昔のアニメを年代別に人気ランキングにして紹介!名作の魅力を徹底解説
本記事では昔のアニメについて知りたいという方のために、過去の人気作や名作を1970年代から2000年代までの年代別ランキング形式で取り上げ、主人公やストーリー、魅力について解説します。また、昔のアニメのリメイク作品のおすすめについても合わせて紹介します。
目次
昔のアニメの70年代の人気の名作ランキングTOP10
昔のアニメの人気ランキング、まずは70年代の作品から始めましょう。高度経済成長期で子供がたくさんいたこの時代、アニメ番組も百花繚乱で数々の名作・人気作が誕生しました。その中には現在でもシリーズが続いているものが少なくありません。では10位からみていきましょう。
10位:未来少年コナン
昔のアニメの人気・名作ランキング70年代編、10位に入ったのは『未来少年コナン』です。全話の演出を務めたのは宮崎駿で、同氏にとってこの作品が実質的な監督デビュー作にあたります。最終戦争後に生まれた主人公の野生児コナンが、仲間と共に再び起ころうとしている世界の危機へ立ち向かうという内容となっています。『天空の城ラピュタ』のような冒険活劇が好きな人にはたまらない痛快作です。
9位:まんが日本昔ばなし
昔のアニメの人気・名作ランキング9位は、『まんが日本昔ばなし』です。1975年から始まった本作は、94年まで続く長寿番組となりました。日本各地の昔話をアニメーション化するという内容で、バラエティに富む作風と、出演者の常田富士男・市原悦子コンビによる独特の語り口が非常に印象的な作品となっています。
8位:マジンガーZ
昔のアニメの人気・名作ランキング70年代編の8位は『マジンガーZ』です。1972年から74年にかけて放送されました。パイロットが搭乗する巨大ロボットものの走りとなった作品で、国内外で大きな評判を呼び、玩具も爆発的に売れました。番組終了後は、続編の『グレートマジンガー』がスタートしています。また、水木一郎が熱唱する主題歌も絶大な知名度を誇ります。
7位:アルプスの少女ハイジ
昔のアニメ(70年代)の人気作や名作をランキングで紹介していますが、7位は『アルプスの少女ハイジ』です。1974年に放送された本作は、高畑勲が演出を務めています。スイスの大自然を背景に少女ハイジの素朴な生活を描く内容で、海外でも放送され日本同様高い支持を得ました。主人公のかわいらしさもさることながら、パンとチーズの食事風景やわらのベッドなどの細部も強い印象を残しています。
6位:ルパン三世PART2
昔のアニメの人気ランキング、70年代編で6位に入ったのは『ルパン三世PART2』です。同名タイトルのテレビアニメ版第2作にあたる作品で、1977年から80年にかけて放送されました。前作後半の流れを受け継ぐ親しみやすい作風で幅広い人気を獲得し、今に至るまで制作され続けるシリーズの土台を作りました。大野雄二作曲・編曲のテーマ曲はあまりに有名です。
5位:宇宙戦艦ヤマト
昔のアニメの人気ランキング、70年代編の5位は『宇宙戦艦ヤマト』です。1974年から75年にかけて放送された本作は社会現象となるほどの人気を獲得し、のちに公開された劇場版でアニメブームの流れが本格化しました。地球の危機を救うべく、改造された戦艦大和で宇宙へ旅立った主人公たちの悲壮な闘いが描かれます。現在も人気は健在で、『宇宙戦艦ヤマト2205』などの新作が作られ続けています。
4位:機動戦士ガンダム
昔のアニメの人気ランキング70年代編、続く4位は『機動戦士ガンダム』です。1979年から80年にかけて放送されました。本放送時は今一つだった人気が終了後に高まりだし、やがて社会現象となるほど爆発的な支持を得るに至ったという作品になります。主人公アムロがパイロットとして成長し、ニュータイプの能力に目覚めていく様子が描かれます。こちらもまったく人気は衰えておらず、現在に至るまで途切れることなくシリーズが作られ続けています。
3位:エースをねらえ
昔のアニメ(70年代)人気ランキングをお届けしていますが、3位まで来ました。この順位に入ったのは、女子テニスをテーマとした名作『エースをねらえ!』です。本作は第1部が1974年に放送されて途中打ち切りになったのち、再放送の人気を受けて第2作が78年に制作されています。主人公岡ひろみと彼女を支える宗方コーチの絆や苦闘をドラマチックに描き、絶大な支持を得ました。最終回でのタイトル回収となる名台詞も多くのファンの心に残っています。
2位:あしたのジョー
昔のアニメ(70年代)人気ランキング、2位となったのは『あしたのジョー』です。1970年から71年にかけて放送されました。主人公の流れ者矢吹ジョーが元ボクサーの丹下段平やライバル力石徹との出会いを通じ、次第にボクシングにのめり込んでいくさまを描きます。「あしたのためにその1」など印象的なフレーズや場面も盛りだくさんで、大勢のファンの心をつかみました。内容が途中で原作に追いついたため、一旦終了した後物語は『あしたのジョー2』(1980年)に引き継がれることとなりました。
1位:銀河鉄道999
昔のアニメの名作をランキングで紹介していますが、70年代の作品1位となったのは『銀河鉄道999』です。1978年から放送が開始され、81年まで続きました。『ヤマト』や『ガンダム』と並びアニメブームの火付け役となった作品で、劇場版も大ヒットしています。主人公の少年鉄郎が銀河鉄道「999号」に乗り込み、謎の美女メーテルと共に宇宙を旅するという物語です。メーテルの美貌や壮大なロマン、そしてゴダイゴの歌う名主題歌などが相まって、視聴者のハートをわしづかみにしました。
昔のアニメの80年代の人気の名作ランキングTOP10
昔のアニメの名作を人気ごとのランキングで紹介しています。70年代編に続いては、80年代の作品を取り上げていきましょう。70年代後半からのアニメブームがさらに加速し、多彩なジャンルで続々と人気作が誕生しました。
10位:あしたのジョー2
昔のアニメの人気ランキング80年代編、10位は『あしたのジョー2』です。1980年から81年にかけて放送されました。前作から10年の間が空いていますが、これには先述のような事情が絡んでいます。原作の内容にオリジナル要素がふんだんに加えられており、伝説のラストに至るまできめ細かい演出が施されている点が特徴です。
9位:超時空要塞マクロス
昔のアニメの人気ランキング、第9位は『超時空要塞マクロス』です。1982年から83年にかけて放送されたロボットアニメですが、主人公とヒロインらの恋愛模様に大きく比重を置くストーリーで話題を集めました。アニメファンとして育った世代が制作の場に参加するようになった点においても、本作は画期的な作品にあたります。
8位:Dr.スランプ アラレちゃん
昔のアニメ(80年代)の人気ランキング、8位に入った名作は『Dr.スランプ アラレちゃん』です。放送は1981年から86年まで5年間続きました。主人公アラレらの個性的なキャラ、「ほよよ」「んちゃ」などの特徴的な言葉遣いなどで一大ブームを巻き起こしています。80年代は「週刊少年ジャンプ」が大きく部数を伸ばした時期で、本作を始め数多くの連載作品がアニメ化され人気を博しました。
7位:聖闘士星矢
引き続き昔のアニメ(80年代)の人気ランキングを発表していきましょう。7位に入ったのもジャンプ作品で、『聖闘士星矢』になります。1986年から89年まで放送された本作は、王道バトル路線のストーリーと美形ぞろいの登場キャラで幅広い人気を博しました。「聖衣(クロス)」という防具を纏った主人公ら「聖闘士(セイント)」たちの死闘を描きます。
6位:キャプテン翼
80年代の名作6位に入ったのは、やはりジャンプ連載の漫画を原作とする『キャプテン翼』です。本作はこれまで4回テレビアニメ化されていますが、こちらは1983-86年に放送された第1作にあたります。サッカーを愛する主人公大空翼が仲間と共に成長していくストーリーで、本作の影響で一大サッカーブームが巻き起こるほどの人気を博しました。謎のフレーズ「チャンバも走る」が登場する主題歌も印象的です。
5位:キン肉マン
続く5位に入ったのも、ジャンプ連載漫画を原作とする名作です。アニメ版『キン肉マン』は1983年から86年にかけて放送されました。主人公のキン肉マンことキン肉スグルら超人たちが繰り広げる闘いを描きます。ユニークなキャラや熱いバトルで大人気となり、「キン消し」ブームも巻き起こりました。現在新作アニメシリーズが準備中とアナウンスされています。
4位:シティーハンター
昔のアニメ(80年代)の人気ランキングで4位に入った作品も、やはりジャンプ発の名作になります。北条司原作の『シティーハンター』は1987年から放送が開始されて以降、現在まで4度のテレビアニメ化を果たしています。スイーパー(始末屋)の冴羽遼を主人公とするアクション作品で、日本のみならず世界(特にフランス)で高い人気を獲得しました。「Get Wild」を始めとして、主題歌に名曲が多いのも特徴です。
3位:うる星やつら
名作ぞろいの昔のアニメで80年代作品の人気ランキングをお届けしています。3位まで来ましたが、この位置には『うる星やつら』が入りました。こちらの1981年版テレビアニメ第1作は、86年まで続く大ヒット作品となっています。主人公の軽薄な男子高校生あたると、彼を追いかける美少女宇宙人ラムを中心とするドタバタラブコメが展開されます。オリジナル要素が色濃く、コアなファンを多数生み出しました。押井守が監督した劇場版(特に2作目)も高い人気を誇ります。
2位:ドラゴンボール
昔のアニメの人気ランキング80年代編、2位の座に入った名作は『ドラゴンボール』です。1986年から89年まで放送されました。『Dr.スランプ』同様鳥山明の漫画を基とする作品で、原作の冒頭から第23回天下一武道会までの内容が描かれます。以後の物語は『ドラゴンボールZ』(1989-96)へ引き継がれました。主人公の少年悟空らが繰り広げる序盤のアドベンチャーは、のちのバトル路線とは異なる魅力があります。「ロマンティックあげるよ」などのテーマ曲も、未だに人気を集めています。
1位:タッチ
昔のアニメ人気ランキング、80年代の部で第1位に輝いた名作は『タッチ』になります。あだち充の大人気漫画を原作とする本作は、1985年から87年にかけて放送されました。高校野球を題材とする物語ですが、双子の弟の遺志を継いだ主人公達也と、彼の幼馴染の少女南の恋模様を中心とする点が特徴です。さわやかな中にもほろ苦さがにじむドラマと共に、ヒロインの圧倒的魅力に引き込まれる視聴者が続出しました。
昔のアニメの90年代の人気の名作ランキングTOP10
80年代中盤に全体的なアニメブームは落ち着きますが、90年代に入ると新機軸の話題作が次々に現れ、再び活況を呈し始めます。その流れはやがて、「第2次アニメブーム」へつながるとこととなりました。今でも新鮮な名作ぞろいの90年代アニメ人気ランキングは、以下のようなラインナップになります。
10位:地獄先生ぬ~べ~
90年代人気アニメランキング、10位は『地獄先生ぬ~べ~』です。週刊少年ジャンプの連載漫画を原作とする本作は、1996-97年に放送されました。小学校教師で「鬼の手」を持つ主人公が妖怪や悪霊に立ち向かう内容となっています。バラエティ豊かなテイストで人気を博しました。
9位:おジャ魔女どれみ
昔のアニメ(90年代)人気ランキング、9位は『おジャ魔女どれみ』です。女児向け魔法少女アニメで、第1シリーズは1999年に放送が開始されました。その後断続的にシリーズが制作されるなど、現在も高い人気を誇っています。魔女見習いとなった小学生の春風どれみを主人公に、少女たちの友情や成長が描かれます。
8位:カードキャプターさくら
昔のアニメ人気ランキング、90年代編の8位には『カードキャプターさくら』が入りました。CLAMP原作の漫画を基とする魔法少女もので、1998年から99年にかけて放送されています。小学4年生で主人公の木之本桜が、災厄を防ぐため魔法の「クロウ・カード」集めに奮闘する物語で、斬新な設定や華麗な衣装により人気を集めました。
7位:カウボーイビバップ
1998年に放送された『カウボーイビバップ』が、90年代人気アニメランキングの7位に入りました。渡辺信一郎監督のSFアニメである本作は、2071年の太陽系を舞台に、「カウボーイ」と呼ばれる賞金稼ぎを生業とする主人公らの活躍を描きます。独特のクールな作風や音楽で、日本のみならず海外でも高い人気を誇ります。
6位:幽☆遊☆白書
昔のアニメ人気ランキング90年代編、6位にランクインしたのは『幽☆遊☆白書』です。ジャンプ発の人気漫画のアニメ版で、1992年から95年まで放送されました。主人公浦飯幽助らと強敵たちの激しいバトルを描き、平均視聴率17.6%という高視聴率を記録しました。
5位:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
こちらも当時のジャンプ看板漫画のアニメ化で、『るろうに剣心』です。1996年から98年にかけて放送された本作は、人気アーティストの手掛ける主題化と共に話題となりました。明治の日本を舞台に、かつて「人斬り抜刀斎」と呼ばれた剣客・緋村剣心の戦いが描かれます。主人公の声は、元宝塚の涼風真世が務めました。
4位:SLAM DUNK
昔のアニメ人気ランキング、90年代編の4位は『SLAM DUNK』です。ジャンプ黄金期連載陣の中でも一際巨大な作品のアニメ版で、1993年から96年にかけて放送されました。主人公の不良高校生桜木花道がバスケと出会い、才能を開花させていくストーリーです。韓国など他のアジア圏においても絶大な人気と知名度を誇ります。
3位:こちら葛飾区亀有公園前派出所
昔のアニメ人気ランキング、90年代の名作の中で3位に入ったのは、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』です。原作漫画は1976年に始まっていますが、テレビアニメ化されたのは1996年でした。その後レギュラー放送が2004年まで続く人気作となっています。主人公両津の声をラサール石井が務めたことも話題を集めました。
2位:美少女戦士セーラームーン
続いて2位に入ったのは、『美少女戦士セーラームーン』です。1992年から1997年にかけて放送されていた本作は、原作漫画からキャラ設定やストーリーが大幅に変更されているものの、結果的に大ヒットして社会現象を巻き起こしました。主人公らセーラー戦士たちの友情と戦いが描かれる内容で、海外でも圧倒的な人気を獲得しています。
1位:新世紀エヴァンゲリオン
昔のアニメランキング90年代編で1位に輝いたのは、『新世紀エヴァンゲリオン』です。1995年から96年にかけて放送されたSFロボットアニメである本作は、主人公の少年シンジが汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンのパイロットとして苦闘する姿を描きます。謎だらけのストーリーや内省的な語り口で熱狂的なファンを生み、第2次アニメブームの火付け役となりました。「アニメ」や「オタク」への世間的見方を一変させたという意味でも絶大な功績を持ちます。
昔のアニメの2000年代の人気の名作ランキングTOP10
昔のアニメ人気ランキングはまだまだ続きます。90年代に続き2000年代も傑作・良作・名作が続々誕生しました。深夜アニメの流れが本格化したのも、この時代の特徴です。比較的記憶に新しいものも多いのではないでしょうか。
10位:攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
昔のアニメ人気ランキング、00年代の10位は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』です。2002年から03年にかけて放送された本作は、SF漫画の『攻殻機動隊』を原作としつつ設定やストーリーにはオリジナル要素が取り入れられており、パラレルワールド的な立ち位置の作品となっています。人気・評価ともに高く、シリーズ化されています。
9位:天元突破グレンラガン
00年代の人気アニメランキング、9位は『天元突破グレンラガン』です。脚本中島かずき、監督今石洋之のコンビによるSF作品で、2007年に放送されました。穴掘りが得意な少年シモンがグレンラガンというロボットを駆り、運命に立ち向かっていく物語となっています。同じ制作者コンビによる『キルラキル』(2013-14)も人気を博しました。
8位:コードギアス 反逆のルルーシュ
8位には『コードギアス 反逆のルルーシュ』が入りました。2006年から07年にかけて放送されたSFファンタジー作品で、架空の歴史をたどった世界を舞台に、主人公の少年が強大な帝国へ叛旗を翻すピカレスクロマンとなっています。続編や別プロジェクトも作られる人気作となりました。
7位:けいおん!
昔のアニメ人気ランキング、00年代の7位には『けいおん!』がランクインしています。2009年に放送が開始された本作では、女子高の軽音部に属する5人の少女たちのゆるい日常が描かれます。楽器の売り上げに影響を与えるほど人気を集め、出演声優たちによるライブイベントも活況を呈しました。
6位:銀魂
昔のアニメの人気ランキング、00年代の6位は『銀魂』です。少年ジャンプ連載のギャグ漫画を原作とする作品で、2006年に放送が開始されています。時代劇にSF要素が加味されており、主人公らが繰り出す切れのいいギャグと合間に挟まるシリアス展開で人気を博しました。原作同様アニメも長く続いています。
5位:NARUTO -ナルト-
00年代のアニメ人気ランキング、5位には『NARUTO -ナルト-』が入りました。やはりジャンプ発の大人気漫画を基とする作品で、2002年から2007年にかけて放送されています。その後『NARUTO -ナルト- 疾風伝』とタイトルを変えて放送が続けられました。「火影」を目指す少年忍者ナルトの成長を描く物語で、海外人気も絶大なものがあります。
4位:鋼の錬金術師
昔のアニメ(00年代)の人気ランキング4位となったのは、2003年から04年にかけて放送された『鋼の錬金術師』です。中盤以降のストーリーは完全オリジナル展開となるなど、名作の呼び声高い原作漫画とは相違点が多い本作ですが、大きな反響を呼び人気作の地位を確立しました。なお、2009年には原作に忠実な別シリーズ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』が制作され、こちらも人気を得ています。
3位:とっとこハム太郎
昔のアニメ(00年代)人気ランキング、3位までやってきました。この位置に入ったのは、ハムスターのハム太郎ら「ハムちゃんず」が活躍する『とっとこハム太郎』です。小学館の学習誌で連載されていた漫画を原作とする作品で、アニメの放送をきっかけに子供たちの間で大人気となりました。2000年に第1期がスタートし、2012年まで全5期が作られています。
2位:犬夜叉
00年代のアニメ人気ランキング、2位は高橋留美子のファンタジー漫画を原作とする『犬夜叉』です。2000年-04年の放送で原作に追いつき一旦終了したのち、2009年-10年に「完結編」が作られています。『うる星やつら』や『らんま1/2』といった他の高橋留美子作品同様こちらも高い人気を誇り、アメリカやカナダなどの海外でも放送されて多くのファンを獲得しました。
1位:涼宮ハルヒの憂鬱
いよいよ1位ですが、00年代アニメ人気ランキングでトップの座に輝いたのは、『涼宮ハルヒの憂鬱』です。谷川流のライトノベルシリーズを原作とする本作は、2006年に第1期が、2009年には新作14話を加えた「2009年版」全28話が放送されています。美少女高校生涼宮ハルヒを中心に巻き起こる騒動を描くSF作品で、さまざまな要素を盛り込んだ刺激的なストーリーや魅力あふれるキャラ造形に引き込まれるファンが続出しました。00年代深夜アニメの代名詞的作品でもあります。
昔のアニメのリメイク作品のおすすめランキングTOP10~4
昔のアニメには根強い人気を持つ作品が多く、「リメイク」という形で新たなアレンジを加え、再び脚光を当てるケースが少なくありません。ここからは、そうした昔のアニメのリメイク作品でおすすめのものをランキングにして紹介していきます。
10位:ハクション大魔王2020
昔のアニメのおすすめリメイク作品、10位は『ハクション大魔王2020』です。1969年版オリジナルのリメイクで、2020年4月から9月まで放送されました。本作は魔王の娘アクビを主人公に据えており、彼女がカン太郎らの職業体験を助けるストーリーとなっています。
9位:BEM
続いてのおすすめリメイク作品は、『BEM』です。1968年の『妖怪人間ベム』第1作のリメイクで、2019年に放送されました。ベム、ベラ、ベロの主要キャラは前作と同じですが、設定や舞台などについては現代風にアレンジされています。2020年には劇場版も公開されました。
8位:キャプテン翼
本作は4度のテレビアニメ化を経ていますが、ここで紹介するのは208-19年に放送された第4作です。舞台を現代に移して内容をリメイクした作品で、シーズン1では小学生編・中学生編が原作に忠実に描かれています。2023年には続編の『シーズン2 ジュニアユース編』も放送されています。
7位:デジモンアドベンチャー:
昔のアニメのおすすめリメイク作品、7位は『デジモンアドベンチャー:』です。1999年の第1作のリメイク(リブート)作品で、2020年から21年にかけて放送されました。声優陣は「選ばれし子供たち」のキャストが一新されたのに対し、そのパートナーであるデジモンたちは、ほとんどが第1作の時と同じ顔ぶれとなっています。
6位:宇宙戦艦ヤマト2199
続いて紹介するおすすめリメイクアニメは、『宇宙戦艦ヤマト2199』です。原典である昔のアニメ(1974年版)を38年ぶりにリメイクした作品で、2013年に全26話が放送されました。BD・DVDの販売数が累計50万枚を超えるなどの成功をおさめ、2014年には完全新作の劇場版も制作されています。
5位:ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)
昔のアニメのおすすめリメイク作品を紹介していますが、5位は『ゲゲゲの鬼太郎』です。1968年の第1シリーズ以来6度のアニメ化を果たしている大人気作品ですが、ここで取り上げるのは、今のところ最新の第6シリーズ(2018-20)です。久々のオリジナルヒロイン犬山まなが登場するほか、ねこ娘の高身長美女化も話題となりました。
4位:銀河英雄伝説 Die Neue These
おすすめリメイクアニメ、第4位は『銀河英雄伝説 Die Neue These』です。2018年に放送された本作は、名作とされる1988年からの「石黒監督版アニメ」のリメイクではなく、あくまで「原作の再アニメ化」と銘打たれています。声優が一新され、キャラクターデザインもイケメンぞろいとなるなど、新たな見どころが多く加わっています。
昔のアニメのリメイク作品のおすすめランキングTOP3
昔のアニメのおすすめリメイク作品ランキングはまだ続きます。4位までの発表が終わりましたが、いよいよトップ3の発表に移りましょう。90年代の名作と60年代のクラシック作品のリメイクが混在する興味深い結果となりました。
3位:魔法陣グルグル
おすすめリメイクアニメ第3位は『魔法陣グルグル』です。1994年版第1作と2000年版第2作のリメイクにあたる作品で、2017年に放送されました。シリーズ初の深夜枠となった本作は、前2作で叶わなかった原作11巻序盤以降のアニメ化が果たされている点で注目となっています。
2位:おそ松くん
昔のアニメのおすすめリメイク作品ランキング、第2位は『おそ松さん』です。赤塚不二夫の名作ギャグ漫画『おそ松くん』は1966年と1988年にアニメ化されていますが、こちらは2015年から放送が開始されたアニメ第3作になります。本作では主人公の6つ子たちが20代となっており、より過激でブラックな笑いが展開されます。声優陣の豪華さでも人気を集めました。
1位:美少女戦士セーラームーン Crystal
いよいよ第1位ですが、リメイクアニメのおすすめトップ作品は『美少女戦士セーラームーンCrystal』という結果となりました。1990年代の旧アニメ版がオリジナル路線をたどったのとは異なり、こちらのリメイク版は基本的に原作に忠実な内容が語られます。その一方で、主人公うさぎの声は引き続き三石琴乃が務めており、旧作ファンもしっかり楽しめる作りとなっています。
昔のアニメに対する世間での評判や人気
昔のアニメとそのリメイク作品ランキングを発表した後は、「世間の印象」という視点に切り替えて迫っていきたいと思います。世の中の人々が昔のアニメに抱くイメージや評価について、X上の投稿を基に検証してみました。
毎年膨大な数が作られるアニメは流行りの話題作を追うだけでも大変で、油断するとすぐに未見の作品が増えてしまいます。まして大昔のアニメとなると、タイトルすら知らないというものがあっても不思議ではありません。この方のようにそうした作品に触れ、面白さを「発見」する人は多いと思われます。
世の中には「話題作は必ずリアルタイムで見たい」という人がいる一方で、こちらの方のように時間を経てようやく見るというタイプの人も大勢います。もちろんどちらが良いという話ではありませんが、後者は後者で新鮮な感動を得られるのは間違いないところでしょう。
アニメの絵柄には時期ごとの癖や特徴がある上に、変化のスピードも速くなっています。そのため、10年ほど昔の作品でもルックに違和感を抱くケースは珍しくありません。こちらの方のようにそれがどうしても気になって、昔のアニメに抵抗を感じる人は一定数いるようです。
昔のアニメは主人公が魅力的な名作ばかりだった
1970~2000年代のアニメの人気作品をランキング形式で紹介しました。このように、昔のアニメには魅力的な名作がひしめいています。ランキングに入れられなかった人気作も数え切れませんが、これから昔のアニメの世界へ入っていこうと考えている方は、まずは上記のタイトルを入り口に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
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だいじろう
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