ちいかわ構文の意味や使い方を徹底解説！人気の語録からマニアックなものまで

『ちいかわ』の正式なタイトル名は、「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」です。イラストレーターのナガノさん原作の漫画で、2020年からナガノさんのTwitterで連載されています。2021年には講談社で単行本化され、現在のところ5巻まで発売済みです。Twitterや単行本の人気を受け、2022年にはテレビアニメにもなりました。2022年6月には、日本キャラクター大賞でグランプリを受賞しています。

主人公のちいかわは、友達のハチワレやうさぎと毎日楽しく暮らしています。草むしりや討伐でお金を稼ぎ、美味しいものを食べたり遊んだりしています。しかし、ちいかわの世界には危険な生き物も多く存在しており、ちいかわたちは敵に襲われることもあります。ちいかわ、ハチワレ、うさぎはさまざまなトラブルにあいながらも、助け合ってたくましく生きていくのでした。

ちいかわのハチワレは、猫のようなキャラクターです。「ハチワレ」とは猫の模様のひとつで、額の模様が漢字の「八」のように見えることから「ハチワレ」と呼ばれています。ちいかわのハチワレは、ハチワレの模様を持っているため、この名前になっていると推察されます。ただ、原作者のナガノさんはハチワレのことを「猫ではない」と言っており、ただ猫に似ているだけのキャラクターであるようです。

ちいかわには明確な言葉を喋るキャラが少ないですが、ハチワレはしっかりと人間の言葉を話すことができます。ハチワレがいるおかげで、ちいかわのストーリーは成り立っているといっても良いでしょう。独特の言い回しが多く、ちいかわ構文にもハチワレのセリフが多く存在します。社交的な性格で、初対面のうさぎともすぐに仲良くなっていました。

漫画のタイトルである「ちいかわ」と同じ名前のちいかわは、その名の通り漫画の主人公です。作者の「こういう風に暮らしたい」という願望から生まれたキャラで、小さいクマのような見た目をしています。ハチワレやうさぎとコミュニケーションは取れていますが、セリフらしいセリフは喋りません。臆病者で泣き虫ですが、敵が現れると勇気を振り絞って拒否したり立ち向かう姿も見られます。

非常に友達思いな性格で、友達を喜ばせるためには努力を惜しみません。ハチワレやうさぎと行動をともにすることで、精神的にも徐々に成長していきました。歌やダンスが好きで、機嫌が良いときは歌ったり踊ったりしています。ハチワレからギターを教わった際ははすぐにマスターするなど、音楽の才能に恵まれているようです。

ちいかわに登場するうさぎは、見た目の通りうさぎをモチーフにしたキャラです。ちいかわ同様セリフらしいセリフは喋らず、「ヤッハー！」や「ウラ」など意味がわからない奇声を発することが多いです。いつもハイテンションで、ちいかわにちょっかいを出すこともあります。自由奔放で何を考えているかわからないところがありますが、ちいかわやハチワレがピンチなときは助けたりサポートしたりしています。

主要キャラの中では最も身体能力に長けており、討伐の際はよく活躍しています。また、うさぎは非常に食い意地が張ったキャラで、いつも何かを食べたりヨダレを垂らしたりしています。ピザまんが大好物で、ピザまんだけはちいかわたちにも譲ってくれません。うさぎはエキセントリックな行動を取ることが多いですが、仲間や読者からも愛されている人気キャラです。

「〇〇...ってコト!?」はちいかわ構文の中でも特に人気の高いセリフで、2022年のSNS流行語大賞にも選ばれました。この構文は、作中でハチワレがよく使っているセリフです。主要キャラの中で唯一まともに喋れるハチワレは、このセリフで目の前の事象を簡潔に説明してくれているのです。また、他のキャラが何か喋りたがっているときに、言いたいことを察して「〇〇ってコト!?」と訊いてくれることもあります。

会話中に相手の言いたいことがよくわからなかったときは、この構文を使って真意を確認してみると良いでしょう。また、文章の語尾に「ってコト!?」をつけることで、その文を強調することができます。「もう1月終わり...ってコト!?」や「今日の気温は5℃...ってコト!?」など、さまざまなシーンで使ってみましょう。

人間のようにスラスラと言葉を話すハチワレも、たまに言葉が出てこないことがあります。こちらの構文は、ハチワレが自分の言いたいことがうまく表現できないときに使っているセリフです。日常生活でも、的確な表現が思いつかないことは多々あるでしょう。そういったときは、この構文と一緒にジェスチャーや画像などを使って、相手に言いたいことを伝えてみましょう。また、全員が同じことを思っているけれど、言葉にしてはいけないことを伝え合いたいときにも使えます。

こちらの構文は意味がわかりやすいため、使い方も簡単です。作中では、ハチワレが予期していなかった嬉しいことを見つけたとき、その喜びを表すために使われています。日常生活の中で思いがけず幸運に恵まれたときは、ぜひこの構文を使ってみてください。

泣き虫のちいかわは作中で泣くことが多いですが、大声を上げて泣くことはありません。ちいかわは怖かったときや失敗したときには、「わァ...」という声を上げて静かに泣きます。現実世界では使いづらい構文ですが、LINEなどで悲しい気持ちを表すときに使うことができます。

ちいかわ構文の「泣いちゃった」は、ちいかわや他のキャラが泣いているときにハチワレが言うセリフです。まさにそのままの意味で、相手が泣いたことを確認するような使い方をしています。ちいかわの作中では、ちいかわの「わァ...」という泣き声とセットで使われることが多いです。誰かが泣いているときに使える構文ですが、悪い意味にも捉えられるため言い方には気をつけましょう。

「イヤッ」や「ヤダーッ」は、ちいかわが喋れる数少ないセリフといっても良いでしょう。ちいかわは敵に会ったり嫌なことがあると、このように叫んで抵抗します。震えながらも精一杯対抗するちいかわに、敵も思わずたじろいでしまいます。何か嫌なことがあったときは、ちいかわのように思いっきり「イヤッ」と言ってみましょう。

「フッ!!」は、ちいかわが使うかわいいセリフです。ちいかわは何か嬉しいことがあると、「フッ!!」と言いながらにっこり笑います。また、何かをやりきったときに、満足げにこのセリフを言うこともあります。日常生活で良いことがあったときは、この構文の使い時です。やや自慢げに聞こえるため、会話の最中で使うときは気をつけましょう。

こちらの構文は、ハチワレがピンチに陥ったときなどに使うセリフです。ハチワレがこのセリフを叫びながら行動すると、本当になんとかなってしまうという魔法の言葉です。願掛けのような使い方をするのも良いですし、気合を入れるときに使っても良いでしょう。

「だからなんだってんだよ」は、シーサーのような姿をしたキメラのセリフです。キメラはちいかわの前に現れると、「だからなんだってんだよ」と言いながら迫ってきました。しかし、ちいかわが嫌がると、何をするでもなく去っていきました。キメラが何を言いたいかは意味不明ですが、シュールで面白いと人気があります。やや喧嘩腰のセリフであるため、使う場面には気をつけましょう。

この構文は、ちいかわたちに仕事を与えている鎧さんのセリフです。擬態型とはちいかわの作中では敵にあたる存在で、見つけたら討伐する必要があるようです。鎧さんは敵らしき生物を見ると、「擬態型かァー？」と呟きます。日常生活では、「遅刻かァー？」のように、「擬態型」の部分を違う言葉に変える使い方が一般的です。

「み〜て〜」は、かわいいと人気のモモンガちゃんが使っていたセリフです。モモンガちゃんはおめかしをしたとき、このセリフを連呼しながら皆に見せて回っていました。この構文は、誰かにかまってほしいときや何かを見てほしいときに使えます。ただ、使いすぎると嫌がられるため、相手や状況によって加減するようにしましょう。

ハチワレはちいかわのことを気遣って、よく「大変だったでしょォ」と口にします。この構文はハチワレのように、相手を気遣うときに使うことができます。相手が何かに苦労したときは、「大変だったでしょォ」と言って労ってあげましょう。

こちらの構文は、ちいかわが焦ったときやうまく物事が進まなかったときに使っているセリフです。ちいかわ構文と知らずに、イライラしたときなどに使っている人もいるでしょう。特に意味はないシンプルな構文であるため、日常生活のさまざまな場面で使うことができます。

ちいかわに登場する栗まんじゅうは、いつもお酒を飲んでいる酒飲みキャラです。栗まんじゅうはお酒を飲んだ後、必ず「ッハーーッ」と息を吐きます。普段お酒を飲む人であれば、栗まんじゅうの気持ちもわかるでしょう。お酒を飲む機会があれば、ぜひ栗まんじゅうになりきってこの構文を使ってみてください。

「フゥン？」を使っているのは、常にテンションが高いうさぎです。うさぎの「フゥン？」はシチュエーションによって意味が変わり、「？」がつかないときもあります。一般的な使い方である「フゥン？」だけでなく、得意気にうなずくときや相手の言葉に納得したときの相槌のような使い方もしています。いろいろな場面で使える便利な構文であるため、自分なりの使い方で楽しみましょう。

ちいかわたちはある日、オデというキャラと友達になりました。オデは普段は優しいですが、いざというときには物凄い力を発揮します。こちらの構文は、オデが牢屋の鉄格子をこじ開けたときのセリフです。怒りが爆発しているときや、不満が溜まっているときに使うと良いでしょう。発音するのは難しいため、文面で使うのがおすすめです。

魔法の杖を使ったうさぎとハチワレは、化け物に変身してしまったことがあります。ちいかわは2人を戻そうと、杖を折ろうとします。化け物になったハチワレは「折ったほうがいい」と言った後、「折らないでって気持ちもある」と続けます。そして「心がふたつある〜」ともどかしげに言うのでした。この構文は、どちらかを決めかねる状況にあるときや、選択を迫られたときなどに使うことができます。

こちらの構文は、泣き笑いの顔でちいかわに襲いかかってきたキメラが言ったセリフです。「なっちゃったからには」というセリフからは、望んでキメラになったわけではないことがわかります。「30代になっちゃったからにはもう」や「失敗しちゃったからにはもう」のように、諦めの境地にいるときに使える構文です。

ちいかわたち3人は、おっきい討伐に出た際デカモフと遭遇します。こちらの構文は、デカモフに一撃でやられてしまったハチワレのセリフです。作中では意識を失いそうなシーンで使われていましたが、日常生活ではショックなことや嫌なことがあったときに使えます。お腹がすいたときなど、ちょっとしたときに冗談交じりで使うのも良いでしょう。

ちいかわたち3人は、敵に人形にされてしまったことがあります。そのとき、ハチワレは「チャルメラが食べられない」と泣き出してしまいました。しかし、人形になっているため、泣いても涙が出ません。この構文は、泣こうとしても泣けなかったハチワレのセリフです。あまりにも悲しすぎるときやショックな出来事があったときなど、辛いシーンで使える構文です。

「ヤーッ!!!」は、ハチワレとちいかわがさすまたで攻撃の練習をしているときの掛け声です。ハチワレとおそろいのさすまたを買ったちいかわは、ハチワレと一緒にさすまたの練習を始めます。「ヤーッ!!!」とさすまたを繰り出すちいかわとハチワレは、いつもより凛々しい顔つきをしています。使い方が難しい構文ですが、気合を入れたいときなどに使うと良いでしょう。

これらの3つの構文は、どれもうさぎが日頃から口にしているセリフです。うさぎは短いセリフで気持ちを表すことが多く、さまざまな場面でこれらのセリフを使っています。どれもその時々で意味は変わりますが、「ハァ」は「？」と一緒に疑問口調で使っていることが多いです。「ヤハ」はテンションが高いときに使われることが多く、「ウラ」は基本的に相槌代わりに使われています。特に意味がある言葉ではないため、挨拶代わりに使うのもおすすめです。

「中止で〜す」は、ハチワレの前に現れた緑色の敵が言っていたセリフです。ハチワレが「何が？」と訊くと、「全部」と言いながら問答無用で襲いかかってきました。「中止で〜す」はそのままの意味で使えるため、何かが中止になったときに使うと良いでしょう。ただ、やや茶化した言い方のため、使い方を間違えるとひんしゅくを買うこともあります。そのときの状況をよく見ながら、使うシーンに気をつけましょう。

ちいかわ構文の「〇〇...ってコト!?」は流行語大賞にも選ばれただけあって、とても人気のある構文です。この構文を使いすぎて、スマホで「こと」を打つと勝手に「コト」とカタカナ変換されるようになったというコメントもありました。似たようなコメントが多くあることから、大勢の人がちいかわ構文を日頃から多用していることがわかります。

ちいかわ構文は、テンションが上がっているときに使うというコメントもありました。ちいかわ構文はやや特殊なセリフが多いため、日常で使うのは恥ずかしいこともあるでしょう。しかし、テンションが上がっているときであれば、勢いに乗ってちいかわ構文を使えそうです。

こちらのコメントを上げた人は、ちいかわ構文を日常的に使いこなしているようです。ちいかわ構文は使うのが難しいセリフもありますが、日常的に使える便利なものもあります。ちいかわ構文を使うと、表現がマイルドになって便利だと感じている人も多かったです。

ちいかわ構文の意味や使い方を、一覧にして紹介しました。ちいかわ構文はどれもかわいく、子供から大人にまで人気です。ちいかわ構文はかわいいだけでなく、使い方に慣れてくると非常に便利です。まだちいかわ構文を使ったことがない人は、ぜひ普段の会話などにちいかわ構文を取り入れてみてください。