【千と千尋の神隠し】カエルは油屋の従業員で名わき役!正体や声優を紹介
『千と千尋の神隠し』に登場するカエルは、油屋の従業員でありながら作中でも際立つキャラクターとして登場しました。本記事では、『千と千尋の神隠し』内で描かれていた内容を基に、カエルの正体や演じていた声優について詳しく紹介します。
目次
【千と千尋の神隠し】カエル(青蛙)は油屋の従業員
『千と千尋の神隠し』には魅力的なキャラクターが多数登場します。その中でもカエルは、名脇役として現在でも愛され続けているキャラクターです。そのカエルの正体や声優などの情報について触れる前に、まずはカエルのプロフィールや『千と千尋の神隠し』の概要などについて振り返ってみましょう。
カエル(青蛙)のプロフィール
- 名前:青蛙
- 性別:男性
- 年齢:不明
- 職業:油屋従業員
『千と千尋の神隠し』に登場するカエルの名前は青蛙で、油屋の従業員として登場しました。物語冒頭で油屋にやってきたハクと千尋の前に現れたカエルこそ、この青蛙です。本物のカエルのような見た目と特徴的な声をしていることから、ファンの間で声真似されるほど親しまれているキャラクターとなりました。
千と千尋の神隠しの概要
『千と千尋の神隠し』は、2001年にスタジオジブリによって制作された劇場版アニメ作品で、原作・脚本・監督は宮崎駿さんが務めています。工業収益は316億8000万円を達成し、それまでトップだった『タイタニック』を抜いて日本歴代工業収益1位となりました。また、第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と共に金熊賞も受賞しています。
千と千尋の神隠しのあらすじ
主人公の萩野千尋は、引越しの途中で不思議なトンネルを通ることになります。そこには奇妙な街並みが広がっており、両親がそこにあった無人の飲食店に並んでいた大量の食べ物を食べてしまいました。千尋は1人で歩き出し、1人少年と出会います。少年は強い口調で千尋に引き返すよう促し、千尋は慌てて両親の元へ戻ります。しかし、戻った先で両親は豚の姿になっていました。これ以降、千尋は両親と自分の名前を取り戻すために不思議な出来事に巻き込まれていきます。
【千と千尋の神隠し】カエルの正体や最後
『千と千尋の神隠し』に登場するカエルは、作中でも特に際立つ名脇わき役として知られています。ここでは、『千と千尋の神隠し』内で描かれていた内容を基に、カエルの正体や作中での活躍、最後などについてチェックしてみましょう。
カエルの正体は不明?
『千と千尋の神隠し』内では油屋の従業員として登場したカエルですが、名前以外の正体は明かされていません。見た目が小さいカエルそのものでありながら人間のように働き続けていることから、ファンの間ではカエルの正体についてさまざまな考察もされるようになりました。
カエルが油屋で働いている理由
『千と千尋の神隠し』の名わき役でもあるカエルが油屋で働いている理由として、カエルにとって住みやすい水辺が湯屋の近くに広がっていることがファンの間で考察されています。作中では周りの水辺を海と表現されていましたが、本物のカエルであれば海は泳ぐことはできません。ただ、カエルはこの中を自由に泳ぎ回っていた描写もあったため、海という表現をしているだけで真水が広がっている可能性も考察されています。
カエルの性格
『千と千尋の神隠し』に登場するカエルは金に目がない性格をしていて、カオナシが出した砂金を必死に集める姿を見せています。その一方で油屋の仕事に対しては非常に熱心であり、上下関係には非常に弱い一面も作中で見せています。作中では自分より下の立場だった千尋に対しては冷たい態度を取りつつも、湯婆婆のような権力者に対しては従順な態度も取り続けていました。
カエルとナメクジ女の関係
『千と千尋の神隠し』の従業員はカエルの他にナメクジ女も存在します。この関係はヘビ・カエル・ナメクジのような三すくみの関係を表現しているためで、じゃんけんのように誰かには勝てるが誰かには負けてしまう力関係が表現されていました。
カエルは最後に千尋の味方になった?
名わき役のカエルは、物語冒頭こそ主人公の千尋に対して冷たい態度を取り続けていました。しかし、作中でカオナシに飲み込まれてしまい、他の従業員たちも次々と犠牲になり始めてしまいます。そのような状況でも千尋はお客様に対してのサービス精神を忘れることなく接し続けたことで従業員全員の救出に成功しました。これ以降、千尋はカエルとはじめ全従業員からの信頼を得ることになります。
カエルのセリフ
『千と千尋の神隠し』の名わき役でもあるカエルは、作中でも印象的なセリフを数多く残しました。ここでは、カエルが作中で残したセリフについてチェックしてみましょう。
カエルのセリフ①「ハクさまー…」
ハクさまーーーーー!
出典: ciatr.jp
『千と千尋の神隠し』の冒頭にて、ハクに連れられた千尋は油屋へ向かいました。正体が人間だとバレないよう息を止め続け、目的地が目前のところでカエルが現れます。突然のことに千尋は思わず声を上げてしまい、一度は人間が紛れ込んだことがバレてしまいました。しかし、ハクによって動きを封じられたカエルは、その瞬間の記憶も消されたかのような描写も見受けられます。
カエルのセリフ②「千のお陰で…」
千のお陰で俺たち助かったんです
出典: soiree-movie.jp
千尋がカオナシを客として迎えたことにより、油屋には大きな損失が発生してしまいます。これに対して湯婆婆は激怒しましたが、目上の人には頭が上がらない性格のカエルが一番の権力を持つ湯婆婆に対して力強く抗議しました。自分を含めた従業員全てを助けたことや、油屋の危機を救ったことを評価し、心から感謝していたからこそ立ち向かっています。
【千と千尋の神隠し】カエル(青蛙)の声優
ここでは、『千と千尋の神隠し』のカエル(青蛙)役を実際に演じていた声優について、プロフィールや経歴、過去の出演作品を交えながらチェックしてみましょう。
カエル(青蛙)の声優は「我修院達也」
『千と千尋の神隠し』に登場するカエル(青蛙)を演じているのは、歌手で俳優でもある我修院達也さんです。我修院達也さんは1956年頃から活動している人物で、『オレたちひょうきん族』の出演をきっかけにブレイクしました。主に郷ひろみさんの歌真似を得意としている人物で、数多くのバラエティ番組にも精力的に出演を続けている人物です。
我修院達也のプロフィール
- 名前:我修院 達也(がしゅういん たつや)
- 性別:男性
- 生年月日:1950年12月10日
- 出身地:東京都渋谷区広尾
- 血液型:B型
- 職業:歌手、俳優、声優
- デビュー年:1956年
我修院達也の主な出演作品
- ハウルの動く城:カルシファー役
- REDLINE:リンチマン役
- 緑玉紳士:ジョーカー・O・アンドラス役
- シャドウハーツ:ロジャー・ベーコン役
【千と千尋の神隠し】青蛙以外のカエルキャラの名前
『千と千尋の神隠し』には青蛙以外のカエルキャラも登場します。ここでは、青蛙以外のカエルキャラについてチェックしてみましょう。
カエルキャラ①父役
父役のカエルは、中間管理職のような上の立場の人物に対しては頭を下げ、下の立場の人物には強く出るキャラクターです。父役のカエルは、カエル(青蛙)のような上下関係に対しては絶対的な考え方を持っています。名前に関しては作中で明確に明かされることはありませんでした。
カエルキャラ②兄役
カオナシが油屋で暴れ回る直前、廊下で客人を盛り上げ続けて金を出すように振りマイ続けていたのが兄役のカエルです。父役のカエルと比べると立場は下のように描かれていましたが、作中で着ていた服もかなり上等なもののようでした。そのため、兄役のカエルに関しても立場は油屋内でかなり上位に属していると考察されています。名前に関しては、父役のカエルと同じく作中で明かされることはありませんでした。
カエルキャラ③番台蛙
番台蛙は、千尋がオクサレ様の対応をする際に薬湯を提供したキャラクターです。千尋に対して冷たい態度も見せていましたが、非常に仕事熱心で千尋に対しても目的の薬湯を提供していました。この働きもあり、オクサレ神が満足して油屋を後にしています。また、番台蛙は声だけでも存在感を感じさせる魅力的なキャラクターです。
【千と千尋の神隠し】カエルに対する世間での評判や人気
ここで、『千と千尋の神隠し』に登場するカエルに対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。
現実世界のカエルが苦手でも、『千と千尋の神隠し』に登場するカエルには好感を抱いているというファンの声も見受けられました。作中に登場するカエルは、物語冒頭こそ嫌味に感じるような立ち位置のキャラクターでしたが、話が進むにつれて千尋を強く信頼するようになりました。クライマックスでは油屋の従業員総出で千尋を応援していたこともあり、カエルに対する好感度は非常に高いものになっています。
『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターの中でも、カエルが強く印象に残っているというファンの声も見受けられました。『千と千尋の神隠し』には数多くの魅力的なキャラクターが登場していますが、物語の立ち位置や演じていた声優の演技力もあり、長く作品を見ていないファンであってもカエルの存在感は強く印象に残ることになりました。
『千と千尋の神隠し』に登場するカエル役と、『ハウルの動く城』に登場するカルシファー役が同一人物だったことに驚くファンの声も見受けられました。いずれも特徴的な声かつ、名わき役という立ち位置で物語を盛り上げています。演じていた声優の演技力も加わることで、いずれも同じ声優が演じているとは思えないほど際立つキャラクターになりました。
【千と千尋の神隠し】カエルは油屋の従業員で名わき役だった
『千と千尋の神隠し』に登場するカエルは、油屋の従業員でありながら作中でも大きな活躍をしていた名わき役だったことがわかりました。『千と千尋の神隠し』に登場するカエルのように、ジブリ作品には主役以外にも魅力的なキャラクターが多数登場します。ジブリ作品を鑑賞する際には、主役はもちろんわき役達の活躍などについても詳しくチェックするようにしてみましょう。
この記事のライター
桜井紅茶
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