【ワンピース】ノジコはナミの義姉？ベルメールとの関係性も紹介

『ワンピース』のノジコは7月25日生まれの女性で、身長は170cmです。ナミより2つ年上で、初登場時は20歳でした。現在では22歳になっています。薄い青色の髪で、2年前のナミと同じくらいのショートカットです。髪の毛には赤いリボンをつけ、腕にはタトゥーを入れています。ナミと同じくらいプロポーションの良いキャラで、初めて会ったサンジの目がハートになっていました。好物はナミと同じく、ベルメールが作ったみかんです。

『ワンピース』は週刊少年ジャンプの看板作品で、海賊たちのバトルが中心の冒険漫画です。バトルだけでなく感動的なエピソードも多く、主要キャラたちの過去の話はどれも人気があります。連載が開始したのは1997年で、2022年の現在でも連載は続いています。単行本は2022年8月の時点で103巻まで発行されており、全世界の累計発行部数はギネス記録を更新し続けています。アニメは1999年から放送が開始し、その次の年には劇場版の第1作目も公開されました。

『ワンピース』は、主人公のルフィが海賊王を目指して冒険を続ける物語です。ルフィは海賊のシャンクスが持っていた悪魔の実を食べて、ゴム人間になってしまいます。それから10年後、ルフィは海賊として1人で海へ旅立ちます。ルフィの前には海賊や海軍など、多くの敵が立ちふさがります。しかし、集まった仲間たちと力を合わせながら敵を倒し、最終地点である「ラフテル」を目指して旅を続けるのでした。

『ワンピース』のノジコは、ナミとは血のつながった関係ではありません。ナミとノジコは、2人ともオイコット王国の戦争に巻き込まれた孤児でした。しかし、特に面識があったわけではなく、それまではまったくの無関係でした。オイコット王国の戦場でノジコはナミを抱いて歩いていましたが、ベルメールに姉妹かと訊かれたときに「全然知らない子」と答えています。2人は血のつながりがないだけでなく、知り合いでもない関係でした。

『ワンピース』のベルメールは、ノジコにとって育ての親に当たります。ベルメールは海兵として戦争に参加していましたが、重傷を負った状態ですでに死を覚悟していました。そこで出会ったのが、ナミを抱えてさまようノジコでした。

周りが焼け野原になっている悲惨な状況でも、ナミはノジコの腕の中で屈託のない笑顔を浮かべていました。その笑顔を見ているうちに死ぬ気がなくなったベルメールは、2人を連れて故郷のココヤシ村へと戻ります。そして、ココヤシ村で2人を育てることにしたのでした。

『ワンピース』のノジコは、ナミを見送った後そのままココヤシ村に残りました。本編ではエニエス・ロビー編の後に登場し、みかん畑の世話をしている様子が描かれています。ココヤシ村ではゲンゾウが新しくなったナミの手配書見て、そのセクシーな姿に「求婚者が殺到する」と憤慨します。

しかし、文句を言いながらも、ゲンゾウは手配書を引き伸ばして壁に飾っていました。そんなゲンゾウに、ノジコは呆れた様子でツッコミを入れていました。また、扉絵にも登場しており、最新のナミの手配書に怒るゲンゾウと、その姿を優しく見守るノジコの姿が見られます。2年前はショートカットだった髪の毛も、現在ではだいぶ伸びているようです。

『ワンピース』のノジコが初めて作中に登場したのは、コミックス8巻の第70話「男ウソップ大冒険」の回です。ウソップは海で魚人に見つかりそうになり、ゾロを見捨てて海へ逃げ、ゴザの街へと入りました。そこは、家がすべてひっくり返ってる異様な状態でした。

そこで魚人に見つかり追われていたウソップは、チャボに魚人と間違えられます。ウソップを攻撃しようとしたチャボでしたが、それを止めたのがノジコでした。ノジコは魚人を上手くあしらい、ウソップを自分の家に連れて行ったのでした。

『ワンピース』のノジコは、アーロンパーク編以外ではほぼ出番がありません。しかし、その少ない登場回でも、読者の心に残る名言や名セリフを残しています。ノジコの名言や名セリフは、特にナミに関係するものが多いです。ここでは、ノジコのナミへの想いがわかる、名言と名セリフを2つ紹介します。

ゴザの町で育ったチャボは、親の敵であるアーロンを憎んでいました。死んでもいいから敵をとりたいというチャボに、ノジコは「じゃあ死ね」と冷たく言い放ちます。子どもに冷たすぎるというウソップに、ノジコは怒ってこう言うのでした。ノジコは、ナミが裏切り者と呼ばれながらも、村のために必死でお金を貯めていることを知っていました。このセリフは、そんなナミのことを想って言ったノジコの名言です。

ノジコが家に戻ると、1人荒れているナミを発見します。何があったか尋ねると、ナミはこれまでにルフィたちと旅をした話をノジコにします。ナミには1億ベリーを貯めてココヤシ村を買うという目的がありますが、本当はルフィたちと旅を続けたかったのです。

しかし、アーロンの支配からココヤシ村を解き放つためには、仲間の存在が足かせとなってしまいます。本当は仲間といたいけれど孤独に戦うしかないナミの気持ちを、ノジコは痛いほどわかっていました。このセリフをつぶやくノジコもまた、ナミと同じくらい辛い気持ちだったでしょう。

アニメ版の『ワンピース』では、ノジコの声を声優の山崎和佳奈さんが担当しています。ノジコは強くて凜としていますが、根は優しいキャラです。口では悪態をつきながらも優しさが感じられるノジコを、山崎和佳奈さんが上手に演じています。

山崎和佳奈さんは、1965年3月21日生まれの声優さんです。神奈川県横浜市出身で、青二プロダクションに所属しています。大学卒業後は会社員をしていましたが、週末に青二塾へ通って声優の勉強を続けました。しばらくは声優とアルバイトを掛け持ちしていましたが、徐々に声優としての仕事が増えていきます。1991年に放送された『緊急発進セイバーキッズ』で、初めてレギュラー出演することができました。

山崎和佳奈さんといえば、『名探偵コナン』の毛利蘭役が有名です。1996年の放送開始以来、現在まで一貫して山崎和佳奈さんが担当しています。その他の出演作品と担当キャラには、『GS美神』のマリア、『ママレード・ボーイ』の秋月茗子、『ご近所物語』の太田麻衣などがあります。

『ワンピース』のノジコは口が悪く、一見すると冷たそうな印象も受けます。しかし、アーロンの復讐に燃えるチャボを助けて母親の元へ帰そうとするなど、その心根は非常に優しい女性です。その優しさに心を打たれた読者も多いようです。

ノジコは見た目も評判が良く、「可愛い」というコメントが溢れ返っていました。また、「かっこいい」や「きれい」といった声も多くあり、今でもノジコの人気の高さがうかがえます。ノジコはナミの義姉であることからも、自分にもあんなお姉さんが欲しいとコメントする人も多かったです。

ノジコに対しては、声優さんについてのコメントもよく見られました。有名な『名探偵コナン』の蘭と同じ声優さんだけあって、2人の声を比べる人が多くいました。また、『ワンピース』と『名探偵コナン』には同じ声優さんが何人も出演しているため、山崎和佳奈さんのように両方のアニメで活躍してる声優さんを列挙している人もいました。

ノジコはアーロンの敵をとりたいというチャボを厳しく諭したように、小さい子どもにもはっきりと物を言うことができます。そのため、学校の教師になったとしたら、悪いことは悪いとしっかり叱れる教師になれるでしょう。しかし、子どものことを考えて行動できるため、厳しくても生徒からは慕われると思われます。

ノジコは血がつながっていなくても、ナミのことを非常に大事にしていました。そのため、実際の姉になったとしても、きっと妹や弟のことを大事にしてくれると想像できます。口が悪いためケンカは絶えないかもしれませんが、きっと友達のように仲の良い姉になるでしょう。

ノジコはナミと同じく気が強いため、彼女になったら彼氏は少し苦労するかもしれません。しかし、根は優しいため、きっと彼氏のことを思った行動をしてくれるでしょう。彼氏が人として間違ったことをすれば、更生させてくれるようなしっかりとした彼女になるはずです。

『ワンピース』のノジコは、ナミにとっては血のつながらない姉です。しかし、血はつながっていなくてもその絆は深く、本物の姉妹以上にお互いのことを想い合っている関係です。ノジコは今でもココヤシ村でみかんを作っており、いつでもナミの帰りを待っています。きっといつか、またナミと再会できる日も来るでしょう。