【ワンピース】五老星のモデルと名前を一覧で紹介！シャンクスとの関係は？

五老星とは天竜人の最高位で世界政府の最高権力者です。他の天竜人とは服装も口調も異なり、明らかに一線を画しております。五老星自体は5人の天竜人から構成されており、海軍やサイファーポールらに命令を出せる立場にいることから、この5人が世界の均衡を保っているのですが、謎が多いのも事実です。

ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプに連載されている、尾田栄一郎先生が描く冒険活劇です。主人公であるルフィが海賊王を目指して故郷を出発するところから、現在まで様々な出会いや別れを経験していく稀代の名作です。現在全世界での累計発行部数は5億部以上にも上っており、世界的人気なジャンプを代表する作品になります。

ワンピースはルフィを中心とした物語で、フーシャ村でのシャンクスとの出会いから始まり、東の海編、アラバスタ編、空島編、ウォーターセブン編、スリラーバーグ編、頂上戦争編、新世界編と様々な経験と出会いと別れを経て、現在は四皇として新たな時代を作り出そうとしています。

ワンピースの映画『FILM RED』でも登場しており、最近露出が増えてきた五老星ですが、未だに謎が多い人物達です。天竜人でその中でも最上位の権力者であるのは判明していますが、その目的や正体、その強さは未だに不明です。この項目ではそんな五老星のモデルとなった人物について考察していきます。

一人目は少し浅い帽子を被り、額に傷、そして特徴的な髪型と立派な髭に杖をついているのがトレードマークのジェイガルシア・サターン聖です。この人物のモデルとなった人物はカール・マルクスとされており、マルクスは哲学や経済学者として有名な偉人です。

二人目はスラっとした長い脚に、整えられた髪型と髭、そして椅子に腰かけている様が異様に似合う五老星、シェパード・十・ピーター聖です。この人物のモデルはエイブラハム・リンカーンと言われており、椅子に座っている様が似合っているのはモデルとなった人物の影響と言われています。リンカーンはアメリカ史上最高の大統領と呼ばれており、奴隷解放の父とも言われている偉人です。

三人目は常に綺麗な姿勢で起立しており、五老星の中でも一際高身長で左右に分かれた髭が特徴的な人物のマーカス・マーズ聖です。この人物のモデルとされているのは板垣退助で、日本において帝国議会を設立し、憲政の父、国会を創った男として知られる日本の偉人になります。

四人目は坊主頭に眼鏡を掛け、着物にも法衣にも見える着衣をしている五老星、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖です。この人物はマハトマ・ガンジーがモデルになっているとされており、初代鬼徹を所持しているのではないかと噂されている人物でもあります。ガンジーはインド独立の父と呼ばれており、平和主義の世界的な代表者として有名な偉人です。

五人目は額に特徴的な痣を持っており、特徴的な髭を持つ五老星、トップマン・ウォーキュリー聖です。この五老星のモデルとなった人物は、ミハイル・ゴルバチョフとされております。ゴルバチョフはソ連において書記長として冷戦時代を終結に導いた政治家で、東と西に分かれた45年にも及ぶ戦争状態を終わらせ、ノーベル平和賞が授与される程の偉人です。

未だ謎が多く残っている五老星、正体や目的もまだはっきりとはわからず、天竜人である事、その中でも最高権力者である事以外ほぼ分かっていません。名前すらも判明しておりませんが、五老星はシャンクスと繋がりがあるようで、世界会議の最中にわざわざ時間を作ってまでシャンクスと面会をしています。また登場こそ少ないものの、五老星を超える権力者として描かれているイム様との関係も考察していきます。

正体も目的も不明な五老星ですが、はっきりとしている事も多々あります。その中にシャンクスと会談している点が挙げられます。普通であれば五老星は世界政府のトップで、シャンクスは海賊の中でも四皇と呼ばれる強者なので面会するのは無理なはずです。しかし、シャンクスは単独でラフテルに入り、五老星に面会する時間を取らせていることから、その正体は天竜人なのではないかという憶測も多々あります。

描写されている中ではそういった言及はありませんでしたが、シャンクスが五老星に会いに来た目的は「ある海賊について」と言っていたことからも、五老星とシャンクスの間にはただならぬ関係があるのは間違いないと推測されます。

世界政府の中でも最高権力を持つとされる五老星ですが、唯一平服し敬う存在がイム様です。イム様自体も登場は少なくその正体や目的ははっきりしておりませんが、天竜人や世界政府の人間でも座ることのできない玉座に座っていることから、圧倒的な権力を有しているのは一目りょう然です。五老星が基本的な方針や海賊への対処を海軍や政府に示しているのに対して、イム様はそれらを超越して世界を支配している真の王と考えられています。

ワンピースではルフィと五老星は直接会ったり、戦うことはありませんが、ルフィ自体を敵対視している方針が見受けられます。これはイム様が処刑リストなる物騒なものにルフィ、しらほし姫、黒ひげの3人が描かれており、五老星にはルフィの抹殺指令が出ている可能性が非常に高いです。しらほし姫が入っていることから、古代兵器に関係する人物やポーネグリフに関係する物事に関して積極的に介入している可能性があります。

ここまでは五老星のモデルになった人物や、登場人物との関係性を解説してきましたが、正体の分からない五老星たちの強さに関して考察を交えて紹介していきます。五老星は基本的に会議室のような場所におり、戦闘シーンに関係する場面には登場していませんが、その風貌からは歴戦の強者であることがうかがえます。

一人目は板垣退助をモデルにした長身の髭が特徴的な五老星のマーズ聖です。FILM REDのPVでは引きの画像が流れましたが、五老星には身長2mを超えるルッチをはるかに超える高身長のメンバーが多いです。いつも姿勢よく立っており、未だに強さは不明です。モデルの板垣退助は権力や貴族への反抗を行っており、それに準じた力や能力を持っている可能性があります。

五老星二人目はリンカーンがモデルとなった、超高身長なピーター聖です。彼も他の五老星と同じく正体も目的も未だ不明のままですが、ワンピースにおける高身長な人物は基本的に強さと直結しているイメージがあるので、戦闘が行われた場合かなりの強敵になる可能性があります。また、モデルとなったリンカーンは奴隷制や人権差別への反抗を行っており、それに準じた能力を有している可能性は大いにありえます。

五老星三人目はマルクスをモデルとしたサターン聖です。特徴は杖をついており、額に傷がある事が挙げられます。外見からかなりの武闘派であったのではないかと推測されます。こちらも他の五老星と同じく正体、目的、その強さは明確にされておらず、今後の活躍が期待されているキャラクターです。また、モデルとなったマルクスは貧困問題や格差社会への反抗を行っており、それに準じた能力を有している可能性があります。

五老星の四人目は刀を所持しており、五老星の中では比較的身長が低めの眼鏡を掛けたナス寿郎聖です。常に刀を手に持っており、その刀が初代鬼徹ではないか、と言われていることからも強い人物と推測されます。初代鬼徹は最上大業物と言われる、ワンピースの世界での剣や刀の中で最上位に位置するものです。この最上大業物を所持している人物は基本的に皆強い人物であることが多い為、ガンジーがモデルとなった五老星もそれに準じた強さ、もしくはそれ以上の可能性を秘めております。

モデルとなったガンジーは武力による支配への反抗を行っており、それに応じた能力を保有している可能性もあります。

五人目に紹介するのはゴルバチョフがモデルとなった五老星、ウォーキュリー聖です。額に特徴的な痣があり、シルエットでもすぐわかるような髭の人物になります。この人物も強さや正体とその目的こそはっきりとはしていないものの、イム様との会談で歴史から消す人物の名前を積極的に聞きに行っていることから、かなり好戦的な人物ではないかと考えられています。

しかしモデルとなったゴルバチョフは冷戦自体を終結させ、世界を平和に導いていることから、意味合いは異なる可能性はありますが、それに近しい能力を有していると推測されます。

五老星はワンピースにおいて最も権力を有していて、海軍やサイファーポールに容易に指示が出せるという点でしか分かっていることはありません。その正体は相変わらず不明で、目的こそ世界平和の為とは言っておりますが、はっきりしたものは見えてきていないのも事実です。

これまでの描写から推測される部分で言うと、世界政府の中心で世界をコントロールする存在だと推測されます。また、イム様と呼ばれるさらに上位の者からの指示を受け、歴史から人を消す作業なども行っていることから、清濁あわせて世界を牛耳っているとも言われています。

あくまでも噂とはなりますが、五老星は初回登場時から姿が変わっておらず、何かしらの手段で不老不死になっている可能性があります。この噂が出回ったのもトラファルガー・ローが、オペオペの実の能力者は不老手術を行うことが可能である、という発言から来ているもので、さらにオペオペの実に50億もの懸賞金が掛かっていた事が拍車をかけています。あくまで考察上では800年前から生存しており、空白の100年の真実を知っていて、なおかつDの一族の関する秘密すら知っている可能性が出てきているのも事実です。

五老星のガンジーがモデルになったナス寿郎聖は、終始大事に刀を携えておりますが、その刀が初代鬼徹なのではないか、という噂がまことしやかに語られています。この根拠としては他の鬼徹シリーズと柄、鍔の作りが非常に似ていること、そして所持している人物の服装が着物でありワノ国出身である可能性が非常に高いことが挙げられます。また、鞘は木で作られており明らかに他の鬼徹より前の世代に作られていると予想さるので、もしこれが初代鬼徹であった場合かなりの使い手であると言われています。

ワンピースにおける世界の均衡を保つ位置にいる為、表舞台に出てくることはほぼ無いと考えられています。これはイム様も同様で、最後までその正体や目的がはっきりする可能性は低いです。しかし、もう一つの可能性として挙がるのが、ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）の奪取をさせない為に、ルフィ達の前に立ちふさがるという可能性です。現段階では五老星とイム様の目的は古代兵器にまつわる人物の抹殺と考えられており、正体や強さは未だ不明なので、これから出番が増えていく事を期待していきたいです。

ここまでは五老星のモデルや強さの考察、イム様との関係性に触れてきましたが、この項目ではアニメ『ワンピース』で五老星の声優を務めた人物を紹介していきます。

一人目はマルクスがモデルになったサターン聖の声優を務めた野田圭一さんです。1968年から声優として活動しており、現在まで多数の作品に携わっています。現在78歳ですがまだ現役で活動しており、主にテレビのナレーションを担当する事が多くなっています。

二人目はガンジーがモデルになったナス寿郎聖の声優を務めた、緒方賢一さんです。1970年から活躍しており、その渋い声質で多くの悪役を演じてきたことでも有名です。現在でも精力的に活動しており、名探偵コナンの阿笠博士の声も担当しています。

三人目は板垣退助がモデルとなったマーズ聖の声優を務めた、園部啓一さんです。1992年から声優として活動しており、ワンピースではシルバーズ・レイリー役をされていたことでも有名です。

四人目はゴルバチョフがモデルとなったウォーキュリー聖の声優を務めた、平野正人さんです。俳優としても活動しており、声優は1983年からやっているベテラン声優です。現在でも多くの作品やナレーションに携わっており、主にニュース番組などのナレーションでも有名です。

五人目の声優さんは、リンカーンがモデルとなったピーター聖の声優を務めた増谷康紀さんです。同期には神谷浩史さんや丹下桜さんがいます。1993年から声優として活動されており、現在でも多くの作品に出演し、主にテレビ番組でのナレーションで多く活躍しています。

ワンピースでの五老星は海賊達（ルフィ）の敵として立ちはだかっていますが、モデルとなった人物達とは相反する思想信条がついているのは気になるといった声がありました。モデルとなった人物はほぼ全て権力や武力などには頼らず、平和の象徴として語られていることが多いといった声もあります。

五老星登場初期からゴルバチョフがモデルとなったウォーキュリー聖が「やっかいな」と言っているのが目につくといった意見がありました。今後の対処などを考えて頭が痛かったり、イム様の前で発言している内の一人なので、何かしら五老星の中で取りまとめ役などを担っているのかもしれないと言われています。

このポストが示すように、五老星のモデルになった人物は皆歴史的な偉人ばかりで、平和の象徴となってきた人物ばかりです。ワンピースでは政府組織のトップとして君臨している訳ですが「その行動が無能すぎるのでは？」と巷では囁かれています。モデルがモデルだけに、かなり違和感を感じるのは確かなようです。

この記事では五老星の正体やその目的、イム様やシャンクスとの関係に迫っていきましたが、まだまだ謎な部分が多いのが事実です。また強さに関しても初代鬼徹を持っているのではないか、という憶測の部分が多く占めており、五老星個人の強さは未だ不明です。これから登場機会は増えていく事が予想されるので、今後のワンピースの展開に期待です。