【ワンピース】ジャックの正体や強さとは？悪魔の実の能力や声優も調査

まずはワンピースにおけるジャックという登場人物についてその概要をプロフィールなどからまとめていきます。ジャックは作中でどういった立ち位置でありどのように描かれた存在なのかを確認する他、ジャックが活躍しているワンピースという作品についても概要とあらすじを見ていきます。

ジャックは百獣海賊団の大看板でありカイドウに信頼を置かれた『災害』と呼ばれる上級幹部の1人です。巨人並みの図体はカイドウよりも大きく鋭い両目と三つ編みにした金髪、頭の横から伸びた大きな角が特徴です。カイドウへの忠誠心が強くそれ以外の部下には興味を示していません。

見た目からして荒っぽいように見えますが根は真面目なようで、任務のためなら自分の意思を殺せるような行き過ぎた実直さを持っています。いざという時の判断と行動力はカイドウからも評価されているようで強い信頼を得ているそうです。

ワンピースは1997年より週刊少年ジャンプにて連載された少年漫画です。原作者は尾田栄一郎で初掲載から人気が留まることを知らないと20年以上経った現在でも連載が続いています。そんな高い人気からメディアミックスも積極的に行われており、アニメ化や劇場映画化はもちろん、7月22日に初掲載された長寿作品であることを記念してその日が公式的にワンピースの日に制定されました。

かつてこの世のすべてを手に入れ海賊王と言われたゴールド・ロジャー。彼が遺したひとつなぎの大秘宝『ワンピース』の存在が知られると、世の海賊たちが船に乗り出し大海賊時代が訪れました。麦わら帽子の少年モンキー・D・ルフィも海賊王に憧れた男であると、彼は自由気ままに島々を渡り歩き強い信念をもってワンピースを見つけに向かいます。

ここからはワンピースのジャックの正体や目的についてまとめていきます。ドレスローザにて初登場を果たしたジャックは、カイドウが公に出てくるワノ国編にてその素性が明らかにされていきました。ジャックの正体、目的について1つずつ見ていきましょう。

ジャックは四皇カイドウの率いる海賊団、百獣海賊団の船員であり、それも『災害』と呼ばれる懐刀3名の中の1人です。付けられた異名も旱害（かんがい）のジャックであり彼が進んだところには干ばつのように干からびていたことからそう付けられました。また、ジャックの正体は以下の3つの観点からより詳しく知ることができます。

ジャックの肩書きは『大看板』であり海賊団の中でも圧倒的な存在であることを示しています。実際ジャックの身体の大きさはカイドウよりも巨大であり、懸賞金は10億ベリーとなっており百獣海賊団の中でも優れた船員であることが分かります。

百獣海賊団は船員の多さから船を複数持っており、その内のマンモス号の船長をジャックが務めています。あくまで頭領はカイドウであるため立ち位置的には副船長という言い方が当てはまりそうです。ジャックの直属の部下にはギフターズのシープスヘッドがついていることが確認されています。

詳しくは後述しますが、ジャックは悪魔の実の能力者であり泳ぐことができません。しかし作中で海に沈められる場面が描かれるとジャックは至って冷静に助けが来るのを待っていました。カナヅチとは思えないほどの冷静っぷりに困惑した読者も多く、一部のファンはジャックの正体は実はウォータンという人魚と巨人の混合種なのではという推察が出てきています。

ワンピースには錦えもんとモモの助という人物が登場します。彼らはルフィたちと偶然出会いそこから行動を共にしますが、実は2人は何者からかに追われていた身であり追いかけていた人物こそ百獣海賊団のジャックでした。カイドウはラフテルに繋がるロードポーネグリフの在り処を求めていましたが、それと関係が深かった光月家の2人が狙われることになったのです。

懸賞金10億ベリーもあるジャックですが、それだけ破格の懸賞金があっても彼はカイドウには頭が上がらないそうです。格上の人物であるカイドウには礼儀正しい態度をとっており、逆にカイドウからも懐刀と呼ばれるほど古くから信頼を置かれていて密接な関係性であることが伺えます。

ジャックはカイドウ以外にキングとクイーンにも強い忠誠心を誓っています。キングとクイーンからは弟分のように可愛がられており叱責される時も「ズッコケジャック」と愛想をこめた独特な怒り方をしていて、仲睦まじい関係性であることが分かります。

ジャックの種族についてはしばしばネット上でも意見が分かれていましたが、ビブルカードから種族に関する記述がありました。そこではジャックは『タマカイの魚人』と書かれており公式的には魚人族と扱われているようです。

ここからはワンピースのジャックの悪魔の実の能力や強さについてまとめていきます。百獣海賊団の大看板とも呼ばれているジャックですが、作中で念願の戦闘シーンが描かれると読者の想像を超える能力とその強さを発揮しました。

ジャックは悪魔の実の能力者でありゾウゾウの実の能力で自身をマンモスに変身させることができます。変身したマンモスの大きさはワンピース世界の中でも規格外のものであり、作中でもミンク族の戦士たちをたった1人で薙ぎ払ってみせました。

ゾウゾウの実による強さはとても圧倒的でシープスヘッド曰くジャック様の通った土地は干ばつでも起きたかのように朽ち果てると言われています。また、ジャック自身の性格として海賊らしい正面対決などに一切のこだわりがなく、相手を倒すためなら毒ガスを躊躇なくまき散らすこともありました。

ジャックの悪魔の実が覚醒しているかどうかについてですが具体的に描かれている様子はまだ確認されていません。元々マンモスになったジャックはかなりタフで強さも中々のものなので、これ以上の強さを覚醒で得てしまう可能性があるのかと多くのファンが疑問を抱いています。

ゾウゾウの実について説明してきましたが、ここからはその能力を持って戦闘を行ったシーンについて解説していきます。ジャックはワンピース作中にて2回の戦闘描写が描かれており、それぞれアシュラ童子戦、イヌアラシ戦と分けられています。

アシュラ童子はワノ国の赤鞘九人男の内の1人であり彼の持つ強さにカイドウも注目していました。それを知ったジャックは単独で彼の前に立ちはだかるとアシュラ童子を捕縛しようとします。しかし、アシュラ童子は身軽な動きでジャックの攻撃を受け流していくと交戦は長引き、最終的にはカイドウが参入したことで決着がつかずに終わりました。

ミンク族の戦士を薙ぎ払い侵攻していくジャック。それを止めようと立ちはだかったのがイヌアラシでした。序盤はジャックが押していたもののイヌアラシが月の獅子スーロンの姿に成り変わりしぶとさを見せます。それでもジャックが押し勝てているとトドメを刺す寸前まで行きましたが、そこでルフィとカイドウによる覇気の衝突で天が割れ隠れていた月が現れ、スーロンの実力をフルに発揮できるようになったイヌアラシが『犬斬威矢』を発動しジャックを戦闘不能にしました。

ジャックの懸賞金は10億ベリーであると上述していましたが、この金額はワンピース世界でもトップクラスの金額であり世界政府からかなり危惧された存在であることを示しています。ジャックの場合、自身が持つ戦闘力よりも進んだところが干ばつのようになるという被害も相まって10億という懸賞金になったと予想されています。

ここからはアニメ版ワンピースのジャックの声優についてまとめていきます。アニメ版でもワノ国編が放映されるようになるとそこで映像化されたジャックの活躍が描かれ、同時に有名声優による迫真の演技も相まって話題を呼びました。

ジャックの声を担当した声優は乃村健次（のむらけんじ）さんです。海外映画の吹き替えから声優業への道を知った方であり、聞き心地のいいバリトンボイスが声優界隈やファンから高評価を受けていくと数多くのアニメ作品のキャラクターを演じるようになりました。

1970年7月23日の岡山県生まれ。血液型はO型で身長は184cm、現在所属している事務所は青二プロダクションです。1997年より『VIRSUS』のモブキャラである警備員役で声優デビューを飾っており、才能ある演技力を遺憾なく発揮されると同年に『夢のクレヨン王国』のカメレオン総理役で初主演を獲得しました。

代表作は『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎や『機動戦士ガンダムAGE』のイワーク・ブライアなどが挙げられています。その他にも『デジモンアドベンチャー』のナニモンや『銀牙伝説WEED』のヒロ、『ゴールデンカムイ』の牛山辰馬などを演じています。

これまでワンピースに出てくるジャックの正体や強さについてまとめてきました。百獣海賊団大看板でありカイドウとも関係性が深かったことが分かりましたが、そんなジャックに対してファンたちはどういった印象を抱いているのでしょう？ここではジャックに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

ジャックに対する評価として最も多く見られたのは好きか嫌いかという素直な感想ではなく、ジャックは苦労人だなと同情するものでした。役に立たなかった部下にイライラしたり、酔っぱらったカイドウに振り回される場面が描かれているとファンからは『労災のジャック』とあだ名までつけられてしまっているようです。

ジャックが好きだという意見を持つ人の中にはカイドウとの関係性に魅力を感じている人も一定数いました。ワンピースにおいてカイドウたちは敵役として描かれていますが、彼らの関係性は決して独裁的な上下関係ではなく気の許せる友人のようなものでそこが魅力の1つだと言われています。

ジャックの活躍に関連してイヌアラシ戦のシーンが好きだという人もいました。最終的にはジャックはイヌアラシに敗北してしまいますが、そこで描かれた戦いはとてもパワフルで壮絶なものだったことからバトルものが好きな読者からは高い評価を得ているようでした。

四皇と呼ばれ海賊の中でも最強だろうと噂されているカイドウ。その彼から厚い信頼を置かれているジャックは大看板と呼ばれるに相応しい存在感を持ったキャラクターでした。現在連載されているワノ国編はいよいよクライマックスを迎えようとしています。今後ジャックはまた登場し活躍してくれるのか、今もなお期待が高鳴ります。