【ハンターハンター】ネテロVSメルエムを徹底考察!念能力や強さを比較
『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』キメラアント編の神シーンと名高い「ネテロ会長vs王メルエム」の対戦カード。今回はそんなキメラアント編の「ネテロ会長vs王メルエム」にフォーカスして結末やアニメ版の声優などを紹介して行きましょう!
目次
ネテロとメルエムとは?
『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』キメラアント編の神シーンと名高い「ネテロ会長vs王メルエム」の対戦をみなさんもうご覧になりましたか?今回はそんなキメラアント編の「ネテロ会長vs王メルエム」にフォーカスして結末やアニメ版の声優などを紹介しながら「キメラアント編」を振り返ってみましょう。
ネテロのプロフィール
「アイザック=ネテロ」とは『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』最初期から登場しているキャラクターのひとりで主人公の「ゴン•フリークス」たちハンターを志す人々が目指す頂点のひとつ「ハンター協会」の会長を務めている人物です。飄々とした好々爺な印象と圧倒的な実力で『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』最強の一角となっています。
メルエムのプロフィール
一方でキメラ=アントの王「メルエム」は「キメラアント編」に登場した最強のキメラ=アントで圧倒的な存在感と実力から『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』屈指の強さを誇っています。「キメラアント編」のなかで最も成長したキャラクターでもあり、ネテロ会長と王メルエムとの闘いは結末も含めてハンターハンターファンの心を鷲掴んでいます。
ハンターハンターの概要
そんな『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』キメラアント編は漫画だと18巻から30巻、アニメ『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』だと76話から136話の広域に及ぶ超大作になっており新キャラクターや最初期からの因縁深いキャラクターなどより群像劇としての性質が研ぎ澄まされたものになっています。
ハンターハンターのあらすじ
暗黒大陸から漂着した1匹の「キメラ=アント」からはじまり「ミネア連邦」をじわじわと侵食してきたキメラ=アントたちの進行は、「王」と呼ばれる個体の誕生で激化。主人公の「ゴン=フリークス」たちもこの暗躍に巻き込まれた先で「アイザック・ネテロ」会長率いるキメラ=アント討伐隊として「東ゴルドー」の宮殿へと反攻作戦を開始するのでした…!
ネテロVSメルエムを徹底考察
この章ではネテロ会長と王メルエムの苦しくも切ない激闘の結末をまずは触れることで、ハンターハンター切っての名シーンとキメラアント編の見どころを確認していきましょう!ネタバレが含まれますので未読の方はご注意ください。
ネテロVSメルエムの戦いの内容
東ゴルドーの宮殿とキメラ=アント討伐を計画したハンター協会はネテロ会長の元に少数精鋭を集めて宮殿を強襲することになりました。そんななかで宮殿から脱出した護衛軍と分断する形でネテロ会長と王メルエルは対峙することになりました。しかしながらこの段階でメルエルは生き方のなんたるかを気付きつつあり、本能に基づく交戦的な態度は失せていました。
それでも結末で触れますが「ある理由」で退くことができないネテロ会長はメルエムを挑発し交戦の場へと引き摺り込むことで開戦することになります。
ネテロVSメルエムの戦いの結果と結末
そんなネテロ会長と王メルエムの激闘はまさに禅問答のような闘いとなり、お互いに心から望んでいた己自身と向き合い自他を理解する武の極地のようなものになりました。お互いに磨き合い拳で語らうような闘いからは喜びすら湧き、美学と美学戦闘力と戦闘力のぶつかり合いをネテロ会長と王メルエムの交わすのです。
しかしながらその「キメラアント編」の心を研ぎ澄ませるような激闘にすらも悲劇の結末は付き纏います。ネテロ会長の心停止に合わせて大量破壊兵器「貧者の薔薇」が起爆するように仕掛けられていたのです。それはネテロ会長が交戦に拘った原因でもあり、人類からキメラ=アントという侵略者への答えでもある卑劣とも言えるものでした。
ネテロVSメルエムの戦いの裏設定
ネテロ会長と王メルエムの激戦が比喩するところには「キメラアント編」のテーマ性があります。それは「個の成長•生きる意味への気付き」という武芸者に限らず生命そのものへの生命賛歌のような禅問答じみた問いかけが一貫して行われていることと、そして一方で「(キメラアントによる人間の)拉致」や「(貧者の薔薇による)大量破壊」など政治的なままならなさへの皮肉が含まれていると考察できます。
立場が違い種族が違いが生む悲劇のなかで、出会い方が違えばよき好敵手になれたであろう関係性が「キメラアント編」の物悲しさと感動を生んでいるのかもしれません。
ネテロはキメラアントを1人で殲滅しようとした?
この章では『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』のネテロ会長と王メルエルの間に訪れる悲劇の結末に至るまでの軌跡をネテロ会長の意図と行動をもとになぞって「キメラアント編」の流れをみていきましょう。
ネテロは最初1人で戦っていた
ネテロ会長はハンター協会1の実力者であり、その圧倒的な強さから当初キメラ=アント殲滅を1人で行う気でいました。実際にゴンたちが闘う裏舞台で途方もない数のキメラ=アントを1人で壊滅させています。
ネテロたちにとっての誤算
しかしながらキメラ=アントの「摂食交配」という特殊な生態と念能力の発現によって想定していたペースよりも早くに王や護衛軍という強力な群体が誕生してしまい、ネテロ会長も個ではなく群で討伐に臨む必要が出てきてしまいました。
ネテロが連れてきた討伐隊
ネテロ会長が選抜した討伐隊には「モラウ=マッカーナーシ」や「ノヴ」といった手練れのプロハンターとその2人が叩き上げた弟子のハンターたちと主人公の「ゴン•フリークス」「キルア・ゾディアック」が名を連ねました。また伝説級の暗殺者である「ゼノ・ゾディアック」など万難を排した布陣を短時間で招集しました。
ネテロとメルエムの念能力や強さを比較
この章では「キメラアント編」において武の頂点を極めた闘いをみせ悲劇に暮れたネテロ会長と王メルエムの実力について紹介して行きましょう!
ネテロの念能力や強さ
まずはキメラアント編で非情な決断を迫られつつも、王メルエルに挑んだハンター協会会長の「アイザック=ネテロ」に関して戦闘能力を確認してみましょう。
ネテロは強化系能力者
ネテロ会長の念能力は主人公「ゴン•フリークス」と同じ強化系だと言われています。またネテロ会長は念能力以前の前提として類稀なる研ぎ澄まされた精神性と胆力を持ち合わせており、どんな強敵の前でも熟考した判断を下せる猛者でもあります。
ネテロの百式観音の強さ
「キメラアント編」でついに正体が明かされたネテロ会長の念能力の骨頂でもある「百式観音」は、まさにネテロ会長の武闘家としての精神性を示すような荘厳な能力であり、凄まじい速度で練り上げられた念で強化された拳を打ち込むことが可能です。
メルエムの念能力や強さ
対するキメラアント編の雄、王メルエムの強さはどうでしょうか?王「メルエム」の念能力についても考察してみましょう。
メルエムは特質系能力者?
王メルエムの念能力については『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』のなかでも謎が多く厳密なカテゴライズが難しいとされていますが、多くの考察においては「ヨークシン編」で登場した「クロロ=ルシルフル」と同じ「特質系」だと考えられています。
メルエムの念能力の強さ
そんな王メルエムの念能力の真骨頂はキメラ=アントとしての「摂食交配」を極めたような「他者のオーラを喰らう」というものでした。相手が念能力者の場合はこれが致命的でどんどんと王メルエムの能力を底増ししてしまう結果を招く可能性があります。
ネテロとメルエムの声優
この章ではリメイク前とリメイク後に渡ってネテロ会長とメルエムの決戦を彩ったアニメ版の声優さん4名を紹介しましょう!
ネテロの声優
アニメ『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』によって「キメラアント編」が結末まで描かれたのはマッドハウスが制作した2011年のもののみになります。しかしながらキメラアント編までの部分は何度かアニメ化されているため、ネテロ会長の担当声優さんも複数存在しています。今回はそんなネテロ会長の担当声優を3名ご紹介しましょう!
フジテレビ版の声優は「外波山文明」
1999年のフジテレビ系列主導で製作された「日本アニメーション」製のアニメ『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』では「アイザック=ネテロ」役を「外波山文明(とばやまぶんめい)」さんが勤めました。外波山文明さんの代表作としては『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1998〜2004)の「月光刑事」や『ジパング』(2004)の「山本五十六」役などがあります。
日本テレビ版の初代声優は「永井一郎」
2011年の日本テレビ系列主導で製作された「マッドハウス」製のアニメ『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』で「アイザック=ネテロ」役を「永井一郎」さんがお亡くなりになるまで勤めました。永井一郎さんの代表作としては『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズの「子泣き爺(初代から3期まで)」、『機動戦士ガンダム』シリーズ(1979〜)の「デギン・ソド・ザビ」や、『うる星やつら』(1981〜)「錯乱坊」役などがありました。
日本テレビ版の二代目声優は「銀河万丈」
「永井一郎」さんの跡を継ぐかたちでキメラアント編において結末までの激動の演技を担当したのは声優の「銀河万丈」さんです。銀河万丈さんの代表作としては『機動戦士ガンダム』(同上)の「ギレン・ザビ」役、『装甲騎兵ボトムズ』(1983〜1984)の「ジャン・ポール・ロッチナ」役などがあります。
メルエムの声優は「内山昂輝」
対してキメラアント編からアニメ『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』に参入しファンの心を掴んだ「内山昂輝」さんが王メルエムの静かながら沸る心を持った演技を見事演じ切っています。
内山昂輝のプロフィール
「内山昂輝」(うちやまこうき)さんは芸能事務所「劇団ひまわり」に所属する俳優さんで、2005年の『キングダム ハーツII』(スクウェア・エニックス)における「ロクサス」役で脚光を浴びて以来、ドラマにアニメにと引っ張りだこになった2000年台を席巻するクリエイターさんの一人でもあります。
内山昂輝の主な出演作品
「内山昂輝」さんの代表作としては『ソウルイーター』(2008〜2009)の「ソウル=イーター」役や『屍鬼』(2010)の「結城夏野」役、『機動戦士ガンダムUC』(2016)の「バナージ・リンクス」役、『僕のヒーローアカデミア』(2016〜2021)の「死柄木弔」役などがあります。
ネテロVSメルエムに対する世間での評判や人気
最後にネテロ会長と王メルエムの激闘やキメラアント編についてTwitterの声を覗いてみましょう!
こちらの方はアニメ版のキメラアント編での声優交代についてのマッチ感の良さや漫画版とアニメ版で描かれた劇画の巧妙さについてしみじみと感じてらっしゃいます。
こちらの方はキメラアント編に暗澹と横たわるニンゲンの業の深さとその業を背負うネテロ会長の重さを噛み締めてらっしゃいます。
こちらの方はネテロ会長と王メルエムの闘いの圧倒的な世界観やセリフの応酬に感動した旨を述べていらっしゃいました。
ネテロVSメルエムは記憶に残る壮絶な戦いだった
『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』史に残る神がかったシーンのひとつであるキメラアント編最終版のネテロ会長と王メルエムの決戦についてのご紹介はいかがでしたか?続編を待ちつつ何度でも読み返してみると面白いかもしれません。
この記事のライター
卯龍
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