【幽遊白書】コエンマの大人の姿がイケメン?閻魔大王の息子の人物像まとめ
『幽遊白書』に登場するコエンマは、主人公浦飯幽助を霊界探偵にした張本人です。普段は赤ん坊の姿ですが人間界では長身のイケメン姿になったりと、不思議な存在感を持つキャラクターです。この記事では『幽遊白書』のコエンマについて、その魅力や能力を詳しく見ていきます。
目次
【幽遊白書】コエンマとは?
まずはコエンマのプロフィールなど簡単な人物像を解説します。幽助に仕事を振ったり、サポートをしたりと重要な役回りを持つコエンマとは、いったいどのようなキャラクターなのでしょうか。また、ここでは『幽遊白書』の作品概要、あらすじも紹介します。
コエンマのプロフィール
コエンマは『幽遊白書』で、主人公の幽助に霊界探偵としての仕事を与える立場にあります。赤ん坊の姿で常におしゃぶりをしており、体も非常に小さいのですが、14歳の幽助の50倍生きているため、700歳を超えるほどの長寿です。霊界での仕事も非常に忙しく、書類の束に次々とハンコを押している様子が見られます。
コエンマの父親は閻魔大王
コエンマは「閻魔大王Jr.」つまり霊界の支配者である閻魔大王の息子に当たります。閻魔大王は厳格で非常に強い力を持っており、その怒りは人間界においても火山の噴火や地震などを引き起こすほどです。コエンマも父親の存在を恐れており、宝が盗まれた際はとても慌てていました。
幽遊白書の概要
『幽遊白書』は1990年から1994年まで、「週刊少年ジャンプ」にて連載された漫画作品です。コミックス全19巻は5,000万部以上発行された大ヒット作品で、アニメ化や舞台化、ゲームなどメディアミックスも盛んです。2023年12月からはNetflixで実写ドラマ化も予定されており、『幽遊白書』は連載終了から四半世紀以上経過してもなお多くのファンに愛され続けています。
幽遊白書のあらすじ
14歳の不良少年、浦飯幽助はある日道路に飛び出した子どもを救おうとして命を落とします。しかしこの死は霊界にとっても想定外の出来事であったのだと、幽助は霊界案内人のぼたんによって知らされるのでした。そこで霊界の権力者コエンマは、例外的に幽助を生き返らせるべく試練を与えます。それは「霊界探偵」として妖怪が人間界で起こす事件を解決することです。ケンカ相手の桑原和真や事件を通して出会った蔵馬、飛影らとともに難敵、強敵へと立ち向かっていくのが『幽遊白書』の物語です。
【幽遊白書】コエンマの大人の姿がイケメン?人物像を考察
続いてはコエンマの人物像を深堀りしていきます。赤ん坊の姿であったりイケメンになったり、いつもおしゃぶりをくわえていたりと不思議なコエンマは、いったいどのようなキャラクターなのでしょうか。ここでは『幽遊白書』作中で見せた、コエンマの能力や魅力、その秘密などを詳しく解説します。
コエンマの大人の姿がイケメン?
コエンマは霊界では小さな赤ん坊の姿で大人びた喋りをしています。見た目が小さくかわいらしいので、幽助は最初コエンマを侮っていました。しかし、人間界では幽助を超える長身の、顔立ちが整った大人のイケメンに姿を変えて現れます。この時、額の「Jr」の文字と口にくわえたおしゃぶりはそのままなので、見た目とのアンバランスさが際立っています。コエンマは状況に応じて自分の姿も自由に変えられるようです。
コエンマの姿が変化する理由
コエンマが赤ん坊から大人のイケメン姿に変化するのはなぜでしょうか。実は『幽遊白書』原作では特に姿を変化させる理由が明言されていません。幽助たちもコエンマの変わりように最初驚きはするものの、その後は受け入れて接しています。そのため、はっきりとしたことはわかりませんが、コエンマが魅力的なイケメンの姿に変わるのは、人間界で動き回るのに赤ん坊の姿だと違和感があるからと推察されます。
コエンマの仕事
コエンマは幽助に霊界探偵としての仕事を与える役目を持っていますが、普段の仕事は何をしているのでしょうか。アニメでは大量の書類に次々とハンコを押すシーンもあり、多忙な様子が強調されています。本来、霊界の長は父親の閻魔大王であり、人間が死後に天国へ行くか地獄へ行くかを決めるのは閻魔大王の仕事です。しかしその不在時には、コエンマが代わりに閻魔大王の役目を果たしており、幽助への指示などを含めるとかなり多岐にわたって働いていることが分かります。
コエンマが受けることになった処罰
強い権力を持ったコエンマも、さすがに父親の閻魔大王に逆らうことはできません。コエンマに何か失態があれば処罰を受けることになります。閻魔大王が大切にしている三大秘宝が飛影たちに盗まれた際は、幽助の手によって無事取り戻せたものの、盗まれていたことが閻魔大王にばれてしまいます。コエンマはこの時「おしり百たたきの刑」と、子どもらしい罰を受けるのでした。
コエンマがおしゃぶりを付けている理由
コエンマは常におしゃぶりをつけていて、それは大人の姿になった時も変わりません。イケメンがおしゃぶりをしている姿は異様ですが、これには大きな意味があります。このおしゃぶりは長い年月をかけて霊気をため込むアイテムであり、コエンマはおしゃぶりの霊力を放つことで、超強力な防御技「魔封環(まふうかん)」を使うことができます。「魔封環」はS級妖怪すら閉じ込めることができるほど強力な技で、コエンマは過去に三度、『幽遊白書』作中では一度だけ使用しています。
コエンマの強さや能力
コエンマは直接的に戦う立場になく、その強さのほどは詳しく描写されていません。しかし、前項の魔封環は使用頻度は少ないものの最上位のS級妖怪すら封じ込められるなど、強い霊力を操れる存在であることは確かです。また、「暗黒武術会」では幻海の代わりに大将となり、幽助の勝利に自分の命を懸けるなど、強い胆力や信念も持っていることが分かります。
【幽遊白書】コエンマと他キャラの関係
続いて、コエンマと他のキャラクターとの関係性を見ていきましょう。霊界の権力者として強い立場にいるコエンマは多くの部下と接しています。ここではコエンマの人物像が垣間見える、部下たちとの関係性を中心に解説します。
コエンマとぼたんの関係
ぼたんは『幽遊白書』第一話から幽助の前に現れた、青い髪と明るい性格が魅力の霊界案内人です。幽助が霊界探偵となった後はその助手として働いています。コエンマは主にぼたんを通して幽助に解決させたい事件の内容を伝えます。コエンマはぼたんの直接的な上司として指示を出し、ぼたんはコエンマ様と敬いますが一方でフランクに話しかけるシーンもあります。二人は上司部下としての信頼関係は築けているようです。
コエンマとあやめの関係
あやめは黒い着物を着た、大人びた風貌が魅力の女性で、ぼたんの後輩にあたります。ぼたんと同様霊界案内人で『幽遊白書』後半に登場したコエンマの部下ですが、戸愚呂の過去を調査する仕事などもしています。明るい性格のぼたんと比較すると冷静に淡々と仕事をこなすタイプです。しかし、コエンマが閻魔大王を罷免しなければならなくなり落ち込んでいた際は、あやめはコエンマを元気づけようとやさしく声を掛けます。単なる上司と部下ではない、親しみを持っていることがうかがえます。
コエンマとジョルジュ早乙女の関係
ジョルジュ早乙女はアニメ版『幽遊白書』に登場するキャラクターです。角を一本生やした青鬼で、コエンマのそばに使えている描写が多く、コミカルなやり取りが印象的です。霊界には多くの鬼などの部下を持つコエンマですが、ジョルジュ早乙女は要所要所で存在感を発揮します。コエンマに付き従いながらも時々無遠慮に接する様子は、どこか憎めないキャラだとアニメ版のファンに好評です。
【幽遊白書】コエンマの声優
ここからは『幽遊白書』アニメ版で、コエンマ役を演じた声優とそのプロフィール、代表的な出演作品を解説します。赤ん坊からイケメンの大人姿になったり、仙水戦などで活躍を見せたりと魅力的なコエンマを演じたのは、いったい誰なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
コエンマの声優は「田中真弓」
アニメ『幽遊白書』でコエンマを演じたのは、超人気声優の田中真弓さんです。快活な少年役を多く演じ、人気作品の主人公や主要キャラを務め、長年第一線で活躍を続けています。『幽遊白書』ではコエンマ役で最初から出演しており、映画版やゲーム版でも同様に声を当てています。次に田中真弓さんのプロフィールと『幽遊白書』以外の主な出演作品を紹介します。
田中真弓のプロフィール
- 名前:田中真弓(たなかまゆみ)
- 誕生日:1月15日
- 出身地:東京都
- 所属:青二プロダクション
田中真弓さんは青二プロダクション所属の女優、声優です。1978年のデビュー以降、数多くの人気アニメ作品に出演しており、40年以上第一線で活躍し続けています。『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィや『ドラゴンボール』のクリリン、『天空の城ラピュタ』のパズーなど超有名作品の主役や準主役級の少年キャラを務め、長年多くのファンに支持を得ています。
田中真弓の主な出演作品
田中真弓さんの『幽遊白書』以外での主な出演作品の主要キャラは、『ダッシュ勝平(坂本勝平)』、『ドラゴンボール(クリリン、ヤジロベー)』、『魔神英雄伝ワタル(戦部ワタル)』、『南国少年パプワくん(パプワくん)』、『とっても!ラッキーマン(ラッキーマン/追手内洋一)』、『ONE PIECE(モンキー・D・ルフィ)』などです。そのほかテレビ番組『クイズ!ヘキサゴン』のナレーションや『おーい!はに丸』のはに丸役などアニメ作品以外の出演も多岐にわたっています。
【幽遊白書】コエンマに対する世間での評判や人気
『幽遊白書』のコエンマに対する反応として、大人のイケメン姿に変化する驚きや、おしゃぶりはくわえたままというシュールな光景に言及する内容が目立ちます。すらりとした長身でおしゃぶりをくわえた姿に魅力を感じている感想も多く、ギャップが取りざたされています。
コエンマと他キャラとの関係も注目されています。コエンマにあやめが優しく声をかける終盤のシーンを名シーンとして挙げる意見や、アニメオリジナルキャラであるジョルジュ早乙女との印象深いやり取りについて触れる意見も多いようです。霊界で閻魔大王に次いで強い権力を持つコエンマですが、部下とのほのぼのシーンがあるのも『幽遊白書』の魅力の一つです。
コエンマのおしゃぶりは単なるギャグではなく「魔封環」という強力なアイテムであるという設定に言及する投稿も多く見られます。重要アイテムなので実写化する場合ビジュアルに違和感が生じ浮くのではという意見もありますが、おしゃぶりはコエンマを語る上で外せない重要アイテムとなっています。
【幽遊白書】コエンマの大人の姿がイケメンで魅力的だった
『幽遊白書』で幽助に霊界探偵としての仕事を命じ、霊界で重要な役割を果たすコエンマは赤ん坊から大人に姿を変えられる不思議なキャラクターです。トレードマークのおしゃぶりも重要な意味を持ち、一見頼りないようでいざという時にはかっこいい魅力的な一面も持っています。コエンマはバトルだけが『幽遊白書』の醍醐味ではないことを教えてくれる、貴重なキャラです。
この記事のライター
PP西村
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