【ワンピース】ハンコックはルフィが好き？理由は？二人の関係性も調査

『ワンピース』のファンが謎解きやバトル描写と同じくらい注目している要素に、「恋愛」があります。関心を集める組み合わせは数多くありますが、「ハンコックとルフィ」もその1つです。本記事ではハンコックがルフィを好きになった理由や2人の本当の関係、結婚の可能性やメロメロの実の効果などについて解説しますが、まずは基本事項から押さえておきましょう。

ハンコックとの関係が気になるルフィは、『ワンピース』の主人公でフルネームを「モンキー・D・ルフィ」と言います。トレードマークは麦わら帽子で、「麦わらのルフィ」の異名を持ちます。海賊「麦わらの一味」の船長であり、かつ「麦わら大船団」の大船長です。年齢は物語序盤は17歳で、その後19歳となりました。超人系悪魔の実「ゴムゴムの実（実は“ヒトヒトの実モデルニカ”）」の能力者で、さらに覇王色、武装色、見聞色の覇気の使い手でもあります。

ルフィが好きと言われる『ワンピース』のハンコックのフルネームは、「ボア・ハンコック」になります。「海賊女帝」を異名とし、女ヶ島の女人国家アマゾン・リリーの皇帝と九蛇海賊団船長を務めています。年齢は登場当初29歳、その後31歳となりました。身長は191㎝です。超人系悪魔の実「メロメロの実」の能力者で、覇王色、武装色、見聞色の覇気を体得しています。元王下七武海の紅一点であり、妖艶な容姿を持つ絶世の美女として知られます。

ハンコックとルフィの関係が注目を集める『ワンピース』は、尾田栄一郎が「週刊少年ジャンプ」で1997年以来連載し続けている少年漫画です。「海賊」をテーマとする冒険アクションもので、単行本（2023年10月時点の既刊は106巻）の累計発行部数は4億部を超えるという、破格の人気作品となっています。アニメや実写ドラマなど他分野にも積極的に展開されており、いずれにおいても大きな成功を収めています。

ハンコックとルフィの結婚が関心を持たれている『ワンピース』は、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」をめぐるさまざまな勢力の争いを描く冒険物語です。東の海のフーシャ村で育ったモンキー・D・ルフィは、海賊“赤髪のシャンクス”と出会ったことで大きな夢を抱くようになります。「“海賊王”になる」というその夢の実現に向けて故郷を旅立ったルフィは、その後いくつもの出会いと戦いを繰り広げることになるのでした。

『ワンピース』に登場するハンコックは老若男女を虜にすることで知られる人物ですが、その彼女が好きになったとされるのが、本作の主人公ルフィです。一体なぜそうした関係になったのか、2人の出会いから辿って解説していきましょう。

『ワンピース』でハンコックとルフィが出会ったのは、「女ヶ島編」になります。くまによって女ヶ島に飛ばされたルフィは、シャボンディに戻るための協力を得ようと女帝ハンコックの元へ向かいますが、誤って屋根から彼女の室内に落ちてしまいました。それだけでも無礼ですが、悪いことにハンコックは大の男嫌いだったのです。しかも知られてならない背中の秘密まで見られ激昂した彼女は、ルフィを処刑することに決めます。

『ワンピース』のハンコックとルフィの関係について解説していますが、なぜ殺そうとまでした相手をハンコックは好きになったのでしょうか。ルフィは処刑のためにハンコックの妹たちと戦わされますが、その過程で相手の服が燃え、背中が露出しそうになります。しかし、それが彼女らにとって絶対の秘密であることを知っていたルフィは、身を挺して覆い隠したのでした。

さらにルフィは勝利ののち、脱出の願いより島での恩人の助命を優先します。こうしたルフィの行動にほだされたハンコックは、天竜人の奴隷だったという自らの過去を打ち明けました（背中を隠す理由は、奴隷の証の烙印があるためです）。そのことを全く意に介さないルフィを見て、ハンコックは彼を好きになったのです。

ハンコックは超人系悪魔の実「メロメロ実」の能力者ですが、それは「魅了した相手を石化させる」というものになります。老若男女（特に男）いずれも逃れることが難しいといわれる恐ろしい能力ながら、ルフィには通じませんでした。この理由については、作中では特に触れられていません。そのため想像するしかないのですが、やはり単純に「ルフィがハンコックに対し十分な魅力を感じなかった」というのが一番の理由と思われます。

『ワンピース』においてルフィを好きになったハンコックですが、実は彼女とルフィの間にはかなりの年齢差があります。女ヶ島編時点でのルフィの年齢は17歳で、ハンコックは29歳でした。つまり、2人の歳は12も離れていることになります。しかしその差もまったく関係なく、ハンコックはルフィに対し完全に乙女としての恋心を抱いています。

メロメロの実の能力者でありながら逆にルフィを好きになってしまったハンコックですが、今後2人が付きあったり結婚する展開はあるのでしょうか。これについては何とも言えませんが、おそらくその確率は低いと思われます。ルフィ本人が結婚を否定していますし、今のところ恋愛にすら興味は薄いもようです。作者の尾田氏も恋愛を描くことは積極的でないようなので、少なくともクライマックスへの流れでそうした展開になる見込みはないと思われます。ただ、その先については分かりません。

上ではメロメロの実の能力者・ハンコックがルフィを好きになった理由や結婚の可能性などについて見ましたが、彼女の過去と現在についても気になるところです。ここではそれらの点と、大人気のポーズについても紹介します。

『ワンピース』のハンコックは、上記のようにかつて天竜人の奴隷だったという過去を持ちます。12歳の頃に人さらいに捕まった挙句、売り飛ばされたのです。そこでの非人間的な扱いから、毎日死ぬことばかり考えていたといいます。メロメロの実の能力は、その時余興として食べさせられたことで身に付けたものでした。そうした生活が4年ほど続いた後脱出を果たしますが、その頃の心の傷が、彼女の現在の一見傲慢な性格を形作ったのでした。

ルフィを好きすぎるメロメロの実の能力者ハンコックでもう1つ有名なのが、「見下しすぎ」と言われるポーズです。これは相手を指さしつつ顔を思い切りのけぞらせるというもので、見下しすぎて逆に見上げる結果になっているという、矛盾のきわみのような姿勢になります。

『ワンピース』作中でのハンコックは、現在どうなっているのでしょうか。女ヶ島は海軍の包囲を受けており、彼女の身にも危機が迫っています。今後のハンコックの選択肢としては、ルフィらとの合流か、あるいは他の七武海と手を組むことです。可能性が高いのは前者とみられますが、今のところは明らかになっていません。

ルフィと彼を好きすぎて結婚まで望んでいるハンコックについていろいろ紹介していますが、アニメ版の2人の声優についても気になるところです。ここでは、ハンコックとルフィの担当声優をそれぞれ紹介します。

アニメ版『ワンピース』でメロメロの実の能力者ハンコックを演じているのは、三石琴乃（みついしことの）です。多数の代表作を持つ有名声優で、ナレーターや女優としても活躍しています。

ハンコックを演じる三石琴乃は、1967年12月8日に埼玉県で生まれました。勝田声優学院などの養成所を経て、1989年から声優として活動を始めます。1992年に『美少女戦士セーラームーン』の主役・月野うさぎを演じたことで知名度を上げ、その後数々の作品で主要な役柄を演じることとなりました。現在はフリーで活動中です。

三石琴乃の『ワンピース』ハンコック以外の主な出演作品は、『美少女戦士セーラームーン』（月野うさぎ）、『新世紀エヴァンゲリオン』（葛城ミサト）、『クレヨンしんちゃん』（上尾ますみ）、『ドラえもん』（野比玉子）などとなっています。

一方、アニメ版『ワンピース』で主人公ルフィを演じているのは、田中真弓（たなかまゆみ）です。田中氏はこれまで数々の作品で主役を務めた経歴を持つ、日本を代表する声優の1人になります。なお本業は女優で、ナレーターとしても活動しています。

ルフィを演じる田中真弓は、1955年1月15日に東京都で生まれました。短大卒業後にテアトル・エコーの所属となり、女優・声優として活動を始めます。1980年代に入ると声優方面での知名度が上がり始め、以後主に少年役で多くのアニメ作品に関わることとなっていきます。

『ワンピース』以外の田中真弓の主な出演作品は、『ドラゴンボール』（クリリン）、『忍たま乱太郎』（摂津のきり丸）、『幽☆遊☆白書』（コエンマ）、『魔神英雄伝ワタル』（戦部ワタル）など多数となっています。

結婚の話も噂されているというハンコックとルフィですが、実際のところ、この2人の関係に対する世間の受け止めはどのようなものなのでしょうか。ここではその点について、X上の意見をいくつかピックアップして検証してみました。

上記のように、ハンコックはもともと男嫌いだった女性ですが、ルフィに対しては乙女の恋心が抑えきれなくなっています。そんなおそろしいほどの豹変ぶりがツボにはまってしまう人は多いもようで、上のツイートからもそうした気分が伝わってきます。

ルフィの周りにはすでに何人かの女性がいるわけですが、こちらの方のようにハンコックにもそこに加わってほしいと願う人は多いもようです。ハーレム的な展開が望まれているのかもしれません。

こちらのツイートからは、ハンコックとルフィ（そしてゾロとロビン）が結ばれることを何より願う気持ちが伝わってきます。「すべてのことを頑張れる」というのは、よほどの思い入れでしょう。どうやらハンコックは、一部のファンからかなり強い後押しを受けているもようです。

『ワンピース』のハンコックとルフィの関係について解説してきました。このように、女ヶ島の女帝でメロメロの実の能力者ハンコックは、男嫌いでありながらルフィのことが大好きという女性です。一方ルフィの方は特に恋愛感情などない様子で、もちろん結婚も眼中にありません。果たしてハンコックの想いは届くのか、その点も含め今後の『ワンピース』から目が離せないところです。