【スパイファミリー】ボンドは重要キャラ？犬種や能力・声優を徹底調査

『スパイファミリー』にはボンド・フォージャーという犬が登場します。作中でフォージャー家の一員となったボンドですが、『スパイファミリー』において重要なキャラクターだと言われています。アーニャとセットでグッズ化したりイラストが描かれたりと人気なボンドですが、ボンドは『スパイファミリー』でどのような活躍をするのでしょうか。ボンドの能力や過去、フォージャー家に迎えられた経緯や担当した声優を紹介します。

ボンドは犬を飼いたいと言ったアーニャによってフォージャー家に迎え入れられた犬です。ふわふわの白い大きな体に黒い靴下のような模様が特徴的です。ボンドの鳴き声は「ボフ」で、詳細な年齢はわかっていませんが、高齢な犬だとも言われています。アーニャを乗せて走れるくらいの大きさがありますが、体力はなく、全力疾走の後は疲れ果てた様子も見せています。

『スパイファミリー』は遠藤達哉によるスパイ漫画で、『少年ジャンプ+』で連載している作品です。正式な名称は『SPY×FAMILY』です。スパイと殺し屋と超能力者がお互いの能力を隠して生活しているというテーマで、偽りの家族の仲にほっこりとした普通の家庭の日常が見られ、人気の作品となっています。2022年にはテレビアニメ第一期と第二期が放送され、2023年はミュージカルが上演予定となっています。

『スパイファミリー』はスパイである黄昏が東国と西国の和平のため、ロイド・フォージャーとしていつわりの家庭を持って日常を送る作品です。オペレーション＜梟＞（ストリクス）という任務のため、偽りの子供アーニャと妻ヨルを迎え、フォージャー家として日常を送ります。ロイドの裏の顔であるスパイということは家族には伝えておらず、またアーニャは超能力者、ヨルは殺し屋というそれぞれの裏の顔を持っている家族です。

フォージャー家に迎え入れられたボンドは『スパイファミリー』で重要キャラクターだと言われています。ただのペットではなく、どんな活躍をしたのでしょうか。ボンドの活躍や能力、過去を紹介します。

ボンドは少し先の未来を見ることができる能力を持っています。とあるプロジェクトで実験動物として使われていたことで、未来予知の能力が開花したのではないかと言われています。未来を見ることができますが、その未来は不変ではなく、少しの行動で未来を変えることができます。未来予知の能力があっても、犬であるため言葉などで相手に伝えることはできず、また未来のことについての状況もあまり認識できません。

ボンドはプロジェクト＜アップル＞という組織で実験動物として改良された犬です。プロジェクト＜アップル＞は軍事利用するためにIQの高い動物を作り出す実験をしており、ボンドも過去に何度も実験をされたことがあります。ボンドの過去回想から劣悪な環境で育てられたことがわかっており、悲惨な過去を経験しています。

ボンドは未来予知の能力で自分の未来を見ました。ボンドの見た未来は真っ暗闇で、その暗闇が死を連想させ、ボンドは自分の未来は死だと思ったようです。そんな中、ヨルがボンドのドッグフードを買い忘れたため、夕飯は自分が作ると言い出します。ボンドはそれを聞いて自分の死因はヨルの料理だと思い、家から逃走してロイドを探します。ロイドは黄昏としてスパイの仕事中でしたが、ボンドが助力して任務を終わらせ、無事に死を免れました。

『スパイファミリー』に登場するボンドの犬種は一体何なのでしょうか。ボンドの犬種や似ている犬種を紹介します。

ボンドの犬種は明確にはされていませんが、ボンドを描く際にはグレート・ピレニーズを参考にしていると作者が言及していました。大きな白い体はグレート・ピレニーズの特徴と一致しています。グレート・ピレニーズはフランスを原産とした犬種で、メスで70cmほど、オスで80cmにもなる大型犬です。

ボンドの犬種かもしれないと言われていた一つにゴールデンレトリバーがあります。ゴールデンレトリバーは茶色の大型犬で、飼い主に従順で大人しい犬種になります。ボンドが賢くて大人しい性格だったので、ゴールデンレトリバーかもしれないと言われていました。

ボンドの犬種はホワイト・スイス・シェパード・ドッグではないかという声もありました。ホワイト・スイス・シェパード・ドッグはスイス原産の犬種で、温厚で賢いという特徴があります。ボンドと違い、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグはほとんどが立ち耳ですが、災害救助犬として活躍するほどの賢さが、ボンドのモデルになったかもしれないと言われる理由にもなっています。

ボンドの犬種の候補にサモエドがありました。サモエドはロシア・シベリアを原産とした犬種で、寒い地域特有の白くてふわふわな毛並みが特徴的です。白くてふわふわな毛並みがボンドの特徴と一致しており、サモエドではないかとも言われていました。

ボンドと似ている犬種にマレンマ・シープドッグという犬種があります。マレンマ・シープドッグはイタリア原産の犬種で、羊を守る役目をしていました。優しくて人懐っこい性格で、初心者でも飼いやすい犬種として人気です。白くて優しいというところが、ボンドと似ていると言われています。

ボンドの鳴き声は「ボフ」ですが、そんなボンドの声を担当している声優は誰なのでしょうか。ボンドの声優のプロフィールや過去の出演作品を紹介します。

ボンド・フォージャーの声を担当したのは松田 健一郎（まつだ けんいちろう）さんです。アニメに登場したのは1クール目の12話で、シルエットのみが描かれ、アニメ第15話「新しい家族」でフォージャー家の家族の一員となりました。

松田健一郎さんは埼玉出身の声優で、アーツビジョンに所属しています。2人の姉が子供の頃からアニメが好きで、姉が声優になりたいと言っていたことから声優という職業を知ったそうです。中学生の頃に『超時空要塞マクロス』に心を惹かれ、他のアニメもたくさん見るようになりました。

松田健一郎さんの主な出演作品は『エグザムライ戦国』AKIRA、『クロックワーク・プラネット』ヴァイネイ・ハルター、『RErideD-刻越えのデリダ-』ジャキス・イヴェン、『禍つヴァールハイト -ZUERST-』アルノルト・シュバルツなどです。

フォージャー家の一員となったボンドですが、フォージャー家とはどんな出会いだったのでしょうか。フォージャー家が犬を飼うことにした理由やフォージャー家とボンドの出会い、ボンドという名前の由来を紹介します。

アーニャが人命救助したことにより、ステラ（星）を貰えることになりました。アーニャはそのご褒美として「犬さんが欲しい」と言い、フォージャー家で犬を飼うことになります。アーニャはダミアンが犬を飼っているという話を聞き、自分も犬を飼えばデズモンド家に行けるのではないかと思い、犬を飼いたいと言い出したのでした。

犬を飼うことにしたフォージャー一家は、WISEが手配した訓練した犬を見に行くことになります。しかしアーニャはもっと可愛い子がいいと言い、近くの譲渡会に行くことになります。そこでロイドはWISEから任務を言い渡され、アーニャをヨルに任せます。アーニャはすれ違った犬のことが気になり、犬を追いかけているうちにテロリストに捕まってしまいます。そこでアーニャを身を挺して庇ったのがボンドでした。

ボンドの名前の由来は、アーニャが好きなアニメ『SPYWARS』の登場人物・ボンドマンです。手足の先だけが黒い模様が、ボンドマンの手袋に似ているということでボンドになりました。アーニャがダミアンに犬を飼ったと報告したときはまだ名前を決めておらず、散歩で行ったドックランで他の犬の名前の由来を聞いて回っていました。

『スパイファミリー』のアニメ21話では、アーニャが大事にしていたペンギンのぬいぐるみに嫉妬したボンドが、ペンギンをめちゃめちゃにしてしまうという話がありました。そのボンドの嫉妬や表情が人気で、アニメ21話のボンドが好きというファンの声がたくさんありました。

ボンドがフォージャー家に迎え入れられるとき、とても嬉しそうな顔をしていました。またボンドは犬で、基本はタレ目で大人しい性格ですが、表情が豊かで言葉が話せなくても考えていることがわかります。そんなボンドはファンの間で人気となっています。

ボンドがフォージャー家の一員となったときのエピソードは涙なしでは見られないという声がたくさんありました。ボンドは悲惨な過去を経験しており、優しいフォージャー家に迎えられることを心から喜んでいました。

『スパイファミリー』に登場する白い大きな犬のボンドの活躍や過去、能力や声優を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。ボンドはただの犬ではなく、未来を見る能力があり、物語において重要なキャラクターであることがわかりました。今後『スパイファミリー』を見る際は、ボンドについても注目してみてください。