【鬼滅の刃】宇髄天元と嫁3人の関係とは?馴れ初めや魅力を調査
『鬼滅の刃・遊郭編』で派手に活躍した宇髄天元(うずい・てんげん)には嫁が3人いることで話題になりました。宇髄天元と嫁3人はそれぞれどのような関係なのでしょうか。宇髄天元と3人の嫁の馴れ初めや、宇髄天元の魅力、そして嫁3人のそれぞれの魅力を調査しました。
目次
【鬼滅の刃】宇髄天元とは
宇髄天元(うずい・てんげん)は、人気アニメ『鬼滅の刃・遊郭編(きめつのやいば・ゆうかくへん)』で活躍した味方側の登場人物の一人です。
大柄な身体に派手な見た目、初登場時の剣呑な言動に反した面倒見の良さや人柄が「遊郭編」のストーリーで掘り下げられていったことで、人気になりました。
宇髄天元のプロフィール
宇髄天元は作中の私設軍隊「鬼殺隊(きさつたい)」の幹部である「柱(はしら)」という階級にあり、「音柱(おとばしら)」と呼ばれていました。また、作中での言動からファンからは「派手柱(はでばしら)」という愛称でも親しまれています。身長198cmで体重95kgの大柄な体格で、年齢は23歳です。
宇髄天元の嫁は3人いる
23歳という年齢からも親しみやすさのある宇髄天元ですが、既に結婚しており、更に結婚相手…つまり「嫁」が「3人」もいるという設定が、ファンのみならず作中人物をも驚かせていました。
鬼滅の刃の概要
宇髄天元というキャラクターについての解説を一息にしてしまいましたが、ここで一度、宇髄天元が登場する『鬼滅の刃』という作品についても触れておきましょう。
『鬼滅の刃』は週刊少年ジャンプで連載されていた漫画で、吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)先生原作です。ufotableが制作したアニメも映画版、TV放送版ともに大人気で、アニメの続編も既に制作が決定されています。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』は、家族を人食い鬼に殺された少年、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が主軸となる物語です。生き残ったにも関わらず、家族を殺した存在と同じ人食い鬼になってしまった妹を元の人間に戻すため、鬼との戦いに奔走する炭治郎。同期である我妻善逸(あがつまぜんいつ)や嘴平伊之助(はしびらいのすけ)らとの三人組「かまぼこ隊」は様々な出会いと別れを繰り返しながら成長していきます。
『鬼滅の刃・遊郭編』では、宇髄天元が遊郭に潜入させた3人の嫁と連絡が取れなくなってしまったことがきっかけで、かまぼこ隊に調査を命じるところから始まります。そして、遊郭で人々を食い殺していた鬼と戦い、宇髄天元が重傷を負いながら辛くも勝ちを収め、嫁3人を含めた仲間全員の命を失うことなく任務は終了します。『鬼滅の刃』は命の重さや生きる理由・戦う理由を描く物語です。
宇髄天元の嫁の人物像や性格
宇髄天元に嫁が3人いるというのは先ほど述べた通りですが、作中にも実際に3人それぞれ登場し、活躍しています。
3人もいる宇髄天元の嫁は、一体どのようなキャラクターなのでしょうか。1人1人の人物像と性格、そして3人が宇髄天元と結婚することになった理由を解説していきます。
嫁は「雛鶴・まきお・須磨」の3人
宇髄天元の嫁3人の名前はそれぞれ、「雛鶴(ひなつる)」「まきを」「須磨(すま)」で、年齢は順に21歳、20歳、19歳です。
雛鶴のプロフィール
21歳と、3人の嫁の中で最も年長者である雛鶴。常に冷静で判断力も高く、嫁の中でもリーダーシップを発揮しています。
まきをのプロフィール
20歳のまきをは3人の中では身体能力が最も高く、性格は勝気かつ短気という潜入よりも前線向きの印象のある女性です。作中でも潜入捜査中に鬼に捕まり、拷問されていました。
須磨のプロフィール
最年少である19歳の須磨は、「味噌っかす」を自称し、重傷を負った宇髄天元の前で騒々しく泣きわめくなど、3人の嫁の中でも末っ子気質なところがあります。ですが、遊郭の中では最上級の遊女である「花魁」の地位にまで上り詰めていたという描写もあり、潜入能力は高いのかもしれません。
一夫多妻制
宇髄天元と3人の嫁について、ここまで説明してきました。しかし、『鬼滅の刃』の作中時代設定は大正時代。一夫一妻制が既に常識となっている時代です。「3人も嫁がいる」という点には作中でも善逸が大きく反応を見せており、『鬼滅の刃』という作品の中で一夫多妻制が常識となっているというわけではないことが伺えます。なぜ、大正時代にあって宇髄天元は3人もの嫁を娶っているのでしょうか。
その理由は、宇髄天元の育ちにあります。宇髄家は代々続く忍びの家系で、忍びの血を絶やさないためにも子孫繁栄に重きが置かれていました。そのため、宇髄家の掟として一夫多妻制が敷かれていたのです。
宇髄天元とのなれそめ
宇髄天元と3人の嫁とのなれそめは、宇髄家の掟によるもののようです。宇髄家のは15歳で3人の嫁と結婚するという掟があるため、15歳になった宇髄天元へ、宇髄家の長から3人があてがわれたのです。
当然、婚前の恋愛関係などは皆無で、宇髄家の長が「宇髄家と繋がりのある家柄から序列順」で「宇髄天元と相性の良い娘」を3人選んだようです。この宇髄家の男尊女卑的な思想や、命に対する態度への反感から、宇髄天元は結婚後に嫁3人を連れて一族を抜けました。
宇髄天元の「命の順序」
宇髄天元の「命の扱い方」に対する考えについて、先ほどの項目でも軽く触れましたが、では、宇髄天元の「命の価値」とはどのようなものなのでしょうか。宇髄家が「当主・次期当主とその子孫」の命に最も重い価値を定めていたのに対し、宇髄天元自身は、一番に優先するのは「嫁3人の命」だとハッキリと言っています。
また、その次に大切にするのは「堅気の人間たち」の命、すなわち市井に生きる一般の人々で、一番最後が宇髄天元自身です。命に対しては冷徹な判断力が必要とされる忍びの一族の人間としては珍しく、宇髄天元は情に厚い性格をしているとわかります。宇髄天元が嫁3人を連れて宇髄家を抜けることに決めた理由も、宇髄天元の性格に基づくものだと伺えます。
性格は3人とも違って個性豊か
「雛鶴」「まきを」「須磨」のプロフィール紹介の項目でも軽く触れましたが、3人の嫁はそれぞれ見た目も性格も全く異なり、個性豊かです。この中1人に偏った愛情を注いでいるわけでもなく、3人全員平等に愛し、そして3人からもそれぞれ愛され、かつ3人全員の仲が良好という夫婦関係を築いている宇髄天元は、非常に大きな器を持った人間であると言えるでしょう。
遊郭で潜入捜査をしている
とはいえ、嫁3人は皆、宇髄天元の意向で「遊郭」に潜入捜査に出向いています。任務という理由こそありますが、自らのパートナーを遊女として潜入させるということを決定した宇髄天元と、それを引き受ける嫁3人の価値観や関係性からは、やはり一般の人間とは異なる「忍びの者」であるという部分が垣間見えます。
嫁3人とかまぼこ隊との関係
先に潜入していた嫁3人と連絡が取れなくなったことで、宇髄天元がかまぼこ隊に捜索を命じたのが、かまぼこ隊が遊郭に潜入するきっかけでした。それまではお互いに全く接点のなかった3人の嫁とかまぼこ隊ですが、任務を通じて知り合ったことで、後の交流もあるかもしれません。
宇髄天元の嫁の声優を担当したのは
見た目も性格も全く異なる3人の嫁は、当然声のテイストもそれぞれ異なります。アニメで嫁3人を演じた声優さんは、それぞれ別の作品ではメインヒロインを務めるほどの実力者で、3人の嫁の魅力をしっかりと演じられていました。
「雛鶴」「まきを」「須磨」を演じられた声優さんは、どのような方たちなのでしょうか。3人の女性声優さんについて軽くご紹介します。
雛鶴の声優は「種﨑敦美」
1人目の嫁である「雛鶴」の声優を務めたのは、「種﨑敦美(たねざき・あつみ)」さん。東京俳優生活協同組合所属の女性声優さんです。
種﨑敦美のプロフィール
種﨑敦美さんは9月27生まれ(生年非公表)で、大分県のご出身です。『美少女戦士セーラームーン』のアニメ版を観たことが声優を志すきっかけだったとのことです。
種﨑敦美の主な出演作品
種﨑敦美さんの主な出演作として、『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の「アーニャ」が挙げられます。その他『響け!ユーフォニアム』シリーズの「鎧塚みぞれ(よろいづか・みぞれ)」役などの少女役の他に、リメイク版の『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の主人公ダイや、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のエンポリオ・アルニーニョ役などの少年役としてもご活躍されています。
まきをの声優は「石上静香」
2人目の嫁、まきをの声優は「石上静香(いしがみ・しずか)」さん。大沢事務所に所属されている女性声優さんです。
石上静香のプロフィール
石上静香さんは1988年9月14日生まれで、東京都のご出身です。かつては商業誌で連載する漫画家としてもご活躍されていました。
石上静香の主な出演作品
石上静香さんは『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』のメインヒロイン「華城綾女(かじょう・あやめ)」やリメイク版の『魔法陣グルグル』では主人公である勇者ニケも演じられています。
須磨の声優は「東山奈央」
3人目の嫁である須磨を演じたのは「東山奈央(とうやま・なお)」さんです。東山奈央さんはインテンション所属の女性声優さんで、歌手としてもご活躍されています。
東山奈央のプロフィール
東山奈央さんは東京都のご出身で、お誕生日は3月11日。中学2年の時の経験がきっかけで声優を志し、2010年に声優デビューされています。
東山奈央の主な出演作品
東山奈央さんの代表的な出演作は、『ニセコイ』の「桐崎千棘(きりさきちとげ)」や『ゆるキャン△』の「志摩リン」や、そのほかに『少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん』の「ゴマちゃん」など、可愛らしいツンデレヒロインからクール系女子など多岐にわたります。また、『響け!ユーフォニアム』シリーズの「傘木希美(かさき・のぞみ)」役として、種﨑敦美さんと共演されていたこともあります。
宇髄天元の3人の嫁に対する世間での評判や人気
宇髄天元と3人の嫁について、キャラクター性の深堀りを行ってきましたが、一夫多妻である宇髄天元と3人の嫁に関しての世間的な評価はどのようなものなのでしょうか。SNSでの評判などを調べてみました。
動機はどうあれ「宇髄天元のような人間になりたい」と思っていた方は、宇髄天元と嫁の関係をまざまざと見たことで「宇髄天元の嫁になりたい」と思うようになったようです。
ストーリーの展開の壮絶さから、宇髄天元と嫁3人が幸福な暮らしを送る未来を説に願った方もいたようです。
こちらの方の意見からもわかりますが、「宇髄天元」とその「3人の嫁」という関係を肯定的に受け止めている方がほとんどのようです。
宇髄天元の嫁がもしも〇〇だったら
宇髄天元の3人の嫁について、ここまで解説してきました。ここからは、彼女たちの性格や立ち振る舞いから、彼女たちの「もしも」について考えたいと思います。
宇髄天元の嫁「雛鶴」「まきを」「須磨」がそれぞれ、「会社の上司」だったら、「姉」だったら、あるいは「部活の後輩」だったら…。そんな彼女たちの「もしも」について、考えていきたいと思います。
雛鶴「会社の上司」篇
嫁3人の中でも一番年齢が高い雛鶴。冷静な判断をして状況にあった行動を取ることができる彼女は、的確な指示やねぎらいの言葉をかけてくれる理想の「会社の上司」になるのではないかと思います。
まきを「姉」篇
サバサバとした気風の良い性格が魅力的なまきを。3人の中では「次女」ポジションでこそありますが、「お姉ちゃん」らしい性格であると言えます。実の姉としても、あるいは義理の姉だったとしても、弟妹を導いてくれるでしょう。
須磨「部活の後輩」篇
作中の少し甘えん坊な性格が伺えて、3人の嫁の中でも末っ子気質な性格が見える須磨は、「目の離せない後輩」といったところでしょうか。部活の後輩として須磨がいたなら、目まぐるしい毎日になりそうです。
宇髄天元の命の優先順位は3人の嫁が1番
宇髄天元は嫁である3人の命を、自分よりも先に優先すべきだと決めていました。それは一族の掟に縛られない、宇髄天元という独立した個人の信条によるものです。忍びの家系であり、そして「鬼殺隊」という私設軍隊の一員でもある宇髄天元が、情に厚い人間として生きていくことができているのは、大切な嫁3人という「生きる理由」があるからなのかもしれません。
宇髄天元だけでなく、心に固い誓いを立てている者は、『鬼滅の刃』に多く登場します。それは、男性・女性の性別や年齢に関わらないものです。そうした登場人物の熱い信念もまた、『鬼滅の刃』を彩る魅力の一角であると言えるでしょう。
この記事のライター
浦谷街乃
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