【ハイキュー】照島遊児はどのようなキャラ?初登場シーンや名言を紹介
ハイキューに登場する条善寺高校のキャプテン・照島遊児(てるしまゆうじ)の人物像について解説します。本記事では、照島遊児の魅力や能力、他キャラとの関係を紹介するとともに、アニメ版『ハイキュー』で照島遊児役を務めた声優情報をまとめました。
目次
【ハイキュー】照島遊児とは?
『ハイキュー』に登場する照島遊児は、宮城県立条善寺高校バレー部の2年生です。まずは、照島遊児の基本的なプロフィールを紹介します。
照島遊児のプロフィール
照島遊児は、4月18日生まれの条善寺高校2年生です。キャプテンに抜擢されるほどのバレーセンスの持ち主で、軽やかな身のこなしから繰り出す臨機応変なプレースタイルが特徴的です。ポジションはWS(ウィングスパイカー)です。耳と舌にピアスを付けた金髪で、見た目はかなりチャラいです。
春高一次予選では烏野高校のマネージャーである清水をナンパしていることもあり、性格もチャラいことがわかります。好きな食べ物はウインナーが挟まったパンで、単行本のキャラ紹介ページでは「最近の悩みは購買のパンが美味しくなったこと」と記載されています。
ハイキューの概要
『ハイキュー』とは、古舘春一(ふるだてはるいち)による、高校男子バレーボール部を題材とした青春スポーツ漫画です。『週刊少年ジャンプ』にて2012年12号から2020年33・34合併号まで掲載されており、アニメ化もされている大人気作品です。
ハイキューのあらすじ
人より背が低く小柄な日向翔陽(ひなたしょうよう)は、幼い頃偶然テレビで目にした春高バレーで活躍する「小さな巨人」に憧れを抱きます。中学校で男子バレー部を経て小さな巨人と同じ烏野高校へと進学、バレー部に入部しますが、烏野の活躍は既に過去の栄光となっていました。しかし、そこには春高出場をあきらめていない先輩たちと、同学年に天才セッター・影山飛雄(かげやまとびお)がおり、「小さな巨人になる!」という日向の夢が動き出していきます。
【ハイキュー】照島遊児の初登場シーンや名言
『ハイキュー』に登場する照島遊児は、春高一次予選で登場します。ここでは、照島遊児の登場シーンや名言を紹介します。
照島遊児の初登場シーンは何話?
照島遊児の初登場シーンは105話「同じ土俵」です。春高予選の最中、部員の忘れ物を確認するため一人で行動していた清水清子をナンパしています。「人が待っているので…」と逃げようとする清水に対して「番号なんてすぐじゃん」「スマホ?まだガラケー?」と自分のペースで話し続けており、ナンパを阻止しようと割り込んだ日向もポイっと投げてしまいます。
ナンパをやめない照島に対して、日向は再び二人の間に割って入り、大ジャンプをします。常人離れした跳躍力に照島は驚きますが、一次予選で身長2mの百沢(ひゃくざわ)を倒した相手であることを知り、日向に興味が移ります。条善寺がインハイ予選ベスト4であること、試合は楽しい遊びであることを言い残して照島は去っていきます。
照島遊児の名言
『ハイキュー』に登場する照島遊児には数々の名言があります。ここでは、代表的な2つの名言を紹介します。
照島遊児の名言①「ここに居る誰よりも…」
ここに居る誰よりも遊ぶべ
出典: renote.net
これは108話「集結」の最後に、烏野高校vs条善寺の対戦が始まるところでチームを鼓舞するために言った名言です。照島遊児は初登場シーンでも「試合はチョーたのしい遊び」と表現しており、バレーを心から楽しむことを大切にしていることが分かります。攻撃が成功したときは「イェーイ」と飛び跳ねて喜び、仲間が失敗したときでさえも「オイオーイ」と笑って見せるなど、終始高いテンションで試合を進めていきました。
照島遊児の名言②「頭ん中のシュミレーションと…」
頭ん中のシュミレーションと現実が一緒になるってサイコー
出典: renote.net
これは114話「アソビバ・3」で、考えた末にプレーした結果、攻撃が成功した際に照島遊児が言った名言です。前話で劣勢に立たされた条善寺高校は、マネージャーである三咲華の言葉に鼓舞されます。照島はチームメイトを集めて何か話した後、攻撃を成功させてこの名言を言います。考えながらプレーすることができるようになった条善寺高校でしたが、すでに烏野高校はマッチポイントを迎えており試合には負けてしまいます。
【ハイキュー】照島遊児の魅力や他キャラとの関係
『ハイキュー』に登場する照島遊児は、チャラい見た目と性格ながら抜群のバレーセンスを持った魅力的なキャラクターです。ここでは、彼の魅力と他のキャラクターとの関係について紹介します。
照島遊児の魅力
照島遊児は見た目通りの性格で少々チャラさが目立ちますが、バレーを楽しむ気持ちが人一倍強いところや、終盤に見せた真剣な表情から、心を動かされた読者も多いキャラクターです。ここでは彼の魅力を見ていきましょう。
魅力①派手な髪型とピアス
照島遊児は、金髪をオールバック風にセットした刈り上げヘアに、耳と舌にピアスをしたチャラい見た目が特徴的です。バレーはピアス禁止というルールはないのですが、高校バレーが舞台となっていることからもピアスキャラは結構レアな存在です。ちなみに、試合中に日向が照島のことを「刈り上げさん」と呼んでおり「変なアダ名つけんなよ!」と突っ込んでいるシーンもあります。
魅力②お調子者な性格
照島遊児はお調子者な性格が魅力的なキャラクターでもあります。宮城県代表がかかった大事な試合であっても、ハイテンションで試合を進めていきます。対烏野戦では烏野の技を「かっけえ!」と言い、試合中に真似して失敗し、監督に「やるタイミングを考えろよ」と注意をされています。一時は注意を聞き受けて真似するのをやめますが、マッチポイントを迎えた烏野に対して再度挑戦し失敗、試合に敗れてしまいます。
魅力③照島遊児のバレーの実力
照島遊児と聞くと、見た目や性格のチャラさがピックアップされがちですが、キャプテンに選ばれるだけあり、バレーセンスは抜群です。単行本には登場人物それぞれの能力パラメータが描かれているのですが、照島は「パワー4・バネ4・スタミナ3・頭脳3・テクニック3・スピード4」で、これは伊達工業高校の二口堅治(ふたくちけんじ)と全く同じ数値です。チームが違っていたら、さらに上の順位や大会も狙えた選手であったと推測されます。
また、条善寺高校は日ごろから2対2の練習をひたすら繰り返しており、それによって誰かがやってくれるという感覚が薄く、常に全員で攻撃をするという意識が強いチームでもあります。照島もその練習の影響をしっかり受けており、守りか攻撃の2択を迫られたとき迷わず攻撃を仕掛けるプレーを見せています。
照島遊児と他キャラの関係
『ハイキュー』の照島遊児を知るにあたって、マネージャーやチームメイトの存在は欠かせません。ここでは、彼と他のキャラとの関係性を見ていきましょう。
照島遊児と三咲華の関係
三咲華は条善寺高校男子バレー部のマネージャーです。三咲は現在3年生ですが、後釜が決まっていないという理由でマネージャーを続けており、春高選抜が終われば引退をすることになっています。三咲と同じ代の3年生の人数は明らかになっていませんが、試合のメンバーは3年生が2人(うち1人が主将)、2年生が5人でした。2年生が主体のチームということ、監督が途中で変わったことからも3年生にとっては居心地の良いチームではありませんでした。
そんな中でも、三咲たち3年生は後輩たちを常に気にかけており、主将が引退する際には「崩れたら、ケツ叩いてやってよ」と部に残る三咲に頼んでいます。主将の心配は的中し、対烏野戦では劣勢に立たされると力んでサーブが決まらなくなったり、焦ってアウトになってしまったりなど、ミスを連発してしまいます。そんな中でも照島遊児は気合いでなんとかしようとしますが、三咲が「楽しくない時間も我慢して」「遊ぶことと考えないことはイコールじゃない」と言葉をかけ、チームが冷静さを取り戻していきます。
照島遊児と二岐丈春の関係
二岐丈春(ふたまたかけはる)は、条善寺高校の2年生でポジションはセッターです。同じく2年生の母畑和馬(ぼばたかずま)と同じクラスであり、休み時間に照島と3人で過ごしている様子が描かれています。ちなみに照島は違うクラスですが、それでも3人でいることから部活以外でも仲が良い3人であることが分かります。
照島遊児と栗林るなの関係
栗林るなは条善寺高校の1年生で、三咲華の後任のマネージャーです。1年生ということもありマネージャー経験が少ないことから、三咲も気に掛けている存在です。条善寺が烏野に敗れた際には、試合後に「お願いだからるなちゃん困らせないでね」「悪さしたら見てるからね」と三咲が部員たちに釘を刺すシーンが描かれています。
【ハイキュー】照島遊児の実力や能力
『ハイキュー』の照島遊児はただチャラいだけでなく、しっかりとした実力を兼ね備えた選手です。ここでは彼の実力や能力について解説します。
実力や能力①身体能力の高さ
対烏野戦では、通常はアンダーで安全に返すところを、エンドラインからの強打で先制点を決めています。これは身体能力の高い照島遊児だからこそできたプレーです。
さらに、二岐がツーアタックで決めそうな場面でわざと打たずに戻した際、照島が瞬時に反応してアタックを決めるシーンがあります。ここで彼は「今お前が決めると思ってたわ!」と驚いており、持ち前の身体能力を活かした好プレーとなりました。無理な姿勢からの強打を何度も繰り出しており、照島はキャプテンに選ばれるのも納得の条善寺のエースなのです。
実力や能力②相手のプレーをマネする
照島遊児は、相手のプレーを「かっこいい!」「真似したい!」と思える純粋な心を持っています。対烏野戦では、宮城県代表が掛かった大事な試合中にもかかわらず「あの攻撃かっけえからさ、俺らもやろうぜ!」とチームメイトに持ち掛け実践します。普通に考えると、大事な試合でやったことのない攻撃を仕掛けるのは不安ですし、チームの誰かが文句を言ってもおかしくありません。しかし、照島はキャプテンとしても影響力がある選手のため、誰も疑わずにプレーを試みるのです。
烏野の仕掛けるシンクロ攻撃は日々の練習の賜物であり、簡単に真似できるものではありません。しかし、条善寺高はベスト4の実力者ということもあり、初めてながらあと一歩のところまで攻撃を完成させていました。
実力や能力③強い相手にも怯まない熱い闘志
対烏野戦では、途中から烏野のペースとなり、条善寺にとって楽しくない時間が続きます。普通であれば挫けてしまいそうになる場面ですが、キャプテンである照島遊児を筆頭として、条善寺の選手たちは攻めのプレーを貫きます。「もっとガっと攻めねえと!」「テンション上げようぜ」と声を掛け合っており、強い相手にも怯まない熱い闘志を感じるシーンとなりました。
【ハイキュー】照島遊児の声優
ここでは、アニメ版『ハイキュー』の照島遊児の声優を紹介します。プロフィールや他のアニメの出演作品も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
照島遊児の声優は「江口拓也」
アニメ版『ハイキュー』の照島遊児の声優は、江口拓也が務めています。いわゆる「イケボ」で大人気の声優で、「江口さんが声優してるから見てみた!」「江口推しです」など、彼が声優をしていることが理由でアニメを見始めたというファンがいるほどです。
江口拓也のプロフィール
江口拓也は、1987年5月22日生まれの35歳(2023年3月時点)です。高校生の頃、深夜に何となくつけた小野坂昌也のラジオをきっかけに、声優を志すようになります。デビュー作は『北斗の拳トキ伝』で、その後『Gothic(久城一弥)』で初主演を飾ります。趣味・特技はバスケットボールで、高校3年生の頃にはバスケ部のキャプテンを務めていました。個性的かつ独創的な絵を描くことでも有名で、ラインスタンプをリリースしたり、4コマ漫画を書籍化したりしています。
江口拓也の主な出演作品
江口拓也の出演作品としては、『SPY×FAMILY(ロイド・フォージャー)』『転生したらスライムだった件(ソウエイ)』『機動戦士ガンダムAGE(アセム・アスノ)』『(ギヴン梶秋彦)』『あんさんぶるスターズ!(日々樹渉)』『アイドリッシュセブン(六弥ナギ)』『俺物語!!(剛田猛男)』などがあります。
【ハイキュー】照島遊児に対する世間での評判や人気
照島遊児は、漫画はもちろん、アニメ化によってさらにファンを増やした魅力あふれるキャラクターです。ここでは、ツイートを元に彼の世間での評判を紹介します。
アニメ版『ハイキュー』で動きと声が加わったことにより、かっこよさが増したといった意見が多く見られました。
とにかく照島遊児の見た目が「かっこいい!」「チャラいけどそこがいい!」といったツイートも多いです。金髪にマッチする赤Tシャツや、チャラいのに実力を兼ね備えている点も多くの女性ファンを虜にしています。
【ハイキュー】照島遊児はかっこいい条善寺のキャプテンだった
照島遊児の魅力や能力、名言を紹介してきました。試合を楽しむ気持ちを何より大切にしていることや、劣勢に立たされても挫けない芯の強さなど、チャラい見た目に隠された照島の魅力を知ることができました。ハイキューは既に完結していますが、何度読んでも熱い気持ちを感じさせてくれる名作です。照島の登場シーンはアニメ化もされているので、気になる方はぜひ観返してみてください。
この記事のライター
うたこ
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