【スパイファミリー】過大評価されている理由は?世間の評価も徹底紹介
スパイファミリーは少年ジャンプ+で大人気連載中です。しかしその人気は過大評価されているという声も少なくありません。なぜスパイファミリーは過大評価されているといわれるのでしょうか?世間からの評価も含めてその理由を徹底的に解説していきます。
目次
【スパイファミリー】とは?
『スパイファミリー』は「少年ジャンプ+」で連載中のアクションコメディー漫画です。赤の他人だったスパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女がお互いの正体を隠して「仮初めの家族」を演じながら普通の日常を送るために奮闘します。その秀逸な設定と魅力的なキャラクター、高い画力などで幅広い世代に受け入れられ異例のスピードで大ヒットを記録しました。2022年10月時点のアプリの総閲覧数は5億PVを超え、コミックス累計発行部数は11月時点で2700万部を突破しました。さまざまな漫画賞も受賞しています。
スパイファミリーの作者
『スパイファミリー』の作者は茨城県古河市出身の遠藤達哉先生です。1980年生まれで現在42歳です。2000年のデビュー作『西部遊戯』で第5回ストーリーキング漫画部門準キングを受賞しましたが、その後の20年間はヒット作に恵まれず、長い下積み時代を経験しています。『スパイファミリー』が大ヒットしたことで一躍大人気漫画家となりました。
スパイファミリーの概要
『スパイファミリー』は2019年3月25日より「少年ジャンプ+」で連載が開始されました。作品の舞台は東西が分裂した旧ドイツがモデルといわれています。元々は全くの他人であったスパイの夫、殺し屋の妻、人の心が読める超能力者の娘で構成された偽装家族の物語です。3人がお互い裏の顔を隠しながら、次々と訪れるトラブルに日々奮闘します。仮初めの日常生活を送る中、少しずつ家族の絆を深めていく3人の姿がコメディタッチで描かれています。
スパイファミリーのあらすじ
東国オスタリアと西国ウェスタリスは十数年間冷戦状態にありました。西国の凄腕スパイ・黄昏は、東国の危険人物・国家統一党総裁ドノバン・デズモンドに近づくため極秘任務を命じられます。任務の内容は、1週間以内に家族を作り、養子をデズモンドの息子が通う名門校に入学させ、懇親会に潜入するというものでした。しかし実は黄昏が選んだ娘・アーニャは人の心が読める超能力者で、妻・ヨルの裏の顔は殺し屋でした。3人はお互いの正体を隠しながら共同生活を始めます。
【スパイファミリー】過大評価されている理由
『スパイファミリー』は連載開始直後から話題の人気作品です。有名企業とのコラボも次々と発表され、その人気はますます加速しています。しかし一部では作品が過大評価されているとの声も少なからず上がっています。なぜ『スパイファミリー』は過大評価されているといわれるのでしょうか?その理由について調査してみました。
過大評価の理由①漫画アプリから人気に火が付いた
『スパイファミリー』は「少年ジャンプ+」で連載中です。連載が開始された2019年「少年ジャンプ+」はアプリに限り、オリジナル作品を初回だけ全話無料で閲覧できるようにリニューアルされました。連載開始時期とアプリのリニューアルが重なったことで、より多くの読者に注目され作品の人気に火がつきました。しかしタイミングが良かっただけで作品自体は過大評価であるという声も上がってしまいました。
過大評価の理由②出版社の宣伝力がすごい
『スパイファミリー』を出版している集英社は日本でも有数の大手出版会社です。その絶大な宣伝力で『スパイファミリー』テレビアニメ放送開始前には、渋谷や新宿駅周辺に巨大な屋外広告が出されたり、電車内に繰り返しデジタル広告が流れたりしました。このような宣伝効果もあって作品はさらに多くの人に知れわたり、実際の人気以上に注目を集めたことが過大評価につながりました。
過大評価の理由③数多くの賞を受賞している
『スパイファミリー』は「次にくるマンガ大賞2019 Webマンガ部門1位」や「読者が選ぶ、2019年新作おすすめマンガベスト100ランキング 2位」など数多くの漫画賞を受賞しています。受賞により多くのメディアへの露出が増えたことでさらに認知度があがりました。しかし多くの人が作品を知ることで、一部で過大評価だという意見も見られるようになりました。
【スパイファミリー】つまらないといわれる理由
『スパイファミリー』は大ブームの一方で、「つまらない」「過大評価だ」という口コミもネット上で数多く見かけます。作品がつまらないといわれるのはなぜなのでしょうか。実際の口コミも紹介しながら説明していきます。
理由①説明が多い
『スパイファミリー』は東西の国同士が対立している設定が前提にあり、その設定を理解していないと登場人物の行動の意味がわからなくなります。そのため状況の説明が長くなり、つまらないと感じてしまう人もいます。また家族全員がお互いの正体を隠しているため、普段のセリフの中で本当のことを話し合えずに、心理描写の説明が増えてしまうことでつまらないと感じる人もいます。
理由②テンポが悪い
『スパイファミリー』は「少年ジャンプ+」で隔週での連載のため、毎週連載されている作品に比べると「テンポが悪い」と感じてしまう人もいます。また登場人物の過去を掘り下げて丁寧に描く回や、話の本筋とはあまり関係のない回が結構な頻度で登場します。そのため「テンポよく話が進まずつまらない」という不満の声が上がっています。
理由③面白くないギャグ
ホームコメディ要素の強い『スパイファミリー』にはギャグシーンも数多く登場しますが、「ギャグが面白くない」と感じる人も一定数います。幅広い世代に受け入れられる人気作品であることから、あまりとがったギャグを盛り込めないのも一部の人にはつまらないと感じられる原因になります。
【スパイファミリー】面白いといわれる理由
『スパイファミリー』は大人気作品がゆえ認知度が高すぎて、どうしても一部の人には「つまらない」「過大評価だ」といわれてしまいます。しかしやはり大多数の人が「面白い」と感じる大ヒット作品であることは間違いありません。作品が面白いといわれる主な理由4つを順番に説明していきます。
理由①秀逸な設定
『スパイファミリー』の魅力を語る上で欠かせないのが、登場人物やストーリーの秀逸な設定です。スパイの父、殺し屋の母、超能力者の娘というキャラクターは他にはない面白い設定です。またその事実をお互いに隠していて、読者だけが全てを知っているというのもハラハラドキドキして面白い要素になっています。
理由②魅力的なキャラ
『スパイファミリー』に登場するキャラクターはそれぞれ個性が強く魅力的です。スパイ、殺し屋、超能力者だけでなく、彼らを取り巻く人間関係もバラエティ豊かで面白いキャラクターが数多く登場します。とりわけアーニャの可愛さには、一度見たらハマってしまう人が続出しています。
理由③作画が良い
作者である遠藤達哉先生の画力の高さはアシスタント時代から評判のものでした。『スパイファミリー』はアクションシーンでも動きがわかりやすく、その上迫力があります。読者は絵の力でもさらに面白いストーリーにどんどん引き込まれていきます。
理由④家族のあたたかい関係性
ロイド・ヨル・アーニャの3人は、はじめはそれぞれの目的をはたすための寄せ集めの家族でした。しかしアーニャの面接をともに乗り越え、何気ない日常生活を過ごしていくうちに3人の間には少しずつ家族としての特別な感情が育っていきます。正体を隠しながらもお互いを思いやる家族のあたたかい関係性が描かれているのも、この作品が面白いといわれるポイントのひとつです。
【スパイファミリー】アニメ化が話題に
『スパイファミリー』は2019年3月に「少年ジャンプ+」で連載が始まるとすぐに話題になりました。2022年11月にアニメ化が発表され、放送開始と同時の2022年4月にコミックス9巻が発売されると累計発行部数は1500万部を超えるなどし、さらなる大ヒットを記録しました。
スパイファミリーのアニメはいつから放送?
『スパイファミリー』は2011年11月1日にアニメ化されることが発表されました。その後2022年4月9日から放送が始まるとすぐに話題となり、アニメ放送のたびにネット上では盛り上がりを見せています。
スパイファミリーのアニメは人気?
2022年10月『スパイファミリー』の放送開始時間がずれたことで録画の予約を失敗してしまう視聴者が多くいたことがニュースで取り上げられました。そのことでテレビ東京の社長が陳謝し、改めてアニメの絶大な人気と影響力を証明してしまう形となりました。
スパイファミリーのアニメは漫画と比べて面白くない?
『スパイファミリー』のアニメには原作漫画にはないオリジナルのシーンも数多く登場します。漫画の方がテンポが良く面白いという意見や、オリジナルシーンも楽しめて動きと声がついているアニメの方が好きという意見もあります。
【スパイファミリー】に対する世間での評判や人気
『スパイファミリー』はアニメ化される前から高く評価されており、アニメの放送によりさらにその人気が広まりました。口コミで過大評価されているという情報を知り見始めた人も、見終わったあとにはその面白さに納得しています。
一方で「スパイファミリーは過大評価されている」と述べる意見も少なくありませんでした。そういった感想を持つ人の多くは「スパイファミリーはアーニャの可愛さだけに頼っている」とコメントしていました。
『スパイファミリー』はビジュアルや評判ばかりが先行して、見てみたけど合わなかったという人にはその人気が過大評価であると認識されます。しかし大多数の人は面白いと感じていて、作品の魅力にハマってしまいます。
『スパイファミリー』はこれまでの人気作品に比べても、異例のスピードで売れ、幅広い世代に知れ渡りました。その認知度が高すぎて、一部の人からは「面白くない」「過大評価だ」というアンチの声が上がってきてしまいます。しかしアニメを観た上で「人気の理由がわかる」と評価する視聴者も少なくありませんでした。
【スパイファミリー】過大評価には様々な理由があった
『スパイファミリー』が過大評価されていてつまらないといわれるのには様々な理由がありました。たしかにこの作品がヒットとなるタイミングに恵まれ、多くの人に認知される要素が多かったことも事実です。しかし過大評価といわれる原因は、この作品があまりにも多くの人に知れ渡ったことにあります。そして作品を見たら誰もが思わず感想をいわずにはいられない魅力的な作品だという証拠でもあるのです。
この記事のライター
rose_mari
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