【ワンピース】イム様の正体や目的を考察！不老不死の謎や名前の由来は？

ワンピースの世界会議編にて突如登場したイム様という謎の人物。登場シーンでは全て黒塗りでシルエットしか分からず、年齢も性別も全くの正体不明というキャラクターです。まずは現時点で明かされているイム様の情報についてご紹介していきます。

イム様は聖地マリージョアに住んでいて、パンゲア城内部にある誰も座ることができないと言われている「虚の玉座」に唯一座る人物です。また、世界の最高権力者と言われている五老星達を跪かせ、指示や命令を下す人物でもあります。この事から、イム様は強大な力の持ち主であることが伺えます。

ワンピースとは尾田栄一郎氏による海賊冒険漫画で、週刊少年ジャンプにて1997年から現在まで連載中の作品です。単行本は現在101巻まで発行されており、累計発行部数は4億7千万部というギネス記録を打ち出すほどの人気を博しています。他にもアニメを始めとしたメディアミックス化もされるなど、世界各国で愛される大人気漫画です。

大海賊時代と言われる時代に生まれたモンキー・D・ルフィ。ルフィは伝説の海賊王ゴールドロジャーに憧れ、自分も海賊になることを夢見ながら村に滞在していた海賊のシャンクス達と親しくなります。ある日、シャンクス達の戦利品であるゴムゴムの実を勝手に食べてしまったルフィはカナヅチのゴム人間になってしまうのでした。 

しばらくして、村にやってきた山賊と争って海に落とされたルフィ。泳げない上に巨大魚に食べられそうになった所を間一髪でシャンクスに助けてもらいますが、その際にシャンクスは右腕を失くしてしまいます。シャンクスは海の怖さを改めて教え、ルフィと再び海賊として会うことを約束して別れるのでした。それから10年後、ルフィはシャンクスの約束と「ひとつなぎの大秘宝・ワンピース」を手に入れる事を胸に大海原へ冒険の旅に出るのでした。

とにかく正体が不明のイム様ですが、世間では様々な考察がなされています。イム様の正体が誰なのか、目的は一体何なのか、考察されている内容を1つずつ見ていきましょう。

イム様の登場の仕方や正体が謎に包まれたまま出番を終えたことから、イム様の正体はワンピースの物語のラスボスなのでは？と言われています。イム様が登場した際に、世界の最高権力者である五老星が跪いてイム様に指示を求めるシーンがありました。このシーンから、イム様が本当の世界の最高権力者であると言えるのではないでしょうか。そうなってくると、最終的にこのイム様と麦わら海賊団が対峙する可能性が出てきます。

ラスボス説の一方で、イム様は王下七武海のジュラキュール・ミホークの父親なのではないかという考察も出ています。イム様の姿はシルエットでしか登場していませんが、その中でも唯一「目」だけはしっかりと描かれていました。その目が特徴的で黒丸と円の模様が入っているのですが、同じ特徴の目を持つ人物がミホークなのです。秘密の多いイム様の目だけ描かれている上に同じ目を持つキャラが存在しているという事は、何かしら関係がある可能性が高いのではないのでしょうか。

実はミホークの他にもイム様と同じ目を持つキャラがいます。それはこちらも正体が謎に包まれた象主ズニーシャです。ズニーシャは何らかの罪を犯した罰として千年以上もずっと海をさ迷い歩いているのですが、その罪がイム様の先祖などに関係する事なのではないか？と考えられています。もしかすると、元々ズニーシャはイム様達に飼われていた存在だったのかもしれません。

先ほど登場したズニーシャの飼い主もしくは罰を下したのがイム様自身だったとしたら、イム様は千年以上生きていることになります。そこで考えられるのが、イム様は「オペオペの実」を使って不老不死になっているのではないか？という説です。五老星たち天竜人の更に上に立つ人物であれば、その権力を使って不老不死の手術を受ける事も可能かもしれません。

もしイム様が不老不死の状態であれば、800年以上前からずっと世界政府を統制していた可能性も考えられます。そして五老星達の上に立ち、唯一虚の玉座に座れる事から「20人の創造主」ではないと言えるイム様。その正体を考えていくと、ずっと秘密裏にされていた空白の100年で起きた大戦争を起こした張本人なのではないでしょうか。天竜人のリーダーとして戦争をけしかけた人物である可能性が高いと言えます。

聖地マリージョアの中で冷凍保管されている大きな麦わら帽子。イム様によって大事に保管されているこの麦わら帽子は一体何なのでしょうか？この謎を解くカギとして注目されているのが、ドフラミンゴが発した「マリージョアの国宝」という言葉です。ドフラミンゴがインペルダウンに囚われている際にこの言葉を言っていたのですが、その直後のシーンで大きな麦わら帽子が登場しています。この流れから考えると、大きな麦わら帽子の正体がマリージョアの秘密の国宝である可能性が高いのではないでしょうか。

イム様の顔の中で唯一登場しているのが先述した「目」なのですが、世間ではイム様の顔がすでに登場しているのでは？と言われています。その顔というのが「方舟マクシム」です。このマクシムはエネルが月まで飛び立っていった船で、月の古代都市の壁画とも関係がありそうです。そこから考えていくと、イム様の正体はかつての「月の王」で、その月の王の顔を模してマクシムを作ったのかもしれません。

何もかも秘密のイム様は、年齢も定かではありません。五老星を従える位なので高齢者の可能性もありますが、イム様の全体のシルエットから「実は子供くらいの年齢なのでは？」とも考察されています。もしイム様が不老不死なのであれば、不老不死術を受けた時点の年齢で成長が止まってしまっていても不思議ではありません。そうなると見た目年齢が子供でも、実年齢は相当な歳になるでしょう。

正体不明のイム様は、持ち合わせている能力等も謎の状態です。そもそも能力を持っているのかすら不明ですが、世界勢力の頂点に君臨する程の人物なので能力者である可能性は十分にあるでしょう。世間では天候や人を操ったり幻想を見せる能力者で、その力で世界を支配しているのでは？と考えられています。

作中ではイム様の本当の目的についても明確には描かれていませんが、今までで分かっている情報から考えると「世界の支配」が一番の目的と言えるでしょう。その上で、イム様が理想とする世界には相応しくない者や邪魔をする者を五老星を使って秘密裏に処刑していっているのではないでしょうか。

登場シーンが少なく正体が分からないながらも大きな存在感を残しているイム様。今までの考察通り彼がラスボスなのであれば、間違いなく今後も登場してくることでしょう。再登場するとしたら物語の様々な秘密が明かされた最終局面で、ルフィ達麦わら海賊団と対峙する可能性が高そうです。

秘密が多く謎に包まれたイム様ですが、世間では名前の由来から正体を捕えようと様々な考察がされています。ここではどの様な由来が考えられているのかご紹介していきます。

イム様が従えている五老星は天竜人なのですが、天竜人は自分たちを「神」と称しています。そんな天竜人の頂点であるイム様も人ではない崇高な存在で「仏」なのではないか？と言われています。確かに「仏」の字をばらすと「イム」となるので、仏から由来した名前の可能性が考えられます。

「イム」をローマ字にして逆から読むと「UMI（海）」となります。「海」はワンピースの世界の舞台であり、一番の要となる存在です。世界を支配するイム様は海のような存在であり悪魔の実の能力者たちの天敵、という意味で名付けたのではないかという説も出ています。

世界最初の人間として旧約聖書の創世記に登場したアダムとイブ。このアダ「ム」「イ」ブの文字を取ってイムと名付けたのでは？という説もあります。ワンピースの世界では神話から名づけられている物も多いので、可能性としてはあるかもしれません。

フランスを漢字で書くと「仏」となります。このフランスの「仏」からイム様と名付けられたのではという考えもされています。そもそもワンピースの世界観がフランス革命をモデルにしているのではと言われていて、トラファルガー・ローの忌み名「ワーテル」もこのフランス革命に由来しているとされています。そのため、フランスからイム様の名前をもじっている可能性も十分考えられるでしょう。

世界を支配ていく上で邪魔な人物を、五老星に指示して始末さているイム様。そんなイム様に目をつけられている処刑候補の人物たちを、理由と併せてご紹介していきます。

2年前に海軍本部に乗り込み、七武海のクロコダイル達を倒したことによって政府に多大な影響を与えたルフィ。また、Dの一族としてロジャーの意志を受け継ぐ者としても世界に影響を及ぼすのではないかと考えられるので、イム様にとって邪魔な存在なのでしょう。

ルフィと同じくDの一族であり、世界最強とも言われている黒ひげ。ヤミヤミの実とグラグラの実の2つの能力を持ち合わせ、他の能力者狩りを行って自身の勢力を拡大するなど、世界の脅威となっている人物であることには違いありません。イム様は、このまま行くと世界を滅ぼされかねないと思って処刑リストに入れたのかもしれません。

リュウグウ王国の王女であるしらほしは、普段は攻撃性のない穏やかな人物です。しかし彼女は古代兵器ポセイドンの力を持っていて、いつでもその力で海王類を操れる存在でもあります。海王類を操れるという事は海を支配することも可能という事なので、それを脅威と感じているイム様は彼女を処刑リストに入れたのでしょう。

ビビに関してはイム様が彼女の写真を持って玉座に上がったというだけなので、処刑リストに入っているのか定かではありません。しかしビビの先祖であるネフェルタリ家は、800年前に唯一下界に残った裏切り者として五老星から認識されています。またアラバスタ王家は古代兵器の秘密を保有している事もあり、「歴史から消すべき」とイム様に考えられている可能性はあります。

確定ではないですが、イム様の手によって処刑されてきたのではないか？という人物も何人か存在しており、それがエース、ロジャー、白ひげ、ゲッコーモリアです。エースとロジャーはDの一族という点で消され、白ひげはその当時の海賊王に一番近い男という理由で消されたと考えられています。ゲッコーモリアはドフラミンゴに殺されそうになりましたが、そのドフラミンゴに指示を下したのがイム様ではないかと言われています。

世間ではイム様の事をどう感じているのでしょうか。評判や人気などを集めてみました。

実はイム様の正体がルフィの母親ではないかという考察もいくつか見受けられます。血縁じゃなくてもルフィと何か関りがあると思う人が多いようです。

ワンピース25巻の表紙がイム様と関係しているのではと考える人も多いです。真ん中のヤギがイム様を表しているとされているようです。

『ワンピース』の映画「RED」を見ての考察として、映画に登場したウタというキャラクターの母親がイム様なのではないかと考えているファンもいるようでした。謎に包まれた存在であるぶん、イム様に対する考察もたくさんあります。

イム様は年齢から性別、持っている能力まで何もかもが謎多き人物であるという事が分かりました。イム様が大切に保管している大きな麦わら帽子も一体どんな秘密が隠されているのか、まだ現時点では考察しかすることが出来ません。これから物語が大詰めになっていく中で、このイム様に関する謎と正体が解き明かされるの信じて待つばかりです。