【鬼滅の刃】月の呼吸の全型一覧!十二鬼月最強の黒死牟の実力とは
『鬼滅の刃』で鬼舞辻無惨の配下の中でも最強と言われている鬼、上弦の壱・黒死牟。彼は、月の呼吸という血鬼術を月の呼吸で強化した技を使います。ここでは、壱ノ型~拾陸ノ型まである月の呼吸を紹介し、無惨にも信頼される最強の鬼・黒死牟の実力に迫っていきます。
【鬼滅の刃】月の呼吸とは
月の呼吸とは、『鬼滅の刃』に出てくる呼吸の型の一つで、他の型と同様に、始まりの呼吸である「日の呼吸」から派生した呼吸の型です。
上弦の壱「黒死牟」が使う呼吸
月の呼吸を使えるのは、十二鬼月の中でも最強と言われている、上弦の壱・黒死牟だけです。『鬼滅の刃』の中で呼吸を使っていたのは鬼殺隊の隊士でしたが、なぜ鬼である黒死牟が月の呼吸を使えるのでしょうか?黒死牟について詳しく見ていきましょう。
黒死牟のプロフィール
- 名前:黒死牟(こくしぼう)
- 人間の頃の名前:継国厳勝(つぎくに・みちかつ)
- 身長:190cm
- 体重:93㎏
- 趣味:囲碁
- 序列:上弦の壱
黒死牟は人間だった頃、縁壱(よりいち)の双子の兄・厳勝として生まれました。そして、天才的な能力を持った縁壱に対する嫉妬心に囚われていました。のちに鬼殺隊に入って鍛錬を重ねましたが、縁壱に追いつくこともできず、縁壱が使う日の呼吸も習得することはできませんでした。厳勝が習得したのは月の呼吸。縁壱と同じ痣が出現したものの、未来は見えてきませんでした。
そんな厳勝の前に現れたのが鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)でした。技を極めたいと願っていた厳勝は、無惨の提案を受け入れ、黒死牟となりました。
黒死牟の血鬼術
月の呼吸は、黒死牟が人間だった頃から使っていた呼吸の型です。ですが、鬼である黒死牟が使う月の呼吸は、人間の頃に使っていたものとは違います。鬼が使う技、血鬼術。月の呼吸も黒死牟の血鬼術なのです。黒死牟が使う月の呼吸は、血鬼術を呼吸によって強化したもので、剣技とは呼べない呼吸の型となっています。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は、鬼と人間との戦いを描く和風ダークファンタジーです。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2016年~2020年に連載されて、単行本は全23巻が発売されています。2019年にアニメ化されると人気に火がつき、2020年に公開された劇場版『鬼滅の刃』無限列車編は、興行収入が日本歴代1位となりました。
鬼滅の刃のあらすじ
ある日家族を鬼に殺され、妹の禰豆子(ねずこ)も鬼にされてしまった主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)は、鱗滝(うろこだき)の元で修業をし、鬼殺隊に入りました。禰豆子を人間に戻すため鬼と戦っていく炭治郎。傷つきながらも、仲間達との絆を深めながら、鬼の始祖である鬼舞辻無惨に挑んでいきます。
月の呼吸の技一覧
『鬼滅の刃』の物語の中で使った月の呼吸の型は、壱ノ型~拾陸ノ型です。肆ノ型・拾壱ノ型・拾弐ノ型・拾参ノ型・拾伍ノ型の五つの型は『鬼滅の刃』では使用していないため詳細はわかりませんが、物語の中で使用した月の呼吸の型を、一つずつご紹介していきます。
技①壱ノ型「闇月・宵の宮」
月の呼吸壱ノ型「闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」は、単純な居合斬りです。月の呼吸の基本技のようですが、その速さは時透無一郎(ときとう・むいちろう)が異次元の速さと表現するほどの速さで、斬撃の周りには無数の月輪の刃がまとわれています。
技②弐ノ型「珠華ノ弄月」
月の呼吸弐ノ型「珠華ノ弄月(しゅかのろうげつ)」は、刀を下から振り上げて三連の斬撃と月輪の刃を放つ技です。大きな月輪の刃は、相手を取り囲み斬りつけます。無数に放たれる月輪の刃は、相手を攪乱させる効果もあります。
技③参ノ型「厭忌月・銷り」
月の呼吸参ノ型「厭忌月・銷り(えんきづき・つがり)」は、刀を横に振り払って、月輪の刃をまとわせた二連の斬撃を放つ技です。斬撃のスピードに加えて、不規則に動く月輪の刃も斬りつけるので、とても強烈な技です。
技④伍ノ型「月魄災禍」
月の呼吸伍ノ型「月魄災禍(げっぱくさいか)」は、刀を振らずに、自分を中心に前後左右に向けて渦状に月輪の刃をまとわせた斬撃を放つ技です。初動がないので予測不能となっています。
技⑤陸ノ型「常世孤月・無間」
月の呼吸陸ノ型「常夜孤月・無間(とこよこげつ・むけん)」は、一振りで前方に向かって月輪の刃をまとわせた縦横無尽の斬撃を放つ技です。前方の広範囲に一瞬で斬撃が届くため、回避するのが困難な技です。
技⑥漆ノ型「厄鏡・月映え」
月の呼吸漆ノ型「厄鏡・月映え(やっきょう・つきばえ)」は、横に斜めに振り上げられた刀から、前方に向かって地を這うように、五本の斬撃が高速で放たれる技です。そして、斬撃同士の間を埋めるように、月輪の刃がうねりながら飛んできます。刀身が長く伸びて七支刀に似た形となった黒死牟の刀から放たれる技は、それまでの刀よりも攻撃範囲が倍以上になりました。
月の呼吸漆ノ型からあとの呼吸の型は、全て形を変えた刀から繰り出される技になっています。
技⑦捌ノ型「月龍輪尾」
月の呼吸捌ノ型「月龍輪尾(げつりゅうりんび)」は、壱ノ型と同様の横に一振りする居合斬りですが、形状を変えた刀から繰り出される斬撃は、壱ノ型の威力を遥かに上回ります。攻撃範囲が広く月輪の刃もまとっているため、強烈な一撃となります。
技⑧玖ノ型「降り月・連面」
月の呼吸玖ノ型「降り月・連面(くだりづき・れんめん)」は、肩の上に担ぎ上げた刀を頭上から外側に向かって振り払い、複雑な軌道の斬撃を複数降り注ぐ、広範囲の攻撃技です。月輪の刃がまとわれているため、複雑な軌道に加えて不規則な斬撃も放たれます。
技⑨拾ノ型「穿面斬・蘿月」
月の呼吸拾ノ型「穿面斬・蘿月(せんめんざん・らげつ)」は、二重の回転刈刃のような斬撃が、月輪の刃をまといながら横回転して斬りつけてくる技です。地面を削りながら近づいてくる迫力はハンパないです。
技⑩拾肆ノ型「兇変・天満繊月」
月の呼吸拾肆ノ型「兇変・天満繊月(きょうへん・てんまんせんげつ)」は、幾重にも重ねた三日月型の斬撃で辺りを埋め尽くす技です。月の呼吸の型の中で、最も攻撃範囲が広いです。もちろん月輪の刃をまとっているので不規則な斬撃も加わります。
技⑪拾陸ノ型「月虹・片割れ月」
月の呼吸拾陸ノ型「月虹・片割れ月(げっこう・かたわれづき)」は、上空から地面に向かって突き刺さる斬撃です。地面を抉る強烈な斬撃が複数落とされます。他の技に比べると避けやすそうにも見えますが、相手を的確に狙って斬撃を落としてくることや、その斬撃の速さから、他の技と同様に回避が難しい攻撃です。
月の呼吸の特徴
血鬼術を呼吸で強化した月の呼吸は、人間が使う呼吸とは異なります。月の呼吸に見られる特徴を詳しく解説していきましょう。
月輪の刃が出現する特殊な呼吸
月の呼吸の型はすべて、月輪の刃をまとった技となっています。この月輪の刃は、不規則で常に長さや大きさが変化する刃です。黒死牟の刀についている、無数の目から月輪の刃が放たれています。ちなみに、黒死牟の刀は彼の細胞で作られたものなので、折れても新しい刀を作ることができます。刀には「嘘哭神去(きょこくかむさり)」という名前がつけられています。
月の呼吸は始まりの呼吸の派生
始まりの呼吸・日の呼吸は、黒死牟の双子の弟である継国縁壱が使う呼吸でした。黒死牟はその日の呼吸を習得したくて鬼殺隊に入りましたが、痣を発現しても日の呼吸を習得することはできませんでした。黒死牟が習得したのは、日の呼吸から派生した呼吸の型。この呼吸を、黒死牟が月の呼吸と名付けたのです。
攻撃の範囲が広い
月の呼吸はどの型も攻撃範囲が広いのが特徴です。刀の形が七支刀のようになり、刀身が伸びた後の攻撃範囲はそれまでの刀よりも倍以上広がりました。人間が使う呼吸の型と違って、エフェクトではなくすべてが斬撃となるため、攻撃範囲が広くなるわけです。これも月の呼吸がただの呼吸の型ではなく、血鬼術であるが所以です。
獪岳とは真逆の戦闘スタイル
黒死牟も獪岳(かいがく)も、呼吸と血鬼術を組み合わせて使っていますが、その組み合わせ方が真逆の方法となっています。獪岳は雷の呼吸を血鬼術で強化して使っていますが、黒死牟の月の呼吸は血鬼術を呼吸の型で強化したものなのです。ですから、黒死牟と獪岳の戦闘スタイルは真逆だと言われているのです。
鬼殺隊士4人を相手にした
黒死牟は、霞柱・時透無一郎、風柱・不死川実弥、岩柱・悲鳴嶼行冥、不死川玄弥の四人と戦いました。柱三人+隊士一人です。一対四であったにも関わらず、柱一人と隊士一人を倒した黒死牟の強さがうかがえます。もしも黒死牟が鬼の弱点であった頚を克服したまま戦い続けていたら、残った二人が倒せていたかわかりませんでした。
月の呼吸に対する世間での評判や人気
月の呼吸の技名がどれもかっこいいという感想がとても多いです。言葉の響きや文字の連なりには芸術的な美しさがあり洗練されているという声も。中には弟である継国縁壱が使う「日の呼吸」と合わせて継国兄弟のネーミングセンスを絶賛している人もいます。
『鬼滅の刃』には、基本の呼吸以外にも派生した呼吸がたくさんあります。月の呼吸もその中のひとつですが、月の呼吸が一番好きという声はたくさん上がっていました。月の呼吸は、エフェクトもとても奇麗ですし、技の強さも凄いので、人気があって当然かと思います。
人間と鬼の生き方から呼吸について考察する人もいました。継生き物と継がない生き物、その違いがあったから月の呼吸は継がれなかった・・・確かにそう考えられます。ファンの考察は深いなと思わされるコメントでした。
イラストだけ見てもエフェクトが凄い月の呼吸は、アニメへの期待度も高そうでした。動かなくても伝わってくる躍動感ですが、それが動いたらとんでもない迫力になること間違いなしです。
月の呼吸は黒死牟のみが使える呼吸だった
『鬼滅の刃』に登場する月の呼吸は、他に使える者がいない黒死牟だけの呼吸の型でした。黒死牟として使う月の呼吸は、上弦の壱である黒死牟の血鬼術をもとに呼吸と組み合わされた呼吸なので、誰も真似をすることができません。そして、誰にも引き継がれなかった呼吸でした。月の呼吸の強さは、柱三人と鬼殺隊士一人が力を合わせても、犠牲を免れないほどの強さでした。
この記事のライター
*haru
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