【鬼滅の刃】宇髄天元の3人の嫁の声優は誰？各キャストのコメントも紹介

宇髄天元（うずい・てんげん）とは、『鬼滅の刃』遊郭編で活躍する音柱・宇髄天元のことです。初めて登場したのは、那田蜘蛛山から炭治郎（たんじろう）が産屋敷家に連れてこられた、柱合裁判の時。派手な風貌と物言いで、かなりの存在感を発していました。そんな宇髄天元について詳しくご紹介します。

宇髄天元は元忍で、筋骨隆々な人物です。身長も体格も大きく、見た目も派手なので、かなり目立ちます。自身のことは、派手を司る祭りの神だと炭治郎達に説明していて、善逸（ぜんいつ）には「アホの神だよ」と心の中で呟かれています。とても体育会系な性格ですが、部下の命は無下にはしません。認めた相手とは気さくに接する「兄貴」のような人物です。

宇髄天元には嫁が3人います。宇髄天元は、忍の家系に生まれましたが、父親の方針に納得しておらず、人の命や心をただの道具としか考えない・・・そんな人間にはなりたくないと、宇髄天元は3人の嫁を連れて里を出ました。宇髄天元はとても嫁のことを大切に思っていて、命の順番も嫁が一番上になっています。

『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴先生による和風ダークファンタジー作品で、『週刊少年ジャンプ』で2016年～2020年に連載された人気漫画です。単行本は全23巻で、累計発行部数が1億5000万部を突破しています。2019年にアニメ化されると、幅広い年齢層での人気が高まり、2020年に公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』では、興行収入が歴代日本一となりました。

主人公・竈門炭治郎（かまど・たんじろう）は、ある日、家族を鬼に殺されてしまいました。そして、妹の禰豆子（ねずこ）も鬼にされてしまい、禰豆子を人間に戻すために、鬼と戦う組織・鬼殺隊に入りました。こうして、鬼の始祖である鬼舞辻無惨（きぶつじ・むざん）まで辿り着き、仲間や柱達と共に強敵に立ち向かいます。

『鬼滅の刃』は、人間だけではなく鬼の過去も描かれる、切なくも優しい物語です。「それは、日本一慈しい鬼退治」というキャッチフレーズもつけられました。

宇髄天元の嫁は、どのような人物なのでしょう？3人のプロフィールや、『鬼滅の刃』のどこで登場したのかを詳しく見ていきましょう。

宇髄天元の嫁の名前は、「雛鶴（ひなつる）・まきを・須磨（すま）」です。年齢も性格もバラバラの3人は、どのようにして宇髄天元の嫁となったのでしょうか？それでは、それぞれのプロフィールからご紹介していきます。

雛鶴は、年齢が21歳で、3人の中では一番年上です。忍の里では、宇髄家に次ぐ序列の家の娘でした。雛鶴は左目の下にある泣きぼくろが特徴的で、見た目が美しく冷静に判断する、クールビューティな女性です。3人の嫁の中での序列はないですが、雛鶴は最年長ということもあってか、喧嘩をするまきをと須磨の仲裁に入ることも多く、長女的な立場のようです。

まきをは、20歳で3人の中では真ん中の年齢です。前髪が金髪で、ポニーテールにしているのが特徴です。明るく活発な女性で、とても勝気な性格をしています。まきをの家と宇髄家とは親戚関係だったようです。3人の嫁の中ではまきをが一番身体能力が高いのですが、短気な性格もあって、任務では時々失敗することもあるようです。よく須磨と喧嘩をしているのが印象的です。

須磨は19歳で、3人の中では一番年下です。本当は須磨の妹が宇髄天元の嫁候補でしたが、泣きながら大暴れしたため、須磨が宇髄天元の嫁となりました。須磨は常に騒がしく、とても泣き虫な女性です。すぐ泣いて煩い須磨は、よくまきをに文句を言われて喧嘩しています。須磨の戦闘能力はそんなに高くないようで、自分で「味噌っかす」だと言っていました。

雛鶴・まきを・須磨の3人は、宇髄天元と同じ里で生まれたくのいちです。忍としての訓練を受けているため、毒などの薬剤知識があり、鬼との戦いでは藤の花から作った毒をクナイに塗って使ったりします。雛鶴は、遊郭編で潜入した先で、鬼に正体がバレそうになったため、毒を飲んで病気のふりをしました。

宇髄天元の嫁、雛鶴・まきを・須磨の3人は、『鬼滅の刃』遊郭編で初めて登場しました。宇髄天元が遊郭で鬼の調査を進めて、3つに絞った怪しい店。そこに3人の嫁を潜入させて、鬼の調査を行っていました。遊郭編で出てきた鬼は上弦の陸です。上弦の鬼は柱の気配は鋭く察知するため、身を潜めてしまいます。ですから、宇髄天元ではなかなか尻尾を掴むことができませんでした。そこで、嫁3人を潜入させたのです。

それぞれ潜入した店は、雛鶴が京極屋、まきをが萩本屋、須磨がときと屋です。上弦の陸・堕姫（だき）が蕨姫という花魁となって潜入していたのは、雛鶴が潜入した京極屋でした。

宇髄天元が生まれた忍の里では、15歳で里長が選んだ娘3人を嫁にする習わしがありました。そのため、宇髄天元も15歳の時に嫁を3人あてがわれました。『鬼滅の刃』では一夫多妻制とはなっていないため、宇髄天元の里独自のしきたりのようです。

それでは、宇髄天元の嫁「雛鶴・まきを・須磨」それぞれの声を担当した声優は、種崎敦美さん・石上静香さん・東山奈央さんの3人です。嫁の声を担当した3人について、詳しくご紹介していきます。

『鬼滅の刃』遊郭編で宇髄天元の嫁、雛鶴の声を担当したのは種﨑敦美（たねざき・あつみ）さんです。種﨑さんの詳しいプロフィールと、代表的な出演作品を見ていきましょう。

とても動物好きで、ゾウやサルを見るとテンションが上がるという種﨑さん。ご自宅では、「せれぶ」というシンガプーラの猫を飼っているそうです。飼い始めた頃に、高級な餌を好んで食べていたため「せれぶ」という名前をつけたのだとか。キャットタワーを設置してあげたくて引っ越しまでしたとか、本当に動物が好きなようです。種﨑さんが声優を志したのは、『セーラームーン』を見てその演技力に魅了されたからです。

種﨑さんは、地声はやや低めですが、少年からヒロインまで幅広く演じることができます。『鬼灯の冷徹』では、かちかち山のうさぎを演じていて、可愛らしいうさぎから復讐の鬼へと人格が変わるという、声のトーンが突然変わるという難しいキャラを演じました。憧れの声優は、沢城みゆきさんと田中真弓さんです。

次に、『鬼滅の刃』遊郭編で宇髄天元の嫁、まきをの声を演じた石上静香さんをご紹介します。詳しいプロフィールと代表的な出演作品を見ていきましょう。

石上さんは、高校時代には商業誌で連載漫画を描いていて、元々は漫画家を目指していました。ですが進路を考えた時に、ゲームのキャラを演じてみたいと思ったことがきっかけで、声優を目指すことにしたそうです。特技は絵画と早起きです。

声に張りがあって、強気なヒロイン役を演じることが多い石上さんですが、『魔法陣グルグル』のニケのような少年を演じることもあります。『回復術師のやり直し』で演じたセツナは、可愛らしい獣人の女の子を演じていました。とても幅広いキャラを演じられる方です。

最後に、『鬼滅の刃』遊郭編で宇髄天元の嫁、須磨の声を演じた東山奈央さんをご紹介します。詳しいプロフィールと代表的な出演作品を見ていきましょう。

東山さんは、自身のことを小心者で隠れ人見知りだと言っています。料理は全然できないそうですが、肉まんをレンジで温めることには自信があるようです。煮干しとスルメが好物です。とても努力家で、座右の銘は「結果の出ない努力はただの言い訳」です。音痴を治すために合唱部に入ったり、声優の道に進むために父親が指定した大学に合格するなど、努力家なところが垣間見えます。小柄な東山さんは、中学の頃に「ちびっこヒーローとーやまん」というあだ名をつけられていました。

地声が高音のため、10代以下のロリキャラを演じることが多い東山さんですが、20代後半の女性も演じていて、幅広い年代を演じることができます。父親がイギリスに留学していたことがあり、家では両親が英語と日本語で会話をしていたそうです。そのため、東山さんは英語を話すキャラも演じることができ、英会話ゲームなどにも出演しています。

『鬼滅の刃』遊郭編の新キャストの発表の際に、宇髄天元の嫁を演じることになった3人の声優、種﨑敦美さん・石上静香さん・東山奈央さんは、それぞれコメントを発表していますので、ご紹介していきます。

嫁の中でも、最年長の雛鶴を演じることが決まった種崎さんは、にぎやかに華やかに「遊郭編」を彩れたら幸いですとコメントしています。

とても勝気な嫁、まきをを演じることが決まった石上さんは、身が引き締まる思いですと、コメントを寄せました。

嫁の中で、最年少でとても泣き虫な須磨を演じることが決まった東山さんは、キャラクターたちがより魅力的になるよう精一杯演じます、とコメントしています。

須磨が伊之助に似ていると思っている人が、意外にたくさんいて驚きました。並べて見ると、確かに似ています。伊之助は美形ですから仕方がありません。須磨もかわいいと思います。

嫁3人とも好きというコメントがたくさんあった中で、アンケートを取っている人もいました。このアンケートでは、雛鶴よりもほんの僅か須磨が人気のようです。嫁可愛いから好きというツイートはとても多く、3人の中から選ぶのはかなり悩むようです。

宇髄天元は元々人気がありますが、その人気をさらに高めているのが、3人の嫁の存在だという意見もありました。嫁を大切に思っているところとか、嫁たちのやり取り、宇髄天元と嫁との関係性など、宇髄天元の好感度が上がる要素はたくさんありそうです。

宇髄天元の3人の嫁の「○○だったら」をお届けしていきます。皆さんはどのような妄想を楽しみますか？

雛鶴は、とてもしっかりしているので、良き母親になりそうです。雛鶴の子どもは、ガミガミ言わなくても、とっても素直で優しい子に育ちます。そして、美人ママとして近所でも評判になって、子どもの友達にも大人気です。料理も上手な雛鶴なので、子どもが友達に自慢して、いつも家に連れくるので、家はいつも賑やかです。

まきをはとても仕事のできる上司なのですが、気が短いために時々やらかしてしまうことがあります。そんな時は、普段勝気な正確なまきをですが、めちゃくちゃ落ち込みます。後輩の指導は厳しいところもありますが、弱音を吐かずに頑張っていれば、きちんと認めてくれる上司です。

いつも明るくたくさんお喋りをする須磨は、周りに子ども達が集まって来て、笑顔が絶えない空間となります。ただ、すぐに泣くところがたまに傷なところ。子ども達の前でも普通に泣くので、逆に子ども達に慰められることもあります。そんな須磨ですが、怒る時にはきちんと怒ります。怒った時の決め台詞は「お尻叩きます！先生は怒りました！」です。表情が豊かな須磨のクラスは、子ども達の感性も豊かになることでしょう。

『鬼滅の刃』遊郭編で活躍する音柱・宇髄天元には、雛鶴・まきを・須磨という3人の嫁がいます。人の命や心を、道具としか考えない父親のようにはなりたくない、と里を出た宇髄天元は、連れてきた3人の嫁をとても大切に思っています。嫁3人も、宇髄天元のことをとても信頼すると共に、大好きです。平等に3人を想う宇髄天元と、喧嘩はするけれど仲良く宇髄天元のことを好きな嫁たち。とても素敵な夫婦です。