【ハンターハンター】キルア兄弟や家族構成について徹底調査！強さはどれくらい？

『ハンターハンター』に登場するキルアは、暗殺を生業にしているゾルディック家の元で育てられました。そのため、キルアを一流の暗殺家として育てた兄弟や家族も卓越した強さを持っています。ゾルディック家の強さについて触れる前に、まずはキルアの基本情報やハンターハンターの内容についておさらいしてみましょう。

『ハンターハンター』は、冨樫義博先生によって描かれるバトルアクション漫画で、1998年から週刊少年ジャンプにて現在でも連載しています。現在でも人気は衰えることがなく、アニメ化のみならずゲーム化やミュージカル化も果たしている作品です。シリーズ累計発行部数は、2022年7月時点で8400万部を突破しています。

幼い頃から両親がいない環境で育ったゴンは、8歳の頃に森で獣に襲われましたが、ハンターのカイトによって救助されました。カイトは父親のジンの知り合いであり、死んだと思っていた父親は偉大なハンターとして現在でも生きていると明かされます。ゴンはハンターに対して強い憧れを抱き、父親に会うためにハンターになる決意をしました。その後のゴンは生まれ故郷を離れ、ハンター試験を受けるための冒険を開始します。

『ハンターハンター』に登場するキルアをはじめ、ファンの間ではゾルディック家兄弟につけられた名前の由来も考察されています。公式から発表されているものではないものの、偶然の一致とは考えにくい内容であると話題になるほどです。ここでは、そんなゾルディック家兄弟の特徴や名前の由来についてチェックしてみましょう。

キルアの兄でもあるイルミには2つの仮説が噂されています。まず1つ目は名前を英単語で書いた「ill（病的な）me（私）」です。これ以外にも、18世紀後半に実在した秘密結社イルミナティから由来しているのではないかとも噂されています。『ハンターハンター』内でイルミが見せた活躍だと、どこか掴みどころがない病的でミステリアスな雰囲気漂うキャラクターのため、このような仮説が噂されるようになりました。

キルアのもう1人の兄であるミルキ＝ゾルディックの由来は、市販されているソフトキャンディ「ミルキー」から来ているという仮説が立てられています。ソフトキャンディといえば子供が好む甘いお菓子ですが、ミルキの性格と照らし合わせると天才な一面を持ち合わせておきつつ、どこか抜けた甘い性格の持ち主です。ソフトキャンディの甘さと、ミルキ自身が抜けた性格の持ち主であることから、このような推測がされています。

キルアの妹でもあるアルカ＝ゾルディックは、古代ギリシャ像のアルカイック・スマイルが名前の由来になっているという仮説が立てられています。アルカイック・スマイルの表情は感情がこもっていない不思議な雰囲気の彫像です。アルカが初めて登場した際も、普通とは違う笑顔を浮かべていたことから、このような仮説が立てられています。

キルアの弟にあたるカルト＝ゾルディックは、英語で宗教を意味するcultから来ていると仮説が立てられています。cultの意味は特定の対象に対して熱心に崇拝するような意味がありますが、カルト＝ゾルディックの場合は兄のキルアに対して熱心な一面があります。このような共通点があることから、英単語のcultから来ているという仮説が噂されるようになりました。

ゾルディック家は、兄弟のみならず家族全員暗殺家を勤めています。ここでは、キルアの家族にはどのような人物がいるのか、能力や強さを交えてチェックしてみましょう。

曾祖父にあたるマハは98歳という年齢でありながら、現役の暗殺家を勤められる能力の持ち主です。この年齢はハンター協会のネテロ会長と同じで、高齢でありながら現在でも高い戦闘能力を現在でも維持しています。

ゾルディック兄弟の祖父に当たるゼノ＝ゾルディックは、自身の体から出るオーラで龍の形を作り出しだし、自在に操ることを得意としています。その能力は超一流で、『ハンターハンター』内では、クロロもガードしきれないと発言させるほどのオーラを自在に操ることが可能です。

ゾルディック兄弟の父親であり、ゾルディック家当主でもあるシルバ＝ゾルディックは、過去に幻影旅団の一員を暗殺したこともある術練の暗殺者です。超越的な戦闘技術を持ち、毒に対する耐性も持っています。

ゾルディック兄弟の母親にあたるキキョウ＝ゾルディックは、機械式のスコープを常に装着しているため、素性が明かされていません。操作系の念能力を持ち、装着しているスコープを通じて遠く離れた場所の状態を監視することを得意としています。

キルアの家族はいずれも手だれの暗殺者であり、卓越した能力を持っています。ここでは、キルアの兄弟が持つ強さや能力について、ランキング形式で紹介していきます。

アルカ＝ゾルディックは伝説の暗殺者一家の一員でありながら、幼い頃から隔離されて育てられています。そのため、特別な戦闘能力はほぼ持っていません。しかし、アルカのおねだりを3回連続で叶えることでアルカが変化し、他人の願いを叶えることもできる能力を持っています。作中でも屈指の強さを誇る能力ではある反面、自分の意思で能力を使えないことや他の家族のような卓越した戦闘能力は持っていないことから5位となりました。

ミルキ＝ゾルディックは、家族の暗殺家業を手伝うこともある反面、他の家族と比べると戦闘に関する能力はほとんど持っていません。キルアからも裏では「ブタくん」呼ばわりされている上に、キルアが家出する時に脇腹を刺されています。これらのことから、ミルキはゾルディック兄弟の中では4位となりました。

紙を自在に操作する能力や探索能力を持つカルト＝ゾルディックは、イルミやマハと共に十老頭を暗殺した経歴を持ちます。ヒソカが抜けた幻影旅団に入団したあとは、卓越した能力を駆使してすぐにNo.2まで上り詰めました。

幼少時代から、暗殺者になるための英才教育を受け続けていたキルア＝ゾルディックは、ゾルディック家族の中でも超越的な戦闘能力の持ち主です。少年でありながら実践経験も多く、ミルキ以外の家族全員からもゾルディック家の正式な後継者であると認められています。

父のシルバと共にキルアを超一流の暗殺者として教育したイルミ＝ゾルディックが兄弟の中で1番の強さを誇ります。キルアが過酷な環境下や戦闘状況でも絶対に死なないようにするために教育し続けたことで、キルアが歪む根本的な原因となりました。これは、特殊な環境下で育ったイルミが持つ、常識では考えられないような愛情表現の結果でもあります。

伝説の暗殺一家の一員として生まれたキルアは、『ハンターハンター』内で兄弟との交流も多数描かれています。ここでは、それらの描写を基にキルアと兄弟の関係性をチェックしてみましょう。

イルミは、シルバと共にキルアを一流の暗殺者として育て上げた強さを持つのと同時に、キルアの精神が歪む原因となりました。イルミ自身は、キルアの潜在能力の高さは自分以上であると評価した上であえて過酷な環境下に追い込み、自分よりも強い敵に出会った際は生きることだけを考えろという教育方針をとっています。キルアからすればイルミは過剰な愛情表現に対して恐怖心すら抱くような存在です。

ゾルディック兄弟の次男にあたるミルキは、機械やコンピュータに関する技術に関しては卓越したものを持つ反面、戦闘能力は他の家族と比べると劣るものがあります。キルアの強さに関しては一定の評価は示す一方で、キルアの性格は暗殺者に向いていないと家族の中で唯一判断しました。ミルキとキルアは決して仲が悪いわけでもないため、作中では状況提供や戦闘用のヨーヨーを渡すなど、良好な関係も描かれています。

ゾルディック家の特殊な環境を快く思わないキルアは、唯一アルカに対しては幼少時代から仲良くしています。家族からは異端児扱いされ隔離されていたこともあり、アルカが持つナニカの能力にいち早く気づいたのもキルアです。アルカは暗殺家としては見放されてしまった存在だからこそ、純粋無垢な存在としてキルアも愛することができました。

カルトは兄を取り戻すという目的で幻影旅団に入団しています。この兄が明確に誰なのか作中で明かされていませんが、ファンの間ではキルアの可能性が高いという考察がされています。また、カルトが初めて作中に姿を見せた際、キルアを連れ戻しにきたゴン一行に対して明らかな敵意を向けていました。キルアが溺愛するアルカに対しても強い嫉妬心を持っていることから、キルアに対する愛着は兄弟の中でも随一です。

ここでは、キルアの兄弟に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

キルアとミルキのやりとりを見た上で、一般的な家族のような関係性を見出すファンの声も見受けられいます。家族全員が暗殺家という環境でありながら、家族関係についてはごく普通の家庭と変わらないことがゾルディック兄弟の魅力です。

ゾルディック家の中でも飛び抜けた才能の持ち主でもあるキルアがいながらも、他の兄弟を冷遇しない家族関係に対して一定の評価を示すファンの声もあるようです。特殊な環境下にあるからこそ、普通の家族では考えにくい方向で良好な関係を維持できるのがゾルディック兄弟の魅力です。

キルアや兄弟の根本的な性格を見た上で、正常な環境で育てられた時の将来性の可能性を考えるファンもいるようです。それぞれが家族のことを考え行動している描写が多いため、作品の内容をしっかり知ることでキルアの兄弟が持つ根本的な性格が見えてきます。

キルアの兄弟は、まだ能力の全貌が作中で明らかになっていませんが、作中で明かされている能力だけでも超越した強さを持つことがわかりました。『ハンターハンター』の展開次第では、キルアの兄弟が持つ能力の全貌が明かされる可能性もあります。『ハンターハンター』は現在も連載が続いているため、ゾルディック兄弟の動向についても欠かさずチェックしてみましょう。