【鬼滅の刃】煉獄杏寿郎に継子はいたのか?甘露寺や炭治郎との関係は?
煉獄杏寿郎は、漫画『鬼滅の刃』に登場する人気キャラクターのひとりです。責任感が強く面倒見のいい煉獄杏寿郎ですが、継子(つぐこ)はいないのでしょうか?甘露寺蜜璃や竈門炭治郎など、「継子なのでは?」と噂されている人物について調べました。
目次
煉獄杏寿郎とは
煉獄杏寿郎は、漫画『鬼滅の刃』に登場するキャラクターです。劇場版である無限列車編は、彼の命を懸けた熱い戦いぶりと熱い生き様が話題を呼び、歴史的大ヒットとなりました。主人公である竈門炭治郎は、無限列車編以降、何度も煉獄杏寿郎の言葉を励みとしています。彼の心に大きな影響を及ぼした煉獄杏寿郎ですが、いわゆる弟子であるところの「継子(つぐこ)」はいたのでしょうか?
煉獄杏寿郎のプロフィール
煉獄杏寿郎は、5月10日生まれの20歳。身長177cm、体重72kg。鬼舞辻無惨を倒すと言い放った炭治郎に対して柱で唯一肯定的な態度を示し、その後も継子に誘うなど、面倒見のよい性格です。夢の中でしたが、善逸や伊之助にもまとめて面倒を見てやるという趣旨の発言をしています。もし猗窩座との戦いの結果が違えば、3人とも煉獄杏寿郎の継子になっていたかもしれません。
煉獄杏寿郎は「炎柱」
煉獄杏寿郎は、鬼殺隊最高位である「柱」のひとり。炎の呼吸を使う「炎柱」です。古くから炎の呼吸を受け継いできた名家の長男であり、先代である父・槇寿郎が柱を退いたのちに後を継ぎました。柱としての実力は確かなもので、柱3人分の強さを持つ上弦の鬼・猗窩座に対し、互角の死闘を繰り広げました。戦闘で傷付いた炭治郎たちを気にかけながらたった1人で戦った姿は、まさに柱の鑑と言えるでしょう。
鬼滅の刃の概要
さて、ここで少し『鬼滅の刃』の振り返りをしたいと思います。漫画が何巻まで出ているか、みなさん知っていますか?『鬼滅の刃』は、週刊少年ジャンプで2016年2月から2020年5月まで連載されていた、吾峠呼世晴による少年漫画です。アニメ化、映画化もされており、特に煉獄杏寿郎が活躍する映画『無限列車編』は興行収入がアニメ映画史上トップとなっています。今後はアニメ第3期にあたる『刀鍛冶の里編』も放送が決定しています。
鬼滅の刃のあらすじ
舞台は大正時代。炭焼きを生業とする家の長男として家族仲良く暮らしていた少年・竈門炭治郎が主人公です。自身不在の折、炭治郎は家族を鬼に殺されてしまいます。唯一生き残ったものの鬼と化してしまった妹・禰豆子を人間に戻すため、諸悪の根源である鬼舞辻無惨を追い、鬼殺隊に入隊。数多いる鬼と戦っていくことになります。
癖の強い魅力的なキャラクターが多数登場し、その多くが現在に至るまでの悲しい物語を背負っています。心優しい炭治郎の性格とあいまって「日本一慈(やさ)しい鬼退治の物語」というキャッチコピーがついており、子供から大人まで幅広い世代の人気を集めています。中でも、登場する無限列車編は特に人気が高く、特にラストシーンは涙無しには見られないとの呼び声高いストーリーです。
煉獄杏寿郎に継子はいた?
継子とは
継子は、簡単に言えば柱の弟子です。通常の隊士は育手(そだて)と呼ばれる引退した元柱などから呼吸を教わりますが、継子は現役の柱から指導を受けます。実質的な次期柱候補なので、誰でも継子になれるわけではありません。師匠となる柱に認められるだけの才能を持ち、さらには厳しい修行に耐えるための実力と精神力が必要です。作中では栗花落カナヲが胡蝶しのぶの継子として登場していましたが、煉獄杏寿郎に継子はいないのでしょうか?
継子はいたが修行が厳しすぎて逃げ出した
作中で継子だと明言されているのは、栗花落カナヲのみです。面倒見のよい煉獄杏寿郎なら継子がいてもおかしくなさそうですが、原作の何巻を見ても、これといって言及されてはいないようです。しかし、答えは公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』の86ページにありました。
◆煉獄杏寿郎/面倒見が良いが、継子がいなかった理由は?:稽古が辛すぎてみんな逃げたからです。
出典: www.amazon.co.jp
煉獄杏寿郎はとんでもなく熱い男なので、鍛錬もさぞ強烈だったことでしょう。継子になろうとした者はいるけれど、みんなついて来られなかったようです。ちなみに単行本15,16巻では、柱が一般隊士を指導する「柱稽古」が行われています。そちらを見る限り、他の柱の稽古も相当過酷な様子。継子になるには相当の根性とセンスが必要なのでしょう。しかし1人だけ、煉獄杏寿郎のもとから逃げ出さずに修行に耐え抜いた人物がいたのです。
煉獄杏寿郎の継子は「甘露寺蜜璃」
煉獄杏寿郎の稽古を耐え抜き、柱にまでなったのは甘露寺蜜璃です。本編ではほとんど交流のない2人なので、意外に思った方もいるのではないでしょうか?この情報も『鬼殺隊見聞録』の87ページに記載されています。
恋の呼吸は炎の派生です。蜜璃オリジナルになります。
蜜璃は初め煉獄さんに弟子入りして継子になったのですが、オリジナリティが溢れすぎて独立してしまいました。出典: www.amazon.co.jp
甘露寺蜜璃は、煉獄杏寿郎の継子ではあったものの、自身により適したオリジナルの恋の呼吸で独立しました。炎の呼吸と恋の呼吸では技がだいぶ異なりますが、そんなところが自由奔放で天真爛漫な彼女らしいエピソードです。
甘露寺蜜璃のプロフィール
甘露寺蜜璃は、6月1日生まれの19歳。身長167cm、体重56kg。惚れっぽく、柱合会議では同性である胡蝶しのぶにまでキュンとしていました。ふだんは年頃の女性らしい可愛らしく可憐な振る舞いが多いですが、敵襲の際には「みんな私が守る」と頼もしい一面も見せます。また、甘露寺蜜璃は特異体質の持ち主で、筋肉の密度が常人の8倍あるため細腕で怪力を振るいます。そのため摂取カロリーも多く、常人では考えられないほど大食いです。
甘露寺蜜璃との関係の話は何巻で読める?
煉獄杏寿郎と甘露寺蜜璃の関係性は、何巻で読めるでしょうか?実は、本編でこの2人が絡む機会はほとんどありません。2020年10月の週刊少年ジャンプに掲載された外伝作品にて、2人が師弟関係にあったときのエピソードが公開されています。『鬼滅の刃』の外伝作品はまとめて単行本化されているので、気になる方はそちらを読むとよいでしょう。
煉獄杏寿郎と登場キャラとの関係
関係①甘露寺密璃
上述の通り、何巻を見ても本編で2人が直接やりとりをする様子は描かれていません。しかし外伝においては、煉獄杏寿郎が甘露寺蜜璃の鬼殺隊入隊記念に、お揃いの羽織を贈るシーンがあるのです。師と継子として過ごした時間の分だけ悲しみは深かったことでしょう。煉獄杏寿郎の訃報を知らされた際の柱たちの反応では、甘露寺蜜璃が最もショックを受けているように見受けられました。柱と継子、2人の間には確かな絆があったものと思われます。
関係②竈門炭治郎
煉獄杏寿郎が死の間際に煉獄杏寿郎が言った「心を燃やせ」という言葉は、その後も何度か炭治郎の回想として表れています。おそらく炭治郎にとっては、強敵と対峙する際のお守りのような言葉となっているのでしょう。最終決戦でも煉獄杏寿郎の刀の鍔を己の刀に使っていることから、炭治郎がいかに彼を慕っているかがわかります。もしも煉獄杏寿郎が生きていたら、炭治郎が彼の継子となった可能性もあったでしょう。
関係③我妻善逸
我妻善逸が煉獄杏寿郎と初めて会ったときの感想は「変な人だ」です。2人の絡みは決して多くはありません。しかし無限列車編にて、列車の脱線による被害を煉獄杏寿郎が最小限に抑えているところを善逸は見ていました。そして後日、蝶屋敷で「傷付いた心を叩いて立ち上がる、そういう人だった」「風変りだけど強くて優しい音だった」と回想しています。一歩引いて見ていたからこそ、善逸には煉獄杏寿郎の本質的な部分がわかったのでしょう。
関係④嘴平伊之助
嘴平伊之助は煉獄杏寿郎のことを「ギョロギョロ目ん玉」と呼んでいます。「凄いけど腹立つ」と己の感情をうまく言い表せない様子も。しかし、煉獄杏寿郎が命を落とした際には、泣き崩れる炭治郎たちの中で誰より早く立ち上がり、号泣しながらも「信じると言われたならそれに応える以外考えるな」と仲間を叱咤しています。前述した通り、もし煉獄杏寿郎が生きていたならば、3人が彼を慕い継子になっていた未来もあったことでしょう。
煉獄杏寿郎と継子の甘露寺密璃の呼吸や共通点
煉獄杏寿郎「炎の呼吸」
煉獄杏寿郎の「炎の呼吸」は、何巻で見られるでしょうか?豪快に火を噴き敵を両断するその戦いぶりは、単行本7,8巻で見ることができます。炎の呼吸は、数多く派生している呼吸の中でも基本となる流派のひとつ。いつの時代も必ず柱がいたそうです。流れるような足捌きを駆使する水の呼吸と対になっており、下半身に力を入れ力強く放つ斬撃が特徴です。
甘露寺密璃「恋の呼吸」
甘露寺蜜璃の「恋の呼吸」は、何巻で見られるでしょうか?一風変わった薄くしなやかな日輪刀で舞うように戦うその姿は、14巻で見ることができます。持ち前の特異体質による怪力と、女性ならではの関節の柔らかさを活かした「恋の呼吸」は、甘露寺蜜璃だけが使う呼吸です。技のスピードは元忍の宇随天元をも上回ります。
2人の共通点①大食い
列車内で「うまい」「うまい」と叫びながら牛鍋弁当を食べ続ける、そんな煉獄杏寿郎が印象に残っている方も多いのではないでしょうか?10個は平気で食べていたようです。甘露寺蜜璃も負けていません。彼女はその体質からたくさんのエネルギーを必要とするので、刀鍛冶の里では食器が机いっぱいに積み重なるほど食べていました。さらには桜餅が大好きで、8か月間、1日170個の桜餅を食べていた結果、今の髪色になってしまったそうです。
2人の共通点②自分に正直な部分
大食いなのも2人の共通点ですが、自分に正直という点も共通しています。煉獄杏寿郎はいつも自分の考えをはっきりと言うタイプです。彼の言うことに嘘はなく、だからこそ最期の一連のセリフは切なくも炭治郎たちの背を押してくれるのでしょう。甘露寺蜜璃も、「添い遂げる殿方を見つけるために柱になった」と唖然とするようなことをはっきりと言ってのけます。その正直さは煉獄杏寿郎の継子となったことで引き継いだ部分なのかもしれません。
煉獄杏寿郎の継子に対する世間での評判や人気
煉獄杏寿郎の継子になりたかったという感想もありました。このように、煉獄杏寿郎の継子にあこがれを持つ方も少なくないようです。
結果として炎の呼吸は継承しなかったものの、甘露寺蜜璃は煉獄杏寿郎の継子として、意志や覚悟をしっかり引き継いでいると見るファンが多いようです。実際、2人ともここぞというときはかっこよく「守る」という思いを見せています。
炭治郎が煉獄杏寿郎の継子になれる世界線も見てみたかったという感想もありました。炭治郎が煉獄杏寿郎の継子になったらさらに強くなっていたのではないかと考える方も多いようです。
煉獄杏寿郎がもしも〇〇だったら
煉獄杏寿郎「彼氏」篇
芯の強い煉獄杏寿郎は、彼氏になったら相手をとても大事にすると思われます。まっすぐな性格なので、悪いことをしたらしっかり叱ってくれる一面もありそうです。よく食べるので、一緒に住むと食費がかさみそうなのが唯一心配な点でしょうか?
煉獄杏寿郎「兄」篇
煉獄杏寿郎には、実際に千寿郎という弟がいます。父・槇寿郎が堕落してしまったのちには、千寿郎に対し、父親としての役割をも果たそうと振る舞っているように見えました。弟への態度から判断するに、兄としての煉獄杏寿郎は、あたたかな優しさを絶やさずいつでも親身に寄り添ってくれるでしょう。
煉獄杏寿郎「営業マン」篇
大きな声で堂々と発言する煉獄杏寿郎は、押しの強さが必要な営業マンとして非常によい成績を上げそうです。押しは強くとも嘘偽りがないので、きっと客先でも好かれるに違いありません。責任感と判断力を持ち合わせているので、後輩の育成もうまいはずです。
煉獄杏寿郎の厳しい修行に唯一耐え抜いた継子は甘露寺蜜璃だった
煉獄杏寿郎の継子は甘露寺蜜璃でした。甘露寺蜜璃は恋の呼吸を派生させたため炎の呼吸は継ぎませんでしたが、継子として、師である煉獄杏寿郎の正義感の強さやたくましさはきちんと引き継いでいるようです。『鬼滅の刃』アニメ第3期では、そんな甘露寺蜜璃がメインで活躍するとのこと。これからも鬼滅ワールドから目が離せません。
この記事のライター
みぎりみつき
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