【ワンピース】プロメテウスの頼み事とは？ビッグ・マムのホーミーズを紹介

『ワンピース』に登場するプロメテウスがワノ国編でビック・マムに対してある頼み事をしているシーンが描かれており、週刊連載当時はその部分について様々な考察が出ていました。他のホーミーズとは異なる立場であるプロメテウスがどのような頼み事をしたか見ていく前に、まずはプロメテウスの基本プロフィールを見ていきます。

『ワンピース』の太陽”プロメテウス”はシャーロット・リンリンがソルソルの実の能力で生み出した宙に浮かぶ火の玉のホーミーズです。ホーミーズとしての誕生日は7月19日で、火の性質を持っていることから弱点である水以外の攻撃が効かない特性があります。一方で、弱点の水を浴びてしまうと火が鎮火されてしまい、斬撃等も受けてしまうほど弱体化してしまいます。

『週刊少年ジャンプ』に連載されている『ワンピース』は尾田栄一郎の漫画作品で、2022年4月現在では単行本が100巻を超えています。『ワンピ』の愛称で世界中から人気を集める漫画であり、アニメについても2021年には1000話に到達するなど、他のメディアミックスも盛んに展開されています。

東の海（イーストブルー）に住んでいたモンキー・D・ルフィは幼少期に後の四皇”赤髪のシャンクス”と出会ったことをきっかけに悪魔の実を食べてゴム人間になりました。それから10年後、海賊王になるためルフィは旅立ち、各地でクルーを集めながら世間へ徐々に名を広げて”麦わらのルフィ”と呼ばれるようになります。そして、2年後の新世界で四皇の”ビック・マム”や”百獣のカイドウ”とも衝突していきます。

『ワンピース』のプロメテウスを語る上で外せないのはある意味で主人の立場であるビック・マムです。そんなプロメテウスとビック・マムの関係性や元となるソルソルの実の能力について見ていきましょう。

『ワンピース』の通称”ビック・マム”ことシャーロット・リンリンは2月15日生まれの68歳で、身長880㎝、血液型X型の海賊です。また、ビック・マム海賊団の船長・四皇・トップランド女王の肩書も持っています。男勝りな性格で、暴君のような振る舞いをすることから部下や子供達からも恐れられています。

『ワンピース』のビック・マムは超人系悪魔の実の能力であるソルソルの実を持っています。その能力は魂（ソウル）を操るというもので、その魂から同意を得ることで寿命を奪ったり、魂を無機物や動物に入れることで人格や意思を持たせられます。

『ワンピース』でソルソルの実によって魂を入れられて生まれた存在はホーミーズと呼ばれており、ホーミーズたちは基本的にビック・マムの命令に逆らえません。また、ビック・マム自身の魂を分け与えた三体のホーミーズについては、喰らうことで更に強い力を発揮するなど、ビック・マムと強い関係があります。

『ワンピース』の太陽”プロメテウス”はビック・マム自身の魂が分け与えられたホーミーズの一体で、太陽の如く炎や熱を発生させる能力を持っています。また、魂の主であるビック・マムのみ乗せて飛ぶことが可能であり、ビック・マムがプロメテウスを喰った際は髪の毛に宿らせた姿に変化します。

『ワンピース』の雷雲”ゼウス”はビック・マム自身の魂が分け与えられたホーミーズ一体で、雨や雷を発生させる能力を持っています。また、プロメテウスと同じく魂の主であるビック・マムのみ乗せて移動でき、戦闘時は黒い雲となります。

『ワンピース』の二角帽（バイコーン）”ナポレオン”はビック・マム自身の魂が分け与えられたホーミーズの一体で、常にビック・マムの帽子として被られながら他のホーミーズ達から発せられる信号を受け取り、監視状況を伝える役割を持っています。また、戦闘時には帽子から剣を出し、更には刃に意思を移してカットラスにも変形できます。

『ワンピース』の作中で、元々ソルソルの実を持っていたのは幼少期のビック・マムを育てたマザー・カルメルであったことが判明しました。そして、カルメルは過去にソルソルの実の能力で、太陽の形をしたパンドラというホーミーズを生み出しています。ビック・マムがカルメルの能力を引き継いでいることから、プロメテウスとパンドラには何らかの関係がある可能性も考えられています。

ビック・マムから魂を分け与えられたホーミーズという関係性があるプロメテウスは『ワンピース』の作中で様々な動きを見せています。そんなプロメテウスの動きや頼み事について見ていきましょう。

ビック・マムに同じ魂を分け与えられたプロメテウス・ゼウス・ナポレオンの三体のホーミーズは常にビック・マムの傍におり、特にプロメテウスとゼウスはそれぞれ太陽と雷雲という天気を操る能力として戦闘時の主戦力になっていました。しかし、彼らは仲良しというわけではなく、プロメテウスはゼウスの性格や言動からもっと頼りになる相棒が欲しいと考えていたのです。

『ワンピース』のホーミーズ達はビック・マムに従うものの自分自身の意思や感情はあり、プロメテウス・ゼウス・ナポレオンの三体も全く違った性格になっています。その中でゼウスは戦闘時こそ冷酷な面を見せますが、普段はマイペースかつ欲に流される性格であり、それに対してプロメテウスはビック・マムへの忠誠心の高さや気性の荒さがあることから、やや噛み合わない関係性でした。

『ワンピース』の作中でゼウスはナミが作り出した好物の雷雲に惹かれたせいで、ビック・マムの命令を無視したり、その後も雷雲のことばかり気にしていました。それに対してプロメテウスはゼウスの言動が裏切りであると怒っており、それを聞いたゼウスは謝罪しています。そのことからプロメテウスの方が上の立場に見える関係性ですが、ゼウスの方はそれでも欲に流されることになります。

『ワンピース』の万国編においてゼウスは雷雲に釣られたことで一旦ナミのしもべになっており、ワノ国編まで同行することになります。そして、そのワノ国にビック・マムがやって来た際にゼウスは再びビック・マム側に付きますが、ナミとの仲間意識が芽生えたことからまた失態を起こしてしまいました。それによってビック・マムはゼウスを完全に見限ることになり、そのタイミングでプロメテウスはある頼み事をします。

その頼み事は新たな相棒と彼女が欲しいというものであったことから、ビック・マムは自身の魂を元に新たな女性タイプの雷雲のホーミーズ・ヘラを生み出しました。ヘラはゼウスよりも強い能力を持っており、プロメテウス・ナポレオンと合わせた新たな技「合体 鳴光砲（ メーザーほう）」を出せるようになっています。

ヘラが生み出されたことでプロメテウスの頼み事は叶えられますが、ヘラ自身は能力への自信があるなどかなり高飛車な性格であり、それに対してプロメテウス、更にはナポレオンまで言い寄る事態になっています。このことから女性型のヘラがプロメテウスとナポレオンを従える関係性になるのではないかと予想されています。

ここでは『ワンピース』のプロメテウスに対する世間での評判や人気の声をまとめていきます。様々なキャラが登場する『ワンピース』の中でも特殊な存在のホーミーズですが、その中でプロメテウスはどのような評価を受けているのでしょうか。

『ワンピース』の週刊連載時にプロメテウスの頼み事のシーンが描かれた際には、ビック・マムによって新しい雷雲のホーミーズが生み出される考察が立てられており、その中でも名前の予想が出てきていました。作中ではそのシーンの前の描写でビック・マムとプロメテウスがゼウスに対して苛立ちを見せていたことから多くの人が予想できており、名前についても他の名前が神話から取られていることからその範囲で予想されていました。

『ワンピース』の作中でプロメテウスが登場して戦闘した際に、自然系（ロギア）ではなく炎そのものであることから武装色の覇気を纏っても攻撃が通じないシーンが描かれました。その能力について印象深いという感想もあり、ビック・マムと合わさることで更に強い能力を発揮することに対する驚きの声もありました。また、プロメテウス・ゼウス・ナポレオンを合わせたビック・マムの姿は派手な姿から人気があります。

『ワンピース』のプロメテウスは太陽の形をしていることや炎を操る能力があることから、普段の生活で太陽が照っていたり、異様に暑い日があったりすると、プロメテウスの姿を思い出すという声もありました。ビック・マムの戦闘時こそ凶暴な姿を見せるホーミーズですが、普段のプロメテウスはどこか親しみを感じるデザインになっており、それらのギャップがあることから印象に残るキャラになっているようです。

『ワンピース』のプロメテウスは四皇の一人であるビック・マムのソルソルの実の能力によって生み出されたホーミーズで、ゼウスやナポレオンと同じくビック・マムの魂が入った特別な存在です。しかし、性格の違いからプロメテウスはゼウスをお払い箱にして新たな相棒かつ彼女となるヘラを生み出すよう頼みました。そんなホーミーズ達の関係は今後も描かれる可能性があるので、『ワンピース』の本編でも注目してみましょう。