【炎炎ノ消防隊】登場キャラたちの恋愛事情を徹底調査！主人公と結ばれるのは？

『炎炎ノ消防隊』は、人体発火現象によって誕生する「焔ビト」と呼ばれる怪物と、人が突然焔ビトになってしまうことの原因の究明や、一般市民の安全を守るために組織された特殊消防隊の戦いを描いた漫画です。『炎炎ノ消防隊』はSF要素やダークファンタジー要素のある作品ですが、魅力的なキャラクター達の恋愛模様も作品も魅力です。ここでは『炎炎ノ消防隊』の概要を紹介していくため、チェックしてみてください。

『炎炎ノ消防隊』の作者は「大久保篤」さんです。2001年に『月刊少年ガンガン』でデビューしました。代表作として、第3回エニックス新世紀マンガ大賞で準大賞を受賞したデビュー作の『一善の骨』や、『一善の骨』の内容を受け継いだ『B壱』、『ソウルイーター』などがあります。2015年からは『週刊少年マガジン』で『炎炎ノ消防隊』の連載をスタートしました。

『炎炎ノ消防隊』とは、『週刊少年マガジン』で2015年から2022年まで連載されていた漫画です。アニメ化や小説化、舞台化などさまざまなメディアミックスが展開された人気作品で、これまでの累計発行部数は2000万部を突破しています。大災害をきっかけに発生するようになった人体発火現象による「焔ビト」と呼ばれる怪物と、焔ビトと戦う特殊消防隊の活躍を描いています。

突然人が炎の怪物となる「焔ビト」の脅威に対して、「特殊消防隊」という組織が結成された世界が『炎炎ノ消防隊』の舞台です。東京皇国に住むシンラは、火事で母と生まれたばかりの弟を亡くしてしまいます。さらに自身が火事の原因だと迫害されたシンラは、ヒーローになることを誓い、これ以上母と弟のような被害者を増やさないために、特殊消防隊に入隊します。しかし特殊消防隊として仲間達と消火活動や戦いを繰り返すうちに、12年前の火事の真相へと近づいていくのでした。

『炎炎ノ消防隊』の主人公・シンラのパートナーとして、第8特殊消防隊に所属するアイリスが挙げられます。アイリスは他の隊員のように戦うのではなく、焔ビトの鎮魂のために祈りを捧げる役割を持ちます。第8特殊消防隊に配属されたばかりの頃から、シンラはアイリスの事を女性として意識しているような描写がありました。ファンの中には2人の今後の展開が気になったという人も多いです。ここでは『炎炎ノ消防隊』のシンラとアイリスの恋愛事情を考察していきましょう。

アイリスは聖陽教会出身のシスターです。特殊消防隊の隊員とは違い、純粋に焔ビトの魂を鎮めるための祈りを捧げることが役目です。金髪のショートボブの髪に青い瞳をした魅力的な美少女で、いつも穏やかな笑みを浮かべています。性格も優しいですが、ときおり空気を読まない言動をすることがあり、第8特殊消防隊のメンバーを驚かせることもあります。

『炎炎ノ消防隊』において、特殊消防隊の新人隊員であるシンラとシスター・アイリスは、第8特殊消防隊の仲間という関係です。シンラが配属された時には、すでにアイリスは隊員として所属していました。なお、第8特殊消防隊には全員で3人の女性メンバーが所属することになりますが、その中でもシンラはアイリスのことを一番女性として意識していたため、ファンの間でも今後の展開が注目されていました。

『炎炎ノ消防隊』の1話では、シンラがアイリスをお姫様抱っこするシーンがあります。まだシンラが第8特殊消防隊のメンバーと顔を合わせる前の話ですが、焔ビトの鎮魂を終え、ほっと安堵したアイリスの頭上に、崩れた建物の一部が落ちてきそうになります。

危険な場面に遭遇したシンラは、躊躇することなく能力を使ってアイリスをお姫様抱っこし、救出しました。その後、第8特殊消防隊の拠点に帰ってシャワーを浴びている際に、アイリスは茉希から「運命とか感じましたか？」と聞かれています。恋バナが好きな茉希も、2人が今後恋愛に発展するのか興味を持っているようです。

アイリスが単身、第5特殊消防隊へ向かったため、第8特殊消防隊の隊員達は第5特殊消防隊に殴り込みをかけに行きます。その中でもシンラは先陣を切りますが、最初は強力な能力者である火華になすすべがありませんでした。しかし火華の目を覚まさせるために、シンラは一撃を打ち込みます。さらに「ヒーローなんてこの世にはいない」と言う火華に対して、「俺がヒーローになる」と宣言します。そんなシンラのかっこよさに、アイリスだけでなく火華まで参ってしまうのでした。

『炎炎ノ消防隊』のエピローグでは、各キャラクターの恋愛事情も描かれていました。最終的にシンラと結ばれたのはアイリスだったため、多くの魅力的なヒロイン達の中でも、アイリスがメインヒロインだったようです。また、本編から25年後ではシンラの子供らしい2人が描かれていましたが、一人がアイリス、もう一人はインカに似ていました。シンラに片思いしていたインカが、その後の展開で想いを実らせたとも受け取ることができる演出になっています。

『炎炎ノ消防隊』は、最終的には多くは語られないまま物語を終えました。シンラとアイリスも結ばれたと受け取ることができるラストでしたが、その後や今後の展開は不明です。シンラに関しては、新しく結成された「世界英雄隊」という組織で活動していることがわかっています。25年後のシーンではシンラの子供らしい2人が描かれていますが、明確にアイリスの子供だとはわかっていません。多くが語られないからこそ、ファンには今後の展開を想像する余地があります。

『炎炎ノ消防隊』ではキャラクター達の恋愛事情がメインで描かれることはあまりありませんが、シンラと関わるヒロインには、アイリスの他にも複数のキャラクターが存在しています。最終的にシンラと結ばれたヒロインはアイリスですが、シンラと恋愛フラグが立っていたヒロインもいます。ここではシンラと他のキャラクターとの恋愛事情を考察していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』の「茉希尾瀬（マキオゼ）」は、火縄中隊長にスカウトされる形で第8特殊消防隊に入隊したシンラの先輩隊員です。9割はクールな美人ですが、残りの1割は残念美人だと言われています。ここでは茉希尾瀬について紹介していきましょう。

茉希尾瀬はシンラと同じ、第8特殊消防隊に所属しているシンラの先輩消防官です。黒髪ロングヘアのお姉さんタイプの魅力的なヒロインで、炎をマスコットのように変化させて操ることができます。一見してクールでしっかりとした美人ですが、アイリスによると「頭の中が乙女お花畑」になっており、「白馬の王子様が迎えに来てくれる」と信じています。鍛え抜かれたがっちりとした体がコンプレックスで、その事を指摘されるとキレます。

『炎炎ノ消防隊』において、シンラと茉希尾瀬は同じ第8特殊消防隊に所属している先輩、後輩という関係です。茉希尾瀬は元軍人で、体術にも優れています。そのため、新人消防官として入隊してきたシンラやアーサーの訓練の相手をすることもありますが、2人まとめて倒してしまいます。

『炎炎ノ消防隊』の環古達（タマキコタツ）は、第8特殊消防隊に研修配属として異動してきた新人消防官です。見下している相手には口が悪く、シンラにもけんか腰の態度を取ります。ここでは環古達について紹介していきましょう。

環古達は第1特殊消防隊の消防官でしたが、問題の責任を取るという形で第8特殊消防隊の預かりになります。黒髪ツインテールのツンデレタイプのヒロインで、黒ビキニの上に消防服を羽織っています。何故か行動を起こすたびに服が脱げるなどのハプニングが発生してしまう「ラッキースケベられ」体質で、シンラも被害を受けています。炎で猫の耳やしっぽなどを生やし、猫又のような恰好で戦う姿が魅力的な第3世代能力者です。

環古達はもともと第1特殊消防隊の新人でしたが、第8特殊消防隊に異動になるため、シンラとは同じ所属で同年代の仲間です。シンラやアーサーに対してけんか腰の態度を取ることが多いですが、シンラは環と話をしていることが多いです。前述のとおり、突然服が脱げたり相手に胸を触られたりする「ラッキースケベられ」体質であるため、第8特殊消防隊の中では一番最初にシンラが被害を受けました。

『炎炎ノ消防隊』の登場人物の中では珍しく、主人公であるシンラに対して直接的な恋愛感情を向けているヒロインが「プリンセス火華（ヒバナ）」です。火華は派手な容姿をした美女ですが、きつい性格をしており、男性部下を足蹴にするような女王様気質のキャラクターとなっています。ここではプリンセス火華について紹介していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』のプリンセス火華は、第5特殊消防隊の大隊長です。アイリスとは同じ孤児院で育った義理の姉妹という関係になります。派手な容姿をした美女で、サディスティックな性格をしており、目下の者のことを「砂利」と呼びます。第5特殊消防隊の隊員のことも下僕のような扱いをしている女王様気質でしたが、シンラに恋をしてからのギャップが魅力的なヒロインです。

プリンセス火華は火事で孤児院の仲間を失ったことをきっかけに、炎を憎むようになりました。また、焔ビトへの憎しみのあまり、非人道的な実験に手を染めていました。しかし第5特殊消防隊に乗り込んできたシンラに殴られ、「俺がお前のヒーローになる」と宣言されたことで、火華はシンラのことが好きになってしまいます。それ以降、シンラとの接点を持つために第8特殊消防隊に協力するようになり、手作り弁当をシンラにあげるなど、ドSキャラがシンラの前では乙女になってしまいます。

『炎炎ノ消防隊』では恋愛事情がメインで描かれることはあまりありませんが、シンラ以外のキャラクター達にも恋愛要素があります。たとえば、ヴァルカンとリサ、火縄とマキなど、他のキャラクター達の恋愛事情や今後の展開が気になるというファンも多いです。ここでは『炎炎ノ消防隊』のその他のキャラクター達の恋愛事情や、今後の展開について考察していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』に登場するヴァルカンとリサは、家を失ったリサがヴァルカンに保護され、一緒にヴァルカンの工房で暮らしていました。しかし実は、リサはジョバンニに洗脳されいたスパイで、ヴァルカンを裏切ります。ところが、ヴァルカンがリサのことを大切な家族だと言ったため、リサはジョバンニと離別しました。その後は、ヴァルカンとリサはともに第8特殊消防隊のお世話になり、最終話のエピローグではその後の展開で結ばれたことがわかります。

第8特殊消防隊に所属している火縄と茉希は、軍人時代からの顔見知りという間柄です。茉希は火縄の推薦で第8特殊消防隊に入隊しており、第8特殊消防隊の中でも関係性が深いです。茉希がマスコット化している炎を火縄が消化したり、茉希の兄に火縄が「妹をそそのかした奴」扱いされていたりと、2人の間には少しではありますが恋愛要素があります。

また、火縄に半人前扱いされて落ち込んだ茉希が、その後の活躍で火縄に褒められた際には、茉希は頬を染めて喜んでいました。そのため、茉希は火縄に対して恋心に近い感情を抱いている可能性があります。

『炎炎ノ消防隊』に登場するカロンとハウメアは、恋愛関係というよりも親子のような関係です。ハウメアはアドラバーストを持つ柱の1人で、カロンはハウメアを身を挺して守る「守り人」です。当たりの強いハウメアのわがままに対して手を焼きながらも、ハウメアのことを常に心配しているカロンは、まるて年頃の娘と父親のように見えます。

『炎炎ノ消防隊』はバトルアクションやファンタジー要素の強いストーリーとなっており、恋愛要素はそこまで強くはありません。しかし『炎炎ノ消防隊』のファンの中には、シンラとヒロインの絡みや他のキャラクター同士の恋愛要素に惹かれているという人も多いです。ここでは『炎炎ノ消防隊』の恋愛事情に対する世間での評判や人気を紹介していきましょう。

アニメの『炎炎ノ消防隊』を視聴していた人の中には、23話での環とシンラが手をペチペチさせるシーンについて言及している人がいました。主人公とヒロインの恋愛模様自体にはそこまで興味が無くても、作画による男女の手の違いや対比が際立っていて良かったと評価していました。

『炎炎ノ消防隊』のファンの中には、シンラとアイリス、火縄中隊長と茉希などの男女の関係性が良いと評価している人がいました。『炎炎ノ消防隊』ではあまり露骨な恋愛要素はありませんが、恋愛要素の芽があるとみて良いのかどうかわからないほどの絶妙な空気感が好きという人もいるようです。

「『炎炎ノ消防隊』にはヒロインと主人公の恋愛がない」と言われ、まだ読めていないという人もいました。多くの漫画には主人公とヒロインの恋愛要素がありますが、一般的な漫画と比較すると『炎炎ノ消防隊』の恋愛要素は薄めです。しかし男女の絶妙な空気感が好きというファンも多いため、読んだ人にしかわからない部分でもあります。

『炎炎ノ消防隊』はそのストーリー展開上、恋愛描写はそこまで多くはありません。しかしシンラやアイリス、火縄や茉希など、恋愛未満にも見える男女の関係性が絶妙だというファンもいます。また、途中までは恋愛要素は薄くても、今後の展開によって結ばれるキャラクターもいます。登場キャラクター達の恋愛の今後の展開が気になる人は、ぜひ『炎炎ノ消防隊』をチェックしてみてください。