【スパイファミリー】あらすじや登場キャラを紹介!作品の魅力とは?
『スパイファミリー』のストーリーのあらすじや登場キャラを紹介する記事です。面白いと話題のスパイファミリーはどのような内容かを、原作のあらすじ1巻から10巻まで解説します。また、原作やアニメの概要、作品の魅力、これまでの伏線に関する考察などもまとめています。
目次
【スパイファミリー】とは?
スパイファミリーの作者
『スパイファミリー』の作者は、遠藤達哉さんです。遠藤達哉さんは1980年7月23日生まれの漫画家で、2000年に『西部遊戯』でデビューしました。アイドルの坂道シリーズのファンで、SNSによく坂道シリーズ関連のコメントを上げています。
スパイファミリーの原作の概要
スパイファミリーの正式表記は、『SPY✕FAMILY』です。2019年に少年ジャンプ+に掲載され、連載当初から高い評価を得ていました。現在も連載中で、単行本は11巻まで発売されています。スパイファミリーは2023年に、第52回日本漫画家協会賞のコミック部門大賞を受賞しました。
スパイファミリーのアニメの概要
スパイファミリーのテレビアニメは、第1シーズンが2022年の4月から始まり、分割2クールで全25話が放送されました。スパイファミリーのアニメは大きな話題となり、知名度が一気に高まりました。2023年10月からは、テレビアニメ第2シーズンの放送が予定されています。また、2023年12月には、劇場版アニメも公開予定です。
【スパイファミリー】あらすじやストーリーを解説
1巻あらすじ
まずは、スパイファミリー1巻のストーリーのあらすじから紹介します。スパイファミリー1巻は、西国(ウェスタリス)のスパイである黄昏が、新たな任務を受けるところからストーリーが始まります。黄昏は東国(オスタニア)の要人であるドノバン・デズモンドに接触するため、1週間以内に子供をイーデン校に入れる必要がありました。そこで黄昏はロイド・フォージャーと名乗り、孤児院からアーニャという少女を引き取ります。
さらに、偶然知り合ったヨルという女性に、二次審査の面接で必要な母親役を引き受けてもらいます。ロイドは自分がスパイであることを2人に隠していましたが、2人もそれぞれ秘密を抱えていました。アーニャは人の心が読める超能力者で、ヨルは「いばら姫」というコードネームを持つ殺し屋だったのです。3人はお互いの正体を隠したまま家族となり、イーデン校の入試に臨みました。
2巻あらすじ
続いて、スパイファミリー2巻のストーリーのあらすじを紹介します。2巻では、イーデン校に合格したアーニャの学校生活が始まります。ロイドはデズモンドに接触するため、デズモンドの息子であるダミアンとアーニャに仲良くしてほしいと思っていました。しかし、入学早々、アーニャはそのダミアンを殴ってしまいます。ダミアンとの仲が絶望的だと感じたロイドは作戦を変え、アーニャにステラという褒章を取らせようとしました。
ステラを8つ集めて特待生になると、デズモンドが顔を出す懇親会に出席できるのです。しかし、アーニャは勉強を嫌がって部屋にこもってしまい、ロイドはもっとアーニャを知ることから始めようと決意を新たにします。その頃、ヨルの弟のユーリは姉が結婚したことを人づてに聞き、フォージャー家を訪れることにしました。
3巻あらすじ
スパイファミリーの3巻は、秘密警察であるユーリがフォージャー家を訪れたところからストーリーが始まります。ユーリは西国のスパイであるロイドの天敵でしたが、ユーリはロイドの正体には気づきませんでした。逆にロイドはユーリが秘密警察であることに気づき、ヨルのことも疑い始めます。しかし、ヨルには疑わしい点は一切なく、ギクシャクしていた2人の仲も元に戻りました。一方、アーニャはステラ獲得のため、病院へボランティア活動へ行きます。
病院では失敗ばかりでボランティアを断られてしまったアーニャでしたが、リハビリ用のプールで誰かが溺れていることに気づきます。アーニャは溺れた子を助けるためにプールに飛び込み、それを追ってきたロイドのおかげでアーニャも溺れた子も助かりました。アーニャは人命救助の功績が認められ、1年生で初のステラを獲得します。アーニャはステラのご褒美として、ロイドに犬が欲しいとねだりました。
4巻あらすじ
スパイファミリー4巻では、ロイドとテロ組織との緊迫のストーリーが描かれています。ペットの犬を選ぶために出かけたフォージャー一家でしたが、ロイドはテロの阻止という新たな指令を受けます。ロイドはトイレに行く振りをしてWISEの仲間と合流し、残されたアーニャとヨルは2人で犬探しを続行していました。その途中、アーニャは大きな白い犬と出会い、その犬が自分たちの姿を思い浮かべている事実に驚きます。
こっそりと犬の後をつけたアーニャは、テロ組織集団のアジトへと入り込んでしまいました。白い犬に助けられてアジトを脱出したアーニャは、その犬が未来予知ができる超能力者だと気づきます。犬と一緒に逃げ回っていたアーニャでしたが、すぐにテロリストたちに見つかります。そこへアーニャを探していたヨルが駆けつけ、テロリストの1人は制圧されました。
そのとき、犬がロイドの死を予知し、その心を読んだアーニャはロイドを助けに向かいます。アーニャの活躍でロイドの死も免れ、未来は変わりました。そして、ロイドとヨルにより残りのテロリストも制圧され、事件は解決します。その後、白い犬はフォージャー家で引き取られることになり、ボンドという名前をつけられました。
5巻あらすじ
スパイファミリーの5巻は、単発のストーリーがいくつも収録されています。5巻では料理下手なヨルがカミラに料理を教わったり、アーニャが工作の授業でダミアンと協力するストーリーなどを読むことができます。また、イーデン校では中間考査が近づき、アーニャはユーリに家庭教師をしてもらうことになります。
その勉強は中間考査にはまったく役に立ちませんでしたが、アーニャは自力で赤点を回避してみせました。無事に中間考査を終えた後は、アーニャが社会学習の授業の課題でロイドの職場へと見学へ行くストーリーもあります。5巻の最後にはロイドのスパイ仲間であるフィオナが登場し、ロイドへの強烈な恋心が明かされました。
6巻あらすじ
スパイファミリーの6巻は、ロイドとフィオナの共同任務のストーリーから始まります。ロイドたちは「日向の貴婦人」という絵を回収するため、地下テニス大会に参加します。2人はさまざまな妨害を跳ね飛ばし、見事テニス大会に優勝しました。そして、無事に目的の絵画を回収することができました。家へと帰る途中、ロイドは公園でテニスをしているアーニャとヨルを見かけます。フィオナはヨルへ手合わせを願い出て、2人はテニス勝負をすることになります。
ヨルのサーブでラケットを木っ端微塵にされたフィオナは、リベンジを誓ってテニスの特訓に励むのでした。ヨルはロイドがフィオナと恋仲にあるのではと疑っていましたが、ロイドとのデートでその疑念も消えます。そして、アーニャとベッキーが買い物を楽しむストーリーが挟まれた後、ついにイーデン校の懇親会が開催されます。ロイドの標的であるドノバン・デズモンドが姿を現したところで、6巻は幕を閉じました。
7巻あらすじ
スパイファミリー7巻の、ストーリーのあらすじを紹介します。デズモンドと無事接触できたロイドは、何とかデズモンドの懐に入り込もうとしました。しかし、のらりくらりとかわされてしまい、ここは一旦退くことを選びます。ロイドとデズモンドの対決が終わった後は、ダミアンたちの野外学習や、ボンドがロイドの任務の手伝いをするストーリーが描かれました。
その後、ユーリの秘密警察での働きや、アーニャの学校生活などに続き、ヨルがメインのストーリーが始まります。ヨルは珍しく護衛任務を請負い、対象者と一緒に豪華客船に乗ることになりました。一方、アーニャはデパートの福引で、同じ豪華客船での旅を引き当てます。ロイドが休暇をもらえたことにより、3人は一緒に豪華客船の旅に出かけることになりました。
8巻あらすじ
スパイファミリーの8巻では、全編を通してヨルのいばら姫としてのストーリーが描かれています。裏社会をまとめてきたグレッチャー・ファミリーのオルカを護衛することになったヨルは、向かい来る殺し屋たちを次々に撃退していきます。アーニャはロイドとヨルが鉢合わせしないよう画策しつつ、ヨルの手伝いをしようとしていました。しかし、結局豪華客船の旅を楽しんでしまい、ロイドをまくことができませんでした。
夜になって花火大会が始まった頃、ヨルは甲板で大勢の殺し屋に囲まれていました。ほとんどの殺し屋を返り討ちにしたヨルでしたが、強敵相手にピンチに陥ります。ヨルは自分が戦っていることの意義を見失いかけ、殺し屋をやめようかと思い始めました。しかし、ロイドやアーニャとの平和な暮らしを守るため、これからも戦い続けることを決意するのでした。
9巻あらすじ
スパイファミリーの9巻は、豪華客船での戦闘の続きから始まります。戦う力を取り戻したヨルは再び戦闘を開始し、何とか最後の敵を倒すことができました。一方、豪華客船には爆弾が仕掛けられていましたが、こちらは変装したロイドが処理をします。こうしてすべての危機は去り、ようやくフォージャー家は3人揃って旅を楽しむことができました。大きな事件が一段落し、フォージャー家には再び平和が訪れます。
9巻ではその後、ボンドが放火事件で活躍するストーリーや、べッキーがロイドに猛アタックするストーリーなどが描かれました。久しぶりに登場したフィオナが、ロイドとは別の任務を遂行するストーリーも収録されています。この回では、フィオナとフランキーという珍しいコンビの活躍が見られました。9巻の最後ではイーデン校に「トニトおばさん」と呼ばれる先生が登場し、生徒たちを恐怖に陥れました。アーニャはダミアンをかばったことで、2つ目のトニトをもらってしまいます。
10巻あらすじ
最後に、スパイファミリー10巻のストーリーのあらすじを紹介します。10巻は、黄昏の過去エピソードから始まりました。西国で育った黄昏は、毎日友達と兵隊ごっこをして遊んでいました。しかし、東国からの爆撃ですべてを失い、本物の兵隊となって東国と戦うようになります。ある日黄昏は陸軍情報部からスカウトされ、WISEの一員となって活動することになりました。
ロイドの過去エピソードの後は、WISEの活躍やアーニャとヘンダーソン先生との交流が描かれます。また、10巻では、これまで謎に包まれていたダミアンの母親が登場しました。ヨルはダミアンの母のメリンダと仲良くなり、メリンダが主催している婦人会に参加することになりました。
【スパイファミリー】フォージャー家のキャラ一覧
キャラ①ロイド・フォージャー
ロイド・フォージャーは、スパイファミリーの主人公です。「黄昏」というコードネームを持った西国の優秀なスパイで、これまでにさまざまな任務をこなしてきました。変装の名人で、子供など極端に体格の違う者でなければ、大抵の人物には変装できます。任務のためにアーニャとヨルと偽装家族を築きますが、徐々に2人に情が湧いている様子が伺えます。基本的に真面目で、何を考えているかわからないアーニャや、天然なヨルに振り回され気味です。
キャラ②ヨル・フォージャー
ヨル・フォージャーは、「ガーデン」という暗殺組織の一員です。コードネームは「いばら姫」で、幼い頃から暗殺を生業としてきました。普段は市役所職員として、目立たず生活しています。殺しの仕事を続けていくため、周囲に怪しまれないようにロイドと結婚することを決めました。最初は打算からの結婚でしたが、今ではロイドとアーニャを本当の家族のように大事に思っています。やや世間知らずなところがあり、突飛な言動を取ることがあります。結婚する前の旧姓は「ブライア」です。
キャラ③アーニャ・フォージャー
アーニャ・フォージャーは、ロイドが孤児院から引き取ってきた少女です。人の心が読める超能力者で、ロイドの心を読んでは任務に協力しようとしています。6歳から入学できるイーデン校に通っていますが、実年齢はもう少し下のようです。そのため、周りの生徒よりもやや幼く、言葉もよく間違えます。好奇心旺盛な素直な女の子で、表情がコロコロと変わります。
キャラ④ボンド・フォージャー
ボンドは、アーニャが偶然知り合った白い大型犬です。ボンドもアーニャと同じく何かの実験を受けていた存在で、未来予知という超能力を持っています。ボンドの予知をアーニャが読み取ることで、悪い未来を変えることができます。ボンドはアーニャが大好きで、アーニャのお気に入りのぬいぐるみに嫉妬することもありました。未来予知以外の能力はあまりなく、やや鈍臭いところがあります。
【スパイファミリー】その他の登場キャラ一覧
キャラ①ダミアン・デズモンド
ダミアン・デズモンドは、スパイファミリー2巻から登場している主要キャラです。ロイドが標的としているドノバン・デズモンドの次男で、ロイドの任務のためにアーニャが仲良くなろうとしている人物です。入学式でアーニャに殴られてから、次第にアーニャを気にするようになっていきました。最初はかなり嫌な性格のキャラとして登場したダミアンでしたが、徐々に優しい面や男らしい面も描かれるようになりました。
キャラ②ベッキー・ブラックベル
ベッキー・ブラックベルも、2巻から登場する主要キャラです。大手軍事企業であるブラックベル社CEOの娘で、常に世話役がついて歩くような生粋のお嬢様です。最初はアーニャのことを子供っぽいとバカにしていましたが、今では一番の親友となっています。恋愛ドラマが好きなおませな女の子で、人の恋バナには敏感です。アーニャの家族写真を見てロイドに一目惚れし、ロイドを振り向かせようと必死にアピールしています。
キャラ③エミール・エルマン
スパイファミリーのエミール・エルマンは、ダミアンの取り巻きの1人です。いつもダミアンと一緒にいて、アーニャのことを目の敵にしています。ダミアンのことは「ダミアンさま」と呼んで憧れの目で見つつも、友達として仲良く接しています。お菓子が大好きで、やや小太り体型です。
キャラ④ユーイン・エッジバーグ
ユーイン・エッジバーグも、ダミアンを尊敬している取り巻きの1人です。将来はダミアンが政治家となり、国を良くしてくれると信じています。エミール同様、ダミアンには敬語を使いつつ、遠慮のない付き合いをしています。宇宙が好きで、将来は宇宙飛行士になることが夢です。ユーインも普段はアーニャと敵対していますが、ロケットの話で意気投合し、仲良く盛り上がるシーンもありました。
キャラ⑤ジョージ・グルーマン
ジョージ・グルーマンは、物語の途中から登場したアーニャのクラスメイトです。ジョージは父親の会社がデズモンドグループによって潰されたと告白し、クラスメイトたちの同情を誘います。しかし、それがすべて勘違いだったと明らかになり、周囲から白い目を向けられることになりました。それ以降も何かとこの一件を持ち出され、ダミアンたちから冷遇されています。
キャラ⑥ビル・ワトキンス
ビル・ワトキンスは、スパイファミリーのドッジボール大会に登場した人物です。6歳とは思えないほどの巨体の持ち主で、数々の球技大会を総ナメしてきたことから、「魔弾のビル」と呼ばれています。クラス対抗ドッジボール大会では、心を読むアーニャに苦戦しながらも、4組を勝利に導きました。また、バスジャック事件では、大人顔負けの冷静な対応や勇敢な態度で、アーニャたちとともにステラを獲得しました。
キャラ⑦ヘンリー・ヘンダーソン
ヘンリー・ヘンダーソンは、エレガントを追求するイーデン校の教師です。三者面談でアーニャたちの面接をした際、あまりにも態度の悪いスワンを殴ったことで、寮長から初等部の担任へと降格されます。本人はこの処分をそれほど気にしておらず、初心に返ったつもりでやると意気込んでいました。厳しいけれども愛情のある先生で、バスジャック事件では生徒たちから慕われている様子が伺えました。
キャラ⑧ウォルター・エバンス
ウォルター・エバンスは、イーデン校の国語教師です。ヘンダーソンとともに、入学試験の三者面談を担当しました。保守的で実直な先生で、生徒たちからも信頼されています。三者面談でも、何かとフォロー役に回っていました。
キャラ⑨マードック・スワン
マードック・スワンも、入試の際に二次審査の三者面談を担当した教師です。イーデン校先代校長の息子という立場を利用し、常に傍若無人な振る舞いをしています。面接ではわざと意地悪な質問をして、妻と娘に逃げられた鬱憤を晴らそうとしていました。
キャラ⑩ドノバン・デズモンド
ドノバン・デズモンドは、国家統一党の総裁です。ほとんど人前に現れることはなく、何を考えているかもよくわからない人物です。WISEからは危険視されており、監視対象となっています。
キャラ⑪メリンダ・デズモンド
メリンダ・デズモンドはドノバンの妻であり、ダミアンの母親でもあります。普段はニコニコして愛想の良い女性ですが、ダミアンのことになると複雑な感情を覗かせます。デパートで助けてもらったヨルのことを気に入り、ヨルのことを婦人会へと誘って友達付き合いを始めました。
キャラ⑫シルヴィア・シャーウッド
シルヴィア・シャーウッドは、黄昏の上司です。WISEでは諜報員たちを管理する立場にあり、普段はハンドラー(管理官)と呼ばれています。スパイになったばかりの黄昏を育てた人物でもあり、黄昏にはいつも無茶な任務を押し付けています。以前は結婚していて、アーニャと同年代の娘がいたことがわかっています。
キャラ⑬フランキー・フランクリン
フランキー・フランクリンは、ロイドがいつも利用している情報屋です。ロイドは情報収集以外にも何かとフランキーに協力してもらっており、便利屋のように扱っています。フランキーは毎回文句を言いながらも、結局はロイドに付き合っています。惚れっぽい性格で、きれいな女性にアタックしては毎回フラれています。
キャラ⑭フィオナ・フロスト
フィオナ・フロストは、黄昏の後輩に当たるスパイです。「フィオナ」は偽名で、スパイとしてのコードネームは「夜帳」です。ロイドのスパイ活動をサポートするため、普段はロイドが勤務する病院で働いています。ロイドのことが好きで、妻役のヨルに嫉妬しています。
キャラ⑮店長
スパイファミリーの店長は、いつもヨルに暗殺の任務を言い渡している人物です。ガーデンのメンバーに違いはありませんが、どういう立場にあるかはわかっていません。普段は庭師のような格好をして、植物の手入れをしています。
キャラ⑯マシュー・マクマホン
マシュー・マクマホンは、ヨルにとっては先輩に当たる殺し屋です。普段はヨルと同じ市役所で、部長として働いています。そのため、ヨルからは「部長さん」と呼ばれています。冷静に任務をこなす暗殺のプロで、ヨルとの共同任務ではあれこれと指示を与えていました。
キャラ⑰ユーリ・ブライア
ユーリ・ブライアはヨルの弟で、秘密警察の一員です。表向きは外務省に勤めていることになっていて、ヨルもユーリが秘密警察であることを知りません。にこやかで人の良さそうな青年ですが、非常に冷酷な一面も持ちます。極度のシスコンで、ヨルに対することになると理性がなくなります。
キャラ⑱ドミニク
ドミニクは、ヨルと同じ市役所で働く普通の公務員です。ヨルの同僚である、カミラと交際しています。ユーリとも面識があり、ユーリにヨルの結婚を教えた人物でもあります。人当たりの良い優しい青年で、カミラの暴言をたしなめたり、周囲をさり気なくフォローしたりしています。
キャラ⑲カミラ
カミラはヨルの同僚で、初登場時はヨルに対して嫌味な言動を繰り返していました。しかし、ヨルに料理を教えたり一緒に飲みに行ったりするうちに、徐々に仲良くなっていきます。照れ屋で素直になれない性格ですが、実は面倒見が良く、根っからの悪人ではないようです。
キャラ⑳ミリー
ミリーもカミラと同様、ヨルの職場の同僚です。笑顔できついことを言う性格で、カミラと一緒にヨルをけなしていました。しかし、ヨルがロイドと結婚して柔らかくなったことで、ミリーのヨルに対する印象も変わっていきます。一緒に飲みに行ったときは、酔うと面白いヨルのことをかなり気に入ったようです。
キャラ㉑シャロン
シャロンもヨルと同じ市役所職員で、メガネをかけたクールな女性です。初登場時はカミラたちと一緒にヨルを見下していましたが、徐々に親しくなっていきます。シャロンの息子もイーデン校の受験に合格したことが、バスジャック事件で明らかになりました。
キャラ㉒バーンズ
バーンズは、ヨルが勤務している市役所の、産業振興課の課長です。頭髪が薄いメガネをかけた男性で、作中にはほとんど登場しません。部下にはあまり好かれていないようで、ミリーたちからは陰口を叩かれています。
キャラ㉓マーサ
マーサはブラックベル家に仕えている使用人で、主にベッキーの世話役兼護衛として働いています。元軍人で、高い戦闘力を持っています。ベッキーが周りの子供となじめないことを心配していて、アーニャという友達ができたことを心から喜んでいます。
キャラ㉔エドガー
エドガーは、スパイファミリーの1話に登場した悪役です。仲間でも顔色ひとつ変えずに殺す冷酷な人間ですが、娘のカレンのことだけは大事に思っています。西国への宥和政策を進める外務大臣を失脚させようと企んでいましたが、黄昏によって阻止されます。
キャラ㉕カレン
カレンも、スパイファミリーの1話に登場しました。エドガーの娘で、ロバートという人物に扮した黄昏と交際していました。黄昏はカレンを情報収集に利用し、用がなくなるとあっさりと別れを切り出しました。父親ほどの悪党ではありませんが、いくつかの犯罪行為には手を染めていたようです。
【スパイファミリー】作品の魅力
魅力①アーニャがかわいい
スパイファミリーに登場するアーニャは、とにかくかわいいと評判です。アーニャのかわいらしさに魅力を感じ、スパイファミリーを読んでいる人も多いでしょう。アーニャは外見だけでなく、喋り方やいたずら好きなところも魅力的です。変顔もかわいらしく、見ていて飽きることがありません。
魅力②シリアスなシーン
スパイファミリーにはギャグシーンだけでなく、ハラハラするようなシリアスシーンも多く含まれています。特に戦争に関するシーンは考えさせられる描写が多く、読んでいるだけで苦しくなるほどです。しかし、そういったシリアスシーンの中にも、絶妙にギャグシーンが織り交ぜられていて、暗くなりすぎずに作品を楽しむことができます。
魅力③アクションシーン
スパイファミリーの大きな魅力のひとつは、迫力のあるアクションシーンです。ロイドが黄昏として敵と戦う姿や、ヨルが殺し屋として暗躍する姿は見ているだけでも心躍ります。かっこいいアクションシーンは、アニメだとさらに迫力満点です。
魅力④心温まるシーン
スパイファミリーはタイトル通り、「スパイ」と「家族」をテーマにした作品です。そのため、家族愛が感じられる心温まるストーリーも多く登場します。他人だった3人が徐々に絆を深めていく過程は、見ているだけで心が温かくなります。
魅力⑤オシャレな作画
スパイファミリーの作画は、スタイリッシュでオシャレだと評判です。登場人物はもちろん、背景やアクションシーンもすっきりしていて見やすいです。このキレイな作画も、スパイファミリーの魅力のひとつだといえるでしょう。
【スパイファミリー】伏線や設定を考察
考察①アーニャの出生の秘密
アーニャの出生については、現時点では完全に明かされていません。ただ、「被検体007」と呼ばれていたことや、研究施設にいた頃の記憶など、いくつかの伏線が描かれています。これらの伏線から、何らかの秘密組織で実験体として扱われ、現在の超能力を身につけたと考えることができます。スパイファミリーの1話で、アーニャは「施設から逃げ出した」と書かれているため、施設がまだ存在している可能性もあります。
また、施設の研究員の1人の髪型が、ロイドの過去エピソードで出てきた友人の髪型と似ていることもファンの間では指摘されています。もしもこれが伏線であれば、ロイドのかつての友人が、謎の組織の一員として登場する可能性もあるでしょう。他にも、アーニャの出生に関する伏線は、作中にいくつか登場します。
イーデン校の面接ではアーニャが本当の母親を思い出し、「ママ」と呟いて泣くシーンがありました。このことから、アーニャは実の母親のことを覚えていることがわかります。また、イーデン校の試験では、アーニャが古語を理解していることが判明しました。この伏線では、アーニャが古語を母国語としている国の生まれであることが示唆されました。
考察②デズモンドの正体は黒幕ではない?
ドノバン・デズモンドは、スパイファミリーの1話から黒幕として描かれている人物です。しかし、これまでドノバンが登場したシーンはわずかで、ドノバンが大きな動きをしている様子はありません。また、息子のダミアンに対しても愛情を見せていることから、実は悪人ではないのではという考察もできます。いろいろな伏線が絡み合っていることを考えれば、他に黒幕がいてもおかしくありません。
考察③プロジェクト・アップル
プロジェクト・アップルとは、東国の旧政権下で行われていた秘密実験です。フォージャー家の一員となったボンドは、この実験により予知能力を身につけたと考察できます。ボンドとアーニャの能力が似ていることから、アーニャもプロジェクト・アップルの被検体だった可能性があります。また、イーデン校のシンボルマークがりんごに似ているため、このマークはイーデン校がプロジェクト・アップルに関係しているという伏線ではないかといわれています。
考察④ヨルとロイドは今度対立する?
ヨルは東国に害をなす人物を暗殺する、ガーデンの一員です。対するロイドは、西国を守るために東国でスパイ活動をしています。2人は相対する組織に所属しているため、いつか対立する可能性もあります。ロイドはすでに秘密警察のユーリと対立しており、実際に戦闘にもなりました。そのとき、ロイドはヨルのことを思い浮かべ、ユーリにとどめを刺すことができませんでした。もしロイドがヨルと対立したら、このとき以上に心乱されることは確かでしょう。
考察⑤スパイファミリーの時代設定
スパイファミリーは架空の世界ですが、作中の町並みや登場人物たちの価値観から、古い時代設定であることがわかります。作者の遠藤達哉さんによれば、1960年から1970年代あたりをイメージして描いているようです。また、東と西で敵対しているという設定や建物の様子から、昔のドイツがモデルとなっていると推察することができます。
【スパイファミリー】に対する世間での評判や人気
スパイファミリーには、主人公以外にも魅力的なキャラが大勢登場します。そのため、「登場人物が全員かっこいい」というコメントが多く見られました。かっこいいだけでなく「登場人物がかわいい」という感想も多く、どのキャラもファンから愛されていることがわかります。
スパイファミリーはアニメ化したことで有名になったため、原作を知らずにアニメからファンになった人も多いようです。スパイファミリーのアニメには「とても面白い」という感想が多く、アニメの影響で原作を一気買いした人も大勢いました。スパイファミリーのアニメには他にも、「作画がキレイ」というコメントや、「バトルシーンが楽しい」というコメントも上がっていました。
スパイファミリーには、作中に多くの伏線が登場します。これらの伏線が最終的にどう回収されるのか、楽しみにしているファンが大勢いました。細かい伏線が多いため、何でもないシーンでも伏線ではないかと疑ってしまう人もいるようです。また、スパイファミリーの伏線に関しては、「伏線の張り方が上手い」という感想もありました。
【スパイファミリー】あらすじは面白いと話題だった
スパイファミリーのあらすじや作品の魅力、伏線の考察などをまとめました。スパイファミリーは原作もアニメも人気があり、ストーリーが面白いと評判です。登場人物もそれぞれに違う魅力があり、敵味方関係なく応援したくなってしまいます。スパイファイリーはアニメ2期の放送や劇場版アニメの上映も決まっており、今後さらに盛り上がっていくと予想されます。
この記事のライター
NR4712
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