【鋼の錬金術師】シャンバラを征く者のあらすじまとめ!原作と劇場版の違いは?
『鋼の錬金術師』にはアニメ作品の物語の完結編として"シャンバラを征く者"という劇場版作品が存在しています。シャンバラを征く者はアニメ版の『鋼の錬金術師』の第一話から三年後の世界の物語です。シャンバラを征く者の内容や視聴者のレビューについて紹介します。
目次
【鋼の錬金術師】シャンバラを征く者とは?
劇場版鋼の錬金術師「シャンバラを征く者」とは?
『鋼の錬金術師』の劇場版作品である"シャンバラを征く者"とは、アニメオリジナル要素を多く含んだ旧アニメ版の『鋼の錬金術師』の後日談が描かれている作品です。シャンバラを征く者は『鋼の錬金術師』の原作の漫画版とは異なる内容となっている旧アニメ作品の完結編である為、『鋼の錬金術師』のファンのレビューでは賛否両論の様々な意見が上がっています。
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
『鋼の錬金術師』は"月間少年ガンガン"で2001年から2010年の間に連載が行われていた漫画作品です。『鋼の錬金術師』は日本の漫画家である"荒川弘"が作者となっており、公式が使用している略称の"ハガレン"という呼び方で親しまれている作品となっています。ハガレンこと『鋼の錬金術師』には原作の漫画作品以外にもアニメ作品やゲーム作品等が存在しており、ハガレンは様々な形で配信されている作品となっています。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
『鋼の錬金術師』の主人公の"エドワード・エルリック"は弟の"アルフォンス・エルリック"と共に、流行病で死亡した母親の"トリシャ・エルリック"に会うために錬金術によって人体錬成を行いました。しかし錬金術は失敗してしまいエドワード・エルリックは左足を、アルフォンス・エルリックは全身を失ってしまいました。身体を犠牲にして行った錬金術を失敗してしまった二人は元の身体に戻る方法を求めて旅を始めました。
【鋼の錬金術師】シャンバラを征く者のあらすじと結末
『鋼の錬金術師』の劇場版作品であるシャンバラを征く者は『鋼の錬金術師』の旧アニメ作品の完結編となっている事から内容や結末に多くのファンが注目しています。ここからは劇場版『鋼の錬金術師』シャンバラを征く者のあらすじや結末について紹介をしていきます。
シャンバラを征く者のあらすじ①ウラニウム爆弾
アメストリスの物理学者である"ハスキソン"はウラニウム爆弾という新型兵器を開発し、国家錬金術師のエドワード・エルリックに評価してもらう為に弟のアルフォンス・エルリックに出会い交渉しました。要望を断られたハスキソンはアルフォンス・エルリックに対して攻撃を行いましたが、エドワード・エルリックが登場しハスキソンが追い詰められます。しかしハスキソンはウラニウム爆弾を利用して二人を脅し人体錬成を行いました。
シャンバラを征く者のあらすじ②ノーアという女性
エドワード・エルリックはこれまで生活をしていた世界と異なり錬金術が存在していない別の世界でアルフォンス・エルリックと似ている人物である"アルフォンス・ハイデリヒ"と生活をしていました。エドワード・エルリックは悪人に売られそうになっていた"ノーア"という人物を助けます。ノーアは触れた人の心を読む超能力者となっており、エドワード・エルリックに触れた事によって錬金術の存在する世界を知りました。
シャンバラを征く者のあらすじ③エンヴィー
エドワード・エルリックはドラゴンが居ると言われている廃城へ向かった際に、ドラゴンに変身していたホムンクルスの"エンヴィー"と出会います。襲い掛かってきたエンヴィーは"トゥーレ協会"によって捕縛されてしまいます。トゥーレ協会の"デートリンデ・エッカルト"と"カール・ハウスホーファー"はエンヴィーを利用してエドワード・エルリックの居た世界に行く為の扉を開こうとしました。
シャンバラを征く者のあらすじ④エドとアルの再会
エドワード・エルリックはデートリンデ・エッカルトが実験を行っていた錬成陣に触れてしまい、錬金術によって扉が開いてしまいます。エドワード・エルリックはデートリンデ・エッカルト達に見つかってしまい拘束されそうになりますが、扉から出て来た鎧によって助け出されます。鎧にはアルフォンス・エルリックの意識が繋がっており二人は再会に成功しますが、魂を移す術が長時間持続出来ない事を伝えて鎧は動作を停止しました。
シャンバラを征く者のあらすじ⑤アルの最期
アルフォンス・エルリックと"ホーエンハイム・エルリック"の活躍によって二つの世界を繋ぐ扉が開いた際に、デートリンデ・エッカルトはアルフォンス・ハイデリヒの制作したロケットを使用して錬金術の存在する世界へ向かいました。エドワード・エルリックはデートリンデ・エッカルトを追いかけますが、エドワード・エルリックに協力をしたアルフォンス・ハイデリヒは殺害されてしまいました。
シャンバラを征く者の結末
門を通ってやってきたデートリンデ・エッカルトの鎧の軍団による攻撃でアルフォンス・エルリックの居る世界では犠牲者が出ていました。再会したエルリック兄弟はデートリンデ・エッカルトを止める事に成功します。飛行機等を元の世界に戻す為に覚悟を決めて門を通ったエドワード・エルリックでしたが、アルフォンス・エルリックも門を通っていた事によって二人は錬金術の存在しない世界で共に旅をするという結末を迎えました。
【鋼の錬金術師】シャンバラを征く者の原作と劇場版の違い
原作である漫画版の『鋼の錬金術師』とは違った結末となっているシャンバラを征く者ですが、錬金術等の様に原作同様に登場する存在についても違った設定になっています。ここからはシャンバラを征く者と原作の『鋼の錬金術師』の設定の違いについて紹介をしていきます。
原作と劇場版の違い①錬金術と門の関係
『鋼の錬金術師』で活躍をしている錬金術ですが原作では"地殻エネルギー"を、アニメ版では"別世界の死者の魂のエネルギー"を利用して発動するという違いが存在しています。また原作では入ると真理を理解する事の出来る"真理の扉"ですが、シャンバラを征く者では錬金術世界と現実世界を繋ぐ門となっています。
原作と劇場版の違い②ホムンクルス
原作では"お父様"によって作られた体内に賢者の石を保有する存在であるホムンクルスですが、シャンバラを征く者に登場するホムンクルスは人体錬成の失敗作となっており、"ダンテ"というアニメオリジナルキャラクターが統括する存在となっていました。
原作と劇場版の違い③ラスボス
『鋼の錬金術師』は原作と旧アニメ版でラスボスが違うという特徴を持っています。原作では"ヴァン・ホーエンハイム"の血液によって作られた"お父様"がアメストリスを支配する物語の黒幕となっていましたが、旧アニメ版の世界では"イズミ・カーティス"や"ライラ"の師匠として登場するダンテという錬金術師がラスボスとなっています。
原作と劇場版の違い④メッセージ性の強さ
シャンバラを征く者では錬金術世界と現実世界という二つの世界で物語が進行していきます。現実世界は戦争や犯罪等の問題を抱えていましたがエドワード・エルリックは錬金術世界の事にしか興味がありませんでした。しかしエドワード・エルリックは目を背けても何も変わらないという事実から現実世界に関心を持っていきます。シャンバラを征く者には前述の様な社会問題との関わり方についてのメッセージ性が含まれています。
【鋼の錬金術師】シャンバラを征く者の主な登場人物
劇場版『鋼の錬金術師』のシャンバラを征く者には、主人公のエドワード・エルリック等の旧アニメ版から続けて登場するキャラクターだけでなくシャンバラを征く者から登場しているキャラクターが存在しています。ここからは旧アニメ版の『鋼の錬金術師』の完結編であるシャンバラを征く者の登場キャラクターについて紹介をしていきます。
登場人物①アルフォンス・ハイデリヒ
"アルフォンス・ハイデリヒ"は錬金術世界のアルフォンス・エルリックと非常に似ているキャラクターです。アルフォンス・ハイデリヒは現実世界でのエドワード・エルリックの相方となっています。アルフォンス・ハイデリヒは肺がんによって残り少ない命となっており、生きた証を残すという目的でロケットの開発に全力を尽くしているキャラクターとなっています。
登場人物②ノーア
"ノーア"は自身が触れた相手の心を読む事が出来るという超能力が扱えるキャラクターです。ノーアは前述の能力が原因で仲間達から避けられる存在となっており、悪人に売られそうになった際にエドワード・エルリックと出会いました。ノーアはエドワード・エルリックと出会う前から現実世界の風当たりの強い環境で過ごしてきた為、エドワード・エルリックに触れた際に知った錬金術世界に興味を持っています。
登場人物③デートリンデ・エッカルト
"デートリンデ・エッカルト"は現実世界でトゥーレ協会の会長を務めているキャラクターです。デートリンデ・エッカルトは戦争によって世界を支配するという目的からエドワード・エルリックの居た錬金術世界の技術に興味を持っており、錬金術世界に行って技術を手に入れようと考えているキャラクターです。
登場人物④カール・ハウスホーファー
"カール・ハウスホーファー"はトゥーレ協会に幹部として所属しているキャラクターです。カール・ハウスホーファーはアルフォンス・ハイデリヒが行っていたロケットの研究に興味を持って出資を行っており、アルフォンス・ハイデリヒに開発させたロケットをトゥーレ協会の計画に利用しようとする等、デートリンデ・エッカルトの参謀として活躍をするキャラクターとなっています。
登場人物⑤ハスキソン
"ハスキソン"はアメストリスの物理学者として登場するキャラクターです。ハスキソンは自身がアメストリスで優遇されないのは錬金術のせいと考えており、新たに発見した元素であるウラニウムを利用した爆弾の紹介をエルリック兄弟に断られた際には怒りを抑えられず攻撃を行いました。ハスキソンはウラニウムを発掘する際に犠牲となった人々を利用して人体錬成を試みますが、新型兵器と共に門に引きずり込まれてしまいます。
【鋼の錬金術師】シャンバラを征く者に対する世間での評判や人気・レビュー
シャンバラを征く者にはハガレンの特徴であるダークファンタジーの要素が多く含まれています。その為シャンバラを征く者を見たハガレンのファンからは面白い作品と評価しながらも、見るのが辛い内容になっているというレビューが存在しています。
旧アニメ版のハガレンは原作と同じキャラクターが登場しているものの、物語の内容やキャラクターの設定等が大きく異なるという特徴を持っています。シャンバラを征く者は原作との違いから賛否両論の様々なレビューを受けている作品となっていますが、旧アニメ版のハガレンのファンからは肯定的なレビューが多い人気の作品となっています。
『鋼の錬金術師』は原作である漫画版の物語が早い段階でアニメ化が行われている為、旧アニメ版は原作の物語とは違った内容の作品となっています。シャンバラを征く者は旧アニメ版の物語を基に制作されている為、原作の物語を知っている人からは旧アニメ版の物語を知らずに見ると内容が分からないという声が上がっています。
【鋼の錬金術師】シャンバラを征く者は面白いと話題だった
ハガレンこと『鋼の錬金術師』の旧アニメ版の完結編である"シャンバラを征く者"の結末やレビューについて紹介をしました。ハガレンの劇場版作品のシャンバラを征く者は原作と違う展開を迎えている為、特に結末が注目されている作品である事が分かりました。シャンバラを征く者の結末に関しては様々なレビューが行われており、旧アニメ版らしさのある内容だった等の肯定的なレビューが存在する面白い作品である事が分かりました。
この記事のライター
サカモト
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