【ファブル】鈴木がルーマー側で再登場?人物像やヒナコを助けた理由も
『ファブル』に登場する殺し屋鈴木は、ルーマー側で再登場するかについてまとめています。また鈴木の人物像となぜファブルと協力してヒナコを助けたのか、その理由についても解説しています。そして実写映画で鈴木を演じた俳優、世間での鈴木の評判も紹介しています。
目次
【ファブル】鈴木とは?
『ファブル』の鈴木は殺し屋です。オールバックでポニーテールという髪型が特徴であり、何度も整形をしているため、年齢の割に見た目は若いです。実力がありむやみに人を殺すことはせず、弱い者や女性に優しいです。鈴木は宇津帆に雇われていましたが、宇津帆を殺しています。また「ファブルセカンド」では、ルーマー側の殺し屋として再登場しています。
鈴木のプロフィール
- 名前:鈴木(本名不明)
- 年齢:39歳
- 職業:殺し屋
- 愛用の拳銃:ハッシュパピー
ザ・ファブルの概要
『ザ・ファブル』とは、南勝久(みなみかちひさ)による漫画作品です。『ヤングジャンプ』にて第1部が2014年から2019年まで、第2部が2021年から2023年まで連載されました。2017年に第41回講談社漫画賞一般部門を受賞しており、2019年と2021年に岡田准一さん主演で実写映画が公開されました。また2023年にはアニメ化も発表されました。
ザ・ファブルのあらすじ
通称「ファブル」と呼ばれる殺し屋は、裏社会でもその正体を知る者はいません。ファブルはどんな敵でも6秒で仕留めます。ある日ファブルはボスに呼び出され、「1年間大阪で暮らし、誰も殺さず、一般人として暮らせ」と命令されます。そして仕事のパートナーは妹という設定で、偽名は「佐藤洋子」です。ボスに命じられた二人は、大阪に向かいます。ファブルには「佐藤明」という偽名が与えられました。殺し屋として生きてきたファブルは、一般人として普通の生活を始めます。
【ファブル】鈴木がルーマー側で再登場?その後を考察
『ファブル』の鈴木は宇津帆編で姿を消しますが、山岡編で再登場します。そして洋子と行動を共にします。その後、これで出番は終わりかと思われましたが、何と「ファブルセカンド」でもルーマー側として再登場しているようなのです。また再登場するたびに整形をし、若くなっていました。鈴木が再登場した理由を考察していきます。
鈴木はその後整形した?
『ファブル』の鈴木が初めて登場した時は、目が一重でした。そして再登場した時には、二重になっています。鈴木はまた整形していたのです。そしてますます若くなっていました。観察力が鋭い洋子は鈴木が整形したことに気付き、指摘しています。
鈴木が再登場した理由
『ファブル』の鈴木は弱い者や女性に優しいです。特に洋子のことを気に掛けていました。鈴木は武器商人のマツに、娘の護衛を頼まれます。引き受けた理由は、洋子がいたからです。自分がいれば洋子は心強いだろうと思っていました。そして洋子が人を殺さなければならない立場になった時に、自分が洋子に代わって殺そうと考えていたのです。
鈴木はファブルセカンドでも再登場
『ファブル』の鈴木は第1部で行方不明になっていましたが、第2部で再登場します。鈴木だとはっきりと名乗っているわけではないのですが、ハッシュパピーを持っていたので、間違いなく鈴木です。しかも殺し屋集団ルーマー側についていました。しかしルーマーには分からないように、ユーカリのピンチを助けてくれます。
【ファブル】鈴木はいいやつ?人物像や強さも考察
『ファブル』鈴木は殺し屋ですが、「いいやつ」という意見がとても多く、人気があります。ストーリーが進み、鈴木を深く知れば知るほど、いいやつだということが分かってきます。またファブルや洋子にあっさりとやられてしまいますが、決して実力がなく弱いわけではありません。鈴木の強さも考察していきます。
鈴木はいいやつだと言われる理由
『ファブル』の鈴木が「いいやつ」だと言われる理由は何でしょうか。その理由が分かる場面を紹介していきます。鈴木のさりげない気遣いや、ただ人を殺すだけではない行動に感動し、鈴木の魅力にはまってしまう方も多いのではないでしょうか。
理由①洋子を気遣う優しさ
『ファブル』の鈴木は洋子に負けて拘束されたこともありますが、洋子のことを気に掛けています。洋子は強いですが、人を殺したことがありません。それならば洋子が人を殺すことがないようにと、洋子と一緒に行動します。また護身用に自分の銃を洋子に渡す場面もありました。鈴木はさりげない優しさと気遣いができる人物なのです。
理由②クロにも優しくしてくれる
『ファブル』のクロとは真黒組に所属しており、ファブルに憧れています。鈴木はクロがファブルに憧れて殺し屋になりたいことを知ると、「やめておけ」と忠告しています。クロは宇津帆一派の井崎を始末しようとする鈴木に協力します。井崎がクロが乗っていた車に荷物を乗せようと後部座席を開けると、そこには鈴木がいました。鈴木は井崎に銃を向けます。そして車の中で井崎を始末するのでした。その後、井崎が持って来たお金を手間賃としてクロにあげています。
理由③宇津帆の遺体に手を合わせる
『ファブル』の鈴木は、ヒナコを助けるために宇津帆を撃ちました。宇津帆は、自分が撃たれるように仕向けたのです。宇津帆の死体を埋める前に、鈴木は宇津帆の側にしゃがみ込みます。そして宇津帆の目を閉じさせ、「信用してはいなかったけど、嫌いじゃなかった」と宇津帆の遺体に手を合わせるのでした。鈴木は人としての心をちゃんと持ち合わせているのです。
鈴木の実力や強さ
『ファブル』の鈴木の実力や強さは、どれほどのものなのでしょうか。鈴木はファブルと洋子にはあっさりとやられていますが、実力がないわけではありません。二人が強すぎるのです。鈴木の実力は、トップクラスです。鈴木は日々、緊張感を持って暗殺の技術を磨いていました。鈴木はファブルの情報が欲しくてバーでフードの男と会います。その時に整形のことも指摘されていました。鈴木はフードの男2人に、圧倒的な強さを見せつけています。
【ファブル】鈴木がヒナコを助けウツボを殺した理由
『ファブル』の鈴木は、宇津帆に雇われていました。しかし敵であるアキラ(ファブル)と協力してヒナコを助け、最後には宇津帆を銃で撃っています。なぜ鈴木はアキラではなく、宇津帆を殺したのでしょうか。その理由を考察していきます。
理由①アキラが自分を殺すつもりがないと確信していたから
『ファブル』の鈴木は、アキラが自分を殺すつもりがないと分かっていました。アキラは鈴木に「ヒナコを助けよう」と言いますが、その時点で鈴木はアキラが自分を殺さないと確信していたのです。またアキラの銃は人を殺すことができないことも知っていましたし、アキラは鈴木が洋子に拘束された時も殺さず、逃がしました。アキラはむやみに人を殺さないことも分かっていたのです。
理由②宇津帆の意図を汲んだから
宇津帆は、ヒナコに向かって手榴弾を投げました。鈴木はヒナコを守るために、宇津帆を撃ちました。しかし手榴弾のピンは抜かれていませんでした。宇津帆は自分を撃たせるために手榴弾を投げたのです。その思いを鈴木が理解し、宇津帆を撃ちました。宇津帆はヒナコの両親を殺した悪人ですが、ヒナコへの愛情や両親を死なせて申し訳ないという気持ちが多少はあったのかもしれません。
理由③アキラとヨウコの代わりに殺した
『ファブル』の鈴木が宇津帆を撃った理由は、自分しか宇津帆を撃つ者がいないと思ったからでしょう。洋子は人を殺したことがないし、鈴木も洋子にはやらせたくなかったはずです。アキラは人を殺さない殺し屋です。宇津帆は撃ってもらい死ぬことを願っているため、宇津帆を撃つのは自分だと短い時間で判断したのでしょう。
理由④戦う意味がないとわかったから
宇津帆は山に地雷を埋めて、鈴木とヒナコと共にアキラを待っていました。ヒナコは自分の両親を殺したのは宇津帆だと気付き、宇津帆を撃ちますが、宇津帆は防弾チョッキを着ていたため、死にませんでした。全てを話す宇津帆にヒナコは怒り、車椅子から立ち上がり足を踏み出します。しかしそこは地雷を埋めていた場所でした。そのピンチをアキラが救います。アキラに地雷を踏ませる作戦は失敗し、もうアキラを倒す手段はなく、宇津帆も鈴木もアキラには勝てないと確信します。そのためもう戦う意味はなく、鈴木はヒナコを助けることにします。
理由⑤ヒナコを妹のように大事に思っていたから
『ファブル』の鈴木が、ヒナコを大事に思っているシーンがあります。一つ目はヒナコがリハビリしている時に、ヒナコから「ストーカーみたいな男がいる」と打ち明けられた時に、「追い払ってやる」と言っているシーンです。二つ目はヒナコが地雷を踏んだ時に「動くな」と叫んでいるシーンです。そして最後は、地雷が爆発した後にすぐにヒナコに駆け寄り、怪我していないか心配しているシーンです。鈴木がヒナコを妹のように、とても大事に思っていることが分かります。
【ファブル】鈴木の実写映画キャスト
『ファブル』の実写映画のキャストは、とても豪華です。主役のファブルは岡田准一さん、洋子は木村文乃さん、宇津帆は堤真一さん、ヒナコは平手友梨奈さんです。岡田准一さんのアクションは凄く、共演者も実力のある方ばかりで、迫力ある演技も見どころです。また鈴木を演じた俳優の評価も高かったです。
鈴木の実写映画キャストは「安藤政信」
『ファブル』の実写映画の鈴木は、安藤政信さんです。安藤さんは高校卒業前にスカウトされ、『キッズ・リターン』でデビューしています。その年の映画賞を総なめにした実力派俳優です。『ファブル』では肉弾戦やガンアクションのシーンがありますが、特に銃を扱っているシーンは見事です。鈴木を演じた安藤さんについて「原作に近くて良かった」、「かっこ良すぎた」という声が上がっています。
安藤政信のプロフィール
- 名前:安藤政信(あんどうまさのぶ)
- 職業:俳優
- 生年月日:1975年5月19日
- 出身地:神奈川県
- 血液型:O型
- 所属事務所:ホリプロ
安藤政信の主な出演作品
- コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命:新海広紀
- あなたの番です:佐野豪
- テセウスの船:木村みきお
- 聖者の行進:高原廉
- ブラックスキャンダル:勅使河原純矢
- バトル:ロワイヤル:桐山和雄
【ファブル】鈴木に対する世間での評判や人気
『ファブル』の鈴木はストーリーが進むにつれ、鈴木のことを深く知っていくといいやつだとういうことが分かりました。そんな鈴木の魅力にはまっていく人は多く、鈴木は人気キャラとなりました。「ファブルセカンド」ではルーマー側ですが再登場し、嬉しかった方は多かったのではないでしょうか。
『ファブル』は殺し屋ですが、優しい心を持っています。相棒の洋子もそうです。『ファブル』のメインキャラはいい人が多いのですが、鈴木もそうでした。整形を繰り返し外見は近寄りがたく怖いイメージですが、弱い者を気遣い、さりげない優しさがイケメンでした。
『ファブル』の鈴木は、洋子に人殺しをさせないために行動を共にしたり、ヒナコを気に掛けていたり、いいやつでかっこいいキャラでした。鈴木は殺し屋なので、死とは隣り合わせです。鈴木には死んでほしくないと思っていた声は、とても多かったです。
『ファブル』の鈴木は宇津帆に雇われていましたが、最後にはアキラと組んでヒナコを助けます。宇津帆の撃ってほしいという気持ちを察して撃ち、撃った後も宇津帆の遺体に手を合わせています。アキラと鈴木がコンビを組んで活躍してほしいと願っている方は多いのではないでしょうか。
【ファブル】鈴木は再登場していた
『ファブル』の鈴木は整形を繰り返す殺し屋です。外見は怖いですが、弱い者や女性に優しく、いいやつだと分かりました。ヒナコを助けるために、アキラと協力もしています。鈴木の登場は第1部のみかと思われましたが、第2部で再登場します。しかしルーマー側についていました。それでも鈴木が再び登場し、喜んだ方は多かったのではないでしょうか。
この記事のライター
ささめ
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