【ブラッククローバー】ヤミ団長の強さや活躍まとめ！過去や声優も紹介

ブラッククローバーの主人公・アスタは落ちこぼれ魔導士の烙印を押されながらも黒の暴牛に入団し、魔法帝になることを決意します。その黒の暴牛を率いているのがヤミ団長であり、面倒見が良く魔法騎士としても王国トップクラスの強さを持っているとされています。ここではヤミ・スケヒロのプロフィールをまとめ、ブラッククローバーの作品概要とあらすじを解説していきます。

ヤミ団長ことヤミ・スケヒロはクローバー王国魔法騎士団の1つ・黒の暴牛を統率する団長です。人殺しの目と称されるほど人相が悪い両眼と筋骨隆々な体格が特徴的で、アスタを超える筋力で石造りの壁を素手で破壊することすらできます。その場のノリで活動方針を決めるほど大雑把な性格をしていますが、面倒見がいい上官でもあり団員たちから厚い信頼を置かれています。

碧の野薔薇の団長であるシャーロットからは一方的に好意を寄せられていますが本人は気付いていません。過去にシャーロットは18歳になると時の檻に閉じ込められる呪詛にかかっていましたが、それを解呪したのがヤミ団長でした。その解呪する唯一の方法は『誰かに心を奪われること』であり、ヤミ団長の言葉に魅了されたシャーロットはヤミ団長に対してツンデレな様子を見せています。

ブラッククローバーは田畠裕基によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。魔法に重点を置いた王道ファンタジー作品として話題を呼び、個性的なキャラクターや魔法によって構築された世界観が評価されています。シリーズ累計発行部数は2022年1月時点で1700万部を突破しており、アニメ化や小説化といったメディアミックスも豊富に展開されています。

かつて世界が魔神に支配されそうになった時、1人の魔導士がそれを撃退し世界に平和をもたらしました。その魔導士の伝説は魔法帝という階級となって受け継がれ、現代では魔法帝によって世界が統治されるようになりました。孤児院で育った少年・アスタは友人のユノと共に魔法帝になることを目指していましたが、魔導書を授与される式典にて自身に才能がないことを突きつけられました。しかし、アスタは五つ葉の魔導書を手にしたことをきっかけに魔法帝への一歩を踏み出します。

ヤミ団長は王国屈指の魔法騎士として知られており、ブラッククローバー作中でバトル描写が描かれると上級悪魔すら倒せるほどの実力を披露しました。属性魔法の弱点を武器と身体能力で補い、周囲の魔導士からも警戒されるほどのヤミ団長の強さは必見です。ここではブラッククローバーにおけるヤミ・スケヒロの強さや技についてまとめていきます。

ヤミ団長の属性魔法は闇で引力に似た性質を持っています。本来闇魔法は冥府と現世を繋ぐクリフォトの樹を完成させるために必要な特殊魔法で、ブラッククローバーの世界では稀有な存在として扱われています。また、闇魔法はスピードが致命的に低い弱点がありますが、ヤミ団長はそれを補うために日本刀による斬撃と氣を組み合わせた魔法剣士の戦法を取ります。

氣を読む力は第六感で感知する万物の呼吸で、これを読むことによって相手の動きを読んだり、落石といった危険を察知し不慮の事故に対応することができるようになります。ヤミ団長の場合はかなり練度が高く、スピードに長けているリヒトの光魔法を難なく対応できるほどです。

後述するヤミ団長の技はどれも鍛え抜かれた肉体がなければ発動できないものばかりで、技の強さがヤミ団長本人の強さそのものを表していると言えます。主に日本刀から放つ技がほとんどですが、剣術は祖国で学んだとされておりその腕前は達人の域に達しています。

闇纏・無明斬り（やみまとい・むみょうぎり）は闇魔法を纏わせた刀を振り、斬撃を飛ばす技です。後述する闇纏シリーズの基本形であり、汎用性が高く最も扱いやすい技でもあります。

闇繭（やみまゆ）は周囲に闇の結界を作ってバリアを展開する技です。自分を守ることはもちろん他者の周りに生み出すことも可能で、ブラッククローバー作中ではエルフのシャルラと共にバリアの中に入ってやり過ごす活躍シーンが描かれています。

闇纏・黒刃（やみまとい・くろば）は闇魔法で刃を作り出しリーチを伸ばす技です。通常では届かない間合いから攻めることが可能になり、作中では刀が破損してしまった時に魔法で修復していました。

黒穴（くろあな）は闇の穴を出現させて相手の魔法を吸収する技です。どんな属性魔法でも吸い込んで無効化できる万能な防御技ですが、範囲が限られているという欠点があります。

闇の繋縛（やみのけばく）は縄状の闇で相手を拘束する魔法です。闇魔法による拘束によって通常の縄よりも破られづらい利点があります。なお、ブラッククローバー原作漫画では発動中に妨害させられ中断しましたが、アニメ版では最後まで発動しています。

闇纏・次元斬り（やみまとい・じげんぎり）は闇纏・無明斬りの進化版で相手を空間もろとも一刀両断します。海底神殿編にて窮地に陥った際にヤミ団長が覚醒して習得した技で、発動した後に発生した爆風にも一線の傷痕が浮かび上がっていました。

闇纏・次元斬り彼岸（やみまとい・じげんぎりひがん）は闇纏・次元斬りの強化版で敵が目視できないほど遠い距離から斬撃をお見舞いさせられる長射程技です。影の王宮編のマナゾーンによって繰り出しており、発動した際はエルフのシャルラのサポートがありました。

黒月（くろつき）は黒穴の強化版で黒い満月のような球体を生み出して範囲内の相手の魔法を無効化します。黒穴に比べて範囲と吸収力が増しており、悪魔の力で強化されたダンテの重力魔法も掻き消すことに成功しています。

闇纏・居合斬り（やみまとい・いあいぎり）は黒月の範囲を凝縮し、相手を引き寄せて居合の一閃を放つ技です。技の性質上必ず命中するという特徴があり、ヤミ団長よりも素早く攻撃を当てられない相手であっても領域に引き込むことができれば致命傷は免れません。

死突（しとつ）はマナゾーンによって凝縮した闇を刀身に宿し突きを繰り出す技です。威力に特化した技でヤミ団長が持つ技の中で最も高火力という特徴があります。ブラッククローバー作中ではダンテの胴体を粉砕するほどの強さを発揮し、本人も「突きのつもりが大砲みたいになっちゃった」と語っていました。

エルフ編にてヤミ団長はシャーロットと対峙しました。魔力に長けたエルフと化していたシャーロットは魔力の保有量においてヤミ団長を圧倒しており、戦闘で互いの最大魔法をぶつけ合った時もシャーロットが制しました。攻撃力で言えばシャーロットの方に軍配が上がりますが、その時のヤミ団長はシャーロットの魔法を相殺して生き残っていたため明確にどちらが強いかは判別できません。

白夜の魔眼のヴェッドは組織の中でトップクラスの魔力量を誇る幹部で、並大抵の魔導士の攻撃は通用することすら敵わない強敵でした。ヴェットとは黒の暴牛団員のカノホたちが戦いヴェットをダウンさせるところまでいきましたが、そこでヴェットは自爆してカノホらを巻き添えにしようとしました。そこにヤミ団長が駆け付け闇纏・次元斬りを繰り出したことによりヴェットに完全勝利しました。

ヤミ団長はクローバー王国内でも高く評価されており、その実力は王国内トップクラスであることは間違いないでしょう。リヒトとの戦いでは光魔法に対応する実力を見せており、リヒトに一太刀お見舞いすることにも成功しています。白夜の魔眼のヴァルドスもヤミ団長の活躍を「魔法帝に継ぐ力」と称しています。

他を圧倒するほどの強さを持つヤミ団長ですが、彼の出生や過去は謎に包まれておりブラッククローバー本編でも長らく明かされていませんでした。ヤミ団長の持つ日本刀や剣術は出身地で過ごした過去と大きく関係しているため、彼の過去を知ることで強さのルーツを辿ることができます。ここではブラッククローバーにおけるヤミ・スケヒロの過去や正体についてまとめていきます。

ヤミ団長はクローバー王国と海を挟んだ位置にある国・日ノ国にて生まれ育ちました。日ノ国では住民の名前が漢字で表記される特徴があり、そこでヤミ団長は『夜見介大』を名乗っていました。そして彼の生家は鬼人と呼ばれる暗殺者の一族の末裔で、現在は伍州を治める龍頭家に仕える武家の役割を担っています。

ある日ヤミ団長は副業である漁師として船に乗っていると、その船が難破しクローバー王国に流れ着きました。そこでヤミ団長は異国人と差別を受けますが、魔法帝ユリウスと出会うと剣術の才能を買われて魔法騎士団になるよう誘われます。そうして水色の幻鹿団に入団したヤミ団長は功績を上げていき現在の騎士団長まで上り詰めました。

ブラッククローバー単行本16.5巻にてヤミ団長のパラメーターが公開されましたが、それを見てみると魔力量や身体能力が最大値の5で、最低値のパラメーターであっても4とかなり高水準な能力をしています。あまりに強すぎることからヤミ団長が悪魔憑きではないかとネット上で考えられています。

アスタは幼少期の頃に両親に捨てられた過去を持っており、母親は正体が判明したものの父親はブラッククローバー作中に一切描かれていません。それを受けて実はヤミ団長がアスタの父親ではないかという考察が生まれています。ただし、ヤミ団長が日ノ国出身でしばらくそこで生活していたことが明かされているため、可能性はかなり低いと言えます。

ヤミ団長が持つ闇魔法はウィリアム団長が持つ世界樹と同じく、冥府と現世を繋ぐ唯一の魔法です。ブラッククローバー作中ではクリフォトの樹の完成を目指す漆黒の三極性の1人ゼノン・ゾグラティスに襲われ、生贄として囚われました。その後、ナハトの手引きによって救出作戦が行われ黒の暴牛メンバーに救われます。

普段は適当にその場をやり繰りしようとする大雑把なヤミ団長ですが、戦いが始まると男らしくなり持ち前の実力で活躍してくれます。そんなヤミ団長の口から出てくるかっこいい名言はブラッククローバーファンの間でも高い人気を誇っています。ここではブラッククローバーにおけるヤミ・スケヒロの活躍や名言についてまとめていきます。

アスタたちが窮地に立たされた時、ヤミ団長は決まって上記のセリフを口にし団員たちを奮い立たせようとします。ヤミ団長の教育指導はスパルタを超えた無茶ぶりだらけで上記のセリフもその一環ではありますが、団員が成長できると見込んだ上で発言しており信頼の強さを感じられる名言です。

元犯罪者のゴーシュが黒の暴牛に入った理由はヤミ団長の存在があったからです。過去にゴーシュは妹のために脱獄を企てましたが、彼を捕縛しようと現れたのがヤミ団長でした。そこでヤミ団長はゴーシュの覚悟が強いことを悟り上記の名言と共に彼を黒の暴牛へスカウトしたのでした。

漆黒の三極性・ダンテが襲来した時、黒の暴牛はヤミ団長の死突をもってしても圧倒されてしまい窮地に陥ります。その時ヤミ団長はアスタがいなければ勝てないと判断すると、倒れていたアスタに向けて上記のように檄を飛ばして彼を奮い立たせました。そこで初めて師弟の共闘が描かれた名場面であり勝利に繋がったかっこいい名言です。

上述した名言はアニメ版ブラッククローバーでも描かれており、有名声優の巧みな演技によってよりかっこいいセリフに昇華されました。ヤミ団長を担当した声優は数多の作品で主演を演じているほど名の知れた声優です。ここではアニメ版ブラッククローバーにてヤミ・スケヒロの声を担当している声優についてまとめていきます。

ヤミ・スケヒロを演じた声優は諏訪部順一（すわべじゅんいち）さんです。東京俳優生活協同組合に所属して活躍している男性声優であり、色気のあるバリトンボイスでクールな青年や渋い年長者キャラの演技に定評があります。聞き心地のいい声質から声優業の他にナレーションの仕事も多くこなしています。

ヤミ団長の強さや過去、名言などについてまとめてきましたが、彼の存在や活躍シーンに対してネット上ではどのような反響が寄せられているのでしょうか。ここではブラッククローバーファンが思うヤミ・スケヒロについて、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

ヤミ団長の評判を調べてみると大勢のファンがかっこいいと評しており、作中での活躍や名言について好きなところを語っていました。ファン曰くヤミ団長は男の中の男のようで、非常に人気があることが窺えました。

ヤミ団長はユリウスに救われたことから彼に恩義を抱いており、ユリウスがやられてしまった時に他人に悟られないよう怒りを抱いた場面がカッコよかったと評されていました。このようなリーダーの風格を感じられる描写がヤミ団長の人気に繋がっていることでしょう。

ブラッククローバー最新話にてヤミ団長に妹がいたことが明かされると、その事実に驚く人が多くいました。ヤミ団長の妹・夜見一花は氣の扱いが兄以上で尚且つ将軍の側近を務めていると言われており、今後彼女の活躍やヤミ団長との関係性が深掘りされることに期待されています。

ヤミ団長ことヤミ・スケヒロは闇魔法の使い手で魔法騎士の中でもトップクラスに強いキャラクターでした。アスタたちの師匠的存在として彼らを成長させる活躍や、囚われた時に団員たちが助けに向かうエピソードは多くの読者を魅了したことでしょう。これからのブラッククローバーではヤミ団長の過去や妹に注目していきましょう。