【ハンターハンター】カキン王子と守護霊獣を一覧で紹介!最強王子は誰?
ハンターハンターで現在進行形で進んでいるカキン王子たちの王位継承戦。14人のカキン王子達だけでなく様々な勢力の思惑も絡み、ハンターハンターの過去の話の中でも特に複雑な内容です。この記事では連載再開に備え、カキン王子と守護霊獣たちについてまとめていきます。
目次
【ハンターハンター】カキン王子とは?
休載中のハンターハンターで現在メインのエピソードとして描かれているのが14人のカキン王子達による王位継承戦です。彼らカキン王子とはそんな存在なのでしょう。連載再開前に王位継承戦についてしっかりと整理していきます。
カキン王子とは?
カキン王子はカキン帝国の国王、「ナスビ=ホイコーロ」と8人の王妃たちとの間に生まれた14人の王子達です。王子なので全員が男性ということはなく、王位継承権と性別は関係ないため、男女問わず全員が王子と呼ばれています。
カキン王子の権力の差
カキン王子は全員が同等の王位継承権を持ちますが、実際には母親の序列により権力差が存在します。カキン王妃には嫁いだ順に序列が存在し、自分より下の王妃の子にはスパイを兼ねた警護人を配属できるのです。当然下位の王妃より生まれた王子ほど権力は低く、継承戦も不利になります。
ハルケンブルグとツェリードニヒの関係
第9王子ハルケンブルグは、異母兄の第4王子のツェリードニヒを慕っているようです。しかしツェリードニヒは継承戦にてこれでやっと心置きなく全員を一掃できると発言しており、ハルケンブルグに対して何の思いもないことがわかります。
カキン帝国の国王とは?
現在のカキン帝国の国王はナスビー=ホイコーロです。でっぷりとした体に「~ホイ」「~ホ」という語尾の一見ふざけたキャラクターですが、「爪と牙しか持たない獣は遠からず滅びる」が持論の老獪さを持ち合わせた人物で、その行動には笑顔と裏腹の腹黒さがうかがえます。
ハンターハンターの概要
ハンターハンターは1998年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が始まった大人気作品です。ジャンプ史上で2番目に長い連載期間を持ち、漫画の他に二度のアニメ化やゲーム、映画、舞台化などもされています。
ハンターハンターのあらすじ
ハンターハンターは、主人公のゴン・フリークスが死んだとされていた父親、ジンの背中を追いかけハンターを目指す物語です。ハンター試験を通し知り合った仲間たちと主に、様々な敵や困難に立ち向かっていきます。暗黒大陸編にメインで登場するクラピカも、ハンター試験の際にゴンの仲間となった一人です。
【ハンターハンター】カキン王子一覧
『ハンターハンター』作中にて今回王位継承戦を繰り広げているカキン王子達は一体どんな人物なのか、ここではカキン王子14人一人一人性格について解説します。
カキン王子①第1王子 ベンジャミン
カキン帝国の軍事最高副顧問を務めています。本人自身もかなり強く、ライオンを生身で絞め殺す怪力の持ち主です。その性格は直情型でキレやすく、傲慢でプライドも高い人物ですが、部下の進言を受け入れる冷静さもあります。部下からは「剛柔相備えた王の器」と称される高いカリスマ性を誇る王子です。
カキン王子②第2王子 カミーラ
自身を「カミィ」と呼び美しい容姿をしていますが、その中身は非常にわがままで残忍無比な性格をしている王子です。「王になるべき存在」と豪語し、「他のカキン王子達は自分に王位を譲って自殺するべき」という考えを一切曲げません。
カキン王子③第3王子 チョウライ
マフィアの力も利用し目的のためには手段を択ばない人物ですが、同時に必要最低限荒事を好まない常識的な一面もある王子です。マフィアのシュウ=ウ一家とつながっており、組長のオニオール=ロンポウのことは内心で「父さん」と呼んでいますが親子関係は不明です。
カキン王子④第4王子 ツェリードニヒ
表向きは落ち着いた博識な王子ですが、実際は気に入った女性を生きたまま拷問・解体する残虐な性格をしています。人体収集家で緋の目も持っており、クラピカは彼が目当てでB・W号に乗船しました。マフィアのエイ=イ一家とつながっています。
カキン王子⑤第5王子 ツべッパ
冷静かつ頭脳派の王子です。現在の国政に批判的で、ベンジャミン、カミーラ、チョウライが王位に立つことを危惧して粛正を考えるなど過激さも持ち合わせているようです。その鋭い相殺力で自身の危険を察知し、念能力に詳しいクラピカを仲間に引き入れようとしています。
カキン王子⑥第6王子 タイソン
「愛で世界を救う」という自身の考えた宗教「タイソン教」の教祖をしているカキン王子です。イケメンが大好きで、自身の護衛もイケメンで統一しています。非常に明るく、常に笑顔を浮かべている人物です。
カキン王子⑦第7王子 ルズールス
麻薬を吸っていたり、ヤクザともつながりのある非常にアウトローな王子ですが、麻薬常習者の更生を真剣に考える善良な一面もあります。頭は余り良くないため王位継承戦も諦めており、ツベッパ王子につこうとしているようです。マフィアのシャ=ア一家とつながりを持っています
カキン王子⑧第8王子 サレサレ
美女を集めハーレムを形成し、放蕩三昧の王子です。晩餐会で「世界が変わる」と宣言するライブを披露しようとしていましたが、その前にベンジャミン王子の部下により殺害されました。体調不良として亡くなった事実は隠されましたが、ツベッパ王子はその洞察力により死亡に気付いています。
カキン王子⑨第9王子 ハルケンブルグ
文武共に優れた聡明な王子で、兄弟で殺し合う王位継承戦に異を唱えたり、モモゼ王子の死を悲しむ人格者です。歯に衣着せぬ政治批判などで王室からは浮いています。自分が王となることで王位継承戦の悲劇の連鎖を止めることを決意しており、ハルケンブルグ王子を強く危険視しています。
カキン王子⑩第10王子 カチョウ
高飛車で我儘な性格の王子で、フウゲツ王子の双子の姉です。実はフウゲツ王子を守るために嫌われる自分を演じている、非常に妹思いな性格をしています。フウゲツ王子とともに継承戦からの脱出を試みますが、儀式の魔の手に阻まれフウゲツ王子を守り命を落としました。
カキン王子⑪第11王子 フウゲツ
気弱な性格をした王子で、カチョウ王子の双子の妹です。姉妹仲が良く、カチョウ王子と共に継承戦からの脱出を試みますが失敗、その後司法局に拘束されています。カチョウ王子は死亡しましたが、カチョウ王子の念能力によりフウゲツ王子はその事実に気付いていません。
カキン王子⑫第12王子 モモゼ
編み物を好む淑やかな美少女ですが、内心「自分こそが王の器」と当然のように考えている傲慢な面を持ちます。母の愛情は弟のマラヤーム王子に傾いており、周囲に他の上位王妃の所属兵しかいなかったこともあり、継承戦最初の犠牲者となりました。
カキン王子⑬第13王子 マラヤーム
ハムスターをいつも持ち歩いている王子で、本人は幼いこともあり継承戦に興味はない様子です。母の王妃から溺愛されており、姉のモモゼ王子の死後はその溺愛が加速しています。
カキン王子⑭第14王子 ワブル
クラピカが護衛をしている第14王子です。まだ赤ん坊の女の子で性格、強さともに全く不明の王子ですが、クラピカには懐いている様子がうかがえます。赤子のため、母のオイト王妃が代わりに意思決定を行っています。
【ハンターハンター】カキン王子の守護霊獣の能力一覧
王子達は一人一人の特性に合わせた守護霊獣を発現させることができます。ここではそれぞれの守護霊獣の能力を確認していきます。
守護霊獣とは?
守護霊獣とは「壺中卵の儀」を行うことにより王子が発現させるもので、それぞれの特性に合わせた王子を守る力を持ちます。守護霊獣は王子達自身には見えず、王子自身が自在に操ることはできません。
ベンジャミンの守護霊獣
ベンジャミン王子の守護霊獣の能力は『ハンターハンター』作中で明らかになっておらず不明ですが、羽っぽいものが背中に見えるため飛行能力があると予想されています。筋肉質な体と大きな口と歯があり、見るからに強そうな印象です。
カミーラの守護霊獣
カミーラの守護霊獣は操作系の強制型で、所定の条件を満たすものを思いのままに操る能力です。能力はカウンタータイプであり決まると強力ですが、対策がされやすいという難点もあります。
チョウライの守護霊獣
チョウライ王子の守護霊獣は口からコインが落ちてくる霊獣です。詳しい能力はまだ不明ですが、落ちてきたコインを拾った所有者がいくつかの条件を満たすことで何かの自称が起きるのではと予想されています。
ツェリードニヒの守護霊
ツェリードニヒ王子の守護霊獣は人面を持つ馬のような生物です。また霊獣の口の中にはさらに女性の顔が存在しています。能力はツェリードニヒ王子に嘘をついた人物を異形にしてしまうことで、1回目はかすり傷で対象をマーキングし、2回目は傷が広範囲に広がったうえで言葉による警告を行います。それでも更に嘘をつく場合、人を異形に変え奴隷にしてしまう能力の持ち主です。
ツべッパの守護霊獣
ツベッパ王子の守護霊獣はカエルのような風貌の生物です。変化形の能力を持っており、体内で様々な薬品を作り出すことができます。しかし、発動には共同研究者が必要という少々厄介な条件があります。
タイソンの守護霊獣
タイソン王子の守護霊獣はタイソン教の経典の習得者にのみ発動します。能力としては、タイソン経典習得者に目玉ジャクシを憑けオーラを集めて、オーラを吸収した代わりに幸福を授けるという能力です。タイソン経典を読んでいればいるほど幸福が大きなものとなるようです。
ルズールスの守護霊獣
ルズールス王子の守護霊獣は、対象の欲望を満たすことで対象を操作できる能力です。どこまで操作が可能かは不明ですが、かなりの強さが期待できます。
サレサレの守護霊獣
サレサレ王子の守護霊獣は、煙を吸い込んだ人間を操ることができます。しかし煙を吸い込み始めてから完全に操るまでは半日以上かかることもあり、即効性は全くないことが難点です。また、一定量の煙を吸い込んだ者の頭上には、サレサレ王子の分身が発生するそうです。
ハルケンブルグの守護霊獣
ハルケンブルグ王子の守護霊獣は、王子様の元に羽の印を持つ者が多数集まると、それぞれの力が高まる相乗効果が起きます。また、羽根のデザインが刻印された者同士がハルケンブルグ王子の傍に集まることにより、ハルケンブルグ王子自身のオーラが格段に跳ね上がる能力です。
カチョウの守護霊獣
カチョウ王子の守護霊獣は、カチョウ王子かフウゲツ王子のどちらかが死んだ場合その姿となり、残された方が死ぬまで守る能力です。カチョウ王子がなくなったため現在はカチョウ王子の姿となっていますが、フウゲツ王子はその事実に気付いていません。
フウゲツの守護霊獣
フウゲツ王子の能力は、カチョウ王子の元にたどり着けるドアを作り出せる能力です。カチョウ王子と相互協力型の守護霊獣で、なぜか1日1回しか発動ができませんが、オーラが弱いためではないかと予想されています。
モモゼの守護霊獣
モモゼ王子が真っ先になくなってしまうため情報が少ないですが、巨大なハムスターのような生物が「おヒマ?」と声をかけ、暇と答えた相手の行動を制限してしまう能力です。王子を守るための守護霊獣が降り、守護霊獣が動いて疲れて就寝している間にモモゼ王子は殺害されてしまいます。
マラヤームの守護霊獣
マラヤーム王子の守護霊獣は心情により見た目が大きく変化します。特にモモゼ王子死亡後はストレスからなのか普段より凶暴な見た目の守護霊獣になってるようです。能力は念空間を展開する能力を持っており、マラヤーム王子のがいる空間・部屋に侵入することができません。
ワブルの守護霊獣
ワブル王子の守護霊獣はまだ『ハンターハンター』作中で登場していないため確認できませんが、今後登場する場合は代理でオイト王妃が霊獣を従える可能性もあるのかもしれません。もしワブル王子に合わせた守護霊獣が登場するのならどんな姿か気になるところです。
【ハンターハンター】カキン王子の最強は誰?強さランキングを紹介
様々な能力や性格の持ち主であるカキン帝国の王子達ですが、結局一番強いのは誰なのでしょうか?予想とその理由をまとめてみました。
3位:ツェリードニヒ
3位はツェリードニヒ王子です。念能力の才能があり、『ハンターハンター』作中では驚くべき速さで念を習得しています。もし本人がかなり強力な念を習得すれば強さのランキングの変動もあり得るのではないでしょうか。
2位:ベンジャミン
ベンジャミン王子は念能力こそ不明ですが、ライオンを絞め殺せてしまうという圧倒的な強さを誇るため2位にランクインしました。まだ『ハンターハンター』作中で自身の念能力も守護霊獣の能力も見せておらず可能性は未知数のため、結果次第では1位になることもありそうです。
1位:ハルケンブルグ
本人自身の念能力である、臣下1人を犠牲に必殺の矢を放つ能力がかなり強いハルケンブルグ王子が堂々の1位です。放たれた矢はそんな防御でも貫通し命中しますが、部下の命を犠牲にするため多用はできない念能力です。しかし念獣の羽の刻印の力と合わせると、かなりのパワーを発揮しそうです。
【ハンターハンター】カキン王子の王位継承戦とは?
王位継承戦とは何なのか、また継承戦を取り巻く様々な組織について解説していきます。
王位継承戦とは?
王位継承戦はカキン帝国の時期国王を決める戦いで、年齢、性別を問わない14人の王子が全員で殺し合いを行い、最後に生き残ったたった一人が国王となります。継承戦の最中、戦いを辞退したり脱出したりすることは許されていません
王位継承戦の主役はクラピカ
王位継承戦におけるハンターハンターの主役はクラピカです。クラピカはツェリードニヒ王子の収集している「緋の目」を取り戻すために、ワブル王子の警護人として船に乗り込みました。「緋の目」はクラピカのクルタ族の特徴で、幻影旅団がクルタ族を皆殺しにし奪った過去があります。
王位継承戦の警護兵の存在
警護兵にはスパイとしての一面もあり気が抜けません。「私設兵」と「王妃所属兵」と「ハンター協会員」の三つで構成されており、「私設兵」は王子が集めた直属の部下、「王妃所属兵」は国王軍から王妃に割り振れられており、「ハンター協会員」は王子たちが直接雇っています。クラピカはワブル王子の警護人です。
王位継承戦に関係する勢力
ここでは暗黒大陸編に登場するカキン王国以外のは5つの勢力をそれぞれ紹介します。
勢力①十二支ん
「十二支ん」はネテロ会長の遺言である暗黒大陸攻略と、V5からの依頼でビヨンド・ネテロの監視を目当てに乗船しています。
勢力②幻影旅団
幻影旅団はヒソカの殺害が一番の目的ですが、船内の財宝も狙っているようです。暗黒大陸に興味はなさげですが、解呪されたクロロとクラピカが鉢合わせたらどうなってしまうのか気になります。
勢力③シャ=ア一家
ルズールス王子とつながる「シャア=アー」一家はブラック・ホエール号の第5層を仕切ってます。組長のブロッコ=リーは、国王ホイコーロと異母兄弟でもあります。ヒソカを旅団より先に見つけるために奔走しています。
勢力④シュウ=ウ一家
「シュウ=ウ」一家はチョウライ王子とつながるマフィアです。国王のホイコーロとは異母兄弟のオニオール=ロンポウが組長を務めています。勢力の力関係を保つために、ヒソカを旅団より先に見つけようとしています。
勢力⑤エイ=イ一家
ツェリードニヒ王子とつながる「エイ=イ」一家はブラック・ホエール号の第3層を仕切ってます。モレナ=ブレードが組長を務めていて、「シユウ=ウ」一家と同様に、勢力の力関係を保つために、ヒソカを旅団より先に見つけることが目的です。
勢力⑥V5
近代5大陸の5つの国々代表がV5です。過去に暗黒大陸への制覇を失敗していますが、カキン帝国が暗黒大陸への移住と渡航を決めたのをきっかけに、カキン帝国を引き入れてV6になりました。
王位継承戦で生き残る王子は誰になる?
14人の中で生き残り国王となるのは誰なのでしょう?様々なところでベンジャミン王子、ツェリードニヒ王子、ハルケンブルグ王子の三人が最有力と予想されていますが、まだ明らかになっていない守護聖獣の能力も多く、これからどんな番狂わせが起こっても不思議ではない状況です。ハンターハンターの連載再開に期待が高まります。
【ハンターハンター】カキン王子に対する世間での評判や人気
暗黒大陸編はその複雑ながらも面白い展開にネットで様々な評判を見かけます。
ハンターハンターは元々文が多い作品の印象ですが、特に継承戦は漫画作品にしては珍しく作中の説明のモノローグがかなりの長さ続く個所があります。14人の王子達の関係も複雑であり、更にいろんな勢力が絡む展開が理解に時間がかかりつつも面白いという意見は多いようです。
継承戦といえば特筆すべきはその登場キャラクターの多さです。14人の王子達に8人の母親、マフィア、旅団、十二支ん等挙げていけばキリがありません。しかしその一人一人がしっかりキャラが立っていて魅力的。14人の王子達もそれぞれの事情を抱えていて、続きを楽しみにさせてくれます。
【ハンターハンター】カキン王子は14人いた
継承戦は14人の魅力的な王子達が自分の信念や野望を胸に戦うお話です。今では11人になってしまった王子達が一体どんな結末を迎えるのか、そして今回の主人公のクラピカは無事緋の目を手に入れられるのか、幻影旅団とクラピカの対決はあるのかなど、続きが待ち遠しい作品です。
この記事のライター
椎名ゆん
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