【ワンピース】フロリアントライアングルとは？巨大な影の謎も調査

スリラーバーク編の序盤にて麦わらの一味が魔の三角地帯（フロリアントライアングル）に入ると、そのままゲッコー・モリアが生み出したスリラーバークへ誘われ影を巡る戦いを繰り広げました。スリラーバーク編は既に完結した物語ですが、この魔の三角地帯には未だ謎が残されています。まずはフロリアントライアングルの概要とワンピースのあらすじをおさらいしていきます。

魔の三角地帯（フロリアントライアングル）は海域の名称であり毎月多くの船が消えると言い伝えられています。常に深い霧がたちこもっている特徴があり、海域の中にはゲッコー・モリアがカゲカゲの実の能力で生み出したスリラーバークがありました。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品で、海賊王を夢見る少年・ルフィがワンピースを求めて冒険する海洋ロマンファンタジーが描かれています。絆をテーマにしたストーリーや緻密に練られた伏線、壮大な世界観などが話題を集めており、2022年8月時点で累計発行部数5億1000万部を突破しています。

かつてこの世の全てを手に入れた男ゴールド・ロジャーは死に際に、ひとつなぎの大秘宝・ワンピースをどこかに遺したと言い放ちます。この一言が人々を海へ駆りたてると世界は大海賊時代を迎え、フーシャ村に住む少年モンキー・D・ルフィもワンピースを求めて旅立ちました。ルフィは海賊王になるという夢を叶え恩師シャンクスとの約束を果たすために、仲間と共に新世界の最果てを目指していきます。

フロリアントライアングルはゲッコー・モリアによって生み出された海域と思われていましたが、スリラーバーク編が終了しても海域の霧は残っておりゲッコー・モリアとは無関係であることが判明しました。そしてスリラーバーク編の最後に映った巨大な影が読者に謎を残すことになります。ここではワンピースにおけるフロリアントライアングルの巨大な影の謎についてまとめていきます。

スリラーバーク編のラストにて相変わらずフロリアントライアングルには濃い霧が立ち籠っていましたが、かすかに2つの目のような光と巨大な影が映るシーンが描かれていました。そのシーンには『海の怪奇の顔色を白いベールで包み隠す』とも記載されており、何らかの存在が隠されていたとされています。

巨大な影については読者の間で様々な考察がされており、現時点では5つの候補が有力視されています。考察内容を把握することでスリラーバーク編にまつわる謎や今後の物語の展開予想などができることでしょう。具体的な考察内容を1つずつ解説していきます。

時が経って空島編が始まると序盤に巨大な影が描かれ、その正体がシャンディアの戦士だったことが判明しました。シャンディアの戦士の影は青島に映った影が霧に反射してルフィたちの目に映ったわけですが、フロリアントライアングルは陽の光が届かないほど霧が濃く、それでいて目のような光が映っていなかったため可能性は低いと言われています。

ズニーシャは1000年以上生きている巨大な像です。800年前にある罪を犯した罰として歩き続けることを強要されていますが、大きな図体と目のような光が影の特徴と当てはまっており可能性が高いと考えられています。また、ズニーシャは種族が存在することが明かされており影に映っていたのはズニーシャとは違う個体だった可能性もあります。

影に目のような光がついていたことから巨大な生物と思われがちですが、生物ではなく島という説も出ています。しかし、巨大な影の存在に気付いたローラは「霧の中で動かなかった？」と呟いていたため、動くことがない島である可能性は低いと見られています。しかし、島が何らかの方法で移動できるのであれば可能性が生まれるでしょう。

描かれた影を注意深く見てみるとズニーシャよりも細身なシルエットをしていることが分かります。縦に細長いシルエットであることから巨人の可能性があり、もしも巨人であるならばオーズやオーズJr.といった古代巨人族と考えられます。古代巨人族は謎が残されている種族であり、シルエットに映っていた影の正体は既出の古代巨人族とは違う新キャラクターの可能性があります。

巨大な影に目のような光が2つ映っていたことから影の正体は生物の可能性が高いです。ズニーシャや古代巨人族の考察が有力視されていますが、どちらも根拠に乏しいのが実情です。そのため一部の人は未登場の巨大生物と考察しています。ベガパンクは血統因子を発見し未知の生物を生み出す研究をしていますが、その被検体や完成体だったりフロリアントライアングルにのみ生息できる特別な生物の可能性があります。

フロリアントライアングルには影の正体以外にも謎になっている要素があります。また、ワンピースの考察は実在するモデルから考える方法があり、フロリアントライアングルのモデルについて様々な候補が挙げられています。ここではワンピースにおけるフロリアントライアングルの謎やモデルについてまとめていきます。

フロリアントライアングルは船の墓場と呼ばれていました。これはフロリアントライアングルに入った船が消息不明になることから来ており、過去に海軍の船も消失したことがあります。なお、船が消失する理由については明確にされておらず、霧によって方向を見失い難破してしまった、もしくは巨大な影の正体が沈めている可能性が考えられています。

ゲッコー・モリア率いるスリラーバークは本編の10年前にフロリアントライアングルに入りました。船の墓場であるその海域はカゲカゲの実の能力を持つモリアにとって好都合な環境であり、モリアはそこで閃光弾入りの樽を流して標的をおびき寄せ配下となるゾンビ軍団を生み出していきました。なお、この描写によってモリアがフロリアントライアングルに入る前から霧が立ち籠めていたことが分かります。

フロリアントライアングルの特性は現実世界に存在しておりバミューダトライアングルと呼ばれています。バミューダトライアングルはバミューダ諸島、フロリダ半島、プエルトリコ島を線で結んだ三角形の海域で船舶の事故が多発している危険な海域とされています。バミューダトライアングルの謎は未だに解き明かされておらず宇宙人が介入しているという突飛な説も存在しています。

新世界に突入しワノ国編までルフィたちが走り切った今、過去に描かれたスリラーバーク編の内容を忘れてしまったという人がいることでしょう。ここではワンピースにおけるスリラーバーク編についてまとめていきます。

エニエス・ロビーを落とした麦わらの一味は次なる目的地である魚人島を目指していましたが、フロリアントライアングルの中で彷徨い巨大な海賊船・スリラーバークに辿り着きました。既に包囲されていた一味はスリラーバークの船長・ゲッコー・モリアのカゲカゲの実の能力によって影を奪われ彼の支配下に置かれてしまいます。逃れることができたロビンとフランキーはブルックというガイコツと出会い仲間を奪還するために行動を起こすのでした。

スリラーバーク編はワンピースの中でもホラー要素が強いエピソードでありルフィたちがゾンビと化して操られたり、ブルックというガイコツのキャラクターが活躍しています。一味がバラバラにされてしまう展開から始まりそれぞれが仲間を奪還するために行動し、最後に古代巨人族オーズ戦の総力戦へ繋がる流れは少年漫画として熱くなれる王道エピソードとして人気があります。

これまで魔の三角地帯（フロリアントライアングル）の謎や影の正体などについてまとめてきましたが、読者は未だ謎が残っているフロリアントライアングルについてどのように思っているのでしょうか。ここではワンピースファンが思うフロリアントライアングルについて、SNSへ投稿されているコメントを参照し内容をまとめていきます。

スリラーバーク編のラストに映っていた影の正体について考えている人はとても多く、ズニーシャや古代巨人族など様々な候補が挙げられていました。ユニークで興味深い考察が多く投稿されていますが、核心を突いたような意見は出ておらず今後登場する新キャラクターと考える人も多いです。

影の正体のことを古代兵器と考える人もいました。古代兵器の中でプルトンは唯一正体が明かされていませんが、フロリアントライアングルに映っていた影がその伏線だった可能性が考えられています。

影の正体が島と考える人の中では島の名前がラフテルではないかと言われていました。ラフテルとはワンピースが眠っている島と言われており、海賊たちにとっての最後の目的地とされています。しかし、ラフテルは新世界の最果てにあると言われているため可能性は低いでしょう。

ワンピースに描かれている魔の三角地帯（フロリアントライアングル）には巨大な何かが隠されていました。巨大な影の正体は未だ明かされておらず、多くの読者が判明するその時を期待しながら待っていることでしょう。謎の詳細や真実が気になる人はぜひ連載中のワンピース本編をチェックしておきましょう。