【炎炎ノ消防隊】ジョーカーの声優キャストは誰？ミステリアスキャラの魅力も紹介

『炎炎ノ消防隊』に登場するジョーカーは、主人公・森羅日下部の下に突如現れた謎の男です。ミステリアスな雰囲気が魅力的で、作中でも屈指の人気キャラとして活躍します。ジョーカー役の声優について紹介する前に、まずはジョーカーのプロフィールと、『炎炎ノ消防隊』の概要、あらすじについて簡単におさらいしましょう。

ジョーカーは『炎炎ノ消防隊』に登場する、左目を隠した長髪の男性キャラです。常にたばこを咥えていて、余裕に満ちた笑顔を見せる不気味な雰囲気な魅力となっています。自身の目的の為に単独で行動を続けているようで、森羅日下部が所属する第8特殊消防隊とは敵対することもあれば、協力をすることもある謎のキャラです。森羅日下部の過去についても、何か重要な情報を持っているように描かれています。

『炎炎ノ消防隊』は、『週刊少年マガジン』で2015年9月から2022年2月まで連載されていた少年漫画作品です。原作者は、アニメ化もされ人気となった『ソウルイーター』を代表作に持つ大久保篤先生です。炎に関する特殊な能力を持つキャラ達が特殊消防士となって正義の為に戦うバトルアクション漫画で、2019年7月からはアニメも放送されています。アニメ化したことで知名度が上がり、2022年5月時点で単行本の世界累計発行部数が2000万部を突破しました。

『炎炎ノ消防隊』は、「東京皇国」という架空の世界を舞台に、突然の人体発火現象で出現する「焔（ほむら）ビト」から人々を守る為に組織された「特殊消防隊」の活躍を描いた作品です。主人公の少年・森羅日下部は、5歳の頃に自宅で発生した火災により、母と幼い弟を亡くし天涯孤独の身となってしまいます。17歳まで成長した森羅日下部は、自らが持つ足から炎を出す能力活かして特殊消防隊に入隊し、12年前に起きた火災の謎を解き明かそうと奮闘します。

『炎炎ノ消防隊』のアニメでジョーカーの声を担当したキャストは、津田健次郎さんという男性声優です。作中屈指のミステリアスキャラとして登場するジョーカーは、低い声が魅力的で非常に人気があります。ここからは、ジョーカー役である津田健次郎さんのプロフィールや声優となった経歴ついて紹介していきます。また、津田健次郎さんが既婚者であるかについても併せて紹介します。

津田健次郎さんは、元々映画が好きで、映画を作りたいという思いから演技の勉強を始めて声優になりました。深みのある渋い低音ボイスに定評のある津田健次郎さんは、演じるアニメキャラのほとんどが謎の多い強者役やクールで冷静な敵役です。その為、女性ファンだけでなく、男性からも強く支持されています。洋画の吹き替えの他、舞台やドラマ、近年ではバラエティー番組にも出演しています。

津田健次郎さんの両親は日本人ですが、父親の仕事の都合で、子供の頃は日本ではなくジャカルタで生活していました。その後、津田健次郎さんが8歳の頃に家族で日本へ帰国します。学生時代は映画に興味を持ち、自分で映画を撮りたいと考える内に演技にも興味を持つようになります。そのまま、円・演劇研究所に入所してアニメ声優としてデビューしました。その後、アニメ声優の枠を超え、俳優としてドラマなどに出演する機会が増え、メディアに顔を出すことが多くなります。

津田健次郎さんは、実は既婚者で、妻と2人の子供を持つ父親でもあります。結婚相手の人は、役者として駆け出しの頃から親交のあった一般女性だそうで、家族を守るという理由から2020年まで結婚の事実を公表していませんでした。津田健次郎さん自身、「役者のプライベートは非公開にしておいた方が魅力的」という考えもあったようです。

『炎炎ノ消防隊』でジョーカーを演じている声優・津田健次郎さんは、デビューした1995年から色気のある低音ボイスで様々なアニメやゲーム作品に出演しています。特徴的な声で演じるキャラは、作品の主要人物や強敵が多く、女性だけでなく男性の視聴者も魅力を感じているようです。ここからは、津田健次郎さんが過去に出演していた代表作と担当キャラについて紹介していきます。

津田健次郎さんの出演した代表作その1は、『テニスの王子様』です。『テニスの王子様』では、相手のデータを分析して試合に挑む頭脳派テニスプレイヤー・乾貞治のキャストとして出演しています。クールで口数が少ないですが、長身で力強いテニスが得意なキャラです。キャラクターソングも数多くリリースしています。

津田健次郎さんの出演した代表作その2は、『薄桜鬼』です。『薄桜鬼』では、自信家な薩摩藩の剣士・風間千景のキャストとして出演しています。目付きが鋭く冷たい印象のキャラですが、意外にも義理堅く、熱い一面もある人気キャラです。原作であるゲームだけでなく、アニメ版でも風間千景役を演じています。

津田健次郎さんの出演した代表作その3は、『僕のヒーローアカデミア』です。『僕のヒーローアカデミア』では、ヴィラン団体「死穢八斎會」の若頭・オーバーホールこと治崎廻のキャストとして出演しています。極度の潔癖症で繊細な体を持ちながらも、組織を大きくして裏世界を牛耳ることを目的に掲げる敵キャラです。頭の回転が早く、個性と話術で相手を翻弄する強敵を演じています。

津田健次郎さんの出演した代表作その4は、『呪術廻戦』です。『呪術廻戦』では、1級呪術師・七海建人のキャストとして出演しています。呪術師でありながら、一般企業に就職した異色の経歴を持つ冷静沈着なキャラとして人気です。スーツ姿でスタイリッシュに戦う姿と津田健次郎さんの声が見事にハマっています。

津田健次郎さんの出演した代表作その5は、『ゴールデンカムイ』です。『ゴールデンカムイ』では、第七師団の上等兵・尾形百之助のキャストとして出演しています。作中では、凄腕の狙撃手で謎が多いミステリアスなキャラとして活躍します。無口でクールな性格が魅力で、『ゴールデンカムイ』の人気投票では2位にランクインする程人気です。

ここまで、ジョーカーの声の魅力について紹介してきましたが、ジョーカーの魅力はアニメ版の声だけではありません。作中で見せるミステリアスな雰囲気や敵なのか味方なのかはっきりしない謎の言動が多い点も読者を惹き付けています。ここからは、『炎炎ノ消防隊』本編から見えてくるジョーカーの魅力や印象深い名言について紹介していきます。

ジョーカーは、世の中で起きている人体発火現象の謎について調べる目的で個人的に動いています。その為、森羅日下部が所属する第8特殊消防隊と衝突する時もあれば、目的が合致した時は強力し合う関係にあります。まずは、ジョーカーが作中で見せた活躍から、かっこいい魅力を3つ紹介していきます。

ジョーカーの初登場は、森羅日下部が特殊消防隊で開催された新人大会に出場している時でした。大会会場に突如として現れたジョーカーは、森羅日下部に12年前に死んだとされている弟が実は生きているという情報を明かします。その後も森羅日下部の前に現れては、意味深な発言をして去って行くという謎の行動をしています。第8特殊消防隊に所属するヴィクトル・リヒトとも関係が深いなど、敵か味方ははっきりしない謎の多いキャラというのが、ジョーカー最大に魅力です。

ジョーカーは自身の目的達成の為ならば、どんなものでも利用する計算高い一面があります。森羅日下部に近付いて弟が生存しているという情報を与えたり、人体発火の実験をするといったことも平気でしています。時と場合によって、自分の利益となる人やものを見極め、利用するという計算高い性格もジョーカーの魅力の1つです。

ジョーカーは、炎や煙を操って攻撃をする操作系能力の持ち主です。炎をトランプカードのような形に変えることで、近距離からも遠距離からも攻撃が可能となっています。また、炎を操る能力以外にも、ジョーカーは巧みな話術や用意しておいたものを利用した頭脳戦も得意としています。その為、能力を使わなくても、強いという印象が強く、その点が魅力にもなっています。

謎の多いキャラとして描かれているジョーカーは、作中で発したセリフも意味深なものが非常に多いです。今後の展開に関わってくるような伏線と思われるセリフを発することから、ジョーカーのセリフは作中でも名言として有名なものがいくつもあります。ここからは、そんなジョーカーの名言の中から、人気の名言を3つ紹介していきます。

聖陽教会暗部の隊長との戦いで、ジョーカーが発した名言です。暗殺者としての過去を持つジョーカーは、当時「52」というナンバーで呼ばれていました。ジョーカーは、トランプのカードが52枚であることと自分の過去の呼び名をリンクさせて52手で隊長を倒そうとします。52手で隊長を打ち損ねてしまうジョーカーですが、これは本来の仕掛けを隠す為のカモフラージュでした。ジョーカーは自分の用意した罠で隊長を倒すことに成功します。

伝導者一派に追い込まれた森羅日下部達の助けに入った際に、ジョーカーが発した名言です。森羅日下部の弟で灰焔騎士団の団長を務める象日下部は、森羅日下部達に猛攻をしかけます。絶体絶命の危機的状況を救う為に現れたのが、ジョーカーでした。森羅日下部達を助け出し、象日下部と互角に戦える実力を持っていることが判るジョーカーの名シーンでもあります。

新人大会の会場で森羅日下部と対峙した際にジョーカーが発した名言です。12年前に森羅日下部を襲った火災について、何か知っている素振りを見せるジョーカーに対して、森羅日下部は動揺を隠しきれずにいました。火災の原因や弟の生存について問いただそうとする森羅日下部に、ジョーカーは仲間になるか提案を持ち掛けます。

『炎炎ノ消防隊』は、ストーリーがダイナミックで面白い為、原作の漫画も非常に人気があります。その後アニメ化されると、出演声優の迫真の演技と作画の良さからさらに人気が高まりました。中でも、ジョーカー役を演じることになった声優・津田健次郎さんの声を絶賛する声が多く挙がっていました。

『炎炎ノ消防隊』のアニメ版は、原作漫画を忠実に表現していて、ファンからは賞賛の声が挙がっています。特に津田健次郎さんが演じているジョーカーは、あまりにも声とキャラがハマり過ぎていてジョーカーを演じられる声優は津田健次郎さん以外考えられないファンもいました。

津田健次郎さんは、他の作品でも冷静な頼もしいキャラや謎の多い強敵キャラを多く演じてる声優です。ジョーカーは、正に津田健次郎さんの声のイメージとぴったりのキャラのようです。森羅日下部を煽るようなセリフの時の声質が良いと声を挙げるファンもいました。

『炎炎ノ消防隊』に登場するジョーカー役のキャストは、渋い声で人気の男性声優・津田健次郎さんでした。ミステリアスな手強いキャラを演じることが多い津田健次郎さんは、真実を解き明かす為に命を懸けて戦うダークヒーロー・ジョーカーというキャラにぴったりの声です。『炎炎ノ消防隊』は、アニメ3期も予定されているので、またアニメでジョーカーの活躍を見ることができます。是非アニメ版・ジョーカーの声にも注目して『炎炎ノ消防隊』を楽しんでみて下さい。