【ワンピース】クロコダイルは覇気を知らなかった?過去の戦いから考察
『ワンピース』のクロコダイルは元王下七武海やバロックワークスの社長という立場ではありましたが、覇気については知らない説が囁かれています。そんなクロコダイルの覇気に関して作中の過去の戦いから考察しつつ、スナスナの実の能力や懸賞金などをまとめました。
目次
クロコダイルとは?
『ワンピース』のアラバスタ編で登場したクロコダイルですが、ストーリー上は前半の登場であったことから後に登場した覇気を知らない可能性が考えられています。そんなクロコダイルの覇気知らない疑惑や懸賞金などを見ていく前に、まずはプロフィールと作品概要を見ていきましょう。
クロコダイルのプロフィール
『ワンピース』のクロコダイルは偉大なる航路(グランドライン)出身で、9月5日生まれの男性です。元王家七武海であり、自身がコードネームMr.0の社長として秘密犯罪組織の「バロックワークス」を率いていました。サー・クロコダイルや砂漠の王などの呼ばれており、アラバスタ王国にあるとされる古代兵器を狙って計画を進めていましたが、ルフィ達麦わらの一味の登場でとん挫し、インペルダウンに投獄されました。
ワンピースの概要
『ワンピース』は尾田栄一郎先生による少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』には1997年から連載、コミックスは100巻を超えて刊行されています。海賊が猛威を振るう世界で海賊王を目指す主人公の冒険譚を描いていきます。熱いバトルシーンや深いキャラクター構造などは世界中のファンから愛されています。
ワンピースのあらすじ
主人公のモンキー・D・ルフィは幼少期の経験や後の四皇・赤髪のシャンクスとの出会いから海賊王を夢見るようになり、17歳になった時に航海に出かけます。そして、行く先々で仲間を集めながら様々な場所を訪れていき、そこで起こる問題を解決しながら徐々に名を馳せていきます。果たして、ルフィ達麦わらの一味は海賊王が遺したとされる「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」にたどり着けるのでしょうか。
クロコダイルは覇気を知らない?戦いから考察
『ワンピース』のクロコダイルは作中でルフィを苦しめる強敵でしたが、登場時期の関係から覇気を知らない説が囁かれています。そんなクロコダイルの覇気を知らない説を作中の戦闘描写から考察していきます。
考察①アラバスタ編の時点では覇気の設定が存在しなかった?
『ワンピース』のクロコダイルが登場したアラバスタ編は2022年8月時点で102巻ある単行本のうち、17巻から23巻に該当するストーリーであり、全体で見るとかなり前半のストーリーになります。その後、明確に覇気の設定が出てきたのは50巻から53巻のシャボンディ諸島編であるため、アラバスタ編の時点では覇気の設定が無かったのではないかと考察されることがあります。
考察②ルフィが覇気を使えるはずがないという固定概念があった?
『ワンピース』のクロコダイルはアラバスタ編の序盤だとルフィを悪魔の実の能力で圧倒しており、その時点ではルフィを下に見ていました。そのため、クロコダイル自身は覇気を使えても、ルフィが覇気を使えるはずがないと考えていた可能性があります。実際、この時点のルフィは覇気を使えなかったのですが、そこで舐めていたことがクロコダイルの敗北に繋がったとも考えられるのです。
考察③1度目の戦いの時点でルフィは覇気が使えないと把握していた
『ワンピース』のアラバスタ編でルフィが覇気を使えないと考えていた理由として、自然系(ロギア)のクロコダイルに対して、ルフィが1度目の戦いで覇気を纏わず攻撃してきたところがあります。武装色の覇気があれば自然系にもダメージが通せるようになるので、ルフィがそれをしなかったことは覇気を知らない理由になるのです。
クロコダイルは覇気を使うことができる?
『ワンピース』のアラバスタ編でルフィが覇気を知らないのは間違いありませんが、クロコダイルが覇気を知らないかどうかまではストーリーが進んでも明らかになっていません。そこでクロコダイルが覇気を使えるかどうかについて、作中の描写から考察していきます。
考察①王下七武海のキャラは殆ど覇気を使える
『ワンピース』でクロコダイルが所属していた王家七武海では、後に登場する所属キャラの殆どが覇気を使っており、そんな組織に所属できたことからクロコダイルも覇気が使えたのではないかと考察されています。ただ、クロコダイルが王家七武海へ所属したのは20代前半とかなり若かったこともあるので、覇気が所属の必須条件ではないと考えられます。
考察②覇気を使うのが苦手だった?
『ワンピース』のクロコダイルは覇気を知らないのではなく、覇気を使うのが苦手だった可能性があります。覇気は素質がある者しか使えませんが、実用的にするには鍛錬が必要になります。ただ、作中のクロコダイルはスナスナの実の能力をかなり応用的に使用していたため、全く鍛錬していないわけがないと考えられます。そのことから鍛錬でスナスナの実は使いこなせても、覇気は苦手だった可能性も考えられるのです。
考察③見聞色の覇気は使うことができない?
『ワンピース』のクロコダイルについて、見聞色の覇気については使えない可能性が高いと言えます。見聞色の覇気があれば相手の気配や心を読むようなことが可能であり、これが使えていたならルフィの反撃も見切れていた可能性があります。その点で言えば追い詰められた際に覇王色や武装色の覇気も使っていないことから、クロコダイルが覇気を知らないと考察されているのです。
クロコダイルの能力や強さ
『ワンピース』のクロコダイルが覇気を知らないかどうかは定かではありませんが、悪魔の実の能力者としては非常に強いキャラになっています。そんなクロコダイルの能力や懸賞金について見ていきましょう。
クロコダイルの「スナスナの実」の能力
『ワンピース』のクロコダイルの能力は自然系(ロギア)のスナスナの実です。全身が砂に変化させられる砂人間であり、自然の砂を含めて操ることができます。また、右手で触れた物については水分を吸収できる能力があり、人間であれば触れられている限り体中の水分を持っていかれて干上がってしまうほど強力です。一方で、それ以外の体については水を含むと物理攻撃が通ってしまうという弱点があります。
クロコダイルの懸賞金
『ワンピース』のクロコダイルの懸賞金は王下七武海に入る前で8100万ベリーでした。同じ王下七武海の懸賞金と比較するとかなり低い金額ですが、その理由としてはクロコダイルが20代で所属したところにあり、懸賞金が上がり切る前に手配書が撤去されたのです。単行本の作者質問コーナーで、尾田栄一郎先生は仮にバロックワークスの悪事が明らかになっていれば懸賞金は倍以上になっていたと語っています。
クロコダイルの技
『ワンピース』のクロコダイルはスナスナの実の能力を単に砂を操るだけではなく、多彩な形で披露しています。そんなクロコダイルの技について紹介していきます。
技①三日月形砂丘(バルハン)
三日月形砂丘(バルハン)は右腕の側面に三日月型の砂の刃を出して、振り払って攻撃する技です。斬撃の技ではなく、相手を斬ることで触れた面から水分を吸収し、相手を干上がらせます。直撃した箇所が体の中心に近いほど、全身の水分を奪えるようになっていますが、喰らった相手も水を飲むことで回復できます。
技②砂嵐(サーブルス)
砂嵐(サーブルス)は掌の上で砂嵐を発生させ、それを飛ばすことで周囲を巻き込みながら攻撃する技です。砂嵐は持続させることも可能で、周りに自然の砂や風が吹いていればさらに巨大な砂嵐になって、街を巻き込むほどの威力となります。
技③浸食輪廻(グラウンド・デス)
浸食輪廻(グラウンド・デス)は右手に地面を付けながら水分を吸収してひび割れさせる技の干割(グラウンド・セッコ)をやり続けることで、接触した大地全体を砂に変化させる技です。その砂に触れた者は右手で触れられた時と同じく水分を吸収されて干上がってしまうため、広範囲で複数人を巻き込めるようになっています。ただし、右手を地面に付け続ける必要があるため、その場から動けません。
技④砂漠の宝刀(デザート・スパーダ)
砂漠の金剛宝刀(デザート・ラ スパーダ)は複数の砂の斬撃を相手に放つ技です。砂漠の宝刀(デザート・スパーダ)を飛ばす形になっていますが、ルフィに防がれたことから同じ性能を飛ばす技なのか、相手を切り裂く技なのかは不明です。
クロコダイルに対する世間での評判や人気
ここでは『ワンピース』のクロコダイルについて世間での評判や人気を小y会していきます。覇気を知らない説など強さを考察される一方で、キャラとしての人気は非常に高くなっています。
『ワンピース』のクロコダイルはアラバスタ編での初登場とインペルダウン編での再登場で大きく印象が変わったという意見がありました。アラバスタ編では国を苦しめる悪役キャラとして登場しているため、あまり印象が良くない人もいましたが、インペルダウン編で協力する流れを見たことで好きになった人もいるようです。一方で、最初から悪のカリスマ性があるキャラとして好きな人もいます。
『ワンピース』のクロコダイルが操るスナスナの実の能力については、ルフィにとって最初の強敵として出てきたことから印象深いという声が多数見られました。覇気の有無はわかりませんが、ルフィが2回も敗北させたキャラであり、その能力の強さは前半ストーリーにおける大きな山場になっています。その能力者としての強さもクロコダイルの人気に繋がっているようです。
『ワンピース』のクロコダイルの覇気についてはインペルダウン編でも覇気を使えるような描写が見られなかったことから、本当に知らない疑惑が出てきています。逆に言えば覇気を使えずとも王下七武海に所属し、バロックワークスの組織を率いるほどのカリスマ性があったところは、クロコダイルの強みとも言えると考える人もいます。
クロコダイルは覇気を知らないという説があった
『ワンピース』のクロコダイルは作品内で前半に登場したことから覇気の設定がなかったり、王下七武海に所属した時期が早かったりしたことから覇気を知らない説が出てきています。実際のところ、作中で覇気を使えるかどうかは描かれていないため、説が正しいかは定かではありません。ただ、インペルダウンを脱獄したことでクロコダイルがまた活躍する可能性もあるので、覇気が使えるようになっているかも含めて注目してみましょう。
この記事のライター
十文字猛
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