【炎炎ノ消防隊】アーサーのかっこいい魅力は？人気の理由や正体を考察

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは作中のメインキャラの1人であり、主人公のシンラとぶつかり合うことはありながらも真っ直ぐな性格から人気を集めています。そんな『炎炎ノ消防隊』のアーサーのプロフィールを紹介します。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは、7月10日生まれの17歳で、身長174cmの男性です。第8特殊消防隊所属の二等消防官かつ第三世代能力者であり、森羅日下部とは訓練校の同期にあたります。金髪と青い瞳が特徴で、普段は前髪を下ろしていますが、隊服を着る際は上で髪をまとめておでこを出しています。

『炎炎ノ消防隊』は、週刊少年マガジンに2015年から2022年まで連載され、講談社コミックスから全34巻が刊行されている大久保篤の漫画です。焔ビトと呼ばれる怪物と戦う特殊消防隊の活躍を描いていく作品で、バトルやSF要素が人気を集めました。2019年にはアニメ化されており、2020年に第2期の『弐ノ章』が放送され、2022年には第3期『参ノ章』の製作が決定しています。

ある時の大災害から人体発火現象によって、全身を炎に覆われて周りを焼き尽くす怪物「焔ビト」と呼ばれる存在が暴れ始め、その脅威から一般市民を守るために特殊消防隊が結成されました。そんな部隊に訓練校を経て配属されたシンラは、幼い頃の火事で母親と弟を亡くしており、自身が能力者であったことから火事の原因と疑われていました。しかし、シンラは真犯人を捕まえるため、同じような東やを増やさないため奮闘していきます。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーがキャラとして人気である理由の1つに、かっこいい魅力やかわいいシーンが多いところがあります。そんな『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力的な要素について紹介します。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力その1は無自覚なバカであるところです。アーサーは自分の利き手がどちらであるかわからないほどのバカであり、デスワークが苦手であることから、普段の書類整理が他の人より遅れてしまっています。しかし、アーサー本人は自分のバカさ加減をそれほど意識しておらず、当たり前のことでも素直に聞いてしまったり、間違っていても自信満々に答える姿を見せています。

一方で、バカと天才は紙一重を体現する人物でもあるため、重要な場面では直感や頭の回転の速さから事態を好転させる能力を持っています。そんな無自覚なバカさにはかわいさを感じつつも、一転して天才的なひらめきを見せるところはかっこいい魅力となっております

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力その2は中二病であるところです。アーサーは「騎士王」を自称しており、普段の言動も騎士王らしくあるために、中世の騎士のようなイメージで喋っています。そのイメージは任務中も継続しており、ドラゴンなどの妄想の産物を喜々として語る厨二病的な一面もよく見せています。そんな厨二病な部分はかわいく見える一方で、戦闘でも役立つ要素になっています。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力その3は信念の強さです。アーサーの騎士王らしさを妄想していますが、騎士として他人を守る思いは強く、如何なる時もその信念を曲げることはありません。それがアーサーの強さにも繋がっており、滅多なことでは折れないキャラとなっています。そんな信念の強さはアーサーのかっこいい部分として人気を集める大きな理由です。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力その4は目力があるところです。アーサーは整った顔立ちであるため、普段の騎士らしい発言さえしなければ正体を知らない人からクールだと思われるキャラとなっています。その中でも目付きは鋭い方であり、目力があるところもかっこいい魅力と言われています。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力その5は口癖が「ふっ」であるところです。アーサーは基本的にバカであるため、難しい話をしていると理解できていない時があります。そんな時に、アーサーは「ふっ」とわかっているようなフリをしているため、それが口癖のようになっており、アーサーの正体をわからない人から見るとそれもクールな印象に繋がっています。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力その6はシンラとの関係です。訓練校の同期かつ同じ隊に所属するシンラとは、何かとぶつかり合うライバル関係であり、いつも小さなことで争い合って勝敗を付けようしています。その一方で、シンラがヒーローにかける想いは自分と重なる部分もあって他の誰よりも理解を示しています。

シンラが闇落ちしそうになった際は、揺らいでいる心に叱りつけて、元に戻るきっかけとなっていました。争い合いながらも通じる部分があるシンラとの対比や共闘は、ファンの間でも好評であり、お互いのキャラクター性を際立たせる関係性にもなっています。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの魅力その7は女子にモテモテなところです。同じ隊の面々にはバカなところを散々目撃されていますが、正体を知らない外部の人間からは見た目とあまり喋らないクールな人物と思われており、結果的に女性からモテてしまうキャラとなっています。しかし、当の本人はまったくの無自覚であり、あくまで変わらないアーサーの性格に魅力を感じるファンは多くいます。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは騎士王を自称する少し変わったキャラですが、そうなったのは過去の経験が大きく影響しています。そんな『炎炎ノ消防隊』のアーサーの正体や過去について紹介します。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの正体はどこかの国の騎士というわけではなく、普通の暮らしを送る両親から生まれた1人息子でした。しかし、ある時に経営していたレストランで食中毒が発生し、続けて店が火事になるという不幸が重なります。父親は顔に帽子を被せながら今後の生活をどうするか考えていましたが、その時にアーサーは帽子の中に何が見えるかと父親に聞きます。

それに対して、父親は宇宙が見えていたと答えて、今度はアーサーの顔に帽子を被せると、アーサーの目の前にはお城や兵隊が見えていました。その翌日、両親はアーサーを育てられないと判断して捨てることに決めますが、手紙には世界を救う旅に出て、王の座をアーサーに譲ると書いてありました。それを読んだアーサーは妄想の延長でそれを受け入れて、騎士王を自称するようになったのです。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは、中華半島上陸作戦において不規則な数列の暗号の正体が円周率でないかと発現しており、そこから調べた結果、本当に円周率であると判明します。座学全般が苦手であったはずのアーサーが円周率とわかったことに読者も含めて驚かれていましたが、なぜアーサーは円周率とわかったのでしょうか。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーが円周率の数列を知っていたのは、円卓の騎士について調べた過程で偶然覚えていた可能性があると推測されています。アーサーは自身と同じ名前である『アーサー王物語』の単語を使うことがあり、この物語の中には円卓の騎士と呼ばれる騎士達が登場します。そのため、円卓を調べるうちに単語的に似ている円周率に辿り着いてしまった可能性があるのです。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーが円周率を知っていたのは、本当は頭が良いからと予想する人もいます。アーサーは騎士王としての妄想からバカな言動になってしまうことは多いですが、重要な場面では天才的なセンスを発揮しています。そのことからアーサーは潜入するためにわざとバカなキャラを演じていて、実際は頭が良いという疑惑がこのシーンから考察され始めます。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは戦闘面でも妄想によって強さを発揮しており、自身の能力と合わせて隊員の中で期待される存在となっています。そんな『炎炎ノ消防隊』のアーサーの強さや能力について紹介します。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは自身の炎を超高温にすることで青白いプラズマを発生させられる能力があり、この能力で十字架を象った剣の柄から炎の刃を出力する「炎の剣（エクスカリバー）」を主力としています。その強さは防御しなければ大抵の物を切断できる威力があり、作中ではすれ違いざまに斬撃を放つ「紫電一閃」や相手の呼吸に合わせて一撃必殺の斬撃を出す「居合カリバー」といった技を使用しています。

アーサーが使用するエクスカリバーの正体は、作中のエピローグにおいて同じ作者が描いた漫画『ソウルイーター』に登場するキャラであるエクスカリバーと同一の存在であることが判明しています。アーサーが使用していた時から前作のファンへのファンサービスと言われていましたが、意外な繋がりにファンは驚いていました。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの能力は適当なプラ板から炎出力して、溶接などの作業に使える「ミニエクスカリバー」に応用できるなど、強さと便利さを兼ね備えています。しかし、アーサー自身に弱点が存在しており、状況によっては能力もその影響を大きく受けてしまいます。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの能力は、『アーサー王物語』に登場するエクスカリバーをイメージしており、実際に使用する際の強さは騎士王らしさの妄想が捗るかどうかによって決まってきます。騎士王らしく誰かを守ったり救ったりする状況や相手がドラゴンのように思えるほど強大な敵であれば、爆発的な強さを発揮しますが、反対に卑怯な攻撃手段になってしまう場合などは本来の強さを発揮できなくなります。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは道がわからずに迷子になったことがあり、本来なら捜索する側の特殊消防隊員が捜索される側に回ってしまいました。戦闘シーンにおいても迷ってしまって遅刻するなど、能力的には優秀でもアーサー本人のバカさから安定して現場に辿り着けない可能性があります。ただ、この弱点は中盤以降だとあまり見られなくなっているため、戦闘に参加すれば活躍しています。

アニメ『炎炎ノ消防隊』でもアーサーのかっこいい魅力や正体がわかるシーンが映像化されています。そんなアニメにおけるアーサーの声優を紹介します。

アニメ『炎炎ノ消防隊』でアーサーを演じた声優は小林裕介さんです。基本的にはバカながらもかっこいいシーンも多いアーサーを真っ直ぐな声で演じています。

小林裕介さんは東京都出身で、1985年3月25日生まれの声優です。高校時代にアニメ好きで、通学中に自転車で走りながらアニメのセリフを叫んでいたことを友人に話した際、声優になったらと勧められたことがきっかけに声優を意識し始めます。その後、一度は大手家電メーカーに就職しましたが、生活に物足りなさを感じ、休日に歌のレッスンを受け始めます。

そんなレッスンの講師が声優と縁があり、声優になりたかった夢を語ったところ、背中を押されて再び声優の道を目指していきます。24歳の時に会社を退職した後、アミューズメントメディア総合学院へ入学し、在学中の2009年に吹き替えで声優デビューを果たします。アニメには2013年に出演を果たし、2017年には第11回声優アワードの新人男優賞するなど、活躍の場を広げていきます。

小林裕介さんの主な出演作品としては、『selector infected WIXOSS』の紅林香月、『アルスラーン戦記』のアルスラーン、『Re:ゼロから始める異世界生活』のナツキ・スバル、『ブブキ・ブランキ』の一希東、『風夏』の榛名優、『Fate/Apocrypha』のカウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア、『ガンダムビルドダイバーズ』のミカミ・リク、『Dr.STONE』の石神千空、『遊☆戯☆王SEVENS』のカイゾーなどがあります。

ここでは『炎炎ノ消防隊』のアーサーについて、世間での評判や人気を紹介します。作中序盤ではおバカな一面が描かれていましたが、戦闘に参加する場面が増えるにつれて純粋なかっこよさや能力の強さが注目されていきました。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーについて、言動や性格にかっこよさを感じる人が多数いました。バカで真っ直ぐなところは主人公的な要素も感じられる性格であり、中盤以降は主役級の活躍を見せることも増えていきました。また、金髪碧眼のイケメンであったり、炎の剣を能力にしていたりと、シンプルにビジュアルがかっこいいキャラとしても人気を集めています。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーについて、おバカなところや厨二病なところをかわいいと感じる人も多数いました。男性からは厨二病の部分に共感して人気を集めていますが、女性からは厨二病で見せる少年のような言動がかわいらしく見えるようです。一方で、普段のおバカでかわいいところから戦闘でのかっこいい一面を見せるギャップに魅力を感じる人もいます。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーの能力について、作中の能力の中でも屈指の強さであると評価する意見も出ていました。アーサー本人の妄想力に左右される部分はありますが、プラズマの剣としての威力は非常に強力であり、威力を調整すれば鍵の開錠などにも使える応用性も持ち合わせています。また、アーサー自身の身体能力の高さも優れていると評価する人もおり、戦闘面での強さもアーサーの魅力となっているようです。

『炎炎ノ消防隊』のアーサーは座学全般が苦手なほどおバカですが、黙っていれば整った顔立ちでクールに見えるため、女子からモテモテのキャラです。両親から捨てられながらも騎士王であるという妄想からポジティブに生きており、その信念を曲げないまま活躍する姿からかっこいい魅力を感じられます。そんなアーサーの活躍や正体を完結済みの原作漫画や3期製作予定のアニメでチェックしてみてください。