【地獄楽】画眉丸(がびまる)は最強の忍で主人公!本名や強さを徹底考察
『地獄楽』の主人公、不死身の忍である画眉丸について紹介します。『地獄楽』の画眉丸が最強と言われている強さの理由や、画眉丸が持つ体術や忍術などの技、佐切との関係や最後について徹底解説しました。また、アニメ『地獄楽』で画眉丸を演じている声優について紹介します。
目次
【地獄楽】画眉丸はかっこいい主人公
「画眉丸」は、『地獄楽』の主人公である忍の少年です。この物語は、不死身の身体を持つ画眉丸が処刑される場面から始まります。幼少期からの過酷な修行によってほぼ不死身の身体を持つ画眉丸は、妻に再び会うために、不老不死の仙薬を求めて、過酷な薬探しの旅に出ることになります。ここでは画眉丸のプロフィールや、『地獄楽』の概要について紹介していきましょう。
画眉丸(がびまる)のプロフィール
- 異名:がらんの画眉丸(がびまる)
- 身長:不明
- 年齢:15~16歳程度
- 誕生日:1月8日
「がらんの画眉丸」は、『地獄楽』の主人公です。画眉丸は元石隠れ衆筆頭の忍で、「画眉丸」は忍としての屋号であり、彼の本名ではありません。ふわふわとした白い癖っ毛が特徴の少年で、身長は150センチ程度だと推測されます。画眉丸は幼い頃から忍として過酷な修行を行ってたため、不死身に近い身体を持っており、その強さは最強と呼ばれるほどです。なお、「がらん」とは「がらんどう」のことで、任務を遂行するためには平気で殺人も行う私情のない人間という意味になります。
画眉丸の性格
画眉丸は幼い頃に両親を目の前で殺されています。その後、 伊賀忍者の里へと連れられ、忍として過酷な修行を行うことになりました。このような過去を持つことから、画眉丸は忍らしい無感情で残忍な性格になってしまいました。しかし里の長の娘である結と結婚してからは、初めて人の優しさに触れ、だんだんと人間らしい感情を取り戻していきます。作中での画眉丸は、自分のことをがらんどうだと思い込んでいますが、実際には人らしい感情を持っています。
地獄楽の概要
『地獄楽』は、集英社のWebコミック配信サイト『少年ジャンプ+』で連載されていた「賀来ゆうじ」による漫画です。2018年から2021年まで連載されていました。里を抜けようとしたために死罪人にされた忍の「画眉丸(がびまる)」を主人公にした、ダークファンタジーです。不老不死の仙薬を探しに向かう忍法浪漫作品となっており、過酷なストーリー展開がヒットし、『週刊少年ジャンプ+』の人気作品となりました。2023年にアニメ化しており、現在放送中です。
地獄楽のあらすじ
江戸時代末期、最強の忍として名前を知られていた画眉丸は、死罪人として囚われの身となっていました。しかし不死身の身体を持つ画眉丸を処刑しようとしても、首を刎ねようとすると刀が折れ、2頭の牛に身体を裂かせようとすると逆に引っ張られた牛が倒れて気絶する始末です。そんな中、画眉丸は打ち首執行人の佐切から、不老不死の仙薬を持ち帰ることで無罪放免になるという話を告げられます。画眉丸は大切な妻に再び会うために、仙薬探しの道を選ぶのでした。
【地獄楽】画眉丸は最強の忍?強さを考察
『地獄楽』の主人公である画眉丸は、作中では「最強の忍」としてその強さが知られており、恐れられていました。ここでは『地獄楽』の画眉丸は最強の忍なのかどうか、その強さについて考察していきます。ぜひチェックしてみてください。
画眉丸が最強と言われる理由
『地獄楽』の画眉丸が最強の忍と言われている理由としては、殺しても死なない不死身の身体を持っていることや、さまざまな技を駆使して闘う忍としての強さが挙げられます。ここでは、まずは『地獄楽』の画眉丸が最強と言われる理由を3点紹介していきます。
理由①不死身
『地獄楽』の画眉丸が持つ強さとして、その不死身の身体が挙げられます。作中での画眉丸は死罪人でしたが、どのような処刑方法を試しても死なない不死身でした。たとえば、打ち首を行おうとすると刀が折れ、火刑では服が燃える程度で身体はほぼ無事でした。最後に足にロープを括り付けて2頭の牛に引っ張らせ、身体を裂く「牛裂き」を行いますが、逆に牛のほうが画眉丸に引っ張られて倒れてしまいます。このようにほとんど不死身の身体をしているため、画眉丸は最強と言われています。
理由②忍びの屋号である「がらんの画眉丸」
『地獄楽』の画眉丸が持つ強さの証として、忍筆頭の証である「がらんの画眉丸」という屋号が挙げられます。「画眉丸」は里の最強の忍に与えられるものです。また、この屋号は前任の「画眉丸」を殺害することで手に入れられるものであり、画眉丸自身も前任者を倒しています。さらに里長も画眉丸のことを歴代最強の画眉丸であると評価していたことから、それだけの強さを持った逸材だったことがわかります。
理由③忍法・火法師
『地獄楽』の画眉丸が持つ強さとして、画眉丸が使える「忍法・火法師」が挙げられます。火法師とは画眉丸を代表する忍法で、体温を上げることで身体の油脂を発火させるというものです。作中でも画眉丸は忍法・火法師で敵に炎を放ったり、自身の人体発火によってダメージを与えたりしていました。物語が進むことで後に判明しますが、画眉丸の持つタオの属性が火であることも、その強さの理由となっています。
画眉丸の体術の技
『地獄楽』の画眉丸はさまざまな体術の技を扱うことができます。画眉丸の体術の技としては、作中に登場しているものだけでも、爪での攻撃のようなかかと落としである「踵爪(きびすつめ)」、兜を割るような威力を持つかかと落としである「兜割(かぶとわり)」、蛇のように絡みつく「蛇絡み(へびがらみ)」、針のように鋭い一撃である「撃針(げきしん)」、相手の刀を奪い取る「刀捕(かたなとり)」、鎌で首を刈り取るかのような「鎌首(かまくび)」があります。
画眉丸の忍術の技
『地獄楽』の画眉丸はさまざまな忍術の技を扱うことができます。画眉丸の忍術の技としては、先に紹介した体温を上げることで油脂を発火させる『火法師(ひぼうし)』の他に、作中で名前が登場している技だけでも16種類ほどの技があります。
技の概要がわかっているものとしては、近くにあるものに静電気をまとわせてぶつける『雷礫(いかりつぶて)』、帯を鞭のようにする『撓刃(しなりば)』、口からものを放つ『風縫い(かぜぬい)』、鋭利な武器によって相手を突く『棘衾(とげぶすま)』、巨大な石を投げる『大礫(おおつぶて)』、口から火を吹く『火ノ橋(ひのはし)』、小石を放つ『花針(はなばり)』、無数の火の玉を放つ『鬼蛍(おにぼたる)』、炎をまとわせた手刀『天帝颪(てんていおろし)』などの技があります。
【地獄楽】画眉丸の本名や妻
先に紹介した通り、『地獄楽』の主人公である「画眉丸」は屋号であり、彼の本名ではありません。本編では最後まで画眉丸の本名が登場することはありませんでしたが、『地獄楽』のファンブックでは画眉丸の本名が登場しています。ここでは『地獄楽』に登場する画眉丸の本名やその由来、彼の妻の名前などを紹介していきましょう。
画眉丸の本名は朔
画眉丸の本名は作中では明らかになっていませんが、公式ファンブックに掲載されている漫画では「朔」となっていました。公式ファンブックの書き下ろし漫画の中で、画眉丸は妻から朔と呼ばれるシーンがあります。そのため、画眉丸の本名も朔であると推測できます。
画眉丸の本名の由来や意味
『地獄楽』の画眉丸の本名である「朔」とは、新月を意味する言葉です。画眉丸は月の出ない新月の日に生まれたことから、「朔」と名付けられました。「朔」という名前の由来としては、両親の「真っ暗な夜に生き、誰にも見えず、知られず、愛されることもない」という悲しい気持ちや意味が込められています。大切な我が子に付ける名前としては不適当ですが、画眉丸は厳しい石隠れ衆の里に生まれました。
石隠れ衆の里に生まれた子供は、その多くが訓練中や任務によって死ぬため、画眉丸の母親は我が子がこれ以上辛くならないようにという気持ちを込めて、あえて希望のない名前を付けたことが分かります。また、番外編の漫画でも、生まれたばかりの画眉丸に対して、「名前は意味のないものにする。それが石隠れの流儀だ」というような意味の台詞も登場します。両親は、可愛い我が子に対してあえて情を持たないようにと、苦しい胸の内を明かしています。
画眉丸の妻は結
『地獄楽』の画眉丸はジャンプの主人公の中では非常に稀な妻帯者です。まだ15~16歳という年齢ですが、舞台が江戸末期の頃であるため、結婚していること自体は珍しくはありません。画眉丸の妻は「結」という名前で、石隠れ衆の長の娘です。結という漢字には、「終わり」という意味があります。そのため、画眉丸の本名である「朔」に対して、「結」という名前は対比になっていると推測されています。
朔という漢字には新月の意味がありますが、新月は太陰暦においては「初日」を意味する言葉です。そのため、妻の名前が「結」になっていることには、「真っ暗なはじまりの夜に生まれた画眉丸が、戦いの果てに結のもとへ帰り、終わりを迎える」というニュアンスがあるのではないかと推測されています。
【地獄楽】画眉丸と佐切との関係や最後
『地獄楽』の画眉丸は死罪人になってしまいますが、無罪放免になるために、不老不死の仙薬を求めることになります。その見張り役となったのが、打ち首執行人の山田浅ェ門佐切(さぎり)です。物語が始まった当初は、佐切と画眉丸が恋愛関係になると考えているファンも多かったですが、ストーリーが進むにつれてそのような関係にはならないことがわかっていきます。ここでは『地獄楽』の画眉丸と佐切との関係や画眉丸の最後について解説していきましょう。
画眉丸と佐切の関係
『地獄楽』の画眉丸と佐切には、恋愛感情などはありません。あくまで2人の関係は、死罪人とその見張り役です。画眉丸が妻帯者であることは物語の序盤で判明しており、画眉丸が妻の事を愛していることもわかります。また、不老不死の仙薬を探す道を選んだのも、愛する妻の元へ帰りたいからです。一方、佐切の方も画眉丸の気持ちを理解し、画眉丸と結が再会できることを願っていました。そのため、佐切にも画眉丸に対する恋愛感情などはありません。
しかし島の中での過酷な戦いによって、お互いにある程度の信頼関係が構築されていたことは推測されます。また、無感情でがらんどうだと思い込んでいた画眉丸が妻のために闘う姿に、人を殺すお役目に悩んでいた佐切は、ある種の特別な感情を抱いていたことが考察できます。ただし、その感情は敬意のようなものであり、それ以上の特別なものではありません。
画眉丸は最後まで生き残った?
『地獄楽』という物語のネタバレになりますが、結論から述べると画眉丸は最後まで生き残ります。不死身と言われていても、作中ではダメージを負うことも多かった画眉丸ですが、最終的に島で生き残り、帰路に就くことができました。なお、江戸に帰ることができた死罪人は画眉丸を含めて3人です。
画眉丸のその後
島から戻った画眉丸が十禾の案内で寺を訪れると、そこには結が待っており、2人は再会することができたのでした。その後、諸国行脚の旅をしている佐切とそのボディーガードとなった杠が、画眉丸を訪ねるシーンが描かれています。その際にも画眉丸の傍には結の姿があり、画眉丸は安心しきったように眠っていました。その様子から、2人が静かな場所で平穏に暮らしていることが推測できます。
【地獄楽】画眉丸の声優
『地獄楽』は2021年に連載を終了していますが、2023年に満を持してアニメ化しています。テレビアニメは現在放送中となっているため、アニメでの画眉丸の活躍を楽しみにしているというファンも多いです。ここではテレビアニメ『地獄楽』の画眉丸の声を担当している声優について紹介していきましょう。
画眉丸の声優は「小林千晃」
『地獄楽』の画眉丸の声を担当しているのは、声優の「小林千晃(こばやしちあき)」さんです。小林千晃さんは現在大注目の若手声優で、近年では主人公を演じることも多くなりました。小林千晃さんの代表作としては、『SK∞ エスケーエイト』の「ランガ」役や、『地獄楽』と同様に今期放送中の『マッシュル-MASHLE-』の「マッシュ・バーンデッド」役などが挙げられます。
小林千晃のプロフィール
- 名前:小林千晃(こばやしちあき)
- 職業:声優
- 生年月日:6月4日
- 出身地:神奈川県
- 所属事務所:大沢事務所
小林千晃の主な出演作品
小林千晃さんの主な出演作品としては、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE(ヒロト)』、『GREAT PRETENDER(枝村真人〈エダマメ〉)』、『SK∞ エスケーエイト(ランガ)』、『憂国のモリアーティ(ルイス・ジェームズ・モリアーティ)』、『スプリガン(御神苗優)』、『氷属性男子とクールな同僚女子(氷室くん)』、『マッシュル-MASHLE-(マッシュ・バーンデッド)』、『クールドジ男子(一倉颯)』などがあります。
【地獄楽】画眉丸に対する世間での評判や人気
『地獄楽』は2023年の春アニメとしてアニメが放送されたこともあり、ツイッター上では主人公である画眉丸に対するさまざまなコメントが投稿されていました。また、ゲームとのコラボも現在進行中となっているため、『地獄楽』の画眉丸の人気は非常に高い状態です。ここでは最後に、『地獄楽』の画眉丸に対する世間での評判や人気を紹介していきましょう。
アニメの『地獄楽』を視聴している人の感想の中には、「画眉丸が妻ラブなのが微笑ましい」というコメントがありました。画眉丸は作中でもことあるごとに妻がいることをアピールしているため、妻のことを愛していることがわかります。
アニメの『地獄楽』の1話、2話を視聴した人の感想の中には、「主人公の画眉丸に対して非常に好感が持てた」というコメントがありました。また、バトルシーンの作画がすごい、相棒となる佐切もすごく好きとコメントしていたため、ツイート主がアニメの『地獄楽』に期待していることが伝わってきます。
アニメの『地獄楽』を見ている人のリアルタイムな感想として、「画眉丸がカッコ良すぎる」というものもありました。また、声優が今期アニメ化しているマッシュルのマッシュ役と同じ小林千晃さんという点も挙げていました。アニメ化によってかっこいい声の声優が演じていることも、より画眉丸をかっこ良く感じる要因となっているようです。
【地獄楽】画眉丸は最強の忍で主人公だった
『地獄楽』の主人公である画眉丸は、不死身の身体を持つ最強の忍です。無情であることから「がらんの画眉丸」と呼ばれていましたが、実際には彼の心はがらんどうではありませんでした。画眉丸は妻のことを愛しており、無罪放免になって妻に再び会うために、不老不死の仙薬を探すという過酷な道を選択することになります。画眉丸に興味を持った人は、ぜひ『地獄楽』をチェックしてみてください。
この記事のライター
azu
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