【ハンターハンター】ゴンとキルアが別れた理由とは？再会の可能性についても考察

ゴンは行方不明の父親を探す『ハンターハンター』の主人公です。キルアは暗殺者一家のゾルディック家の一員。二人はハンター試験で出会います。性格は真逆の二人ですが、親友という関係になり、一緒に旅をすることになるのです。

『ハンターハンター』は冨樫義博氏による少年漫画です。1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載されていて、『ワンピース』に次ぐ長期連載の作品でもあります。作者の持病により休載も多いのですが、ファンは気長に温かく見守っています。『ハンターハンター』はとても人気のある作品で、アニメ化も2回行われています。

『ハンターハンター』の主人公のゴンは、幼少期にハンターのカイトに助けられます。そして死んだと思っていた父親が生きていて、とても凄いハンターだということを知ります。そしてゴンもハンターを目指すことに。見事にハンターの試験に合格したゴン。生まれ育った島を出て、ゴンは様々な人々と出会います。仲間と共に様々な試練に立ち向かい、父親を探し続けます。

『ハンターハンター』の主人公のゴン、そしてキルア。ハンターの試験で運命的な出会いをし、親友となりました。それからゴンとキルアはずっと一緒に旅をしていました。しかしそんな二人に別れが訪れます。親友であるゴンとキルアが互いに違う道を選んだ理由は何でしょうか。また再会する可能性はあるのか考察していきます。

『ハンターハンター』のキメラアント編でゴンは念能力を使って急成長し、ピトーを倒しました。ピトーとはキメラアントの王であるメルエムの直属護衛軍の一人です。ピトーとの戦いでゴンは瀕死の状態になりますが、キルアの妹アルカの能力で回復します。しかしゴンは念能力を失ってしまいました。念能力が使えなくなってしまったゴンは、生まれ育ったくじら島へ帰ることにしました。そしてキルアはアルカと旅に出ることに。離れていてもゴンとキルアは親友です。お互いに笑顔で別れましたが、見えないところでは寂しく悲しそうな顔をしていました。

ずっと一緒に旅をしていたのですから、別れはやはり寂しいものです。それでも別々の道を行くと決めたゴンとキルア。ゴンの旅の目的は父親を見つけることでした。そしてゴンは旅の目的を果たすことができました。キルアは妹のアルカを一生守ると決めました。こうして二人はお互い別々の道を行くことにしたのです。

『ハンターハンター』のゴンとキルアは全く違う性格でしたが、二人は親友になりました。しかし別れて違う道を行くことを選んだゴンとキルア。二人が再会する可能性はあるのでしょうか。ここからは二人が再会するとしたら、どのような形で再会するのか考えてみます。

まずはアルカがキーポイントとなる可能性です。キルアはアルカを守ると決めています。キルアがアルカと離れることはおそらくないでしょう。もしくは信頼できる人物が現れたら、アルカを預けるかもしれません。

キルアが暗黒大陸に行く可能性はあるのでしょうか。可能性はあると思います。それはアルカのためです。アルカはゾルディック家の子供ではなく、暗黒大陸から連れて来られました。キルアはアルカの正体を知るため、または普通の人間に戻す方法を探すために、暗黒大陸に行くと思われます。

ゴンとキルアが再会するとしたら、やはり暗黒大陸編でしょう。ではゴンが暗黒大陸に行く理由は何でしょうか。ゴンが暗黒大陸に行くとしたら、父親のジンと一緒に冒険をしたいという理由が考えられます。そして暗黒大陸でキルアとアルカのピンチを救うという展開もありそうです。

ゴンとキルアが暗黒大陸に行くには、どのような方法があるのでしょうか。まずは巨大輸送船に乗るという方法です。ゴンの父親のジンもこの船に乗っています。巨大輸送船は何台もあり、次々に民間人を乗せて出港していますが、確実に暗黒大陸へ行けるのは第一弾の船のみです。それ以外の船は無人島で降ろされてしまいます。キルアはカキン王国の身辺警護として第一弾の船に乗れるかもしれませんが、念能力が使えないゴンには無理でしょう。

ノヴとはキメラアント討伐隊のハンターです。人や物質を転送する能力を持っています。このノヴの能力を使えば、一瞬で無人島へ行くことができます。ゴンとキルアが暗黒大陸へ行くには、巨大輸送船よりもこちらの方法を使う可能性が高そうです。

ゴンとキルアは別れた後、どのように過ごしているのでしょうか。ここからは二人が別れた後、それぞれがどんな生活をしているのかを解説していきます。

ゴンは生まれ育ったくじら島へ帰りました。そこには育ての親であるミトが待っていました。ゴンが帰った来たことを喜んでくれたミト。しかしゴンには大変な現実が待っていたのです。

帰って来たゴンにミトは、大量のレポート課題を渡します。ゴンが旅をしていた間に、学校の勉強がたまってしまっていたのです。遅れた分を取り戻させようとするミト。ゴンは駄々をこねますが、聞く耳を持ちません。

キルアと別れてから、ゴンはオーラが出ないことに気付いていました。しかし父親のジンには「オーラは見えている」と言われます。ゴンは念能力が使えなくなったわけではなく、オーラを見ることができなくなってしまったのです。

くじら島に帰ったゴン。ではキルアはどうしているのでしょうか。キルアはゴンのように勉強に追われることはありません。

キルアはアルカと二人で旅行しています。しばらく旅行は続くでしょう。ゴンを助けるために、ゾルディック家に幽閉されていたアルカを連れ出したキルア。外の世界を知らないアルカに色んな景色を見せるためにも、様々な場所へ連れて行くかもしれません。

カイトは優しい性格でしたが、ピトーにより殺されてしまいました。しかしカイトは赤毛の女の子のキメラアントに生まれ変わったのです。前世で人を殺していたコアラの姿をしたキメラアント。この二人は行動を共にするようになるのですが、何か関係があるのでしょうか。赤毛の女の子は、コアラが殺めた女の子によく似ていました。赤毛の女の子に罪を打ち明け、懺悔するコアラ。話し終えたコアラは女の子のもとから立ち去ろうとしますが、女の子は引き留めます。コアラが殺した女の子に似ている自分と一緒にいることが、コアラの義務だと話すのです。そうして二人は一緒にいることになりました。

『ハンターハンター』の主役であるゴンと、主要人物であるキルア。ハンター試験で出会った二人。かけがえのない親友という関係になるゴンとキルア。二人が出会ってから親友になる過程を見ていきます。

ハンター試験で初めて出会ったゴンとキルア。ゴンは父親と同じハンターになりたいという目的で試験を受けます。一方キルアは、「面白そうだから」という理由でした。そこで二人は運命的な出会いを果たすのです。

ゴンのまっすぐな性格にひかれていくキルア。次第に二人は友情を深めていきます。ハンター試験には、キルアの兄であるイルミもいました。「ゴンと友達になりたい」とイルミに話すキルア。そんなキルアにレオリオは、「ゴンとはすでに友達だ」と叫びます。それを聞いたイルミは「ゴンを殺す」と言いました。ハンター試験は、対戦相手を殺したら即失格というルールがあります。キルアは対戦相手を殺してしまい、失格となってしまいました。

ゴンには「父親を探す」という目的がありました。一方キルアには何もありませんでした。なのでキルアは自分のやりたいことが見つかるまで、ゴンの父親を探す手伝いをすることにしました。こうして二人は一緒に旅をすることになったのです。

キルアがハンターの試験に失格したことを知ったゴン。イルミに、「キルアに無理矢理人殺しをさせていたのなら許さない」と言います。ゴンは以前キルアから家族は殺人鬼ということを聞いていました。ゴンもそのことをあっさりと受け入れています。ゴンはキルアを連れ戻すためにキルアの実家を訪ねます。キルアの家の事情を知っても、ゴンのキルアへの友情は変わりませんでした。

ゴンとキルアの性格は真逆です。それはまるで太陽と月のようです。ゴンが「太陽」ならキルアは「月」。ゴンは考えるよりも先に体が動く性格。キルアは用心深く慎重な性格。親友という二人の関係ですが、何もかもが正反対。だからこそ足りない部分を補うこともできます。何より一緒にいるとに楽しいし、大切な存在と思っています。

何もかも正反対ですが、お互いをとても大切な存在と思っているゴンとキルアの関係。世間ではゴンとキルアをどう思っているのでしょうか。ここからは二人の世間での評判や人気を見ていきます。

キルアにとってゴンは一番最初にできた友達。そして親友。素直に自分の気持ちを言うゴンに対して、キルアは照れが入ってしまい素直に言うことはできませんが、そこが魅力でもあります。素直に言えなくても、ゴンを大切に思っている気持ちは、ひしひしと伝わってきます。

蟻編は人気があるエピソードです。カイトの死やゴンがキルアの心を傷つけてしまったり、ゴンとキルアの別れがあったりと切ないシーンもたくさんありました。色んな感情が動かされた蟻編でした。

ずっと一緒に旅をしてきた二人が別れるシーンは、切なかったです。二人にはずっと一緒にいてほしいと思っていた方も多かったのではないでしょうか。悲しい顔をお互いに見せなかったのが印象的でした。

ハンター試験で出会い、それからずっと一緒に旅をしていたゴンとキルア。そんな二人に訪れた別れ。ゴンは「父親を探すこと」、キルアは「やりたいことを見つける」という目的を果たしたため、別れることに決めました。今は離れてしまった二人ですが、再会する日を楽しみに待ちたいと思います。