【ベルセルク】イシドロはどのような立ち位置?剣士を目指す少年の強さは?
本記事では『ベルセルク』に登場するイシドロがどのような立ち位置で活躍しているか、詳しく解説します。最強の剣士を目指す少年イシドロの強さを検証し、さらにテレビアニメ『ベルセルク』やテレビゲームの声優についてもまとめました。
目次
【ベルセルク】イシドロとは?
大人気漫画『ベルセルク』には、イシドロというキャラが登場します。イシドロはまだ少年ですが、ガッツ一行に加わったことで、主要キャラの一角を占めるようになりました。戦闘場面ではほとんどガッツ1人が活躍するため、戦闘描写は多くありませんが、ギャグ担当の愛されキャラとしてなくてはならない存在です。
イシドロのプロフィール
『ベルセルク』に登場するイシドロは、山暮らしをしていた少年です。最強の剣士を目指し、故郷の村から家出しましたが、すぐ生活に困り、1人で窃盗をしながら国中をあてどなく旅していました。ある日、たまたまガッツに出会ったことから、その強さに憧れ、行動を共にすることにしました。
ベルセルクの概要
大人気漫画『ベルセルク』は三浦建太郎が描いたダークファンタジーで、1989年より連載が始まりました。中世ヨーロッパを舞台に、「剣と魔法の世界」が細部まで細かく描かれている『ベルセルク』は多くの読者を魅了しました。1997年にテレビアニメ『剣風伝奇ベルセルク』が製作され、2012年から2013年に『黄金時代編』が劇場映画化、2016年から2017年にはテレビアニメ第2作が制作されています。作者の三浦は2021年に急逝しましたが、親友の森恒二の監修で連載が再開し、ファンを安堵させました。
ベルセルクのあらすじ
幼い頃から剣術を教えられたガッツは、傭兵として各地を転々としていましたが、傭兵団「鷹の団」団長のグリフィスと決闘して敗れたことから、鷹の団に入団しました。切り込み隊隊長として鷹の団を支えていたガッツは、グリフィスから言われるままの自分の人生に疑問を感じるようになり、グリフィスと決闘して鷹の団を抜けます。ガッツが抜けたことで、自暴自棄となったグリフィスは、王女と姦通したことから捕らえられ監禁されました。1年後、ガッツはグリフィスを救出しましたが、廃人同様になっていました。
【ベルセルク】イシドロはどのような立ち位置?魅力を解説
『ベルセルク』に登場するイシドロは、ガッツと行動を共にする主要キャラの1人です。しかし、最初から行動を共にしていた訳ではありません。そこに至るまでには、イシドロの夢や性格など、様々な要素が絡まっています。ここでは、イシドロの魅力やガッツ一行の中での立ち位置を解説します。
魅力①お調子者の性格でギャグ担当
イシドロの魅力①は、イシドロがお調子者でギャグ担当の少年であることです。パックと掛け合い漫才のようになることが多く、「コソドロ」や「ドロピー」など、本名を呼んでもらえないこともしばしばです。ダークファンタジーで暗くなりがちな『ベルセルク』の世界を明るくしています。
魅力②夢は最強剣士
イシドロの魅力②は、イシドロの夢が最強剣士になることです。イシドロが故郷の村を出たのも、「鷹の団」の切り込み隊長が百人斬りを達成したという噂を聞いて憧れたからでした。いつか自分も最強の剣士になるという夢を持ち、ガッツ一行に加わってからは、毎日腕を磨いています。
魅力③ガッツとの関係
イシドロの魅力③は、ガッツとの関係です。イシドロは窃盗をしながら各地を転々としていましたが、ある日、バーキラカに囲まれてしまいます。そこへたまたまガッツが通りかかり、バーキラカを次々になぎ倒しました。イシドロは、ガッツの姿を見て胸の高まりを覚え、剣の技を盗むという名目で、強引にガッツ一行に加わります。イシドロは、貸しを作ることで技を教えるようガッツに強要し、稽古をつけてもらいますが、ガッツから身の丈に合う剣を使うよう勧められた時は、素直に従いました。
魅力④パックとの関係
イシドロの魅力④は、パックとの関係です。イシドロがガッツ一行に加わるまでは、『ベルセルク』の中でパックがギャグ担当の役割を担っていました。そのため、パックとは漫才コンビのような関係になっています。しかし、いざ戦闘となるとパックの援護でうまく立ち回れることも多く、良いコンビとなっています。
魅力⑤シールケとの関係
イシドロの魅力⑤は、シールケとの関係です。イシドロはまだ若く、未熟な点の多い少年キャラです。また、魔法のような大技も持ち合わせていません。そのため、同世代のシールケが優れた魔法の才能を持っていることに対しコンプレックスがあります。反りが合わないのでよく衝突していますが、実はシールケには密かに恋心をいだいています。
魅力⑥イスマとの関係
イシドロの魅力⑥は、イスマとの関係です。イスマは半魚人で、しかも天然なため、公衆の面前で平気で着替えることがあります。イシドロは年頃の少年のため、その姿を直視することができず、始終照れています。しかし、イスマに対して恋愛感情はないと見られています。
【ベルセルク】イシドロの強さや武器
『ベルセルク』に登場するイシドロは、最強の剣士を目指していますが、まだ小柄な少年です。そのため、ガッツが使うような武器を十分に扱うことができません。しかし、イシドロは生い立ちからくる強さや能力が備わっており、身の丈に合う武器を使用することで、能力を十二分に生かした戦いを行うことができるようになりました。そこで、ここではイシドロの強さや武器を紹介します。
イシドロの強さや能力
イシドロの強さや能力は、2つに大別することができます。1つは投擲スキルで、もう1つは剣術です。この2つの能力を使いこなすことで、イシドロは強さを発揮しています。そこで、この2つの強さや能力を詳しく解説します。
強さや能力①投擲のスキル
イシドロの強さや能力①は、イシドロの投擲スキルです。イシドロは、ガッツ一行に加わるまでの泥棒稼業で投石の腕を磨いており、どんな目標にも正確に命中させることができます。また、利き腕の右腕だけでなく、左腕も投擲に使用できる両手使いです。このスキルは戦闘だけでなく、食料調達にも生かされ、野鳥を撃ち落とすことにも使われました。しかし、イシドロ自身は、投擲スキルのことは、褒められても少しも嬉しくないようです。
強さや能力②剣術
イシドロの強さや能力②は、イシドロの剣術です。イシドロは、ガッツに憧れていますが、まだ子供のため、長剣は扱えません。その代わりに、次項で解説する2本の短剣を用いた我流二刀流を得意としています。具体的には、相手の足元へ素早く滑り込み、水兵用の短曲刀で切りつけてから、サラマンデルの短刀でとどめを刺します。しかし、人間を相手に殺し合うには殺意が足りないという甘さがあります。
イシドロの武器
イシドロは投擲に使う石を除けば、2本の短剣を使います。当初、大きな剣を扱うことが夢だったイシドロは剣に振り回されていましたが、ガッツから身の丈に合う剣を使うよう教授されてからは、短剣を使うようになりました。そこで、イシドロの使う2本の短剣の来歴を紹介し、また、投擲で使った「聖なる力が宿る木の実」についても解説します。
武器①サラマンデルの短剣
イシドロの武器①は、サラマンデルの短剣です。サラマンデルとは炎精霊のことで、この短剣はシールケが貸与しています。サラマンデルの短剣を入手してからは、炎による攻撃も使えるようになり、攻撃の幅が広がりました。
武器②水兵用の短曲刀
イシドロの武器②は、水兵用の短曲刀です。イーノック村に住むモーガン老人は、イシドロが長剣に振り回されている姿を見ていました。そこで、村を襲ったトロールを退治した後に、お礼として譲ったのがこの短曲刀です。この短曲刀は小柄なイシドロに相応しい武器となりました。
武器③聖なる力が宿る木の実
イシドロの武器③は、「聖なる力が宿る木の実」です。この「聖なる力が宿る木の実」もシールケから貰っています。これは、トロールに大きなダメージを与えることができるため、イシドロの投擲スキルが大きく生かされることになりました。
【ベルセルク】イシドロの声優
『ベルセルク』は、テレビアニメの他、劇場版アニメやPS2ゲームが存在します。その中でイシドロが登場するのは、PS2ゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹編 聖魔戦記の章』(2004年)と2016年のテレビアニメ版です。この2つでイシドロを担当している声優は異なっているので、作品別に担当声優を紹介します。
イシドロの声優①下野紘
テレビアニメ『ベルセルク(2016年版)』の担当は、声優の下野紘(しものひろ)です。イシドロの生意気で背伸びをしたがる少年像をよく表現しているとして評価されています。
下野紘のプロフィール
- 生年月日:1980年4月21日
- 出身地:東京都
- 身長:167cm
- 血液型:B型
- 所属:アイムエンタープライズ
下野紘は、中学生の頃から声優に憧れを持つようになりましたが、真剣に声優を目指すきっかけになった作品は『無責任艦長タイラー』(1993年)です。日本ナレーション演技研究所で演技を学び、事務所オーディションからアイムエンタープライズに所属しました。2002年に『ラーゼフォン』の主役神名綾人役に抜擢されましたが、オーディションに落ち続けていたため、このオーディションがダメなら声優は止めるつもりだったというエピソードが残っています。
下野紘の主な出演作品
- 『ラーゼフォン』神名綾人(かみなあやと)役
- 『かんなぎ』御厨人(みくりやじん)役
- 『ヨスガノソラ』春日野悠(かすがのはるか)役
- 『進撃の巨人』コニー・スプリンガー役
- 『暁のヨナ』ゼノ(黄竜)役
- 『鬼滅の刃』我妻善逸(あがつまぜんいつ)役
イシドロの声優②吉野裕行
PS2ゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹編 聖魔戦記の章』の担当は、声優の吉野裕行です。原作の世界観が上手く表現されているこのゲームは、発売されてから20年ほど経過していますが、吉野は未だに色あせない演技を見せています。
吉野裕行のプロフィール
- 生年月日:1974年2月6日
- 出身地:千葉県
- 身長:162cm
- 血液型:B型
- 所属:ninelive.
吉野裕行は、子どもの頃から声質が変わっていたため、声優を意識していましたが、真剣には考えていませんでした。代々木アニメーション学院に入学したのも、大学受験に失敗したからです。しかし、そこで自分自身に真剣に向き合うようになります。事務所のオーディションに不合格になり、一度は声優の道を諦めましたが、2年後、ふたたび志して、養成所で学び直しました。
吉野裕行の主な出演作品
- 『ヴァンドレッド』ヒビキ・トカイ役
- 『バロムワン』木戸剛役
- 『薄桜鬼』東堂平助役
- 『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』ブリーファス・ロック役
- 『キルラキル』犬牟田宝火(いぬむたほうか)役
- 『僕のヒーローアカデミア』プレゼント・マイク役
- 『SPY×FAMILY』フランキー・フランクリン(もじゃもじゃ)役
【ベルセルク】イシドロに対する世間での評判や人気
ここまで『ベルセルク』に登場する少年キャラのイシドロについて解説しました。イシドロは、ガッツ一行に加わり、最強の剣士を目指して努力していました。また、仲間と関わることで精神的にも成長します。そのイシドロを世間やファンはどのように感じているのか、SNSの投稿から探ります。
『ベルセルク』のイシドロは、最強の剣士を目指す少年です。口は悪く素直でないところがありますが、一度決めたことを最後までやり通す根性があります。イシドロの魅力の中でも、根性に強く惹かれていることが分かる投稿です。
『ベルセルク』のイシドロが故郷の村を出て最強の剣士を目指すきっかけとなったのは、鷹の団の切り込み隊長が百人斬りをやったという話を聞いたからでした。その後、ガッツと出会い、ガッツの強さに惚れていますが、そのガッツがあの百人斬りの剣士ということには気付いていません。それがあわやという場面でずっこけたことを微笑ましく感じていることが分かる投稿です。
『ベルセルク』のイシドロは生意気な少年ですが、成長過程にある少年にはよくあることです。生意気なところも背伸びして自分を大きく見せようとしているところから来る少年心理であり、その生意気なところをかわいく感じていることが分かる投稿です。
【ベルセルク】イシドロはガッツに憧れる少年だった
『ベルセルク』に登場するイシドロは、最強の剣士を目指している少年です。偶然ガッツと出会ってからは、ガッツの強さに憧れ、日々鍛錬をしています。その結果、剣士としての実力は目覚ましく向上しました。また、ギャグ担当として、ストーリーを明るくしています。『ベルセルク』を読む際には、ぜひイシドロに注目してください。
この記事のライター
makkun402
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