【ワンピース】ゼウスはビッグ・マムに捨てられた？ナミとの関係性も解説

ビッグ・マム海賊団にシャーロット・リンリンの魂を分け与えた分身によって構成された配下・ホーミーズが存在していることが明らかになると、その内の1人ゼウスが麦わらの一味と密接な関係性になりました。まずはゼウスのプロフィールやワンピースの作品概要などについてまとめていきます。

ゼウスは雷雲のホーミーズであり麦わらの一味のナミの相棒です。ビッグ・マム海賊団に所属していた頃はシャーロット・リンリンの側近として彼女の傍に付き従っており、麦わらの一味との交戦をきっかけにナミに従うようになりました。ナミを信頼するようになるとそれ以降彼女の相棒として活動するようになります。

ホーミーズはビッグ・マムが自分の魂を具現化させた分身です。万国の住人から寿命を抜き取ることで生命エネルギーを確保しており、動物に入り込めば擬人化することができます。ホーミーズの中でもビッグ・マム本人のソウルを直接分け与えられた分身は天候を自在に操る能力を持っており、ビッグ・マムが怒った際は島全土を襲う規模の嵐が発生するとされています。

普段はマイペースでのんびり屋ですが、戦闘時は不気味な顔つきに変わり冷酷さが浮き彫りになります。また、食い意地が張っている一面があり、大好物の雷雲を前にするとリンリンの指示を無視するほど我を忘れてしまいます。

太陽のプロメテウスはゼウスと共にリンリンの傍に付き従っているホーミーズで、のんきなゼウスに対して忠誠心が強く真面目な性格をしています。共にリンリンから直接魂を与えられた特別なホーミーズですが、時に我を忘れるゼウスに怒りを露わにすることがあります。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。夢とロマンを追い求めるルフィとその仲間たちの物語が描かれており、海賊をテーマにした壮大な世界観や悪魔の実を利用した異能力バトル、魅力的なキャラクターなどが人気を博しています。連載開始から25年以上続く超大作でもあり累計発行部数は5億1000万部を突破しています。

かつてこの世の全てを手に入れた男ゴールド・ロジャーは、死に際にひとつなぎの大秘宝・ワンピースをどこかに遺したと言い放ち人々を海へ駆りたてました。この一言が大海賊時代の幕開けとなると、フーシャ村に暮らしていたモンキー・D・ルフィも海へ飛び出しました。ルフィは海賊王になるという夢を叶えるため、そして恩師シャンクスとの約束を果たすために仲間と共に大海原を渡っていきます。

ゼウスはビッグ・マムによって生み出された存在で彼女の配下に従えられていましたが、ワンピース作中でビッグ・マムの傍から消えてしまうことになりました。ここではワンピースにてゼウスがビッグ・マムの側近でなくなった理由や活躍についてまとめていきます。

麦わらの一味との交戦が始まるとゼウスはブルックとナミの連携に敗れてしまい、ナミに脅されて彼女に付き従うことを決めました。この時、ゼウスはビッグ・マムを裏切ったという自覚を持っていませんでした。しかし、時が経つと次第にゼウスはナミのことを仲間と思うようになり、ビッグ・マムに奪還された後もその情を捨てきれず数々の失態を重ねてしまいます。このことを受けてビッグ・マムはゼウスを捨てることを決断します。

ゼウスのことを追放することを決めたビッグ・マムは、彼に「役立たず」「寿命泥棒」と罵って絶縁を言い渡し、ゼウスの後釜として生み出していたヘラに食わせようとします。その時エネルギーが不足していたゼウスでしたが、せめてナミだけでも逃がそうとヘラに果敢に立ち向かい結果的に食われてしまいました。

ヘラに食われて死亡したかのように思われたゼウスでしたが、ヘラに噛まれた拍子にゼウスの魂がナミのクリマタクトの中に押し込まれていました。これによってゼウスはクリマタクトのホーミーズとして生まれ変わり復活を遂げました。クリマタクトのホーミーズになってからはモーニングスターのような形状に変形できるようになり、ゼウスを介してクリマタクトの雲を操れるようにもなりました。

ナミに脅迫されたことから彼女に付き従うようになったゼウスですが、ナミと接していくことで情が湧いていき仲良くなっていきました。その結果ビッグ・マムの元に戻っても失態を侵してしまうわけですが、ヘラに食われた後に復活を遂げるとナミと共に行くことを決意するのでした。ここではワンピースにおけるゼウスとナミの関係や能力、強さについてまとめていきます。

ナミのクリマタクトから復活した後、ゼウスはビッグ・マムとの決別を決意しビッグ・マムの攻撃でボロボロになっていたうるティを撃破しました。この活躍によって正式にビッグ・マム海賊団から麦わら海賊団に鞍替えします。この際にゼウスはナミに「もう一度しもべにしてくれる？」と尋ねましたが、ナミはそれを拒否して「相棒はどう？」と訊き返しゼウスは喜んでそれを承諾しました。

ナミの相棒となったゼウスは改めてナミから新しい名前を貰おうとしましたが、その時ナミが付けようとした名前が『わた』でした。ナミのネーミングセンスが絶望的だと察したゼウスは結局同じ名前を名乗り続けています。

ゼウスは雲状の体から雨や雷を発生させる能力を持っており、本気を出せば空を覆い隠すほどの巨大な雷雲になることもできます。物理攻撃に対して驚異的な耐性を持っており、武装色の覇気を纏った攻撃を余裕で耐え抜くことができます。一方でブルックのようなソウル攻撃は苦手でエネルギーを消耗しすぎても弱体化します。

ゼウスの活躍はアニメ版ワンピースでも描かれており声優の演技が加わったキャラクター性に評判が集まっています。また、担当声優が他作品で主演を務めるほど有名な人であることから、声優目当てでゼウスに興味を持ったというファンも少なくありません。ここではアニメ版ワンピースにてゼウスの声を担当した声優についてまとめていきます。

ゼウスを演じた声優は水島裕です。1989年にNHK教育の『やっぱりヤンチャー』や『ともだちいっぱい』のミニコーナーに出演し当時『ゆう兄ちゃん』という愛称で人気を集めていました。1970年代から声優を続けているベテラン声優でキャラクターの演技だけでなくラジオやCMなどにも数多く出演しています。

これまでゼウスがビッグ・マムに捨てられた経緯やナミとの関係、能力などについてまとめてきましたが、ワンピースを普段愛読しているファンからはどのように思われているのでしょうか。ここではゼウスに対する世間での評判や人気について、実際にSNSへ投稿されているコメントを参照し内容を確認していきます。

ファンの間でゼウスは人気があり特にナミとの関係性が魅力的だと言われていました。2人の絡みは基本的に無邪気なゼウスにナミが振り回されており、戦闘時はお互いに相棒として認め合った連携などがかっこいいと言われています。

ビッグ・マムと決別したものの、その後ビッグ・マムの敗北を知った際にゼウスは涙を流して悲しんでいましたが、このシーンを見て感動したというファンが多くいました。失望されて処刑されたとは言え、生みの親に対する情が残っていたところにゼウスの人柄が感じられるでしょう。

ゼウスがナミの相棒になったことから、ワンピースの世界観考察や今後のストーリー展開を予測しているコメントが注目を集めていました。ワンピースの世界観は神話をモデルにしていると言われており、ゼウスがナミの相棒になったことで今後ナミが重要な存在だったことが明らかにされるのではないかと言われています。

ワンピースに登場するゼウスはビッグ・マムに失望されて処刑された後、ナミのクリマタクトによって復活し彼女の相棒になりました。ビッグ・マムと決別しナミたちと共に行くことを決めたところはゼウスにとって大きな転機になったことでしょう。これからはゼウスがナミの元でどのような活躍をするのかに注目しながらワンピース本編をチェックしていきましょう。