【ワンパンマン】バネヒゲは実力のあるA級ヒーロー！人物像や強さまとめ

バネヒゲは「ワンパンマン」に登場するキャラクターです。数多くのヒーロー達の中でも上位の存在であるA級ヒーローの一人で、作中でもその高い実力と能力を用いて怪人と戦いました。まずはバネヒゲのプロフィールや、「ワンパンマン」の概要やあらすじについて見ていきます。

「ワンパンマン」に登場するバネヒゲは、見た目はカイゼル髭を蓄えた紳士で、非常に丁寧な性格をしています。元剣豪という過去を持ち、かつては「剣聖会」に所属するニチリン一派の弟子として剣の腕を磨いていました。その剣の腕は剣聖会の実力者達からも「天才」と称され、非常に高い実力を持っていることが分かります。作中の登場シーンは少ないものの、同じくA級ヒーローの黄金ボールと共に行動していることが多く、彼とはバディを組んで活動しているようです。

「ワンパンマン」は2009年よりWeb上でONEさんによって連載されていたバトル漫画です。累計1000万人以上が閲覧した大ヒット作品で、2012年には漫画家の村田雄介さんの手によってリメイク版が「となりのヤングジャンプ」にて連載されています。あらゆる敵を一撃（ワンパン）で倒してしまう主人公を軸にしたギャグ展開と、悪と戦うヒーロー達の正統派バトル漫画としての展開が非常に熱く、今もなお多くのファンを獲得し続けています。

思うように就職活動が進まない主人公・サイタマは、偶然にも「怪人」に襲われている子供を助け、ボロボロになりながらも自身の進むべき道が、幼い頃に夢見ていた「ヒーロー」であることを悟ります。過酷なトレーニングによって最強の肉体を手に入れたサイタマは、あらゆる敵を一撃で倒せるまでに成長しましたが、一方でヒーローとして緊張感のない毎日を送っていました。サイタマはその最強の力を武器に、数々のヒーロー達と共に地球を脅かす怪人達と戦っていきます。

「ワンパンマン」の劇中には数多くのヒーロー達が登場し、日夜怪人の手から人々を守っています。バネヒゲはその高い実力からA級ヒーローとして活躍し、劇中でも強敵と対峙しました。ここからはバネヒゲの強さ・実力や、彼が持つ能力、必殺技について見ていきます。

バネヒゲは数多くのヒーロー達の中でも上位に位置する「A級ヒーロー」です。初登場時のランキングは33位でしたが、物語の進行に合わせて最終的には28位まで繰り上がります。A級ヒーローは実力だけでなく、ヒーローとしての勤務態度や人格も問われるため、他のヒーローとは一線を画す存在であることがうかがえます。最上級であるS級ヒーロー達と比べるとどこか見劣りしてしまうものの、その実力・能力は単身で強力な怪人を相手取ることができます。

バネヒゲは「ワンパンマン」の作中で怪人と戦いますが、その際は細い刀身を持つサーベルを武器として扱います。剣術の腕前は達人級で、素早い斬撃で相手を細切れにします。また、後述の必殺技と組み合わせることで、遠近両用の万能な戦い方を得意としています。

バネヒゲは「ワンパンマン」の作中で、「踏無暴威（とむぼうい）」という必殺技を繰り出しています。普段、武器として使っているサーベルの刀身をバネのようにしならせ、相手に向かって射出す技です。凄まじい射程距離を誇り、延長線上の電柱やポストに風穴を開ける程の強烈な威力を秘めています。一方で、その高すぎる貫通力から周囲を巻き込んでしまう可能性もあり、使いどころの難しい必殺技です。バネヒゲは周囲への影響を考え、この必殺技を空中の相手目掛けてはなったりと、状況に合わせて使用しています。

バネヒゲはA級ヒーローとして非常に高い実力を誇っていますが、ここからは「ワンパンマン」の作中での、彼の人物像や実際の活躍について見ていきます。彼と共に行動するA級ヒーローや、作中での激闘の結末についても詳しく紹介します。

バネヒゲはその見た目に反さず非常に紳士的な性格で、味方のみならず敵である怪人にも丁寧な態度で接します。A級ヒーローとしての高い実力を持つことから、様々な能力を持つ怪人を前にしても、愛用のサーベルのみで冷静沈着に対応することが可能です。

バネヒゲが「ワンパンマン」に初登場したのは、怪人・昆布インフィニティとの戦闘シーンでした。偶然怪人と遭遇したバネヒゲは、バディとして活動していたA級ヒーロー・黄金ボールとタッグを組んで戦いを挑みます。黄金ボールが早々に敗北する中、バネヒゲは身に着けた巧みな剣術を用いて昆布インフィニティの攻撃を受け流すなど、A級ヒーローとしての高い実力を見せつけますが、必殺技を見切られてしまい、持久戦の末に敗北してしまいました。

続いてバネヒゲが「ワンパンマン」に登場するのは、人間怪人・ガロウとの戦うシーンです。ガロウの標的となった黄金ボールを守るために駆け付け、当初は素早い斬撃でガロウを翻弄していました。必殺技を放つもガロウには見切られてしまい、惜しくもバネヒゲは敗北してしまいます。しかし、ガロウはバネヒゲが周囲を巻き込まないために必殺技を「空中に向けてしか放たない」ことを見抜いており、その高い実力から、もしも戦場が違ったらと彼の実力を認めていました。

「ワンパンマン」はその高い人気からアニメ化も果たしており、主人公・サイタマをはじめ、数々のヒーローや怪人達が声優によって命を吹き込まれています。ここからはアニメ版の「ワンパンマン」に登場するバネヒゲの声優について、詳しく見ていきます。

アニメ版「ワンパンマン」でバネヒゲを演じたのは、声優の保村真さんです。元々はシグマ・セブンに所属していましたが、現在はフリーランスの声優として活躍しています。声優の辻谷耕史さんが亡くなったことにより、彼から一部の持ち役を引き継いでいます。

保村真さんは無口な不良、ヘタレキャラ、オカマキャラと、演じるキャラクターの幅が広いのが特徴です。声優の吉野裕行さんと非常に仲が良く、破天荒な性格で有名な声優の金田朋子さんと8年間、ラジオ番組のパーソナリティを務めていた過去を持っています。

保村真さんはアニメ・ゲームで様々なタイプのキャラクターを演じており、「半妖の夜叉姫」の弥勒、「デリシャスパーティ♡プリキュア」の湊陽佑、「クリスタルベアラー・FFCCCB」のレイル、「ぷるるんっ！しずくちゃん」のコロン君、「ジョジョの奇妙な冒険」のオインゴ等、演じるキャラクターの年齢も性格も違い、時にはマスコットキャラクターを演じることもあります。

バネヒゲは「ワンパンマン」の劇中では他の主要人物に比べると活躍シーンも少ないのですが、その紳士然とした性格と剣を操る颯爽としたかっこよさに魅了されるファンもいるようです。対峙した相手がガロウなどの実力者だったことから敗北が多いように見えがちですが、裏に隠された実力をひそかに評価されていたりと、バネヒゲがA級ヒーローである理由が随所に見受けられます。

バネヒゲは「ワンパンマン」の劇中ではA級ヒーローの黄金ボールとタッグを組んで行動していますが、二人の関係性に心動かされるファンも多いようです。紳士的で近距離戦闘を得意とするバネヒゲと、どこか飄々としていて遠距離攻撃を得意とする黄金ボールは性格も能力も実に対照的で、このデコボココンビの小気味良いやり取りも「ワンパンマン」の中では見所の一つとなっています。黄金ボールのピンチには颯爽として駆けつけるなど、バネヒゲとしても彼に対して強い仲間意識を持っていることがうかがえます。

「ワンパンマン」の劇中での活躍を見て、バネヒゲのヒーローランキングに異議を唱えるファンもいるようです。実は彼が高い能力を持ちながらもA級ヒーローとして順位が低いことは、彼の持つ能力「踏無暴雨威」が関係しており、高い威力でありながらも人里で使うことが難しいということから、A級でも下位のランクに甘んじているようです。高い実力と強力な能力を有していながら、そのデメリットによってランキング下位に位置しているということが、どこか残念なキャラクターです。

「ワンパンマン」に登場するバネヒゲは、A級ヒーローとしての確かな実力を持ったキャラクターでした。劇中で活躍する場面こそ少ないものの、登場するたびに強者の風格と高い実力を惜しみなく発揮する姿から、根強いファンを獲得しています。漫画版やアニメ版、ゲームなどにも引き続き登場しているため、これからの活躍が期待されるキャラクターです。