【鬼滅の刃】嘴平伊之助の過去が壮絶?登場回や実母・琴葉との関係を徹底調査
鬼滅の刃にて炭治郎と共に鬼狩りとして活躍する嘴平伊之助。彼の過去には実の母と生き別れるしかなかった隠された理由があります。本記事では、伊之助の壮絶な過去について実母の琴葉と鬼の童磨との関係やたかはるとの出会いなどについてまとめていきます。
嘴平伊之助とは
伊之助の過去について触れていく前にまずは伊之助がどんな人物かについて、既に知っている人もおさらいとして概要をまとめていきます。鬼殺隊の中では一風変わった身なりで登場し、その言動も野性味あふれている印象に残りやすいキャラクターです。
嘴平伊之助のプロフィール
- 階級:癸(みずのと) → 庚(かのえ) → 丙(ひのえ)
- 誕生日:4月22日
- 年齢:15歳
- 身長:164cm
- 体重:63kg
- 出身地:東京府奥多摩郡大岳山
- 趣味:『ことろことろ』という童遊び
- 好きな物:天ぷら
嘴平伊之助は鬼を狩る鬼殺隊の剣士であり炭治郎の同期仲間です。頭は猪の被り物を被っており上半身は半裸、荒く削った日輪刀を両手に二本持って戦います。野生児という言葉を体現したような性格で猪突猛進が似合うワイルドな俺様系。言葉遣いも荒っぽいですがその内側には人の恩情に触れると思わずほわほわしてしまったり仲間意識が高かったりと素直で純粋な心の持ち主でもあります。
鬼滅の刃の概要
鬼滅の刃は吾峠呼世晴先生によって週刊少年ジャンプに連載された和風剣戟の漫画です。2016年より初話が公開されるとその壮絶で美くしい世界観に人気が広がっていき2019年のテレビアニメ化でそれがパンデミックのように世界中に知れ渡りました。劇場版無限列車編は興行収入404臆円という過去に例を見ないほどの売り上げを記録し原作漫画も1億5000万部以上を突破しています。
鬼滅の刃のあらすじ
日本の大正時代に生きていた主人公の竃門炭治郎。彼が炭を売りに家を空けたその日、不運なことに家族が鬼に惨殺されてしまいます。受け入れがたい現実に希望が断たれる炭治郎。そんな中唯一生き残っていた妹の禰豆子を見つけますが彼女は鬼となっていました。それでも自分には危害を加えようとしない素振りにまだどうにかできると直感しそこから鬼との戦いに発展していく炭治郎の物語が始まるのです。
伊之助の過去
ここからは伊之助の過去についてまとめていきます。伊之助の過去は想像以上に複雑な話になっており、決して一言でまとめられるものではありません。猪に育てられた経緯や母が子を捨てるに至った理由。また、童磨との関係性や過去に現れたたかはるとの繋がりによって言葉を覚えた理由を区分的に見ていきます。
過去①伊之助は猪に育てられた
伊之助は孤児であると川に流されていました。物心ついてなかった頃では自分で泳ぐことも当然できませんでしたがそこに1匹の猪が現れるとその伊之助を助けたのです。いつしか猪は親として伊之助を育てていくとそうした理由は具体的には不明ながらも、母猪が直近で自分の子どもを亡くしていたからかもしれない作中で解説されています。
過去②母に崖から落とされる
伊之助の母である琴葉は当時街に現れた鬼の童磨から助けようとし、苦肉の策から伊之助を崖から落とします。崖下は川であり即死には至らずともその後の伊之助の行く末までは予想していませんでした。しかし、それほどまでに追い詰められた状況であり他に助ける術がありませんでした。
過去③童磨との対峙で記憶を思い出す
物語の後半で伊之助は無限城に潜り込みそこで上弦の鬼の童磨と対峙します。伊之助の素顔は女性的できれいだとされていますがその顔が母親そっくりのものであると童磨はその顔を知っていると、過去にその顔を食べたことがあると明かします。そこで伊之助は自身も初めて自分の過去について知ることになるのです。単行本では19巻に描かれています。
過去④たかはるとの出会い
伊之助が昔住んでいた山のふもとには民家がありそこによく伊之助は遊びに行ってました。そこに住んでいたのはたかはるという少年とその祖父。祖父は難なく受け入れつつもたかはるは歪な被り物をしていた伊之助を毛嫌いし追い払おうともしますが、伊之助は気の向くままにたかはるの家を何度も訪問するのでした。
過去⑤伊之助が言葉を覚えられた理由
猪として育てられていたにも関わらず伊之助が言葉を話せる理由はたかはるの祖父が大きく関わっています。たかはるの家に来る度伊之助は祖父から百人一首などを読み聞かせられていました。そこで言葉を聞き取っていくと自分でも喋るようになり次第に人の言葉を話せるようになっていったのです。なお、学べたのはあくまで言葉を話す仕方であって文字を書くことは一切できません。
伊之助と登場人物との関係
ここからは伊之助と関係が深い登場人物についてまとめていきます。作中では危なっかしく近寄りがたい人物として存在している伊之助ですが鬼殺隊として立派に活躍する彼の周りには、かけがえのない人脈とその逆にとても忌むべき繋がりの両方があります。
関係①童磨
童磨は鬼であり上弦の弐に君臨するほどの強者です。伊之助とは無限城内部にて初めて遭遇しそこでかつて自分が琴葉を食べたことを明かします。更に童磨は琴葉の素性や夫とのいざこざ、救いを求めて息子と共に万世極楽教にやってきたという伊之助の知らない過去をすべて話していきます。
関係②実母の琴葉
伊之助の実の母親です。琴葉は夫から暴力を受けがちで、ある日伊之助にまでそれが発展すると家を抜け出て万世極楽教という寺院にたどり着きます。そこで教祖をしていたのが童磨でした。童磨が鬼の本性を表した際に琴葉は伊之助を崖から落とす判断をし猪に育てられることに繋がっていきます。
関係③竈門炭治郎
鬼滅の刃の主人公であり伊之助とは同期の仲間です。初めて出会ったシーンは鼓屋敷でそこにいた鬼の響凱を倒そうとしていた時に伊之助が猪突猛進と乱入してきました。響凱を討伐以後、禰豆子をめぐって喧嘩もしますが炭治郎の人情に触れると獣として生きてきた伊之助にとってそれまで感じたことのない感情を抱き、そこから炭治郎を信頼するようになっていきます。
関係④我妻善逸
炭治郎と同じタイミングで知り合った同じ鬼殺隊の剣士です。正義感が強い炭治郎に比べて非常に臆病で弱気な性格。炭治郎を中心に3人がよく一緒にいるメンバーとなると遊郭篇にて伊之助と善逸の2人の刀によって堕姫を倒すことに成功します。
伊之助の過去に対する世間での評判や人気
これまで伊之助の過去についてまとめることができましたが、世間では彼の過去についてどういった意見や感想を持っているのでしょうか。ここでは伊之助の過去に対し読者が感じた評判や人気がどれほどなのか、実際にSNSに投稿されたものを引用して調べていきます。
第一に多かったのが悲しくて感動したという感想でした。鬼が人をむさぼり食うという鬼滅の刃におけるこの不条理さと伊之助を想う琴葉のどうすることもできなかった状況が物語の悲痛さを生み出していてそれに涙を誘われたという読者も多かったです。
悲しい過去があったと知ってから改めて伊之助と琴葉のことを好きになったという方も多いです。切ない未来があるからこそ、2人が一緒にいる場面を見返すとまた違った感情が湧きあがり、その尊さを再確認できるとやはり人気があるようです。好きなキャラクターには幸せそうにしてほしいのでしょう。
童磨に対しての感想も多々見られました。伊之助の過去が明かされると同時に童磨の人間だった頃の記憶もそこで明かされ、童磨の事情も複雑で考えさせられると話題でした。伊之助の過去には親子愛がテーマとなっており、伊之助と童磨は対極的に描かれていたのが読者の間でも面白いと評判のようです。
伊之助がもしも〇〇だったら
ここでは伊之助がもしも〇〇だったらについて考えていきます。鬼滅の刃では悲惨な過去に陥りその先の生き様も血生臭く辛いことだらけであった伊之助ですが、もしも現代に生きる人物であったら彼はどんな存在になり得ていたのでしょう?原作での言動や性格をしっかり参考にしもしも彼氏、会社の上司、体育の先生だったらの順にまとめていきます。
伊之助「彼氏」篇
鬼滅の刃作中にて伊之助の色恋に関する描写はほとんどなく、むしろ女性と関わることがあってもレディファーストとは程遠い不躾で何も気遣ってない振る舞いをしているのが目立っている印象です。もしも彼氏になったらそんな扱いをされることはしっかり覚悟しなければならないでしょう。ですがアオイとの絡みに関しては子どもらしい無垢な笑みを浮かべている瞬間もありましたので、正面からしっかり向き合えばきっとその想いが伝わり伊之助も返してくれるかもしれません。
伊之助「会社の上司」篇
伊之助にビジネスな姿、いわゆるスーツや正装を着て仕事している姿は中々想像しづらいかと思います。仮に会社の上司として伊之助と出会うことがあるとしたらそこは建設業や力関係の職場でしょう。面倒見の良さも想像できずどちらかと言うと大雑把なパッション系。それこそ猪突猛進!と後輩の尻を叩くような指導をするかもしれません。ただやり切ると決めたことはしっかり成果を残しているのでそこは頼れる存在になっていることでしょう。
伊之助「体育の先生」篇
伊之助は炭治郎と行動を共にしていると俺の方が凄いんだと事あるごとに彼と競争意識を持っていました。もしかしたら伊之助が体育の先生になった場合にもその性格が発現して生徒に対し「俺の方が速い!」「俺の方が飛べる!」「俺の方が強い!」と威張り散らしていたら面白いかもしれません。とはいえ身体能力は山での経験もあって非常に高いので、割と体育の先生になっているのは可能性としても現実的でしょう。
伊之助の過去は壮絶だった
猪に育てられ奇抜な動きや態度で初登場から濃い性格をアピールしていた嘴平伊之助。そんな彼の過去は豪快な性格とは裏腹でとても悲壮的で母の思いのこもった物語がありました。色んな人、動物の思いがあって今を生きている伊之助はこれからのアニメ化でその過去を映像化されることを期待されています。童磨との決着がテレビでどう描かれるのか今から待ち遠しいです。
この記事のライター
zeile
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