因縁があるのかなどはいまだ判明していません。2人の対立構図は『ワンパンマン』において重要なものです。
メタルナイトとボフォイ博士の関係
ボフォイ博士こそ、メタルナイトの正体です。正確に言えば、メタルナイトとして戦闘を行うロボットを開発し遠隔操作しているのがボフォイ博士ということになります。ボフォイ博士はほぼ表に姿を出すことはなく、会話をするときもほとんどは操作された機体であるロボットを通じて行っています。
メタルナイトとジェノスの関係
メタルナイトとジェノスが初遭遇したのは隕石落下事件のときです。それ以来、ジェノスはメタルナイトの戦闘力を警戒しています。また、ダークマター襲来時にS級ヒーロー駆動騎士からも、メタルナイトはジェノスの敵であると忠告を受けているのです。ここから、メタルナイトおよびボフォイ博士が、ジェノスの因縁の敵である狂サイボーグと何らかのかかわりがあることが示唆されています。ただしジェノスはメタルナイトに対する認識を保留しています。
メタルナイトと童帝の関係
S級5位ヒーローの童帝は、かつてメタルナイトの正体であるボフォイ博士の助手をしていました。その縁からボフォイ博士と直接連絡をとっています。ただし童帝はボフォイ博士の思想や言動には反感を抱いています。怪人協会との戦いなどにおいて、童帝はたびたびボフォイ博士に協力要請を出しましたが受け入れてもらえず、2人のヒーローとしての方針は対立しています。ただしボフォイ博士は童帝に忠告したりもしているので、その正確な思惑はわかっていません。
【ワンパンマン】メタルナイトの強さや能力
メタルナイトは、『ワンパンマン』において規格外の強さを誇るS級ヒーローの一員である以上、ヒーローの中ではトップクラスの強さを誇っています。ただし『ワンパンマン』では怪人側の強さが際立ってきているため、世界全体でトップクラスに位置するとは言い切れません。そこでここでは、メタルナイトの強さや能力について紹介します。
メタルナイトの戦闘方法
メタルナイトの主な戦闘方法は、ミサイルなどの高火力な科学兵器を大量に使用して、広範囲に大きなダメージを与えるというものです。大規模破壊能力という点に関しては、S級2位のタツマキに次ぐ力を持っています。また、メタルナイトの能力の最大の特徴は、その兵器の圧倒的な物量にあります。メタルナイトが、ロボットを含めた兵器をどれほど保持しているのかは正確には判明しておらず、総合的な軍事力として能力を評価すれば、S級上位に位置する可能性があります。
メタルナイトの排出するロボットのパターン
メタルナイトとして遠隔操作されるロボットには、いくつかのパターンがあります。戦闘用、偵察用、小型回収用、工事用の4つが判明しており、それぞれ能力が違います。メタルナイトがムカデ長老や怪人王オロチなどと戦ったのは戦闘用であり、作中で多く登場するのはこのタイプです。しかし戦闘以外にも、素材の回収や復興、独断での偵察などでメタルナイトは活躍しており、そうした目的に応じてロボットが使い分けられています。
メタルナイトとオロチの戦い
複数の災害レベル竜の怪人が所属し、世界の支配をもくろむ怪人協会が行動を開始したとき、メタルナイトはいち早く怪人協会の怪人と接敵しました。しかしそこで怪人協会のボスであるオロチと交戦し敗北、ロボットは怪人協会の拠点に回収されることになりました。メタルナイト本人もどうやって敗北したのかわからないまま、オロチの触角のような角で一撃で破壊されており、強さに圧倒的な差があったと推測できます。
【ワンパンマン】メタルナイトの名言
『ワンパンマン』においてメタルナイトは、サイタマやジェノス、キングなどメインとなるキャラたちほど多く登場はしていません。しかしメタルナイトが登場するたびに、その独特な思想や行動方針ゆえに、いくつかの名言あるいは迷言を残しています。ここではメタルナイトの名言をいくつか紹介します。
メタルナイトの名言①「隣にいる人間を…」
隣にいる人間を信用するな
出典: tonarinoyj.jp
怪人協会が活動を始め、ヒーロー協会幹部やS級ヒーローたちが対策会議をしている中、メタルナイトが童帝に向けて発した一言です。メタルナイトは自身の機体をたやすく破壊した怪人王オロチの強さを報告しつつ、真に恐れるべきなのは怪人協会そのものではなく、裏で虎視眈々と動く悪だと忠告しました。そんな中では信用できるのは自分だけだと言い、この考えがメタルナイトの行動方針を支えていることがわかります。
メタルナイトの名言②「隕石で死ぬのは…」
隕石で死ぬのはごめんだ
出典: tonarinoyj.jp
落下する隕石に対処するべく動いていたジェノスの前に現れたメタルナイトが発した言葉です。ジェノスが隕石を防ごうとする一方で、メタルナイトは隕石に対して兵器の実験をするために来たと言い放ちます。そして、ロボットは遠隔操作されたものだから自分は死ぬことはなく、命をかけているわけではないことを表した名言です。ここから、メタルナイトが兵器の実験や強化にばかり関心があり、目の前の脅威への対処が二の次であることがうかがえます。
メタルナイトの名言③「邪魔ダ…」
邪魔ダ 兵器実験ハ見世物ジャナイ
出典: tonarinoyj.jp
災害レベル竜の怪人ムカデ長老が街中で暴れたとき、颯爽と現れ攻撃を開始したメタルナイトが、周囲で見ていたヒーローたちに向けた一言です。民間人を救出するために逃げていたもののムカデ長老に追い詰められていたヒーローたちは、S級ヒーローの登場に歓喜していました。しかしそこで放たれたメタルナイトの一言によって、その目的が人命救助や怪人の討伐などではないことが明確にされ、これを聞いたヒーローたちからは表情が消えました。
【ワンパンマン】メタルナイトの声優
『ワンパンマン』は村田雄介さんによるリメイク版をもとにアニメ化がされています。すでに2期まで放送され、3期も放送が決定しています。ここでは、アニメ版『ワンパンマン』においてメタルナイトの声を演じる声優について紹介します。
メタルナイトの声優は「玄田哲章」
アニメ『ワンパンマン』でメタルナイトの声を演じるのは、玄田哲章(げんだ てっしょう)さんです。数々のアニメや洋画吹替で活躍してきた大御所声優として知られています。ここでは、玄田哲章さんのプロフィールや『ワンパンマン』以外の出演作品について紹介します。
玄田哲章のプロフィール
玄田哲章さんは、1948年5月20日生まれ、81プロデュースに所属する声優です。独特な重低音のように響く声質が特徴で、筋骨隆々で渋い男性を演じることが多々あります。その代表が、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えです。また、その渋すぎる声ゆえに、逆にコミカルな役を演じることも多く、さらに多くのテレビ番組でナレーションも務めています。
玄田哲章の主な出演作品
玄田哲章さんの代表作品としてまず挙がるのが、『ターミネーター』シリーズでのアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えです。アニメでは『ワンパンマン』のメタルナイトの他に、『ONE PIECE』のカイドウ、『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造、『NARUTO』の九尾の狐、『銀魂』の屁怒絽などがあります。そしてナレーションでは『マツコの知らない世界』なども担当しています。
【ワンパンマン】メタルナイトに対する世間での評判や人気
多くの謎を秘めたメタルナイトは、『ワンパンマン』という作品全体の様々な伏線や謎と結びつく可能性がある存在であり、ファンの間でも重要なキャラとして考察の対象となっています。ここでは、Twitterでのファンの声を紹介します。
『ワンパンマン』では様々な戦いや、伏線回収を含めた今後の展開が楽しみにされていますが、その中の一角としてメタルナイトを取り巻く謎が扱われています。
メタルナイトと駆動騎士との対立関係は多くのファンにとって考察対象となっています。しかし、メタルナイトにも駆動騎士にも怪しい点があることから、現時点ではどちらが敵か判断できかねるという意見も出ていました。
メタルナイトの外見をかっこいいと評価する意見もありました。いかにもメカらしい見た目が魅力の一つとなっています。
【ワンパンマン】メタルナイトの正体は謎だった
『ワンパンマン』の世界において、もっとも敵か味方か不明なのがメタルナイトです。圧倒的な軍事力という、S級ヒーローにふさわしい強さを持つ一方で、ヒーローにふさわしくない言動が目立ちます。今のところわかっているのは、メタルナイトの目的は、自身が保持する軍事力の増大ということだけです。しかし、独自の価値観のもと悪に対抗しようとしている描写もあるため、悪人や世界の敵と断じることはできません。結局、その正体は謎です。
この記事のライター
Otokita Toma
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この記事へのコメント
メタルナイトは冷酷な善人だと思う 「組織」=メタルナイト、機神G3が怪人協会に来れたのはメタルナイトとして居場所を突き止めたから 「組織」はヒーロー的でない活動をする際の名義 村田版の機神G3はダイショッカンからタレオを助けてた 童帝が機神G3にカマセイヌマンをぶつけて素通りした後、改造されたっぽいカマセイヌマンが童帝を助けに来たのは機神G3越しに改造したから