【ワンピース】ルフィとカタクリの激闘の結末は?史上最高の戦いを徹底調査
20年以上も連載を続けているワンピースには数々の名場面がありますがその中でもルフィとカタクリの戦いがとても見応えがあって良いと評判になっています。本記事ではワンピースに出てくるルフィとカタクリの激闘についてモチモチの実の能力や覇気などと併せてまとめていきます。
目次
ルフィとカタクリとは?
ルフィとカタクリの戦闘シーンについて見ていく前にまずはそもそもルフィとカタクリとはどういった人物なのかについてまとめていきます。また、ルフィとカタクリが登場し活躍するワンピースという作品についてもその概要とあらすじを見ていきます。
ルフィのプロフィール
- 本名:モンキー・D・ルフィ
- 所属:麦わらの一味船長、麦わら大船団大頭
- 悪魔の実:ゴムゴムの実(超人系)
- 覇気:覇王色、武装色、見聞色
- 年齢:17歳→19歳
- 誕生日:5月5日
- 身長:174cm
- 好きな食べ物:肉全般、ワニ肉(7歳時)
- 趣味:冒険、宴
本名モンキー・D・ルフィは麦わら帽子がトレードマークの海賊でありワンピースにおける主人公でもあります。海賊王になることを夢見て海に旅立っており気ままで自分に正直、それでいて何より仲間思いな性格が作中のキャラのみならず読者をも魅了しています。
カタクリのプロフィール
- 本名:シャーロット・カタクリ
- 所属:ビッグ・マム海賊団スイート3将星、シャーロット家次男
- 悪魔の実:モチモチの実(超人系)
- 覇気:覇王色、武装色、見聞色
- 年齢:48歳
- 誕生日:11月25日
- 身長:509cm
- 好きな食べ物:ドーナツ
本名シャーロット・カタクリは四皇ビッグ・マム海賊団の船員でありスイート3将星と呼ばれる最高幹部の1人です。ワンピース作中では敵役として登場していますが、極悪非道人というわけではなく比較的常識人で誠実、それながら圧倒的な能力を技を兼ね備えた強大な敵でした。
ルフィとカタクリの戦いは何話から?
ルフィとカタクリの戦いが描かれたのは単行本87巻の879話『ビッグマム「スイート3将星」カタクリ』から始まり、最終的には単行本89巻の896話『最後のお願い』にて決着がつきます。話数にして13話の長さをかけて激闘が繰り広げられました。
ワンピースの概要
ワンピースは1997年より尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載された漫画作品です。海賊が夢を追い求めるファンタジーバトルものとして展開されるとお気楽なギャグシーンと丁寧な話し運び、そして少年心を揺さぶる戦闘シーンが人気を集め今や世界中に知られる大作となりました。その人気が留まることを知らないと2022年4月に単行本102巻が刊行されてもまだまだ物語が続いています。
ワンピースのあらすじ
かつてこの世のすべてを手に入れ海賊王となった男ゴールド・ロジャーは、ひとつなぎの大秘宝『ワンピース』をどこかに置いてきたと言い残しました。世の海賊たちはそれを追い求め世界に大海賊時代が訪れると、本作の主人公モンキー・D・ルフィもその流れに乗った1人の海賊でした。彼は恩師であるシャンクスから受け継いだ麦わら帽子をかぶり集めた仲間と共に果てなき航路を進み続けていきます。
ルフィとカタクリの激闘の結末
ここからはルフィとカタクリの激闘についてその始まりから最後の結末までを一挙にまとめていきます。作中でも屈指の名バトルと呼ばれワンピースファンからも高い人気を誇る2人の戦闘シーンについて、その内容を詳しく見ていきます。
激闘①序盤はルフィを圧倒するカタクリ
ルフィが渾身の一発をしかけるとカタクリは至って平気そうな顔をしていました。これはカタクリがモチモチの実を食べたモチ人間であることがきっかけしており、体全体がモチであるカタクリは攻撃を受ける部分を柔らかくして受け流すことができたのです。その上カタクリは実の能力が覚醒していたためモチモチの実の粘着力を利用してルフィを圧倒していました。
激闘②ルフィのギア4新形態スネイクマン
ルフィは奥の手であるギア4スネイクマンを発動するとその攻撃がとうとうカタクリをよろめかせることに成功しました。カタクリの強さがモチモチの実の能力ではなく、攻撃を予測する見聞色の覇気にあると見抜いていて、直前で攻撃の軌道を曲げれるギア4であれば見聞色を無効化できたのです。
激闘③ルフィの見聞色の覇気の能力「予知」
ルフィは2年間の間修行をして強くなりましたが、その間師匠的存在であるレイリーから「強敵と向き合うほど、お前は強くなる」と言われていました。その言葉がカタクリとの戦いでまさに形となって表れており、ルフィは戦いの中で見聞色の覇気に目覚めたのです。見聞色の覇気によりカタクリの攻撃が予知できるようになっていくと、いよいよ決着が見えてきたかと思われました。
激闘④フランペが邪魔をする
見聞色の覇気の存在に気づき密かに焦りを募らせていたカタクリ。しかしふとルフィの動きが鈍くなっていることに気づくと、実は影から痺れ矢を打ち込んでフランぺが援護をしていました。その瞬間を見たカタクリは「薄っぺらい援護などするな!」と激情を露わにしました。その後すぐにフランぺを追い払うと土竜という槍を自らの身体に刺しルフィと同じ条件を背負ったのでした。
激闘⑤ルフィの勝利
お互いに見聞色の覇気で予知しつつ絶え間なく殴り続ける激しい戦いが続きましたが、2人が同時に倒れたことで一時の静寂が訪れます。少しして立ち上がったまた2人が立ち上がるとカタクリが「お前はビッグ・マムを倒すのか?」と問いかけ、ルフィは「もちろんだ!」と答えました。それを聞き届けたカタクリはとうとう全身から力が抜けその場に倒れこみました。2人の戦いは最後にルフィが立っていたことで決着がついたのです。
カタクリとルフィの覇気・能力を比較
ここからはカタクリとルフィの覇気・能力を比較していきます。2人の戦いの中にはそれぞれの能力と覇気が遺憾なく発揮されている描写がされていましたが、作中でも指摘されている通り2人の能力はどこか似ており、覇気にも差があるように見られていました。ここでは2人の覇気及び能力の微々たる違いを分析していきます。
カタクリとルフィの覇気を比較
まずはカタクリとルフィの覇気を比較していきます。そもそも覇気についてまとめると、覇気は全ての人に備わっている潜在能力で意志の力として扱われています。覇気は3種類に分けられていて、身体や武器を硬化させる武装色、敵の動きを予見できる見聞色、そして数百人に1人だけが持っていて威圧だけで敵を攻撃できる覇王色があります。
カタクリの覇気
カタクリは武装色、見聞色、覇王色の3つの覇気を揃えています。中でも際立っていたのは見聞色の覇気であり、ルフィとの戦いでも瞬時に攻撃の方向を見定めモチモチの実の能力でそれらの攻撃を受け流したり、武装色で硬化して固くして防いだりしてみせました。序盤は圧倒していたことからワンピース世界でもかなり手練れの見聞色の覇気の使い手であることが伺えます。
ルフィの覇気
ルフィもカタクリと同じく武装色、見聞色、覇王色の3つの覇気が扱えますが、それまで目立っていたのは覇王色と武装色であり、あまり見聞色は使用されていませんでした。そんな中カタクリとの戦いで見聞色の覇気がなければ倒せないと判断すると、負けられない極限状態であったことも相まって見聞色の覇気が急激に成長していきました。
カタクリとルフィの能力を比較
今度はカタクリとルフィの悪魔の実の能力を比較していきます。それぞれモチモチの実とゴムゴムの実と別物ですが、同じ超人系であったり使う技などが似ていたりと2つの能力が共通点が多いです。それらの能力を比較し作中で見られた差について解説していきます。
カタクリの悪魔の実の能力
カタクリはモチモチの実の能力者であり全身がモチになったモチ人間です。作中では手足からモチを伸ばして攻撃したり体と切り離して弾丸を飛ばしたりして戦っていました。また、本来柔らかいものであるモチでも武装色の覇気を纏って硬化し威力を補強するという応用もカタクリは可能にしていました。
ルフィの悪魔の実の能力
ルフィはゴムゴムの実を食べ全身がゴムになったゴム人間です。その能力は手足を伸ばしたりその反発を使って攻撃をしたりできますが、手足を伸ばすのはモチモチの実でもできることであり、体を切り離すという行為はルフィにはできないためそこに差が生まれています。悪魔の実の能力だけで見ればルフィよりもカタクリの方が勝っていると言えるでしょう。
カタクリのモチモチの能力の技
ここからはカタクリのモチモチの能力の技をまとめていきます。モチ人間であるカタクリはその能力を利用した技を幾つも持っており、その手数の多さでルフィを追い詰めていました。ここではその技名と技の効果について解説していきます。
技①柳モチ
柳モチは自身の足を肥大化及び硬化させ、敵に向かって何度も蹴り落とし続ける技です。ルフィの持っているゴムゴムのガトリングという技に似ており硬化している分威力がかなり増しています。
技②モチ突
モチ突きはカタクリが戦闘時に使う土竜という槍を用いて、それをドリルのように回転させて投げつける技です。土竜が命中すると投擲の威力で攻撃する他、付着したモチが熱で膨らんでいき内側から爆発を引き起こすという追撃も同時に発生します。
技③流れモチ
流れモチは覚醒したモチモチの実による技であり、モチを地面に流し込み敵の足を絡みとる効果を持っています。また、自身の身体をモチと同化させることで流れモチで生み出したモチの地面を高速移動することもできます。
技④加々身モチ
加々身モチは地形をモチに変化させ相手を押しつぶしモチの中で窒息させる技です。変化した地形のモチは質量が多いため逃れることは困難であり、その上作中では鏡世界(ミロワールド)で使用したことで更に凶悪性が増していました。
技⑤角モチ
角モチは武装色の覇気で手を硬化させ強烈なパンチを食らわせるシンプルな技です。その威力はルフィギア4スネイクマンでは打ち負けてしまうほどでバウンドマンでなければ太刀打ちできませんでした。また、角モチの硬化を応用して敵の攻撃を防ぐ武装防御としても使用されています。
技⑥雨垂モチ
雨垂モチは覚醒技の1つであり地形をモチに変えてそこから触手のようなものを伸ばし敵を襲う技です。伸ばした触手も武装色で硬化することが可能であり、モチのフィールド内であればあらゆる方向から無限に攻撃することができる万能技です。
技⑦無双ドーナツ
無双ドーナツはドーナツのように丸いモチを作り出しそれを操作する技です。無双ドーナツによって攻撃を行うわけではなく、後述する力餅といった技を発動するための準備段階のようなものです。生み出したドーナツ型のモチは覇気で硬化することができたりサイズの変更も自由自在に行える他、空中に留めることも可能です。
技⑧力餅
力餅は無双ドーナツからの派生技でドーナツ型のモチを硬化、もしくは空いた穴から拳を錬成させてパンチを食らわせる技です。その威力は角モチを優に凌いでおりバウンドマン状態のルフィが軽く吹っ飛んでしまうほどの強烈さを誇っています。
ルフィとカタクリの戦いの名言
ここからはルフィとカタクリの戦いの中で生まれた名言についてまとめていきます。2人の戦いは1対1の男の勝負であり邪魔をしたフランぺをカタクリが追い払うほど互いに相手を尊重しあった名勝負でした。そんな戦いから出た言葉はとても熱いものばかりで漫画好きな人にはたまらないものが多いです。
名言①「お前にできて…」
「お前にできて俺にできないことは無い」
戦いの火蓋が切って落とされたばかりの時、ルフィの技を見たカタクリは上記の引用したセリフを発するとルフィの技をそっくりそのまま真似たものを披露し反撃しました。それも真似るだけでなく正面からのぶつかり合いで打ち勝ってみせるなどして、自分がルフィよりも勝っていることをまず最初に知らしめたのです。
名言②「薄っぺらい援護…」
「薄っぺらい援護などするな!!!」
カタクリの妹であるフランペが途中で痺れ矢で邪魔をした場面があったと上述しましたが、そこでカタクリが発した言葉が上記の引用セリフでした。その後土竜を腹部に突き刺してわざと手負いになり、ルフィと同じ条件を背負うことになりますが、カタクリは最初からルフィと正々堂々勝負をしたかったことが彼の言動から明らかになりました。
名言③「おれはもう…」
「おれはもう・・・お前を格下とは思わねェ」
戦いの終盤に入ると、始まった時よりはるかに強くなったルフィを前にカタクリはその実力を認めるようなセリフを残しました。それまで使っていた土竜を捨て、そこから素手の勝負が始まる場面切り替えは男であれば思わず惚れてしまう瞬間でした。
ルフィとカタクリの激闘のその後
ここからはルフィとカタクリの激闘のその後についてまとめていきます。2人の戦いは結果的にルフィの勝利で幕を閉じましたがカタクリは死亡したわけではなく、今後また再登場するのではとファンの間から囁かれています。ここでは敗北したカタクリのその後の動向についての予想を幾つか紹介します。
その後①カタクリはワノ国に行っていない?
ビッグ・マム海賊団がルフィを討ち倒そうとワノ国に訪れる瞬間が描かれていますが、その船にカタクリが乗っている場面は唯一描かれていませんでした。このことからカタクリがワノ国に行っていない可能性が高く、そうであった場合は恐らくホールケーキアイランドに残って島を守っていること、そしてロードポーネグリフを求めてやって来る海賊と戦うのではという推察がされています。
その後②カタクリは更に強くなる?
敗北を味わったカタクリはそこからまた強くなってルフィと再戦するのではという推察も話題になっています。カタクリが倒れる瞬間には「ずいぶん未来を見てやがる」とルフィに言い残していました。その一言は今の自分には足りないものをルフィが持っているかのような意味合いを示唆しているようでまだ成長の伸びしろがあるとうことなのではと予想されています。
その後③カタクリは麦わらの一味になる?
カタクリは本来ならばビッグ・マムの命令のもとルフィの首を取らなければなりませんでした。しかし戦闘時にはルフィが成長することを期待し、フランぺの妨害にも激怒したことで命令よりも戦闘の楽しさを優先していたことが分かります。もしもこの時点でカタクリの気が変わっていたのであれば、全力でぶつかり合えたルフィのことを認め麦わらの一味になる可能性もあるのではと一部のファンは囁いています。
ルフィとカタクリの激闘に対する世間での評判や人気
これまでルフィとカタクリの激闘の内容とその結果などについてまとめてきました。これらの内容はワンピース全体を見ても名場面だと言われているそうですが、それは事実なのでしょうか?ここではその疑問を解決すべくネット上に上がっている意見、感想から世間での評判や人気についてを明らかにしていきます。
ルフィとカタクリの戦いはお互いに全力を出し合い敬意を払いながら戦っているのが最高に熱くて好きだという意見がとても多かったです。物語の中で戦いに転じる時は誰かが何かを背負ったり、裏で陰謀が渦巻いていたりと外部の要因が絡みがちですが、この2人の戦いにおいてはお互いに負けたくないという思いから描かれているのがファンにとってもとても高評価な様子でした。
ルフィはカタクリに限らず戦いにおいて常人離れしたタフネスを発揮していますが、あまりにタフすぎることに一部のファンからは批判の声も上がっていました。ただ、カタクリとの戦いにおいては自傷していたことなど説明付けがされてあったため筋が通っているだろうという反論も多く見られました。
カタクリとの戦いを経て成長したルフィに感心したという感想も見受けられました。序盤はカタクリにボコボコにされていたルフィでしたが何度倒されても諦めずに立ち上がり、勝つために必要な強さを見出していく姿はまさしく海賊王を目指すに相応しい主人公と言えるでしょう。
ルフィとカタクリの激闘は史上最高の戦いだった
お互いに認め合ったルフィとカタクリの男同士のタイマン勝負は、まさしくワンピース上でも史上最高の戦いでした。ワノ国編でも麦わらの一味とビッグ・マムの抗争は続いていますが、今後の展開で再びカタクリが登場して活躍することをきっと多くの読者が望んでいることでしょう。
この記事のライター
zeile
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