【ハイキュー】山口忠は元根性無し?努力の結果や卒業後の進路まで紹介
ハイキューの山口忠は、根性無しなのでしょうか。烏野高校バレー部の一年生の山口忠は、才能ある同級生たちと同じ舞台で戦うため、自ら行動を起こします。この記事ではハイキューの山口忠は努力の結果どう変わったのか、烏野高校卒業後の進路まで紹介します。
目次
【ハイキュー】山口忠とは?
「ハイキュー」の主人公・日向翔陽の同級生であり、バレー部のチームメイトの一人である山口忠は、登場時は特段光る存在ではありませんでした。しかしめげず腐らず努力を重ね作中屈指の成長を見せたキャラクターです。ここでは、そんな山口忠の概要や、ハイキューについてについて詳しく紹介していきます。
山口忠のプロフィール
- クラス:烏野高校1年4組
- ポジション:MB(ミドルブロッカー)
- 身長:179.5cm→180.0cm
- 体重:63.0kg
- 最高到達点:最高到達点315cm
- 烏野高校卒業後進路:大学生(家電メーカー勤務予定)
「ハイキュー」に登場する山口忠(やまぐちただし)は烏野高校バレー部の一年生です。緑がかった黒髪にアホ毛があり、そばかすと三白眼が特徴的で、背番号は12番。強烈なキャラクターの多いバレー部一年生の中では唯一の良識人で、ボケが飽和している中でツッコミ役を担ったり、皮肉屋で誤解されやすい月島蛍(つきしまけい)のフォローをしたりする場面がよく見られます。
ハイキューの概要
「ハイキュー!!」は日向翔陽と影山飛雄の2人の主人公を中心に、バレーボールに情熱を注ぐ青春物語です。作者の古舘春一により週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品で、掲載期間は2012年~2020年の8年半に渡り、単行本は全45巻です。幅広い年齢層から支持され、アニメ化、舞台化、そして映画化も発表されるなどその人気はいまだに健在です。
ハイキューのあらすじ
「ハイキュー」は高校バレー界を揺るがした「小さな巨人」に憧れ、烏野高校バレー部に入部した日向翔陽が主人公です。チームメイトとなる影山飛雄は中学時代から実力を持った選手でしたが、チームとしての連携がうまくいかず孤立していた過去がありました。中学時代は十分な練習ができない環境だった日向翔陽は影山飛雄と反発し合いながらも、切磋琢磨し合うようになり、チームメイトと共に成長し、かつて強豪校“だった”烏野高校は再び全国を目指します。
【ハイキュー】山口忠は元根性無し?努力の結果や進路は?
なぜ「ハイキュー」の山口忠は元根性無しと言われるのでしょうか。根性無しと自分を評価した彼は、成長し晴れて元・根性無しとなりました。その努力の結果やその後の進路についてまとめていきます。
山口忠の性格
強気な面々が多い中で、山口忠は真面目でやや臆病な性格をしています。いざ、初めてのピンチサーバーとして試合に臨んだ時も、震えてしまう、ボールを投げた瞬間からネガティブなことを悶々と考えてしまうなど、強気な面々が多い烏野高校バレー部の中で最も人間らしい一面を持っています。向上心もあり、自ら自身の武器を模索したり、練習を重ねるなど努力家な面も忘れてはいけません。
山口忠は元根性無し?努力の結果を紹介
目覚ましく活躍している一年生組の中で、唯一目立った活躍のなかったのが山口忠でした。自分だけ試合に出れないのは嫌だという思いから、OBの嶋田誠にジャンプフローターサーブの教えを乞いました。練習を重ね、ついにインターハイ予選3セット目終盤にピンチサーバーとして高校での試合に初出場します。ところが、サーブは失敗に終わってしまいます。
さらに練習を重ね、春高にて再度ピンチサーバーとして出場するも、一投目は奇跡的なネットイン、二投目は失敗に怯え、練習を重ねたジャンプフローターサーブを封印してしまいます。山口忠はそんな自分を「クッソかっこ悪い」と悔やみ、反省し、その後もひたむきな努力でピンチサーバーとして活躍していきます。こう着状態の試合の流れを大きく変えるなど、勝利に多く貢献するプレイヤーへと成長しました。
山口忠は3年生の時に主将になった?
ハイキューではメインとなる物語は、山口忠が一年生時のお話です。山口忠が一年生の時はみんなをまとめる頼り甲斐のあるキャプテンは澤村大地が務めていました。2年生、3年生編として描かれているのは少しだけですが、2年生時のキャプテンは縁下力が、3年時には背番号一番を譲り受け山口忠がキャプテンを務めたとされるコマが描かれています。
山口忠の卒業後や現在
ハイキューの主なキャラクターたちは卒業後の進路まで描かれています。山口忠の進路は、どうなのか気になった方も多いはずです。山口忠の烏野高校卒業後の進路は、四年制大学に入学、さらにその後は仙台の家電メーカーに勤務予定となっています。髪型も学生時代より爽やかになっていて、月島蛍と居酒屋で近況を報告しあっている様子や、日向翔陽の帰国時は空港へ迎えに行ったなどバレー部の面々との交流も描かれました。
【ハイキュー】山口忠と他キャラの関係
山口忠は穏やかな性格もあり、比較的にどのキャラクターともそつなく交流をしています。山口忠を語る上で外すことのできない月島蛍との関係性や、気になる存在である谷地仁花、師として仰ぐ嶋田誠との関係性について紹介します。
山口忠と月島の関係
小学生の時からの幼馴染の月島蛍とは、切っても切り離せない関係です。小学生時代は気弱でいじめに遭っていた山口忠は、月島蛍の一言がきっかけで助けられ、憧れを含みつつ仲良くなりました。共にバレーをプレイするようになり、高校に入ってからはお互いを叱咤激励したり、言葉少なでも月島蛍を理解している場面があったりなどで、試合でも二人の熱いシーンは多くあります。
山口忠と谷地の関係
一年生マネージャーである谷内仁花に対して、山口忠は初対面時に「かわいい」と思っていました。青葉城西戦ではピンチサーバーとして試合に登用され、失敗したことを思い出し、緊張した山口忠はそのことを谷内仁花に話すと、谷内仁花にも緊張が移り、二人であわあわするなど似たもの同士な面もあります。とある雑誌では、谷内仁花の登場回に「山口、谷地に一目惚れ」とト書があったことが書かれており、卒業後の進路で谷内仁花が指輪をしていたことから、山口忠が送ったのでは?と噂されました。
山口忠と嶋田の関係
烏野高校バレー部OBであり、現烏野高校バレー部のコーチ烏養繋心とは同期に当たる嶋田誠(しまだまこと)は、山口忠とは師弟関係です。烏養繋心がコーチ業を引き受けるにあたり、現烏野高校バレー部の実力を見るため練習試合を行いました。町内会チームとして参加した嶋田誠はジャンプフローターサーブを披露、それを見て自身の武器としてジャンプフローターサーブを会得したいと思った山口忠は嶋田誠の元に通い、師弟の絆を深めました。山口忠の試合にも足繁く通い弟子を見守り、試合中の山口忠の精神的な支えになりました。
【ハイキュー】山口忠の名言
ここぞというときに投入されるピンチサーバーである山口忠は、心に残る試合シーンの多い選手でした。そんな山口忠ですが、実は心熱くなるような名言も多く残しています。セリフの背景も合間見ると、非常に胸が熱くなる名言たちを思い出してみましょう。
山口忠の名言①「これから先も…」
これから先も 1年で俺だけ試合に出れないのは嫌だから
出典: renote.jp
中学時代は楽しくバレーができたらそれでよかったものの、一年生の中で試合に出てないのは自分だけな現状に悔しさを滲ませていた山口忠の心境を表したセリフです。嶋田誠の元を尋ね、ジャンプフローターサーブを自身の武器とするため教えてくれと頼みますが、時期はインターハイ予選目前だったため、“インターハイ予選までに使えるようになるのは無理ではないか”と投げかけられます。嶋田誠の問いに対し、そうかもしれないと肯定しつつも山口忠は決意を込め、こう返答しました。センス光る同級生たちとこの先も同じコートに立つことへの決意の現れる名言でした。
山口忠の名言②「自分でも戦えるって…」
自分でも戦えるって 証明しろ!!!
出典: comic-kingdom.jp
山口忠がインターハイの先を見据えてジャンプフローターサーブの特訓をしていることを知っていた鵜飼繋心は、インターハイ予選・対青葉城西高校戦で流れを変える一本を求め、ピンチサーバーとして山口忠を投入しました。初めての試合出場でガチガチに緊張しながらのサーブのでした。山口忠はコートに一歩入ると、ベンチから見る世界との違いを感じます。ここ(コート)の中で戦えることを証明し、こちら側(コート)へと自分を奮い立たせる言葉でした。試合でのジャンプフローターサーブは失敗に終わりましたが、確実に試合の流れを変えました。
山口忠の名言③「プライド以外に…」
プライド以外に何が要るんだ!!!
出典: comic-kingdom.jp
月島蛍は兄への憧れからバレーを始めており、兄は弟である月島蛍への見栄で「自分はエース」と伝えていました。兄の高校生活最後の試合を山口忠と共に観戦しに行ったところ、実は補欠であるという事実に傷ついていました。このことから、頑張っても一番になれないのに頑張れないと向上心を失っていた月島蛍に山口忠は胸ぐらを掴んでこう怒鳴りました。
月島蛍は身長も高く、ブロッカーとしての判断・決断力のセンスもありました。対し、幼馴染である山口忠は、試合に出るために努力をするも失敗してしまうという経験のあとにこのセリフを月島蛍に浴びせています。そんな山口忠だからこそ重みのあったこのセリフは月島蛍の胸に響き、一皮剥けたプレイヤーへと変貌していきます。
【ハイキュー】山口忠の声優
アニメ「ハイキュー」で山口忠をを演じているのは一体誰なのでしょうか?山口忠はこれまで紹介した通り、物語の中で大きく成長していくキャラクターで、穏やかな性格ながらうちに秘める熱意があるキャラクターです。そんな「ハイキュー」の山口忠を演じているのは声優・斉藤壮馬さんです。
山口忠の声優は「斉藤壮馬」
優しい声で穏やかに話す普段の場面から激昂を表したり、焦りからくる焦燥感やうちに秘める決意まで見事に表現し、アニメで山口忠の解像度をより高いもの上げてくれた斉藤壮馬さんです。現在は中性的な美少年を演じることが多いため、山口忠が斉藤壮馬さんが演じていると後になって気づいたというファンもちらほらいらっしゃいます。「ハイキュー」の山口忠役に抜擢され、以降人気声優として活躍されています。
斉藤壮馬のプロフィール
- 誕生日:1991年4月22日
- 血液型:B型
- 出生地:山梨県
- 所属事務所:81プロデュース
斉藤壮馬さんは、多岐にわたる活躍をされている大人気のイケメン声優です。趣味は音楽と読書と公言しており、声優界きっての読書家です。この秋、小説家としてデビューも果たし、処女作の小説のタイトルは「いさな」。キャラクターソングを歌っていたことがきっかけで、ソロアーティストとしても精力的に活動し、2022年はデビュー5周年となるアニバーサリーイヤーです。
斉藤壮馬の主な出演作品
斉藤壮馬さんは多くの人気作に出演されています。『残響のテロル』久見冬二役、『憂国のモリアーティ』ウィリアム役など幅広い役柄を演じ分けており、『刀剣乱舞』では太刀•鶴丸国永と脇差•鯰尾藤四郎のキャラクター性が大きく違う二振を担当していました。楽曲と深く関係のあるコンテンツにも出演が多く、ヒプノシスマイクでは夢野幻太郎役で見事なポエトリーラップも披露されています。2023年新作アニメ『るろうに剣心』にて主人公・緋村剣心役を務めると発表され話題になりました。
【ハイキュー】山口忠に対する世間での評判や人気
試合の流れを変えるため投入されるピンチサーバーである山口忠は、試合では重要な場面で投入されることが多いです。山口忠の最大の矛となるサーブ権を守るため、サーブが取られた後も体を張ってレシーブをした場面が印象的で、心に残っているファンがたくさんいらっしゃいます。
山口忠は三年生時に烏野高校バレー部の主将(キャプテン)を務めています。卒業後の進路は作中に描かれていますが、高校三年生になった一年生組は描かれていません。高校生としてバレーをプレイする最後の年の活躍や、チームの精神的主軸である主将の山口忠を見てみたいという山口忠ファンも多いです。
技術の光るメンバーが多い中で、コツコツと努力を重ねた山口忠ですが、失敗も経験し、恐怖の中でも自身を奮い立たせているその姿に、共感する方も多くハイキューの中で一番の推しという方も多くいます。親しみのわくキャラクターであり、脱・根性無しを果たしピンチサーバーとして成長していく山口忠の姿は嶋田誠のように応援したくなります。
【ハイキュー】山口忠は元根性無しのピンチサーバー
「ハイキューに登場する」山口忠は物語開始時点では目立つプレイヤーではありませんでしたが、その成長の過程は、奮い立つ決意をし努力を重ね、挫折や失敗を経験、後悔や反省を経て、仲間からの叱咤激励を受け、成長していく姿を見せてくれる等身大のキャラクターでした。挫折や失敗の中で、根性無しと自分を評しましたが、成長後は根性無しを脱却。チームの勝利に貢献できるプレイヤー、試合の流れを変える頼れるピンチサーバーとして活躍しました。
この記事のライター
mer0_co
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。