【鬼滅の刃】柱稽古編は漫画の何巻?稽古の内容や特訓方法を調査
『鬼滅の刃』で登場する柱(はしら)は鬼殺隊の頂点にあたる階級です。そんな柱が次たる戦いに向けて訓練「柱稽古(はしらけいこ)」をすることに。鬼滅の刃に登場する柱以下の隊士が順番に柱の元に訪れ、稽古をつけてもらいます。そんな柱稽古の内容や方法をご紹介します。
目次
【鬼滅の刃】とは
『鬼滅の刃』とは、主人公の竈門炭治郎が人間の敵となる鬼を倒す作品です。単行本やアニメ、劇場版アニメが大人気となり、誰もが知っている作品となりました。そんな『鬼滅の刃』に登場する「柱稽古(はしらけいこ)」をご紹介します。柱稽古が作中のどの話数で描かれているかなどもご紹介していきますので、ぜひ最後まで御覧ください。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画です。作者は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)で、「ワニ先生」の愛称で親しまれています。2019年にはアニメ第1期が放送され、翌年2020年には劇場版アニメ「鬼滅の刃 無限列車編」が公開されました。また2021年から2022年にかけてアニメ第2期の「遊郭編」が放送されました。「遊郭編」の最後には続編の「刀鍛冶の里編」のアニメ制作が決定したと公表されています。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』は炭焼小屋の長男である竈門炭治郎(かまどたんじろう)を主人公にした物語です。鬼にされてしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、炭治郎は鬼を倒す「鬼殺隊」に入隊します。鬼殺隊には「柱(はしら)」と呼ばれる階級があり、隊士の中でも特に実力のある人物が選出されます。
柱稽古とは
鬼滅の刃で行われる「柱稽古(はしらけいこ)」とは、一般の鬼殺隊士が柱の元を順番に訪ね、稽古をつけてもらうというものです。それまでの戦いで隊士は次々に死んでいき、怪我を追って引退する柱も出てきました。次たる決戦に向けて備えるため、隊士の力を底上げしようという目的です。柱にとっても隊士の面倒をみることで、自身の成長にも繋げられます。
柱稽古編は漫画15巻〜16巻
柱稽古は『鬼滅の刃』の作中128話~136話、単行本の15巻から16巻で描かれています。刀鍛冶の里編で柱達に痣が出現し、力の向上が見られたため、他の柱も痣を出現させようと考えられた修行です。今まで柱が稽古をつけるのは「継子(つぐこ)」と言われる後継の隊士のみでした。柱は担当地区の警備や鬼の捜索、自身の修行で忙しいためです。
【鬼滅の刃】柱稽古の内容や特訓方法
鬼滅の刃の柱稽古は音柱の宇髄天元、霞柱の時透無一郎、恋柱の甘露寺蜜璃、蛇柱の伊黒小芭内、風柱の不死川実弥、岩柱の悲鳴嶼行冥の順で行われます。柱の元で修行し、許可が出れば次の柱のところに向かうことができます。ここではそんな柱稽古の内容を詳しくご紹介します。
宇髄天元の柱稽古
最初の稽古は宇髄天元による「基礎体力向上の訓練」です。宇髄天元は忍びの一族で、柱で一番足が早いとも言われています。宇髄天元の元で走り込みを行います。隊士達は嘔吐しながら宇髄天元のしごきを受けていました。炭治郎は怪我の治療をしていたため、他の隊士から遅れて柱稽古に参加しましたが、10日程で次の柱稽古に行くことを許されました。
時透無一郎の柱稽古
宇髄天元の稽古の次は霞柱の時透無一郎の「高速移動の訓練」です。とにかく速く動く訓練です。炭治郎は時透無一郎に褒められ、5日で次の稽古に行くことを許可されました。時透無一郎は記憶を取り戻し、優しい少年に戻りました。炭治郎にはニコニコしながら対応しますが、他の隊士には厳しい態度は変わりませんでした。2週間もいる隊士が自分たちも次の稽古に言っていいかと聞くと、時透無一郎は「何言っている?君たちは駄目だよ」と真顔で返しました。
甘露寺蜜璃の柱稽古
時透無一郎の次の稽古は恋柱の甘露寺蜜璃の「地獄の柔軟運動の訓練」です。甘露寺蜜璃はしなやかな身体で攻撃したり、鬼の攻撃をかわすことができます。柱稽古に来た隊士はレオタードのような衣装を着せられ、地獄の柔軟をします。新体操のようにリボンを使った稽古もありました。レオタードを恥ずかしがる隊士もいましたが、炭治郎はまったく恥ずかしがる様子はありませんでした。おやつには蜂蜜を塗ったパンケーキが振る舞われたそうです。
伊黒小芭内の柱稽古
甘露寺蜜璃の稽古の後は、蛇柱の伊黒小芭内の「太刀筋矯正の訓練」です。伊黒小芭内の訓練は縛られた隊士の間を抜い、木刀で伊黒小芭内に一太刀浴びせるというものでした。部屋のあちこちに隊士が縛り付けられており、炭治郎は「何か罪を犯しましたか?」と思わず聞いてしまいます。伊黒小芭内は「弱い罪、覚えない罪、手間を取らせる罪、イラつかせる罪という所だ」と鬼の形相をしていました。
宇髄天元、時透無一郎、甘露寺蜜璃の稽古では歓迎された炭治郎ですが、伊黒小芭内には嫌われていました。甘露寺蜜璃と仲良くしていることで、炭治郎に怒っているようでした。
不死川実弥の柱稽古
伊黒小芭内の次の稽古は、風柱の不死川実弥の「風柱に斬りかかる訓練」です。不死川実弥の訓練はひたすら風柱に斬りかかるというもので、反吐を吐き散らして気絶するまで終わりません。炭治郎には格別に当たりが強く、顔が腫れ上がるまで殴られました。稽古の途中で不死川実弥の弟である玄弥が訪れ、兄弟喧嘩となりました。それを止めに入った炭治郎と他の隊士とで乱闘騒ぎになり、不死川実弥と炭治郎の接触は禁止されました。
悲鳴嶼行冥の柱稽古
最後の柱稽古は岩柱の悲鳴嶼行冥の「足腰を鍛える訓練」です。悲鳴嶼行冥の訓練は滝に打たれる修行、丸太3本を担ぐ修行、大きな岩を一町先まで動かす修行というものでした。伊之助は悲鳴嶼行冥に戦いを挑みましたが、全く叶わず頭が地面にめり込んでいました。悲鳴嶼行冥の訓練はいつでもやめることができ、途中で挫折して山を降りていく隊士が続出しました。
炭治郎は大きな岩を動かせずに苦戦していましたが、悲鳴嶼行冥の弟子である不死川玄弥に「反復動作」を教えてもらいました。炭治郎はようやく岩を一町先まで動かせるようになり、柱稽古を終えました。
柱稽古の全てを経験した炭治郎
炭治郎は刀鍛冶の里で大怪我を負って、療養していました。他の隊士から遅れて柱稽古に参加しましたが、今までの経験が活き、無事に柱稽古を終えることができました。柱と共闘することも多かったため、宇髄天元、時透無一郎、甘露寺蜜璃の柱稽古では歓迎されましたが、伊黒小芭内、不死川実弥には嫌われているようでした。悲鳴嶼行冥は炭治郎のことを認めていませんでしたが、刀鍛冶の里で人を助けたことで炭治郎のことを鬼殺隊として認めると言ってくれました。
【鬼滅の刃】柱稽古に不参加だった柱メンバーやその理由
『鬼滅の刃』で行われる柱稽古は柱が一丸となって隊士に稽古をつけようと言うものでしたが、柱の全員が参加したわけではありませんでした。炎柱の煉獄杏寿郎、水柱の冨岡義勇、蟲柱の胡蝶しのぶが柱稽古に不参加となっています。ここでは不参加だった理由も含めてご紹介します。
不参加の柱①煉獄杏寿郎
炎柱の煉獄杏寿郎は柱稽古には参加しませんでした。煉獄杏寿郎は自身が柱になる前、甘露寺蜜璃を稽古していました。継子になってもらいたかったようですが、甘露寺蜜璃は自身で恋の呼吸を編み出したので、継子にはなりませんでした。
不参加の理由
煉獄杏寿郎が柱稽古に参加しなかった理由は、すでに死亡しているためです。柱稽古は刀鍛冶の里編の後で行われています。もし煉獄杏寿郎が生きていたならば、喜んで稽古をしてくれたのだろうと思います。煉獄杏寿郎の「心を燃やせ」と言う言葉は、炭治郎の柱稽古の力の源となり、今も炭治郎の中で生き続けています。
不参加の柱②冨岡義勇
水柱の冨岡義勇は柱稽古に参加しませんでした。冨岡義勇は姉を鬼に殺されて孤児になったところを、鱗滝左近次に引き取られて育ちました。そこで錆兎(さびと)という宍色の髪の少年と一緒に過ごすことになります。錆兎とは兄弟のように育ちました。錆兎と冨岡義勇は共に最終選別に望みますが、最終選別で錆兎は死んでしまいます。冨岡義勇は鬼を1体も倒すことなく隊士になったことを、ずっと一人で悩んでいました。
不参加の理由
冨岡義勇が柱稽古に参加しなかったのは、過去のことで自分は柱にふさわしくないと思っていたからでした。産屋敷耀哉は炭治郎に、一人で後ろを向いてしまう冨岡義勇と話をしてやって欲しいと手紙を出しました。炭治郎は根気強く冨岡義勇に話しかけ、冨岡義勇の過去の話を聞きました。錆兎の話を聞いた炭治郎は「義勇さんは錆兎から託されたものを繋いではいかないんですか?」と問います。冨岡義勇はかつて錆兎から「お前も繋ぐんだ、義勇」と言われたことを思い出し、柱稽古に参加することにしました。
不参加の柱③胡蝶しのぶ
蟲柱の胡蝶しのぶは柱稽古に参加しませんでした。胡蝶しのぶは両親を鬼に殺され、最愛の姉も上弦の鬼によって殺されています。姉の胡蝶カナエの想いを継いで柱となり、鬼と仲良くできる道を探しますが、しのぶの中にある鬼への憎悪は増すばかりでした。
不参加の理由
胡蝶しのぶが柱稽古に参加しなかった理由は2つあると考えられています。1つは珠世との薬の共同開発で忙しかったからです。産屋敷耀哉は鬼である珠世を鬼殺隊に招き入れ、しのぶと鬼舞辻無惨を倒すための薬を作っていました。2つ目の理由は、姉の仇である童磨を倒すため、自分の身体そのものを毒としているからです。しのぶは自ら藤の花の毒を食み、身体や血液にまで藤の花の毒にしています。栗花落カナヲに、もし自分が死んだらカナヲが首を切ってねとお願いをするのでした。
【鬼滅の刃】柱稽古に対する世間での評判や人気
2022年のアニメ第2期鬼滅の刃「遊郭編」の最後で、アニメ鬼滅の刃「刀鍛冶お里編」の制作が発表されました。刀鍛冶の里での戦いの後に柱稽古となるので、柱稽古もアニメ化してほしいという声がありました。柱稽古が終わると最後の決戦になるので、そこもアニメ化してほしいというファンの声もたくさん上げられています。
刀鍛冶の里編でも上弦の鬼と炭治郎たちの戦いは白熱し、たくさんの人が死んでシリアスな場面が続きました。柱稽古は隊士にとっては地獄だったようですが、ファンからすると面白い場面もたくさんあり、このほんわかしている今がずっと続けばいいのにというファンの声もありました。柱稽古のあとは無限城での最終決戦なので、今まで以上にシリアスな展開となります。
鬼滅の刃のファンは柱稽古が好きという方が多いようです。柱ごとに個性のある修行で、スタンプラリー形式なのも面白いと言われています。
【鬼滅の刃】柱メンバーがもしも〇〇だったら
柱稽古では地獄の訓練を隊士に課す柱ですが、そんな柱が身近にいたらどんな感じなのでしょうか。ここでは柱がもし〇〇だったらをまとめてご紹介します。
悲鳴嶼行冥「兄」篇
岩柱の悲鳴嶼行冥がもし兄だったら、絶対に兄弟喧嘩はしなさそうです。しても勝てなさそうです。また、歳の離れた妹とかがいると、とても優しく面倒をみてくれそうです。悲鳴嶼行冥は過去にお寺で子供達と一緒に家族同然で暮らしていたこともあるので、子供は好きなのだと思います。
不死川実弥「担任の先生」篇
もし風柱の不死川実弥が担任の先生だったら、ちょっと怖いけど、女子には優しい先生になりそうです。遅刻や忘れ物をするととても怒りますが、テストで良い点をとったりすると笑顔で褒めてくれる所が想像できます。
伊黒小芭内「会社の上司」篇
もし蛇柱の伊黒小芭内が会社の上司だったら、ネチネチと嫌味を言われそうですね。しかし、いい仕事をすると素直に褒めてくれるかもしれません。伊黒小芭内がもし上司なら、嫌われないように努めたほうが良さそうです。
【鬼滅の刃】柱稽古はどれもかなり過酷な訓練だった
鬼殺隊士の訓練である柱稽古をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。柱稽古はどれも過酷で、逃げ出す隊士が続出するほどでした。それほど、一般の隊士と柱との力の差は歴然であることがわかります。今後『鬼滅の刃』を見る際にはぜひ柱にも注目してみてください。
この記事のライター
shiori
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